リノベーションマンションが売れない?原因と対策方法・売却のコツを解説!
はじめての売却
リノベーションマンションは内装や室内の設備などを使いやすく改装しているケースが多いため、リノベーションしていない状態に比べて売却しやすい傾向にあります。
しかし、リノベーションをしたマンションを売りに出したにも関わらず、なかなか売れない場合や、内覧希望が少ない場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。
ここでは、リノベーションマンションが売れない原因やその対策、売却のコツを解説します。リノベーションマンションの売却を検討している方や、現在売り出し中のマンションが売れずにお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
この記事は、不動産売買&リノベのサービス「cowcamo(カウカモ)」が提供しています。カウカモでは、中古マンションやリノベーションマンションの売却・購入をお手伝いしています。
リノベーションマンションの需要は増えている
リノベーションマンションは、設備や内装などがリノベーション前に比べて使いやすくなり、見栄えするようアップグレードされているケースが多く見られます。
リノベーションマンションは新築に比べ価格も安く、内装も綺麗なこともあり人気が高く、年々需要が増しています。
リノベーションマンションだからといって「全く売却につながらない」ことはありません。もしも、リノベーションマンションを売りに出しているものの買手がつかない場合、原因を考えて対処する必要があります。
リノベーションマンションが売れないときに考えられる4つの原因
以下に該当する物件は売却しづらくなる可能性もあるため、売れない原因を見つけて解決しましょう。
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適切な不動産会社に依頼をしていない
リノベーション済みのマンションは、リノベーションしていない状態と比較すると、見た目や室内の機能が良くなっているため、売却しやすくなる可能性は十分にあります。
しかし、売却を依頼している不動産会社には、それぞれ得意、不得意な分野があります。
不動産会社の中には、リノベーション済みマンションの購入希望者の集客を得意とし、適切な価格での売却につなげやすい不動産会社もあれば、ほかの分野を専門とする会社もあります。
リノベーション済みマンションの売却を検討するなら、リノベーションマンションや中古マンションの分野を得意としている不動産会社に相談するのがおすすめです。
カウカモでは、リノベーションの価値だけでなく、眺望や立地などの数字で計れない価値も、価格に反映しやすいよう査定を行います。中古・リノベ住宅専門メディアによる集客を行っているため、リノベーションマンションや物件の購入希望者に的確なアプローチが可能です。
リノベーションマンションが売れずにお悩みの方は、ぜひカウカモへご相談ください。
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関連記事:リノベーション物件を売却する5つのポイントを解説!
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売り出す時期が適切ではない
リノベーションマンションを含む中古住宅には、需要が高まる時期とそうでない時期があります。公益財団法人 東日本不動産流通機構が公表している「Market Watch」によると、例年1月~3月の成約件数が多く、需要が高まる時期であるとされています。
購入希望者が見つかりづらい場合は、需要が低い時期に売り出している可能性も考えられます。
相場価格と売却価格に差がある
相場価格と売却価格に差があるケースも、リノベーションマンションが売れない原因と考えられます。
実際に中古マンションがどのくらいの価格で売却されていのか、地域別のデータから見ていきましょう。
東京都と千葉県、神奈川県、埼玉県、大阪府、愛知県、福岡県、北海道の各都道府県全体の平均値を紹介します。
2020年12月、2021年4月、2021年8月に実施された中古マンション売買の専有面積1㎡あたりの売却価格は以下の通りです(※)。
都道府県だけではなく、地域によっても相場価格は異なりますが、こうした相場価格より極端に高い売却価格を提示してしまうと、買い主はほかの相場価格の物件を候補にしてしまう可能性があります。
東京 | 千葉 | 神奈川 | 埼玉 | 大阪 | 愛知 | 福岡 | 北海道 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020.12 | 77.17 | 31.12 | 46.21 | 33.93 | 36.90 | 27.71 | 28.40 | 25.11 |
2021.4 | 80.55 | 31.69 | 45.07 | 35.42 | 41.31 | 30.34 | 29.98 | 25.20 |
2021.8 | 81.01 | 33.24 | 47.57 | 36.16 | 39.18 | 28.94 | 30.11 | 24.97 |
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室内の清掃が行き届いていない
リノベーションマンションを売却しようと活動を進めた際、売却可否が決まる重要なポイントになるのが内見です。
内見時に室内の汚れが目立つと、どのような機能を備えたリノベーション物件でも、買い主の方はいい印象を持ちづらくなってしまいます。
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リノベーションマンションがなかなか売れないときにできる4つの対策
ここまでリノベーションマンションが売れない原因をご紹介してきましたが、このような原因が判明した際、どのような対策ができるのでしょうか。
以下では、リノベーションマンションが売れない場合にとれる4つの対策を解説します。
リノベーションマンションに強い不動産会社に相談する
リノベーションマンションが売れない場合、不動産会社選びが原因になっていることも考えられます。
不動産会社にはそれぞれ得意な分野が異なるため、リノベーションマンションの売却が不得意な不動産会社に売却の仲介を依頼してしまうと、その物件の魅力やリノベーションの個性がうまく買い手に伝わらず、売却が決まるまで時間がかかってしまう可能性もあります。
そのため、リノベーションマンションを売る際は、仲介を依頼する不動産会社選びが重要です。実際に不動産会社の担当者と話し、サービスやサポートの内容や、担当者が適切・親身に話をしてくれるかなどを見て比較検討するようにしましょう。
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売りに出す時期を見直す
年によって若干の変動はあるものの、住宅の需要が増加するのは多くの人が新生活を控えた1~3月です。そのため、リノベーションマンションを売り出すタイミングは、1月の中旬以降から3月中旬までの期間もよいでしょう。
しかし、地域や間取りの特徴によって、対象となるターゲット層も異なるため、売り出す時期は一概に1月の中旬以降から3月中旬がベストとも言い切れません。
リノベーションマンションの売却を検討する際には、売却に出す時期も十分に考慮しましょう。
リノベーションマンションの売却価格を見直す
売り出し価格が周辺の物件と比べて適切でない場合も、売却先が決まりづらくなってしまいます。そのため、売却先が決まりづらい場合は周辺の相場価格を確認したうえで、適正価格に調整するなどの対応をするようにしましょう。
周辺の物件の価格を調査する方法としては、物件紹介サイトなどで売却物件の周辺地域を検索し、広さや築年数など売却予定物件と似た条件の物件と価格を比較してみるとよいでしょう。
また、不動産会社に仲介を依頼している場合には、売却価格の相談をするのもおすすめです。
室内や水回りなどの清掃を行う
物件にこだわりの機能やリノベーションが施されていても、適正価格より売却価格を下げるよう交渉されてしまうケースもあります。
例えば、内見時に室内が汚れている、掃除がされていないなど、室内が清潔でないと、物件の魅力にも気付いてもらいづらくなり、買い手も見つかりづらくなる可能性もあります。
こうしたトラブルを防ぐために、内見の際には目につきやすい場所をしっかり清掃しておくことを意識しましょう。
また、水回りに不具合があるとカビや水漏れといったトラブルにつながる可能性もあるため、入念に清掃することがおすすめです。どうしても落ちきらない目立つ汚れなどがある場合は、専門業者やハウスクリーニングなどへの依頼も検討しましょう。
関連記事:マンションの売却時にハウスクリーニングは必要?メリットや費用相場を解説!
リノベーションマンションが売れないとお悩みの方へのアドバイス
今まで紹介した対策をしていても、リノベーションマンションが売れないと悩む方もいるのではないでしょうか。
ここからは、リノベーションマンションが売れない方向けのさらなる対策やアドバイスを紹介します。
売れないからといって価格を下げすぎない
売りに出したリノベーションマンションがなかなか売れない場合、売却価格を極端に下げてしまう方も少なくありません。しかし、物件が売れない理由として、価格以外の要因も考えられるため、むやみに価格を下げてしまうのは控えましょう。
周辺の物件と比較して売却価格が適正ならば、買い手へのアピールが足りていない可能性も考えられます。
こうしたケースには、仲介を依頼している不動産会社に相談して効果的な広告を再考してもらう、またはリノベーションマンションの集客で高い実績を持っている不動産会社に仲介を依頼するのもよいでしょう。
売却を不動産会社に任せっきりにしない
リノベーションマンションが売れない場合、仲介をしている不動産会社が物件の魅力をきちんとアピールできていない可能性も考えられるため、売却を不動産会社に任せっきりにしないことも売却成功へのポイントでしょう。
もしも仲介業者ではなく売り手本人が内覧対応をする場合は、よいところだけでなく、その物件が抱えている問題点なども内見者から説明を求められる場合もあります。
本人が内覧の対応をする際は、内見者への誠意ある対応を意識しましょう。また不動産会社へ依頼している方は、物件の魅力のアピール方法や問題点の説明方法も確認しておくことがおすすめです。
一定期間売れないときは条件に問題がある可能性を考える
リノベーションマンションが売れない場合、マンションそのものの価格は妥当であっても、
診断や修繕工事にかかる費用や管理費などのランニングコストが高くて売れない可能性もあります。
特に築年数の古いマンションは、近い将来に経年劣化の修繕が予想されるため、修繕工事費用も高くなる傾向にあります。
また、管理が充実しすぎている物件の場合は管理費が高くなるため、長い目で見てコストがかかりすぎると買い手候補から敬遠されてしまう可能性も少なからずあります。
物件の引き渡し前後で必要とされる修繕や工事費用の負担先、必要な対応については設定する契約内容によって異なるため、売却前に注意が必要です。
物件価格が適正にも関わらず、一定期間売りに出しても売れない場合は、このような条件に問題がある可能性も視野に入れ、どういった対策をとれるのか不動産会社に相談してみましょう。
関連記事:不動産売却の相談はどこにするべき?お悩み別に詳しく解説!
リノベーションマンションが売れないなら、不動産会社を再検討しよう
リノベーションマンションを売却する際は、不動産会社の特性を見極め、リノベーションマンション売却を得意とする業者への依頼が重要です。
リノベーションマンションは売却しやすいイメージをお持ちの方も多くいます。しかし、売りに出しても売れないケースも考えられます。
その場合は、以下のような原因が考えられます。
- 適切な不動産会社に依頼をしていない
- 周辺の物件と比較して売却価格が適正でない
- 売り出し時期が適切でない、室内の清掃が行き届いていない
これに対して以下のような対策を取ることで、成約率向上につながるでしょう。
- リノベーションマンションの売却が得意な不動産会社に仲介を依頼する
- 周辺の物件と価格を比較し適正価格をつける
- 室内の清掃をしっかりする
カウカモは、売却される物件にプロのライターやカメラマンがお伺いして独自に取材した記事や、リフォーム・リノベーションを想定してCGイメージを掲載するなどの独自の手法で物件情報を紹介しています。
また、リノベーションマンションの売却に特化していることもあり、リノベ物件の購入を検討している顧客へ、ピンポイントへアプローチすることができます。
リノベーションマンションの販売実績や知見も豊富なだけではなく、物件の魅力を理解した上で購入検討者にしっかり伝える手段も整っているので適正価格で売れる可能性が高くなります。
例えば、売却される物件にプロのライターやカメラマンがお伺いして内装デザインやこだわり、暮らし方について取材し、丁寧に作り上げる物件紹介記事を作成するなど、魅力を伝えるお手伝いをしています。
リノベーションマンションの売却でお悩みの方は、ぜひカウカモにご相談ください。
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