相場はどのくらい?平米単価で見る中古マンションのリノベーション費用 【カウカモジャーナル】
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相場はどのくらい?平米単価で見る中古マンションのリノベーション費用

2025/04/14

 

理想の住まいをつくるうえで欠かせないのが「リノベーション」という選択肢。とはいえ、「リノベーションってどれくらいお金がかかるの?」「予算内でどこまでできる?」と、不安や疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、リノベーションの費用構造から平米単価の目安、コストを抑えるコツや見積もりのポイントまで、リノベーションを進めるうえで押さえておきたい基礎知識をわかりやすくまとめました。

 

 

リノベーション費用の基本構造

 

 

リノベーションにかかる費用は、主に「設計費用」「施工費用」「材料費」「その他諸経費」の4つに分けられます。それぞれの内容を把握しておくことで、費用全体の見通しが立てやすくなります。

 

 

このように、各費目の構成を理解することは、リノベーションの予算を立てるうえでの第一歩です。

 

平米単価

 

平米単価とは、リノベーションにかかる費用を面積で割った、1平方メートルあたりの費用を指します。たとえば、総費用が600万円で対象面積が60平方メートルの場合、平米単価は10万円です。

 

この単価を把握しておくと、全体の費用感をつかみやすくなり、予算計画を立てる際の目安になります。また、他の物件やプランとの比較にも役立つため、事前に知っておくと安心です。

 

 

リノベーション費用の平米単価の相場

 

 

リノベーションの平米単価については、一般的に平米あたり15万円~25万円程度とされていますが、リノベーションの内容によって費用は異なります。

 

部分リノベーションの相場

 

 

部分リノベーションとは、特定の部屋や設備だけを改装するケースを指します。たとえば、キッチンや浴室のみの更新、リビングの床材交換などが該当します。

 

この場合の平米単価は、10万円~20万円程度が目安です。ただし、高級素材を使う場合やデザインにこだわると、30万円以上になることもあります。

 

通常のフルリノベーションの相場

 

 

フルリノベーション(全面リノベーション)とは、間取りの変更や設備の一新を含む大規模な改修を指します。例えば、壁を取り払ってオープンなリビングを作る、すべての水回り設備を最新のものに交換するなどがこれに該当します。

 

平米単価はおおよそ20万円~30万円が相場で、設備や配管の交換費用もこの中に含まれます。

 

デザイン性重視のフルリノベーションの相場

 

 

デザイン性を重視したフルリノベーションでは、素材や仕上げにこだわり、個性的な空間を作り上げることが目的となります。例えば、輸入タイルを使用したバスルームや、無垢材を使用したフローリングなどがその一例です。

 

このようなリノベーションでは、平米単価が30万円以上になることもあります。高級感やオリジナリティを追求すると、その分コストに反映されますが、その価値に見合った満足度の高い住まいを実現できる可能性があります。

 

 

リノベーション費用を抑えるコツ

 

 

リノベーション費用を抑えるためのちょっとしたコツをご紹介します。

 

まずは、リノベーションの範囲を見直し、必要な部分に絞ることが効果的です。たとえば、日常的に使うリビングやキッチンを優先し、寝室や廊下は最低限の改装にとどめると、費用全体を抑えやすくなります。

 

また、素材の選び方にも工夫を加えることで、全体のコストを効果的に抑えられます。リビングには無垢材を使用して高級感を演出し、他の部屋にはコストを抑えた素材を使うなど、用途に応じたバランスを考えることで、品質と予算の両立が可能になります。

 

 

 

さらに、一部の工程をDIYで対応するのもひとつの方法です。住み始めてから自分で壁紙を貼る、棚を取り付けるなど、比較的取り組みやすい作業であれば、工事費用を節約できます。

 

1. 壁紙の貼り替え

 

  • 労力: 中程度
  • 所要時間: 部屋の広さにもよりますが、1~2日
  • 必要スキル: 基本的な測定とカットができればOK。綺麗に仕上げるためにはコツが必要。
  • コメント: 最初は少し慣れが必要ですが、比較的簡単にトライできる作業です。

     

2. ペンキ塗り

 

  • 労力: 中~高
  • 所要時間: 部屋のサイズにより半日~数日
  • 必要スキル: 床や家具をしっかりと保護し、均一に塗る技術が必要。
  • コメント: 広い面積を塗る場合は時間と手間がかかりますが、初心者でもチャレンジしやすいです。

     

3. 棚や収納の取り付け

 

  • 労力: 中程度
  • 所要時間: 2~4時間(設置場所や数による)
  • 必要スキル: 測定、穴開け、ドライバーやドリルの基本的な使い方。
  • コメント: 工具を使い慣れていない人には難易度が上がりますが、簡単なものから始めると良いです。

     

4. フローリングシートの貼り付け

 

  • 労力: 中程度
  • 所要時間: 部屋の広さによって半日~1日
  • 必要スキル: カットやシートの位置合わせ。
  • コメント: 接着剤不要のタイプは比較的取り組みやすいですが、広い面積は時間がかかります。

     

5. タイルの貼り付け

 

  • 労力: 中~高
  • 所要時間: 小さなエリアなら数時間、大きな壁一面なら1日以上
  • 必要スキル: 配置の調整と位置合わせ。
  • コメント: 初心者でも自己粘着型なら可能ですが、均一に貼るには注意が必要です。

     

6. ドアノブや引き手の交換

 

  • 労力: 低~中
  • 所要時間: 30分~1時間
  • 必要スキル: ドライバーの使用。取付の微調整が必要な場合も。
  • コメント: 簡単な作業で見た目の変化が楽しめるため、初心者にもおすすめです。

     

7. 照明の取り付け・交換

 

  • 労力: 低~中
  • 所要時間: 30分~2時間
  • 必要スキル: 基本的な電気配線知識。安全のために電源をオフにする必要がある。
  • コメント: 自分でできる範囲に限り、初心者にも比較的取り組みやすいです。

 

 

リノベーション費用に関する注意点

 

 

リノベーションを進める際は、予算オーバーにならないよう注意が必要です。設計の打ち合わせを重ねるなかで理想が膨らみ、当初の予算を超えてしまうケースも少なくありません。

 

こうした事態を防ぐためには、見積もりの段階で内容を丁寧に確認し、あらかじめ予備費用を確保しておくと安心です。一般的には、全体予算の10~20%程度を予備費として見込むのがよいでしょう。

 

また、工事を進める中で追加工事が必要になるケースも考えられます。例えば、配管や電気工事など、目に見えない部分で追加費用が発生することがあります。壁を取り壊した際に古い配管が劣化していると、その交換費用が追加で発生することもあるため、見積もり段階で可能な限り詳細な調査を行い、リスクを事前に把握しておくことが大切です。

 

ただし、「何をどう確認すればよいか分からない」という声も少なくありません。その場合は、施工会社に相談するのがおすすめです。専門家の視点でアドバイスを受けることで、見えない部分のリスクにも備えやすくなり、予想外の追加費用を防ぐことにつながります。

 

 

リノベーションの費用を見積もる際のステップ

 

 

リノベーションの見積もりを依頼する際は、事前にいくつかのポイントを押さえておくことで、スムーズに進めることができます。

 

まずは、どのような暮らしを実現したいのか、自分の理想を具体的にイメージしましょう。描いたライフスタイルに合わせて、求めるデザインや機能を整理し、その内容を施工会社にしっかりと共有することが大切です。こうした準備が、見積もりの精度を高めることにつながります。

 

施工会社を選ぶ際は、会社の規模や実績、アフターサービスなどの内容を事前に確認しておきましょう。過去の施工事例を参考に、自分のイメージに近いスタイルを手がけている会社を選ぶと安心です。

 

また、見積もりに透明性があり、説明が丁寧な会社を選ぶことも重要なポイントです。疑問に対して柔軟に対応してくれる担当者がいるかどうかも確認しておくと、完成までの過程を安心して進めることができます。

 

 

 

定額リノベーション、という考え方

 

リノベーションでは、平米単価や予算の管理に気を配りながら、空間全体をプランニングする必要があります。さらに、内装に加えて家具・照明・植物などのインテリアまで考えるとなると、時間も労力もかかるのが実情です。

 

そんなときに頼れるのが、カウカモの定額リノベーションパッケージ「ライフカタログ 」です。あらかじめプロがコーディネートした複数のスタイルから、自分のライフスタイルに合うものを選ぶだけで、理想の住まいづくりをスムーズに始められます。

 

内装・設備・インテリアまで一括で考えられる仕組みなので、複雑な検討や調整の手間を減らしながら、“あなたらしい空間”を形にできます。リノベーションに初めて取り組む方にとっても、安心して選べる選択肢のひとつです。

 

「カウカモ」では厳選した中古物件をリノベーション含め、ワンストップで紹介可能です。住宅購入についてお悩みの方は、ぜひカウカモの利用を検討してみてくださいね。

初回投稿日
2025/04/14
執筆者
カウカモジャーナル編集部

中古・リノベーションマンションの流通プラットフォームに関する知識をわかりやすく提供するため、カウカモ(cowcamo)で日々勉強中。築古マンションの魅力とリノベーションのメリット・デメリットについて深く学び、読者の皆様が最適な選択をできるようサポートしたいと考えています。最新の住宅トレンドや資産価値の維持に関する情報も発信していくので、ご期待ください。

監修者
カウカモ・エージェント部

中古・リノベーション住宅の専門エージェントチームとして顧客の理想の暮らしを実現するため、物件選びからリノベーション、インテリアまで幅広く提案。ITツールを活用しつつ、一人ひとりに寄り添ったコンサルティングで、住まい探しから購入後までを一貫してサポートします。顧客志向と専門性を重視し、理想の住まいとの出会いをプロデュースします。

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