「下北沢」駅からマンションへ

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左上・ご紹介するマンションは小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅から徒歩5分。新宿まで約11分、渋谷まで約4分ですので、都心へのアクセスも抜群です。/右上・下北沢といえば “演劇の街” 。個性ある劇場が集まっていて、年に1度の「下北沢演劇祭」はビッグイベント! /左下・昭和55年創業の老舗純喫茶「トロワ・シャンブル」は有名人もたびたび訪れるそう。/右下・カレーパンが有名な「アンジェリカ」のように、懐かしい雰囲気のお店が多いのも下北の魅力。

マンションに到着です

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4階建ての低層マンション。コンパクトなバルコニーに茶色のレンガタイルがレトロ可愛いですね。最近のマンションでは絶対に出せない、ヴィンテージなオーラが漂っています。植栽はきれいに剪定され、きちんと手入れてされているのが好印象。

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左上・味のあるエントランス。英字で書かれたマンションプレートもかっこいい。右側を下っていくと駐車場になります。/右上・階段を降りた先がエレベーターホール。ちなみに左のドアは駐車場への出入り口。直通で来られますよ。/右下・ちょっとした中庭を望める応接スペースも渋くて素敵なんです。/左下・日勤の管理人さんがいらっしゃるフロント。このコックピットのような雰囲気がたまりません。あえて窓が外してあり、訪れる人を迎え入れる開かれた空間に。

売主さま

築47年の味わいが感じられるマンションで、管理体制も良好です。日勤の管理人さんがいらっしゃいますが、テキパキと誠実に接してくださいますので、気持ちがいいですよね。お部屋が約140㎡と広く、全17戸と世帯数が少ないこともあって共益費は高額ですが、意識の高い組合なので将来を見据えた積立に対しても積極的です。駐車場の使用、ペットの飼育については組合との相談が必要です。

玄関のほかに勝手口もあります

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左・各住戸の玄関ドア横に設置された曇りガラスには、アイアンの装飾が付けてあるんです。小さなグリーンを置いていらっしゃるお宅をお見かけして “みなさん愛着を持って住まわれているんだな” と感じ、またひとつこのマンションが好きになりました。 /中央・広くて、来客があったときもゆったり過ごしてもらえそうな玄関。LDKとの間仕切り壁にガラスが使われているので、柔らかな光が玄関まで届いているし、階下へと続く階段の明かり取りにもなっているんです。/右・右手にはシューズインクローゼット。開閉できる小窓が付いているので、時々換気してあげてもいいですね。

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廊下を右手に進むと、トイレがあります。その向かいにはコンパクトな廊下収納が。

LDKの全景を見てみます

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約23.3帖と、贅沢なほど広々としています。南側が一面窓になっているので、日当たりも良好。

売主さま

床材はオーク色にして、全体的にナチュラルな印象の素材を使うことで、リラックスできる空間を意識しました。オープンキッチンは家族の団らんはもちろん、ご友人を招いてのホームパーティーでも一役買ってくれることでしょう。ここを中心にして、会話に花が咲くといいですね。

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ワークトップやシンクが広く、作業しやすそうなキッチン。食洗機つきで実用面は言うことなし! 壁面のアクセントタイルがおしゃれな雰囲気を演出。コンロ横にはニッチがありますので、調味料を置くスペースにどうぞ。

キッチンの後ろには、パントリーがあります

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後ろを振り向けば、広いスペース。ファミリータイプの冷蔵庫や大きめの食器棚を置いてもまだまだゆとりがありそう。その先は約3.8帖のパントリー。高さを変えられる棚は備え付けのもの。食器類だけでなく、LDKに置けない日用品類をまとめて収納しておくのにもいいでしょう。写真には写っていませんが、洗濯機置き場、共用廊下から入れる勝手口もありますよ。

売主さま

パントリーは買い物帰りに食材などがスムーズに置けるよう、玄関からの動線を確保しました。

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リビングから見たときダイニングスペースが絵になると思ったら、天井が斜めに! こういった造りにできるのは、最上階の物件ならでは。カウンターキッチンになっているので、お料理の配膳にも効率的。大きめのダイニングテーブルを置いても空間に余裕がありますので、行き来もスムーズ。

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窓から光が入るので、昼間なら電気をつけずに過ごせそうなほど。ダイニングスペースの後ろにはバルコニーが。

バルコニーに出てみましょう

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決して広くはありませんが、4階部分だし、目の前には背の高い建物がないので、日当たりが抜群にいい! お向かいは道を挟んでいるので、プライバシーが守られそうです。

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リビングをもっと詳しく見てみると・・・出窓のようなスペースがかっこいい! エアコンは天井にビルトインされています。しかも窓際がちょっと腰掛けられるようになっていますね。小さなお子さまがいらっしゃる場合は、ソファを窓側に置けば、台所からも様子が見えて安心。

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室内を窓側から見てみます。視線の先にガラスがあるだけで、抜けがあって開放感も違いますね。ちなみに、LDKには収納がないのでシェルフを置くなら壁際に。

さて、階段で下のフロアへ!

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階段から、廊下、各洋室とすべてにカーペットが敷かれ、生活音を軽減。ピンクベージュの優しい色合いが、気持ちを和ませてくれますね。降りてすぐのところにトイレがあります。フロアごとに設置されているので快適。

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明るい洗面脱衣所。備えつけの棚がない分、洗面台は大きめです。カウンターの下にリネン類などをしまってくださいね。スケルトンの扉を開けたら、そこはバスルーム。お湯が冷めにくいサーモバスを採用。

約7帖の洋室がふたつあります

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南向きで、横長の窓から日差しがきれいに入りますので、個室特有の圧迫感がありません。こちらは上階バルコニーのちょうど下にあたる洋室A。ウォークインクローゼット付きです。景色が変わるくらいで、広さも間取りもほぼ一緒の洋室Bがお隣にあります。お子さまのお部屋にするのがよさそうですね。

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北側にある洋室Cは約9.3帖で、主寝室によさそうです。これだけ広いと、キングサイズのベッドを置いても、シングルサイズのベッドを2台置いても大丈夫。いろいろレイアウトが変えられそうな使いやすい間取りです。ウォークインクローゼットは、荷物の少ないおふたり分といった感じ。

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北側には井の頭線の線路が走っていて、窓から見るとこの距離感。お部屋にいると、耳を塞ぐほどではないですが、電車が走る音が聞こえます。こちらのお部屋だけ二重サッシにするといいかも。

お部屋はまだありますよ!

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窓が小さいこともあり、隣のお部屋は約6.2帖の広さがありますが、サービスルーム扱い。収納はありません。お仕事部屋にしてもいいですし、ゲストルーム、いっそ衣装部屋にするというのもいいかもしれません。

生活に必要なものが揃う周辺環境

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左上・新鮮な食材とリーズナブルなプライスで地元の人に愛されるスーパー「オオゼキ」。/右上・看板がないので通り過ぎちゃいそうになりますが、高級感漂うフラワーショップ「milcah(ミルカ)」。広い家に似合いそうな大ぶりの花が並んでいますよ。/左下・最寄りは京王井の頭線「池ノ上」駅。マンションまでは徒歩4分です。/右下・池ノ上方面にもスーパー「まいばすけっと」がありますので、その日の気分で下りる駅を変えてもいいですね。

cowcamo report

賑やかなイメージのある下北沢ですが、商店街を抜けると閑静な住宅街に。そんな、下北の中でも大人に好まれるエリアに建つ今回のマンション。少し足を伸ばせば代々木上原や三軒茶屋にもアクセスがしやすいエリアなので、このあたりに古くからのご友人が多い方であれば、尚のこと住まうのが楽しいのではないでしょうか。

実際に伺ってみますと、築42年のヴィンテージマンションならではの「渋いな〜♡ 」と思いわせる箇所がいくつもありました。最近のマンションには絶対出せない外観のレトロな雰囲気、ウッド調の管理人室、玄関横のアイアン、勝手口・・・ヴィンテージマンション好きの方ならグッとくるのではないでしょうか。独特のカルチャーがある下北に似合う、ディープな個性! そして、ただ古いだけではなく、去年の4月には耐震補強工事も完了しており、安心にお住まいいただけます。

お部屋は140㎡ととっても広いです! しかもメゾネットタイプなので、中に入ると戸建てのような感覚を味わえます。4つ洋室がありますが、どの居室にも十分な広さがあり、窓もあるので、窮屈さを感じさせません。ご家族最大5人で住むこともできますし、3世帯で住むという選択肢も。下北という場所柄、お部屋のひとつを音楽好きなお父さんが休日ギターやウクレレを弾く音楽室のようにしてもいいですし、お母さんの油絵のアトリエにしてもいいかもしれません。大人にこそ、この家の余白を思い切り楽しんでいただきたい! 夢は広がります。

メリットとしては上階をパブリックゾーンに、下階をプライベートゾーンに分けられることです。ご来客が多い方でしたら、プライベートな部分を見せずに共有スペースで楽しく過ごすことができますね。ただひとつ残念なのは、線路沿いに建っていること。LDKが面しているメインの南側ではないものの、北側の居室にいると電車の走行音が聞こえます。また、売主さまも仰っていたように、平米数が広く、総戸数が少ないこともあって、共益費は合計で8万円超え。駐車場を使う方であれば11万円ほど毎月のランニングコストがかかりますので、そちらの点もよくよくお考えくださいね。

ふたつのポイントをクリアできれば、立地も最高に魅力的で住みやすい物件です。ぜひお早めにご覧になってくださいませ。

取材・文・撮影:cowcamo