「世田谷公園」の大きな木々から、今日もテラスに、デスクに、やわらかな光が落ちる。さくっとサンドイッチでも作って、本を片手にテラスに出ようか、それとも噴水広場まで歩こうか。お腹が満たされたら自転車で渋谷まで。シンプルだけど心地いい、自由気ままな “三宿暮らし”。
世田谷区池尻(三軒茶屋駅徒歩14分)
1LDK
/ 36.48㎡
/ 3,490万円
「世田谷公園」隣接
なんと今回ご紹介する物件は “三宿エリア” にある「世田谷公園」に隣接しています。取材時も立ち寄りましたが、相変わらず噴水がダイナミック!
cowcamo
LDKへ
広さは約13.5帖。細長い形状と仄暗い照明の効果もあって、天窓+サッシから入る日差しが洞窟の先の光のように感じます。
壁一面の 造作カウンター
キッチンはシンク+2口コンロというシンプルな造り。
売主さま
炊飯器の蒸気を逃すための引き出し収納、その下に電子レンジ置き場を設けました。
cowcamo
キッチン横のカウンター上部には収納スペースがありますよ。
特等席
柱を挟んで、ガラスの手前までカウンターが続いています。すべて “面” は深みのあるグレー、“小口(板の断面)” は素地で造られているのがニクい。
cowcamo
ここをダイニングスペースにしようか、ワークスペースにしようか、それともテレビでも置こうか……。
売主さま
オリジナルな空間にアレンジしていただけるよう、キッチン側・窓側のカウンターの足元両方にマルチメディアコンセントを設置しました。
いざ 東向きのテラスへ
見上げると公園沿いの立派な木々。平日午前中の取材でしたが、外に出ても騒々しさはありません。
“アウトドアリビング” の 名に偽りなし
広さは約4帖。周囲からの視線が気にならないよう、目線の高さまでウッド塀が立てられています。
売主さま
LDKとのつながりを感じていただけるよう、デッキは縦に張りました。
cowcamo
ここならハンモックやデッキチェアでゴロゴロしても心置きなく過ごせそう! 意外とそういうテラスやバルコニーって少ないんですよね。
室内に戻り、正面のハコの中を見てみましょう。
売主さま
正面の壁は天井まで届いていないので、間のスペースを収納としてご活用いただけます。
ミニマルな水まわり
ハコの中に入ると、左手には洗面台とトイレ。
左・入り口ドア正面には洗濯機置き場。/右・その隣にはシャワーブースがありました。湯船はないので、ゆったりお湯に浸かりたい方はご留意を!
玄関横の洋室へ
LDKと同じくベージュのクロスが貼られています。広さは約4.5帖。
左・クローゼットがないため、置き型のラック等を用意するとよさそうです。/右・小さなバルコニーがありますが、路地に面しているため出入りする機会はそう多くないかもしれません。
cowcamo
時折人が通るので、カーテンやブラインドは必須な印象でした。
玄関まわりへ
左・階段裏にあるのがご紹介する住戸の玄関ドアです。/右・開けると縦に長い土間。正面には床から天井まで取られた収納が。
cowcamo
これだけ奥行きがあれば自転車もラクラク停められそうですね。
売主さま
重い荷物を引きずってしまっていただけるよう、収納の床は土間とひと続きに設計しました。
マンションをチェック
左上・三宿通りから一本裏に入ると急に静かな環境に。L字の路地を右に進むと「世田谷公園」の入り口、左に進むとマンションが見えてきます(正面の建物ではありません!)。/右上・白いタイル張りのこちらが、今回ご紹介するマンションです。/左下・建物向かって右手には区画の分かれた駐輪場とゴミ置き場。/右下・エントランスや管理人室のない造りです。アーチをくぐり、通路を進みましょう。
cowcamo
総戸数13戸、1986年竣工で新耐震基準を満たしたマンションです。
現地の掲示板には共用部と専有部の排水管清掃作業の案内が貼り出されていました。
ちなみに……
テラスを「世田谷公園」側から見るとこんな感じ。有料駐車場の端っこなので、目の前を人が行き来することはなさそうです。
じんわりイイ “三宿”
左上・「サミットストア 下馬店」が近所にあるのはとっても心強い。9時から23時まで営業していますよ。(徒歩6分)/左下・パークライフにコーヒーは必須でしょう。大丈夫、近くに「Tokyo Coffee Lab.」があります。(徒歩3分)/左下・この地で28年も愛され続けている「FUNGO三宿本店」はサンドイッチやハンバーガーがいただける名店。(徒歩5分)/右下・テラス時間や公園時間のお供に「PARK STORE」のドーナツはいかがでしょう。(徒歩4分)
カウカモ編集部より
三宿通り沿いは「渋谷」方面をはじめ、各所へのバス便が充実。また自転車が1台あれば、楽しめる街の選択肢がぐっと広がりそうな立地でもあります。こちらの物件は、肩肘張らずにそんな環境をシンプルに楽しみたい方に向いているのではないかと感じました。
「世田谷公園」に隣接したプライベートなテラスは、デッキチェアに寝転がって揺れる枝葉や移ろう雲を眺めているだけで心が洗われそう。窓際の特等席は木漏れ日が差し、日常のシーンを美しく切り取ってくれるはずです。
ただし、小規模マンションのため、住宅ローン審査が通る金融機関が限られる可能性があることだけご留意を。
だけどやっぱり公園隣接のテラスや、個性的な天窓+サッシが頭から離れない……そんな方にご検討いただきたいと思います。
敷地内には屋外プールやスケートボード広場など、大人も楽しめそうな施設もたくさん。
観光地的に外からたくさんの方が訪れるというよりは、近隣の方々に日常使いされている印象で、それがまた心地いい◎