今回の舞台は “護国寺エリア”

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駅名の由来でもある「護国寺」は、徳川綱吉の母である桂昌院の命によって建立された寺院です。山門からまっすぐ伸びる広い通りが 、この街のメインストリート「音羽通り」です。

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左上・音羽通り沿いにある東京メトロ有楽町線「護国寺」駅出口には、ひときわ存在感のある「講談社」旧本社ビル。現在の本社ビルは隣にあり、音羽グループが集結しています。/右上・おなじく音羽通りに面する故鳩山一郎氏によって建てられた私邸「鳩山会館」。戦後政治を動かした数々の会談が行われてきた舞台。現在は一般公開されており、一見の価値アリですよ。/左下・元来この辺りは将軍由来の敷地が多く、格式高い土地柄だったそう。その広大な大名屋敷跡地は、現在各種学校へと変わっております。こちらはそのひとつ「筑波大学附属中学校・高等学校」。/右下・もうひとつ「お茶の水女子大学」とその附属の幼稚園から高等学校まで。この地域を “文教エリア” に押し上げた有名学校たちです。

「音羽通り」沿いに建つマンション

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「護国寺」から並木道がまっすぐ伸びる「音羽通り」を歩くこと約4分で到着。1階には「三井住友銀行」とクリーニングの「白洋舎」が入っています。

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左上・重厚な門扉で格式を感じるエントランス。/右上・オートロックのあるエントランスの前には管理人室があり、朝7時から夕方5時まで管理人さんがいらっしゃいます。取材者である私のような外部者には、キチンとお声がけくださいました。/左下・エントランスを抜けたロビーではクリスマスツリーが迎えてくれます。きれいに清掃されていて好印象。奥に見える黒い扉がエレベーターです。/右下・所在階の共用外廊下。こちらは「音羽通り」側ですので、車の行き交う音が聞こえます。

売主さま

こちらは昭和57年に建てられたマンションなのですが、管理体制が良好で非常にきれいに保たれております。管理人さんはキッチリお仕事をされる方で、清掃も隅々まで行き届いていますよ。具体的なことは未定ですが、そろそろ大規模修繕工事を行う予定です。

エレベーターホールからすぐ近く
さっそくお邪魔します!

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左・玄関扉を開けると、中はスッキリとした玄関スペースです。/右・下足入れは扉3枚分の収納量で、お子さまがいらっしゃるご家庭でも充分な大きさ。

玄関から見て右手には
主寝室におすすめの洋室A

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共用廊下に面した窓のある、約5帖の洋室A。ダークブラウンのアクセントクロスが空間をひきしめています。

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壁一面のクローゼットは、お洋服などをたっぷりと収納してくれます。「音羽通り」側に面していますが、夜の交通量はそんなに多い地域ではないので、騒音で眠れない! なんて心配はいらないかなと思いますよ。

玄関から見て左手には水まわり

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左・コンパクトにまとまった水まわり。正面の木目の扉の先は・・・/中央・トイレでした。こちらもダークブラウンのアクセントクロスでシックな印象に。/右・落ち着いた木目調のユニットバスは、ゆったりくつろげそうな広さです。浴室換気乾燥機も完備。

ではLDKへどうぞ

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手前にキッチン、奥にリビングダイニングが広がる約14帖半の広さです。横に見える扉の方へ進みましょう。

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窓に面していない約4帖のサービスルーム。荷物が多い方でしたら、納戸として丸ごと収納スペースにしてしまうのもアリ。書斎や趣味のお部屋、または光を遮ることができるので、シアタールームにしてもいいですね。

LDKに戻り
気になるキッチンからチェック

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幅約2mのシステムキッチン。収納部分はすべて引出し式なので、取り出しやすく収納力も◎ 。後ろに冷蔵庫置き場があります。

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キッチンでお料理をしながら、お部屋を見渡すとこんな感じ。対面式キッチンなので、リビングダイニングにいるご家族を見ながらもお料理できますね。

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左・北東向きの窓は、コーナーサッシになっていて、朝日が差し込みます。「音羽通り」とは反対側ですので、とっても静か。/右・窓から見た景色がコチラ。部分的には向かいのマンションが正面にありますが、その横に余白があるため圧迫感はありません。奥には筑波大学附属中学校の校舎や緑が見えますよ。

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LDKを見返すとこんな感じ。リビングダイニング部分だけだと約12.3帖の広さです。凹凸のあるエコカラットを使ったアクセントウォールには、間接照明が仕込まれていて光の陰影が美しいですね。

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扉を閉めると、洋室Cは独立した居室として使えます。クローゼットがあり、バルコニーに面した明るいお部屋です。

洋室Cからバルコニーへ

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正面の景色はコチラ。リビングの窓がコーナーサッシなので、ガラスを通して景色が横に広がります。技アリって感じですね。

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コンパクトなバルコニーですが、奥行きは深め。お洗濯物を干すには充分な広さですよ。こちらのバルコニーからは、有名建築家・故菊竹清訓氏の自邸で名作の「スカイハウス」をご覧いただけます。左のお写真にチラリと映っていますよ。

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最後にもう一度、お部屋全体を見てみましょう。北東向きですが、窓面積が大きいのでちゃんと光が差し込んできますよ。

売主さま

洋室Cの扉を引き戸にすることで、シーンにあわせてリビングを拡張してお使いいただけます。サービスルームを大きな収納スペースとすれば、さらにスッキリお使いいただけると思いますよ。DINKSの方々はもちろん、お子さまがいらっしゃるファミリーの方にもお住まいいただけるようにとプランニングいたしました。

音羽通りから目白通りにかけて建ち並ぶ
美味しいお店をご紹介

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左上・大正初期に創業した和菓子店「群林堂(ぐんりんどう)」。文豪が愛した大きな豆大福は “東京三大豆大福” のひとつです。朝から長蛇の列で午前中には売切れることが多いそうですが、ご近所なら買える可能性も高いですね! /右上・チャバタやフォカッチャなど伝統的製法で作る本格的なイタリアパンの店「Pane&Olio(パーネ エ オリオ)」。パンにあうオリーブオイルも揃っています。/左下・一等米のみを使用するなど良質な食材にこだわったおにぎり専門店「ぼんたぼんた」がプロデュースしたカフェ「ごはん茶々」。カフェといっても美味しいお米とおかずを “満腹” にいただけるボリュームが魅力です。/右下・温かい雰囲気のフレンチレストラン「Bistro Le Soleil(ビストロソレイユ)」は本格的ながらもリーズナブルにいただけるランチが人気です。

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現在? 将来? の子育て環境を考えると、治安がよく文教地区であるこちらはオススメの立地。「護国寺」からまっすぐ伸びる「音羽通り」は、並木が美しく歩きやすい道です。少し入ると有名な国立の附属学校が並んでおり、是非とも子どもを通わせたいなぁなんて思っちゃいます。警備の方も多く、安心して住まうことのできるエリアですね。驚くのは「音羽通り」から1本横道に入るだけで、静かな住宅街になっていること。今回ご紹介する物件も、リビングは住宅街側を向いていますので静かな環境なのです。

そもそも山手線の内側、池袋寄りに位置する「護国寺」は、東京や新宿・渋谷へも約20分以内で通勤・通学が可能なエリア。池袋までは地下鉄で約5分、少し頑張れば歩いていけちゃう距離です。だからもっと価格が高いのかと思えば案外お手頃・・・!? だとすれば、どんなエリアへもアクセスしやすい山手線内側はオススメですね。

住戸は約65.21㎡とほどよい広さですが、引き戸を開放すれば約20帖のLDKにできたり、閉じれば3LDKで居室が3つ取れたりと、ライフプランにあわせて変化させることができます。都心ライフを求めながらも都会の喧騒はちょっと・・・という方など、歴史ある由緒正しいエリアで “静かな都心ライフ” を検討してみてはいかがでしょうか?

取材・文・撮影:cowcamo