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2階リビングのメリットとデメリットを紹介!後悔しない間取りをつくるポイント

2025/09/08

 

戸建てやメゾネットタイプの住宅で、2階をリビングにするというケースも増えてきています。とはいえ、実際に2階をリビングにしたときの暮らしがイメージできないという人も多いのではないでしょうか。

 

2階リビングは、彩光やプライバシーなどの面でメリットがある一方で、階段移動の負担といったデメリットもあります。後悔なく暮らすためには、2階リビングのメリット・デメリットを把握したうえで間取りを検討していくことが大切です。

 

この記事では、2階リビングのメリットとデメリットを紹介します。また、2階リビングを採用した場合の間取りのポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

 

2階リビングのメリット

 

 

2階リビングは、採光の確保やプライバシーの保ちやすさなどの利点があるため、選択肢の一つとして注目されています。

 

ここでは、代表的なメリットを3つに分けて紹介します。

 

 

日当たりと風通しがよい

 

2階は周囲の建物の影響を受けにくく、自然光を多く取り入れやすいのが特長です。窓の位置や大きさを工夫すれば、1日を通して明るいリビングを保てることもあり、開放感のある空間がつくれます。

 

また、風通しが良くなることで、室内の空気がこもりにくくなり、湿気やにおいの対策としても有効です。リビングの配置は間取り全体の印象にも関わるため、採光や通風の条件を見ながら検討するのがおすすめです。

 

プライバシーが確保される

 

1階リビングでは、通行人や近隣からの視線が気になるケースもあります。特に道路に面した家では、窓を開けづらいと感じる方も少なくありません。

 

2階にリビングを設けることで、外からの視線を避けつつ、自然光や風を取り入れることができます。カーテンを開けたままでも過ごしやすく、のびのびと暮らせるのは大きなメリットです。

 

空間を有効に使える

 

2階リビングは、天井高を活かした開放的な設計が可能です(上階に部屋がないケース)。勾配天井やハイサイドライトを取り入れれば、視線が抜ける空間となり、実際の面積以上の広がりを感じられます。

 

※天井が高い分、冷暖房の効率が下がる場合、断熱性能を高める施工や、シーリングファンによる空気循環を組み合わせると、快適性を保ちやすくなります。

 

 

2階リビングのデメリット

 

 

2階リビングには多くの魅力がありますが、注意点もいくつかあります。ここでは、2階リビングを検討する際に考えておきたいデメリットを紹介します。

 

階段移動の負担が大きくなる

 

2階リビングでは階段の昇降が日常になります。高齢の家族や小さなお子さん、ペットがいる家庭では、階段の上り下りが負担になる場合があります。将来のことも考えて、設計をする必要があります。

 

家具の搬入が難しくなることも

 

2階にリビングを設けると、大型の家具の搬入に注意が必要になります。大きめのダイニングテーブルやソファなどは、階段の幅や曲がり具合によって通れないケースもあります。その場合は、クレーンで窓から吊り上げて搬入するなどの対応が必要になることもあります。

 

また、窓のサイズや開口部の位置によっては、そもそも搬入ができない可能性もあります。

 

1階に比べて搬入の難易度が上がるため、家具のサイズや設計段階での間取りとの相性をあらかじめ確認しておくと安心です。

 

水回りの設置には注意が必要

 

生活動線を集約するために、キッチンなどの水回りをリビングと同じ2階に配置し、LDKとして活用するケースも多いです

 

その場合、給排水の配管が複雑になり、1階に設置するよりも工事費が高くなる可能性があります。また、2階に水回りがあると、万が一の水漏れ時に階下への影響が大きくなるため、防水などのリスク管理も必要です。

 

 

2階リビングで後悔しないポイント

 

2階リビングは間取り次第で暮らしやすさが大きく変わります。ここでは、後悔しないようにするための4つのポイントを紹介します。

 

ライフスタイルや家事動線をイメージする

 

まずは家族それぞれの生活パターンを思い描き、どの空間を近くに配置すると便利かを考えましょう。特に家事動線は、間取りの快適さを大きく左右します。

 

階段の位置とサイズを工夫する

 

段差を緩やかにしたり、手すりを設置したりして、安全性と使いやすさに配慮しましょう。特にお年寄りや子どもがいる家庭では、安全面への配慮が将来の安心に繋がります。

 

日当たりとプライバシーを確保する配置

 

2階リビングの魅力を活かすには、自然光を取り入れやすい方角や窓の位置を選ぶことが大切です。周囲の建物との距離や高さを確認し、しっかりと採光を得られる位置にリビングを配置しましょう。

 

同時に、外からの視線が届きにくいかどうかも確認しておくと安心です。視線が気になる場合は、窓の高さを変えたり、目隠し効果のある外構を検討したりして、プライバシーを守る工夫を加えましょう。

 

長期的なライフプランを加味して設計する

 

家は長く住む場所だからこそ、10年後、20年後の暮らしも想像しながら間取りを検討しましょう。お子さんの成長や親の介護、自分たちの老後など、ライフステージに合わせた柔軟な設計が理想です。

 

 

まとめ

 

 

2階リビングには、開放感のある空間や明るい日差し、周囲の視線を避けられるといった多くの魅力があります。特に都市部など住宅が密集するエリアでは、採光やプライバシーの確保といった点でメリットを感じやすいでしょう。

 

一方で、階段の昇り降りや家具の搬入、防犯や光熱費、水回り工事のコストなど、事前に把握しておきたい課題もあります。家事動線や家族構成、将来的な介護やバリアフリーのニーズも含め、慎重な検討が欠かせません。

 

暮らし始めてから後悔しないためには、メリットとデメリットの両面を踏まえたうえで、間取りを柔軟に考えることが大切です。今だけでなく、将来のライフプランにも目を向け、家族で話し合いながら理想の住まいをかたちにしていきましょう。

 

カウカモでは、「一点もの」の住まいを求める方に向けて、中古・リノベーション住宅を多数ご紹介しています。2階リビングのある暮らしを検討している方は、ぜひ一度カウカモをのぞいてみてください。

 

初回投稿日
2025/09/08
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執筆者
カウカモジャーナル編集部

中古・リノベーションマンションの流通プラットフォームに関する知識をわかりやすく提供するため、カウカモ(cowcamo)で日々勉強中。築古マンションの魅力とリノベーションのメリット・デメリットについて深く学び、読者の皆様が最適な選択をできるようサポートしたいと考えています。最新の住宅トレンドや資産価値の維持に関する情報も発信していくので、ご期待ください。

監修者
1級建築士、宅建士、FP2級Yang

琉球大学大学院理工学部卒。環境建設工学を専攻し、大学院卒業書、建築設計事務所に勤務し、住宅や公共施設など様々な建物の設計に携わる。現在は建築デザイナーとして不動産開発の企画・設計から運営まで行うコンサル会社にて、オフィス設計やリノベーションなどを中心に手がける。趣味は街歩きと珈琲焙煎。空き家を活用して設計事務所と珈琲屋さんを開くことが目標。

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