数多の文学作品に登場してきた「団子坂」沿い、しかも駅徒歩1分の好立地に暮らせるなんて。マンション11階からエリアを見渡せば、まるで時間の展望台。この坂を上っていく、いつかの森鴎外の背中だって見えそうな気がする。
文京区千駄木(千駄木駅徒歩1分)
1LDK
/ 45.51㎡
/ 4,990万円
駅徒歩1分って 本当ですか?

本当なんです。ご紹介する物件は「千駄木」駅から徒歩40m、「団子坂」沿いに佇むマンションの最上階(11階)。共用廊下からは本駒込方面まで続く坂道を気持ちよく見渡すことができますよ。
cowcamo
魅力炸裂の 住戸内へ

左・玄関には背の高い収納がふたつ備わっています。廊下がほとんどなく、すぐ横にLDKの扉が。/右・LDKに入ると、まず洗面化粧台が迎えてくれるユニークな間取りです。効率的&衛生的でいいですね! 白いタイルが空間のアクセントにもなってくれそう。
ま、眩しい

LDKは約13.3帖の広さです。南側には最上階らしく斜めになった窓があり、太陽光をふんだんに取り込んでくれます。窓辺の陽だまりはペットの特等席になりそうですね♡

壁の一部には明るいグレーのアクセントクロスがあしらわれています。写真左手前のガラス扉から、バルコニーへ出てみましょう。
ぎゅぎゅっとブルースカイ

バルコニーはだいぶコンパクトなので、換気用だと思っておいた方がいいかも。日当たりはとっても良好ですよ。
cowcamo
マンションの東側を不忍通りが走っており、車の音は若干聞こえてきます。個人的にはうるさいというほどではないと感じましたが、この点は現地にてお確かめください。
LDKに戻って

左手に先ほどの洗面化粧台があり、中央のドアの向こうにバス・トイレが。そしてベッドルームへは、キッチンの奥に見えているドアからアクセスします。
cowcamo
LDKの中に生活動線(廊下)を飲み込んだような間取りなので、くつろぐスペース自体はそこまで広くないと考えておくのがよさそう。でも、壁が少ないおかげで明るく開放的なのは魅力ですね〜!
しっかり者キッチン そして……

左・おひとりorおふたり暮らしに適したサイズの物件ですが、キッチンがしっかり食洗機完備なのはうれしい驚きです◎/右・観葉植物のあるところが冷蔵庫置き場。家電ラックはスリムなものなら置くことができそうです。それでは引き戸を開けてベッドルームへ……
ままま、眩しい

朝寝坊を許さない、南東向きの眩しいベッドルームです。広さは約4.1帖。壁が傾斜しているので天井がやや低く感じるかもしれませんが、寝室として使うなら困ることはなさそうです。
cowcamo
傾斜窓って特別な感じがしてテンションが上がります♡ ちなみに、寝室からはスカイツリーがよく見えましたよ!

左・振り向いてパシャリ。洋室とキッチンの間に、扉のないセミオープンなウォークインクローゼット(WIC)が備わっています。/右・WICは可動棚付きで収納力高め。おひとり分の衣類なら問題なく収納できそうです。
最後に水まわりをチェック

LDKのドアを開けると、まずは洗濯機置き場と収納棚のあるランドリースペースが。その左右に、バスルームとトイレが配置されています/左・浴室乾燥機完備のバスルーム。/右・ボタニカル柄のクロスをあしらったトイレ。
「団子坂下」交差点の スリムなマンション

左上・建物全景はこちら。1982年築・総戸数29戸のマンションです。直近では2023年に大規模修繕工事を実施しており、清潔感のある状態でしたよ。/右上・エントランスは団子坂に面したところに。/左下・駐輪スペースや集合ポストの先にエレベーターがあります。オートロックはありませんが、管理人さんが週4日体制で勤務されています。/右下・11階にあるのは、ご紹介の住戸ともうひとつの住戸のふたつのみ。プライベート感は高めと言えそうです。
cowcamo
建物の1〜2階には、テナントとして飲食店やヨガスタジオなどが入居しています。1階のカフェは特にお世話になりそうな予感……
この周辺環境は 歩きたくなるはず

左上・「千駄木」駅からは東京メトロ千代田線で「大手町」駅まで9分ほどでアクセス可能。「日暮里」駅まで12分歩けばJR山手線も利用できます。/右上・団子坂の「森鴎外記念館」は、鴎外が30年にわたって過ごした住まいの跡地にあります。併設のおしゃれなカフェにも注目です。(徒歩3分)/左下・“谷根千エリア” 名物の「谷中銀座商店街」も徒歩圏内。写真は、ノスタルジックな夕焼けが見られるスポット「夕焼けだんだん」です。(徒歩8分)/右下・マンション1階の「Fwatty Cafe(フワッティーカフェ)」にてランチをいただきました♡ 落ち着ける喫茶店がすぐ下にあるのっていいですね。

カウカモ編集部より
坂の下を進めば人気の「谷中エリア」もすぐそこ……いや、本当に本当に自慢できる立地だと思います。
不忍通りの交差点が近いので車の音は若干聞こえてきますが、駅が近い便利さを考えれば気にならなくなりそう。マンション11階から見渡す団子坂は気持ちいいですよ〜! 傾斜天井の斜めになった窓が、最上階らしい特別感を醸し出して、暮らしのテンションを高めてくれること間違いなしです。
変形で天井の低い部分もあり、決して広々・余裕たっぷり、という物件ではありません。ですが、それでもなお溢れ出る魅力と太陽光!ぜひ、谷根千エリアや日本文学を愛するかたに届いてほしい住まいです。おひとり+相棒ののんびり暮らしにピタリとハマるような、そんな予感がしますよ。
「団子坂」は森鴎外や夏目漱石、江戸川乱歩など、多くの作家の文芸作品に登場したり、平塚らいてうたちによる「青鞜社」発祥の地があったりと、文芸好きにとって心震える坂道です。
ちなみに名前の由来は、昔は坂の下にお団子屋さんがあったから……の説が有力だそう。坂の下って、まさに物件のあたりカモ?