ごきげんよう「目白」

写真

左上・最寄りはステンドグラスの装飾が美しいJR山手線「目白」駅(徒歩4分)。天井が高く、個人的には山手線の駅舎の中で一番ときめきます。周辺には徳川家由来の「徳川黎明館」や「旧近衛邸のケヤキ」などがあり、古くから有力者が住んできた歴史ある土地柄です。/右上・皇族や名家のご子息が通うことで知られる「学習院」が駅前にあり、緑がある落ち着いた街の雰囲気を象徴しています。女子大生たちのキューティクルが眩しい。(300m 徒歩4分)/左下・街の雰囲気に合ったおしゃれな商業施設「TRAD MEJIRO(トラッド目白)」が駅前に。選び抜かれた食材が揃う「クイーンズ伊勢丹」や飲食店、フラワーショップなどが入っています。(300m 徒歩4分)/右下・コチラは無料で解放されている、本格的な回遊式庭園「豊島区立目白庭園」。物件から徒歩わずか2分の距離です♡ お庭がわりに通えちゃいます。(150m )

ごきげんよう マンション

写真

閑静な住宅街を歩くこと4分、ブラウンのレンガ調タイルをまとった、地上3階建ての低層マンションに到着です。

売主さま

こちらは1989年竣工、総戸数14戸のマンションです。2018年に大規模修繕工事を実施したばかりで、とてもきれいな状態ですよ。

写真

左上・エントランスゲートにはバラが丁寧に巻き付けられていました。ちょっと見づらいですが、右手にはクラシカルなデザインの門灯が立っていてキュンとします。/右上・深緑色のドアを押し開けて、オートロックのあるホールへ。木製の集合ポストの向こうに管理人室があり、巡回形式で管理人さんが勤務されています。/左下・石張りのシンプルな共用ロビーです。奥には、まるでスポットライトを浴びたような鉢植えたちの姿が……?/右下・光の射す方へ進んで見上げると、上部は吹き抜けになっており、ガラス張りの三角屋根まで視線が抜けて行きます。折しも正午近く、太陽光がフルボリュームです! 眩しさのあまり写真が見づらくてすみません。

cowcamo

共用ロビーの一部が、ささやかなアトリウムになっているんですね。開放感があって気持ちいい〜!

売主さま

共用廊下はホテルのような内廊下仕様ですが、吹き抜けを囲んでいるおかげでたっぷり光が入って明るいですよ。

ごきげんよう 住戸

写真

左・エレベーターで、最上階である3階へやって来ました。ご紹介するのはこちらの角住戸です。ゴールドの装飾が入った玄関扉も、ホテルライクな雰囲気がありますね。/右・ガチャゆったりした玄関の左手にはシューズボックス、廊下に上がってすぐの場所には、折れ戸付きの収納が備わっています。まずは右奥に見えるガラス入りのドアを開けてLDKへ進みましょう。

約16.8帖のLDK

写真

バルコニーに面した北西向きの窓から、優しい光が入ってきます。床はカーペット敷きの柔らかい足触り。さりげなく折り上げられた天井に、エレガントさが漂います。

写真

LDKの壁の一部には、ほんのり光沢感あるチャコールグレーのアクセントクロスがあしらわれています。ピクチャーレール付きですので、ディスプレイのようにお気に入りのアートを飾ることができますよ。エアコンは埋め込み式がセレクトされていて、室内をすっきりと見せてくれています◎

売主さま

室内の家具は暮らしの参考にしていただくためのディスプレイですが、エアコンと照明器具は物件に付属いたします。

ごきげんよう ブルースカイ

写真

バルコニーに出てみました! 視界はお向かいの建物と青空とのハーフ&ハーフといった感じ。周辺は低層住居専用地域に指定されているため背の高い建物はありません。圧迫感が無いビューを楽しめますよ。

写真

こちらの北西向きバルコニーはあまり大きくないので、洗濯物を干す時は後ほどご紹介する北東側の物を使うのがいいかも。そう、この物件にはバルコニー がふたつあるのです♡

LDKに戻って

写真

部屋全体がシックな色合いでまとめられていて、大人っぽく優しい雰囲気ですね。左手には折れ戸2枚分の大きなクローゼットが備わっています。開けてみると奥行きたっぷりで、中で4人並べるくらいの頼もしい大きさでした。

cowcamo

カウンターの向こうの、キッチンが気になる!

ゆとりあるオープンキッチン

写真

ジャジャン、食洗機完備のシステムキッチンです。カウンタートップは人工大理石、腰壁にはぐるりとステンレスが張りめぐらせてあり、お手入れしやすそう。カウンターの向こうには、この後チェックする水まわりへのドアがのぞいています。

売主さま

快適にお住まいいただけるよう、キッチンや水まわりの設備にはグレードの高いものを採用しました。キッチンは作業スペースも広めに取られていますので、お料理の時間をゆったり楽しんでいただけるかと思います。

写真

左・キッチン背後には、カップボードや家電ラックを並べられるスペースも。観葉植物のある場所には冷蔵庫がちょうど収まりそうですね。そして、その右手のドアを開けると……/右・三面が可動棚になっているパントリーです。うーん、たっぷり収納できそう! ちなみに右手の戸を開けると給湯器置き場が。

それでは水まわりへ

写真

左・同じくシックな色合いでまとめられた洗面化粧室。奥の壁には細かいタイルがあしらわれています。大きな鏡をパカッと開けると収納になっているので、ゴチャゴチャしがちな洗面グッズも上手にまとめることができそう。/右・バスルームはちょっぴり余裕を感じる1418サイズ。浴室乾燥機を完備しています。

廊下に戻って

写真

左・LDKから廊下に出たところ。左手には照明付きのニッチカウンターが設えられ、お花やインテリアを飾ってくれと言わんばかり♡ 奥に見えるふたつの洋室へ行く前に、その右手前にある、トイレをご紹介せねばなりません。/右・バーン!(トイレに使う効果音じゃないかもしれませんが)想定外の広さにびっくりしてしまいました。可愛いブラケットライトに、コンパクトでスタイリッシュな手洗い器付き。両手で新聞を広げても、壁にぶつかることは無いでしょう。のんびりくつろげそうな空間です。

約6.7帖の洋室A

写真

廊下の突き当たりにある洋室Aへやって来ました。北東向きのバルコニーに面した掃き出し窓があって明るいです。そして、入った瞬間に感じたのは『あれっ、天井が高い!』ということ。

写真

左・洋室Aの天井は、梁を境にやや傾斜している造り。並んでいる収納も、それに従って高さが変化しているのがちょっと可愛い。/右・収納オープン。温もりある木の質感です。

cowcamo

天井高はいちばん高いところで約2.5m、窓際のいちばん低いところでも約185㎝ほどあり、圧迫感は感じませんでした。天井がナナメなのは最上階ならでは。個人的には、ちょっと特別感を感じちゃいます♪

再びごきげんよう ブルースカイ

写真

洋室側のバルコニーに出てみました。こちら側も背の高い建物は見られず、のびのびと空を眺めることができます。

写真

北東側は、洋室A〜Bにまたがっているワイドなバルコニーです。奥行きはあまりありませんが、この横幅があれば大きな物でも並べて干せそうですね。

約5.3帖の洋室B

写真

左・お隣の洋室Bも、傾斜天井です。バルコニーに面した掃き出し窓の高さは約150㎝。アクセントとしてカーテンボックスが濃いグレーに塗られているのがポイント。/右・おひとり分の衣類がちょうど収まりそうな、ややコンパクトなクローゼットが備わっています。

もうちょっとだけ 語らせてください

写真

左上・廊下から、LDKと洋室Bのドアを開けて眺めたカット。天井の高さの変化が伝わりますでしょうか? 何が言いたいかというと、洋室の天井高は廊下より高い、ということなのです。/右上・玄関正面の壁の一部は板貼りになっており、木目が温かみある印象。こちらにもピクチャーレールが付いています。/左下・洗面化粧台のタイルにズームイン。花火のようにもタンポポのようにも見えて可愛い。/右下・キッチンのシンクは広々としており、水栓はドイツ “GROHE(グローエ)社” 製のもの。よく見ると、奥に給湯器のリモコンが設置されています。これ便利かも!

それでは ごきげんよう「目白」

写真

左上・本とアートグッズのセレクトショップ「Books&Gallery POPOTAME(ブックギャラリー ポポタム)」。ギャラリーが併設されており、個展や絵本原画展などが催されています。(350m 徒歩5分)/右上・30年以上の歴史がある洋食屋さん「KAZAMIDORI(かざみどり)ポアソン」。レトロな店内でいただける自慢の洋食やケーキが。地元民のハートをつかんでいます。(350m 徒歩5分)/左下・「目白銀座商店街」にある「なるたけ」は、フレンチレストランのグループがプロデュースした目白らしい居酒屋さん。看板のないスタイリッシュな店構えで、朝採れ野菜などのこだわりの素材を使った料理を味わえます。(350m 徒歩5分)/右下・世界的建築家フランク・ロイド・ライト氏が設計したとされる「自由学園明日館(じゆうがくえんみょうにちかん)」。個人的イチオシスポットです! 建築マニアでなくても、心がときめく美しい建物ですよ。せっかくご近所ですので、お散歩コースに入れてみては。(500m 徒歩7分)

cowcamo

カウカモ編集部より

魅力はやっぱり、閑静な環境。「目白」駅周辺はアカデミックな空気が漂い、少し歩けば上品な住宅街が広がっています。鳥が木から飛び立つ音がハッキリ聞こえるくらい穏やかなエリアですが、それでいてローカルではない。郊外的な “のどかさ” ではなく、どこまでも “品のよさ” を感じる街並みです。


物件のすぐそばに美しき「目白庭園」があるというのも、さらに雰囲気のよさを高めてくれているポイント。取材中に『いいお天気ですね』と微笑んですれ違ったシニアのご婦人は、後ほど「目白庭園」の門の前で再度その姿をお見かけしました。小春日和だから、ちょっとそこまで……そんな趣で、ひょいと本格的な日本庭園に足を運べる立地、実に羨ましいです。


今回ご紹介するマンションは、三井不動産旧分譲の高級感ある佇まい。植栽豊かで、重厚感のある低層マンションです。2018年に大規模修繕工事を完了したばかりとあって、素直に(この建物きれいだなぁ)と思える外観。バラの絡まるエントランスゲートとクラシカルな門灯が、このエリアのノーブルな空気とよくマッチしていました。


管理人さんは巡回形式でのご勤務ですので、いつもいらっしゃるわけではありませんが、エントランスにはしっかりオートロックを完備しています。天窓から自然光が降り注ぐささやかなアトリウム空間を通って、住戸へ。晴れた日にはこれだけで気分が上がりそうです。


最上階である3階の角に住戸は位置しています。北西・北東の二面にバルコニーがあり、明るさと風通しのよさをきっと現地にて実感していただけるはず。もうひとつ特徴的なのが、洋室が一部傾斜天井になっているところ。傾斜していると言っても、圧迫感を感じるほどではなく、むしろ最上階の住戸らしさが現れているチャームポイントのように思えましたよ。こちらもぜひ現地にてチェックしてみてください。

売主さまがグレード感を大事にしたというキッチンや水まわりの設備は、いずれもゆったりと余裕のある設えで、生活のどのシーンでも居心地よくいられそう。個人的には、トイレの広さがすごく心に残りました(笑)コンパクトに割り切られることが多い箇所なだけに、ここがこんなにゆとりある広さだと、住戸全体の “贅沢感” がグッと高まるんです。ゲストをお招きした時にも自信を持ってご案内できそうですよね。いやむしろ、ぜひ入って欲しいです。


穏やかな空気と樹々に囲まれて、品のいい低層マンションで肩肘張らずにのんびり日々を送る……そんな風景が自然と目に浮かんでくる物件です。ゴージャスなタワーマンションのTHE・ラグジュアリー物件でもなく、リノベらしい素材感を駆使した今っぽいエッジの効いた物件でもなく。ちょうどよく、シックに暮らしたい。そんなビジョンをお持ちの方にぴったりの住まいだと思いますよ。

writer / editor:小杉 美香