「九段下」駅からスタート

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左上・「皇居」からほど近い「九段下」が、今回ご紹介するマンションの最寄り駅。オフィスビルの多いエリアですが、お堀沿いを歩けば自然を感じられますよ。(徒歩7分)/右上・「九段下」駅すぐ近くにある「靖国神社」。東京の桜の開花宣言の基準となる「基準木」があることや「みたままつり」が有名ですね。(280m 徒歩3分)/左下・春には見事な桜並木を楽しめる「千鳥ヶ淵緑道」。特に夜のライトアップが幻想的でおすすめです。春以外の季節も気持ちよく過ごせますよ。(450m 徒歩6分)/右下・皇居に隣接した「北の丸公園」の敷地内には、コンサートでおなじみの「日本武道館」があります。(600m 徒歩8分)

白×青でレトロな外観の “秀和シリーズ”

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「九段下」駅から、緩やかな坂道を歩くこと7分。細道を抜けた先に、白い塗り壁に青い瓦屋根が映えるマンションが見えてきました。前面の道路はほとんど車通りがなく、ゆったりとした住宅街の空気感が漂います。また、道を挟んで向かいには学区指定の「区立富士見小学校」があり、休み時間などには子どもたちの賑やかな声が聞こえてきました。

売主さま

周辺には学校や子どもが使える施設が豊富なので、子育て環境は整っていると言えるでしょう。都会ど真ん中な立地ですが、自然を感じる場所が多くお散歩も楽しめますよ。

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左上・マンションは傾斜地に建っているため、エントランスまでに階段があります。お子さまのいらっしゃるご家庭でも、ベビーカーを卒業されたファミリーによさそうですね。 階段を上って左に折れると・・・/右上・エントランスがありました。ゴツゴツとした白い外壁と黒い鉄格子がレトロな雰囲気。/左下・中に入るとノスタルジックな共用ロビーが広がります。左の黒い扉の先は管理人室。/右下・エレベーターで6階まで上がると、すぐ右手に今回ご紹介する住戸がありました。

売主さま

管理人さんは月~金曜の8:00~17:00、土曜の7:00~12:00に勤務されています。また、前回の大規模修繕工事は2001年に実施しており、直近では2013~2016年にかけて給排水管設備改修や鉄骨階段補修などの工事を行なっております。

住戸に入ってみましょう

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左・玄関ホールと廊下はひと続きのタイル貼りになっています。優しい色味で温もりを感じられますね。正面はLDKへと続く扉です。/右・リビング扉の前から振り返ってみました。天井まで高さのある下足入れは収納力◎ お次は右手にある扉の先をのぞいてみましょう。

細長~い洋室Aへ

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左・玄関ホールからアクセスする洋室Aは約7帖。東向きに窓やバルコニーへの出入り口があり、午前中は特に明るい空間です。/右・角度を変えて見てみると、真っ白で長~い空間が奥まで続きます。正面には中にハンガーパイプが備わったクローゼットが。大きめの梁が通っている部分は、天井高が約180cmで長身の方だと圧迫感が気になるかもしれません。

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居室の奥から窓側を向いてみました。東向きに開口が3つも! 壁やフローリングが明るい色味なうえ、さらに陽がたっぷり届いてとっても開放的な空間です。ちなみに両サイドの出入り口からは、それぞれ別のバルコニーに出られます。

売主さま

こちらの住戸、実はバルコニーが6つもあります。洋室Aと洋室Bからは、それぞれふたつのバルコニーにアクセスできる間取りです。東側からしっかり採光を取れるので、どちらの個室もとても明るいですよ。もちろん、通風も良好です。

洋室Aの奥の出入り口から バルコニーへ

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正面には学区指定の「区立冨士見小学校」が見えます。高い建物もないですし、正面はグラウンドなので、日当たりは◎ こちらの小学校は「こども園」が併設しているので、取材日は園児たちがプールで遊ぶ賑やかな声が聞こえました。室内で窓を閉めれば、そこまで気になりませんでしたが、小学校の休み時間や運動会などの際はさらに賑やかな声が届くかもしれません。

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こちらのマンション外観の特徴でもある黒い鉄柵。ヴィンテージマンションらしくて、思わず惚れ惚れしちゃうカッコよさです。奥行きの深いバルコニーは、床面がしっかり防水塗装されていてとっても綺麗な印象でした。

廊下に戻って リビング扉の先へ

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リビング扉を開けると、タイル貼りの廊下がまっすぐ続きます。廊下の途中には大きな梁が通っていて、洋室Aと同じく梁下は約180cm。長身の方は現地で高さをお確かめください。そして廊下を挟むようにして、キッチンとリビングダイニング(LD)があります。

まずはキッチンを見てみましょう

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約3.7帖の独立型キッチンは、ダークブラウンで落ち着いた印象に仕上がっています。ほどよくこもり感があって、お料理に集中できそうですね。奥に小窓があるのですが、配置的にはこの窓の前に冷蔵庫を置くことになりそうなので、半分くらいは隠れてしまうかもしれません。

続いて約14.3帖のLDへ

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南向きの明るい空間のなかで、グレーのアクセントクロスが落ち着きを演出してるLD。キッチンからの動線を考えると、写真右手をダイニングスペース、窓際をリビングスペースとして使うとよさそうです。

バルコニーに出てみましょう

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こちらのバルコニーは奥行きも幅もコンパクト。正面には建物が建っており、抜けはないですが、距離はしっかり取れていて圧迫感はありません。南向きで日当たりは良好!

室内に戻ってきました

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ダイニングスペース側にはクローゼット、リビングスペース側にはオープンの可動棚が備わっています。クローゼットの中は奥行きがあるので、扇風機やスーツケースなど大きめのものもしまえますよ。

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角度を変えてもう一枚。リビング部分はソファの大きさと置き場所に、少し迷うかもしれません。シングルソファをいくつか置いたり、思い切ってソファなしで大きなビーズクッションとラグを敷いたりと、空間づくりを考えて楽しむのもよさそうです。

廊下沿いにある水まわりをチェック

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左・廊下を奥へ進むと、左手に水まわりがまとまっています。トイレにはカウンターと収納が備わっていますよ。/中央・洗面脱衣所の広さはそこそこですが、縦長でスッキリ。トイレと洗面脱衣所は、廊下から床が一段上がっています。/右・バスルームにも換気のできる窓があってうれしいですね。浴室乾燥機能付きです。

廊下突き当たりの洋室Bへ

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こちらは約9.6帖の洋室B。南東向きの二面採光なので、この住戸内で一番明るい居室です。十分な広さがあるので、大きめサイズのベッドや鏡台、デスクなどを置く余裕もありそうですね。

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左の出入り口から東向きのバルコニーに出ることができます。洋室Aと同じく、正面には学校が見えますよ。

南向きバルコニーに出てみましょう

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こちらも奥行きは浅めですが、南向きなので採光をとるためには貴重なバルコニー。LDのバルコニーと同じ向きで、正面に建物は建っていますが、空をたっぷり仰げます!

室内に戻ってきました

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左・室内に戻って、お次は正面の白い引き戸を開けてみましょう。/右・こちらは約2.1帖のウォークインクローゼット(WIC)でした。そしてWICからもバルコニーに出られるという、なんとも珍しい間取り。

WICの先にあるバルコニーへ

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こちらも東向きなので、学校が見えます。バルコニーの位置的にはグラウンドが真正面にくるので、一番抜けを感じられるカモ? 見下ろすと「こども園」のプールも見えました。お子さまがグラウンドなどで遊ぶ様子が、肉眼でもハッキリ見えそうな距離感です。

洗濯物を干すのは屋上で

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6つもバルコニーがあるのですが、こちらのマンションは景観上の理由からバルコニーでの物干しがNG。その代わり、屋上には共用の物干しスペースがあります。広さはたっぷりあるので、お天気のよい日にはお布団やシーツなどをまとめて干すこともできますね。屋上まで干しに行くのが面倒な方は、浴室乾燥機を活用しましょう。

「飯田橋」駅方面を散策してみましょう

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左上・東側のバルコニーから見える「区立冨士見小学校」。正門はちょうど反対側なのですが、この距離感は子どもがひとりで通うのにも安心ですね。(210m 徒歩3分)/右上・「飯田橋サクラテラス」には豊富な飲食店に加え、病院や郵便局も入っていてとっても便利そう。1階には「成城石井 飯田橋サクラテラス店」が入っているので、日々のお買い物にどうぞ。(400m 徒歩5分)/左下・JR総武線や東京メトロ有楽町線、東西線、南北線が乗り入れる「飯田橋」駅までも徒歩8分。行き先に応じて「九段下」駅と使い分けをすると、多くの路線を利用できてとっても便利です。/右下・このエリアは、洗練された大人の街 「神楽坂」も至近。「神楽坂下」交差点からゆるやかな坂道を進み、小道に入れば趣あるお店が点在しています。(600m 徒歩8分)

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カウカモ編集部より

オフィス街のイメージが強いけれど、実は豊かな自然も感じられるし、たくさんの学校もある。そんな「千代田区富士見町」アドレスのヴィンテージマンションに、ファミリー向けの住戸が登場しました。今回ご紹介するマンションの最寄り駅は東京メトロ半蔵門線、東西線、そして都営新宿線が乗り入れる「九段下」。「靖国神社」や「千鳥ヶ淵」など歴史と自然を感じられる名所がすぐ近くにあり、重厚な雰囲気も漂うエリアです。“神楽坂エリア” にも近く、グルメなご家族は週末ごとに新店開拓を楽しめそう。今では貴重になった “ボール遊びができる広場” として人気の「ふじみこどもひろば」(200m 徒歩3分)や、小学生のクラブ活動を行ったり乳幼児の遊び場にもなっている「冨士見わんぱくひろば」(150m 徒歩2分)など、都会の中でも子どもをしっかり遊ばせることができる環境が整っています。


マンションは現在築49年と、なかなかの歴史を重ねてきました。古さを感じさせる箇所もあれど、白の外壁に青い屋根、そこに黒い鉄柵がアクセントになっている外観は “秀和シリーズ” ならでは。ヴィンテージ好きのご家族はきっとときめいちゃうはず♪ 前回の大規模修繕工事は2001年に行っており、その後は2013~2016年にかけて給排水管設備改修や鉄骨階段補修などの工事を実施しています。管理人さんは週6勤務なので共用部はゴミなどなく綺麗に保たれていましたが、共用廊下の赤い絨毯の傷みが気になる~! 早めに修繕されることを期待しましょう。


住戸は約78㎡の2LDK+WIC。なんといっても特徴的なのは、バルコニーが6つもあるところ。今までたくさんの物件を見てきましたが、バルコニー6つは初体験でした(笑) そのおかげでどの居室も明るく、住戸全体に風が伸びやかに通り、快適に過ごせそうな印象です。約2帖のWICに加えて、収納はリビングダイニングに2か所、廊下に1か所ありますので、居住空間はスッキリ保つことができるでしょう。そうそう、WICを抜けるとバルコニーに出られる間取りも初めてでした! また、約10帖の広さがある洋室Bを主寝室にした場合、細長~い洋室Aの形状を考えるとお子さまはひとりのご家族がよさそうですね。あるいは “大人の街” を庭にしたい、ご夫婦でゆったり住まわれるのも贅沢♡


これでもか! というくらい朝日を浴びることができるこの住戸。6つのバルコニーから、今日は何が見えるかな? 日当たり重視&ヴィンテージ好きのご家族、ぜひ一度ご覧くださいませ。お問い合わせお待ちしております。

writer:島村 麻美 / editor:平野 翔子