売主さまのご紹介

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Iさま

「麻布十番」の街の魅力に惚れ込み、このエリアに長く暮らしているという設計士の売主さま。今回はご自身で設計された思い入れのある住戸を、勤務地の都合から手放すことに。バラエティに富んだエリアと、こだわり抜いた内装の魅力をたっぷりとお伺いしました。

国際色が豊かな 「麻布十番」

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左上・最寄りは東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅。各国の大使館が多いエリアということから、国際色豊かな街として知られています。(徒歩1分)/右上・「OSTERIA dieci(オステリア ディエチ)」は、現地で腕を磨いたというシェフが手がける、イタリアミラノ料理のレストラン。わんちゃんと一緒の入店も可能です♡(300m 徒歩4分)/左下・レストランを併設のパン屋「pointage(ポワンタージュ)」。2種類あるミルクフランスは、1日500本売り上げることもあるという人気ぶり。(190m 徒歩3分)/右下・材料にこだわったハンバーガーが魅力の「AS CLASSICS DINER(エーエスクラシックスダイナー)」。味もボリュームも◎ で、お腹も心も満たされます。(1.0km 徒歩13分)

駅徒歩1分の好立地!

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今回ご紹介するのは、なんと「麻布十番」駅から徒歩1分という駅近のマンション。多種多様な商店が並ぶ「麻布十番商店街」内に建っています。

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こちらは2019年7月現在、築44年のマンションです。タイル貼りの外壁や、アーチがかった窓の意匠など、その時代を連想させるレトロで雰囲気ある外観が特徴的です。1階には人気のイタリア料理店が入居していますよ。

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左上・オートロックのエントランス。/右上・マンション敷地内には、鍵付きの駐輪スペースが。現在売主さまが1台分使用されており、ご希望の方にはこのまま引き継ぐことも可能とのこと。フットワークがより軽くなりますね。/左下・クラシカルな雰囲気の共用ロビー。正面の管理人室には週6日、7:30〜11:30に管理人さんが勤務されています。/右下・ご紹介の住戸はマンション最上階、8階に所在しています。同階にあるのは2住戸のみで、プライベート感がありますよ。

それでは期待を胸に お邪魔します!

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左・扉を開けると、太陽の光が注ぐ明るい玄関がお出迎え。/右・玄関には下足入れを設けていません。というのも、現在置かれているアンティーク家具を配置したかったからなのだそう。無駄がないシンプルな空間なので、どんな家具も似合いそう!

近代的な異空間!

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室内へ一歩足を踏み入れると、思わず「わー!」と歓声を上げたくなるほど開放的な空間が広がります。共用部との素敵なギャップに、さっそく胸が高鳴りますね。

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奥へと進み、室内を一望。LDKは約12帖とのことですが、帖数以上の広さに感じられました。

売主さま

今回のリノベーションでは、天井の躯体を現し、フローリングを剥がして床を下げる工事を行いました。そうすることで、住戸内の一番高いところでは約254cmもの天井高を確保しています。また専有面積を無駄なく活かすために、扉と廊下スペースを極力設けない設計をしています。限られた空間ではあるものの、帖数以上の広さを感じていただけますよ。

スタイリッシュな オールステンレスのキッチン

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内装のアクセントにもなっている、存在感のあるオープンキッチン。向かいに備わったカウンタースペースは、ホームパーティーのときや忙しい朝など、何かと便利に活躍してくれそう♡

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キッチンはサンワカンパニーの「グラッド45」を採用しています! デザイン性の高さと、手入れのしやすさが特徴です。

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ワークトップが広く、調理も捗りそう♪ 天板には、傷を目立ちにくくしてくれるバイブレーション仕上げが施されています。

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左・洗面スペースはキッチン横の奥まったところに。右手扉の先にはトイレがあります。左側の折れ戸を開けると....../右・中には冷蔵庫置き場と収納スペースが。室内に生活感を生まない、画期的な動線です。

売主さま

インターフォンの受話器やテレビモニターなど、室内設備は全てこの扉の中に集結させています。ささやかではありますが、こだわったポイントのひとつです。

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左・続いてトイレを見てみましょう。シンプルなタンクレスで、お掃除がしやすそう。/右・向かいのカーテンを開けると、なんと洗濯機置き場が隠れていました! 内装が家電のデザインに左右されることのない、流石の配慮です。

お待ちかね! スケルトンのバスルームへ

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左・いよいよ、こちらの住戸1の特徴ともいえる、スケルトンのバスルームへ。コロンとしたフォルムが可愛い、深めの浴槽が採用されています♡/右・バスルーム右手側は一面鏡。そのおかげもあって、コンパクトなスペースでも閉塞感はありませんでした。

売主さま

床のモルタル素材には防水加工を施しています。水はけがよく、掃除も楽々できますよ。

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一見隠してしまいがちなバスルームですが、これならみんなに自慢したくなりますね! 昼間は日差しを感じてリフレッシュ、夜は明かりを落としてゆったりと、時間帯によって異なるバスタイムが楽しめそう。

約3.0帖の小上がりスペース

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バスルームの奥には、南向きの掃き出し窓に面した洋室が。こちらには6箇所も床下収納が備わっています。

売主さま

床下収納を作ったのも、スペースを有効的に使うための工夫です。寝具からオフシーズンの衣類まで、たくさん収納できますよ。

掃き出し窓からバルコニーへ

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バルコニーからは、隣に建つビルを望みます。しかし、眼下にマンションの駐輪場を挟んでいるため日差しが遮られることはなく、風通しも良好です。

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奥行きは浅めですが、横幅はたっぷり。じつはLD(リビングダイニング)側にもうひとつバルコニーがあるのですが、お洗濯物はこちら側に干すのがオススメ。道路に面していない上LDKからも視界に入りにくく、来客時も気兼ねなく干していられますよ。

オススメのアングルで♡

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売主さん一押しのアングルからパシャり。室内をひと続きで見られる、ここからの眺めが好きなんだそう。各スペースを分ける段差が、空間を額縁のように縁取っています。まっすぐな縦のラインが際立ちますね。どこから見ても絵になる風景......♡

再びLDへ

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メインの収納は右手の折れ戸の中に。深い奥行きと天井までの高さが確保され、収納力は◎ 便利なハンガーパイプも備わっていますよ。

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左手の掃き出し窓は西向き。午後は陽の光が、眩しいくらいに室内を照らしていました。

売主さま

窓が多く日当たりもいい住戸位置なので、冬場は暖房を入れなくても暖かく過ごせます。また、今回照明とエアコンはこのままお付けしてお引き渡しいたします。

さあ メインのバルコニーへ!

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駅近なのに、この開放感! 最上階の恩恵ですね。右手奥には「六本木ヒルズ」の姿が♡ これは夜景も期待できそう。

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こちらのバルコニーは奥行きも横幅も広々サイズ! 特に横幅は、2枚の掃き出し窓よりもさらに奥へと続いてます。

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大通りに面していないということもあって、外に出ても静かな環境でした。

売主さま

眼下にある「麻布十番商店街」は、毎年8月に開催される「麻布十番 納涼まつり」の会場になります。たくさんの出店が連なり、多くの人で賑わいますよ。その時期になると友人を家に招き、お祭りを上から眺める、この家ならではの楽しみかたを満喫しています。

最後にディティールをご紹介♡

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左上・売主さまが特にこだわったという、トグルスイッチ。 中々手に入らなかったそうで、材料を自ら集め造作されたのだそう! レトロな操作感がたまらない....../右上・特に目を惹いたのが、インテリアの一部かと見紛うほど美しいアーチを描いた、天井の配管。じつは設計図を書かずに施工屋さんと二人三脚で造作したのだそう。設計の専門知識がある売主さまだからこそ、実現できた意匠です。/左下・壁のタイルと同じ形に型取られた、バスルームの収納スペース。さりげない遊び心にキュンとします。/右下・玄関ホールとLDKとの段差はたった10cmほど。これが空間を分けるのに効果的。住戸内の床はモルタルとプラスチック製のPタイルがメイン。手入れがしやすいのも魅力です。

地域に根付いた暮らし方

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左上・「麻布十番商店街」には、飲食店だけでなく100円ショップや薬局など、暮らしに寄り添ったお店も揃います。(徒歩1分)/右上・1901年創業の老舗のたい焼き屋さん「浪花家総本店」。パリッとした薄皮に、ほどよい甘さの餡がぎっしりと詰まっています。(270m 徒歩3分)/左下・天然温泉「竹の湯」。まさか「麻布十番」で温泉に入れるなんて! 予想外のうれしさです。(600m 徒歩8分)/右下・最寄りのスーパーは「成城石井 麻布十番店」。24時間営業なので、帰宅が遅くなったときも安心。(160m 徒歩2分)

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カウカモ編集部より

今回ご紹介するマンションは “麻布十番エリア” の中心、2丁目に位置しています。その上、駅からは徒歩1分という好立地。まずこの条件だけでも、購入の決め手となってしまいそう。


最寄りの「麻布十番」駅には、東京メトロ南北線と都営大江戸線の2路線が乗り入れています。「新宿」や「上野」などのターミナル駅へ出やすく、交通アクセスは◎ また「六本木」や「青山」などの賑やかなエリアへもほど近く、ショッピングや遊びに、より取りみどりの環境が整っていますよ。


そんな都心に位置していながらも、落ち着いた雰囲気を持ち合わせているのが「麻布十番」のいいところ。その理由のひとつとして、周囲には世界各国の大使館が多く、警察のパトロールが頻繁に実施されているということが挙げられます。


また「麻布十番商店街」の治安維持のため、各店舗の営業時間などをはじめとする条例がいくつもあります。グローバルで都会的な一面と、昔ながらの下町らしさが上手く調和した、生活しやすい住環境に恵まれていますよ。


マンションは1975年竣工。年数はそれなりに経過していますが、平成26年に大規模修繕工事、平成22年に排水管更新工事、平成19年にエレベーターリニューアル工事など、必要なメンテナンスがしっかりとされてきました。それでいて、マンション全体の借入金がないのは良好な管理体制だからこそ。


また、こちらのマンションでは、事務所利用とペットの飼育が可能です。どちらも細則がありますが、暮らし方の選択肢が広いというのはうれしいポイントですね。


ご紹介の住戸は最上階の8階に位置しています。同フロアには2住戸しかなく、プライベート感がありますよ。クラシカルな玄関扉を開けると、世界が一転。設計士をされている売主さんならではの工夫が随所に効いた、オリジナリティ溢れる内装に仕上がっています。


特に印象的なのが、専有面積を無駄なく使った間取りと、素材や段差で変化をつけた内装の豊かさ。今までたくさんの物件を見てきましたが、設備や配置のひとつひとつに意味を持ち、暮らしやすさもデザインも、ここまで余すことなく考え抜かれた内装は初めてかもしれません。リノベーション工事では変えられない住戸位置や、梁や柱までをも上手に活かし、見れば見るほど「流石!」としか言いようがない仕上がりでした。個人的に、今回の取材を担当できたのは運がよかったとまで思っています♡


とにかく、この住戸の魅力はぜひご自身の目で確認していただきたい......!


こんなにも売主さまのこだわりと愛が詰まった住戸ですが、今回はお仕事都合上、泣く泣く手放すことを決断されたそう。この土地の魅力と、唯一無二の内装を楽しんでいただける方へ。記事に書ききれなかった魅力がまだまだあります!


一点、 売主さまは現在居住中なので、内見日は調整させていただく可能性がございます。 皆さまからのお問い合わせ、お待ちしております!

writer / editor:野原 茂香