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ご紹介する物件は、平成23年にフルリノベーションされました。今回はクリーニングのみでの販売となりますので、そちらを踏まえてご検討くださいね。

歩くたび好きになる 「不動前」

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左上・物件の最寄りは東急目黒線「不動前」駅。各駅停車しか停まらないゆえのローカルな空気と、JR山手線「目黒」駅までたった1駅という足まわりのよさが魅力です。(徒歩2分)/右上・オープンしたてというパン屋さん「Boulangerie A’rrow (ブーランジェリー アロー)」。国産小麦・天然酵母使用という、こだわりのお店です。(280m 徒歩4分)/左下・赤い外観が可愛らしい「ARCACHON(アルカション)」では、正統派のフランス料理が楽しめます。気取らない雰囲気なのもうれしい。(750m 徒歩10分)/右下・「かむろ坂」沿いにあるスーパー「オオゼキ 目黒不動前店」が、あなたの暮らしのパートナーに。マンションは、この目の前に建っています。(29m 徒歩1分)

春は花で見えないほどに

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商店街を歩くこと2分。あっ! という間に到着です。マンションが佇む「かむろ坂」は、全長約480メートル・幅約13mのとてもなだらかな坂道。両側に植えられた大きな桜の木による葉陰が心地よく、春には桜のトンネルのようになります。

売主さま

こちらは昭和52年竣工、総戸数25戸のマンションです。ペットは犬猫2匹まで・成体5kg未満のものでしたら飼育可能ですよ。

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左上・エントランスのレトロなガラス扉を押し開けて、建物に入ります。/右上・ロビーには管理人室と集合ポストが。住込みで勤務されているご夫妻がいらっしゃるというのは心強いですね◎/左下・エントランス横のピロティ部分は平置き駐車場になっており、月額30,250円で利用可能です。ご希望の方は最新の空き状況をお調べしますので、お問い合わせくださいね。/右下・今回ご紹介するのは、6階に所在している3面角の住戸。共用廊下の突き当たりに、ほんのりレトロな玄関扉が見えてきました。

売主さま

2019年4月〜2020年9月の間は、修繕の特別積立金として月に62,703円の徴収がありますので、その点はご了承くださいませ。

お邪魔しまーす

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左・・・・ん?/右・な、なんですかこの明るくて広ーい土間は! 大きな鏡の効果でますます広く見えますね。窓の下の引き戸をガラッと開けると、中はシューズボックスでした。

売主さま

趣味の道具やベビーカーも置くことができるよう、モルタル仕上げの土間を大きめにしました。

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玄関がゆったりしていると気分がリッチになりますね〜。姿見とも距離が取れるので、全身をよき距離感でチェックできます!

あっ なんだかワクワク

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オーク材のフローリングが、ずっと奥まで続いているのが見えます。住戸の顔となる、正面の “見せる収納” には何を飾りましょうか。こだわりのブルーレイコレクションか、最近ハマったハーバリウムか。それとも愛するペットの成長記録か・・・。

ご参考に

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こちらはリノベ当時の写真。家具が入るとこんなイメージです。

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えーっと、間取りは1LDKって聞いてるんですが、壁は・・・?

それにしても 明るいですね

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約18.7帖の空間に北東・南東の2面から陽が差し込み、間接照明しか点いていないのにとても明るいです。写真中央の窓辺にはデスクが造り付けられ、居心地いいワークスペースになりそう。隣に見える、むき出しの配管がイイ味出してますね。

キッチンにも窓♡

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左・食洗機&電子コンベック完備のキッチンです。水栓はドイツ「GROHE(グローエ)」社製でスタイリッシュ。奥には冷蔵庫がすっぽり収まりそうなスペースがあります。ちなみに窓を開けると、大きな空と、遠くに「五反田TOCビル」が見えましたよ。/右・背後には可動棚がふたつ備わっています。引き戸は1枚で、片方を開けると片方が隠れる仕組み。これはもう “見せる用” と “ガチ料理用” に分けるしかない!

Hello! 南西サンシャイン

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キッチンの奥には約6.5帖の空間が。掃き出し窓がすごくいっぱいある? と思ったら、またしても右手の鏡に一本取られました。それにしても清々しい!

外へ出てみましょう

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バルコニーは南西向き。大きく伸びをしたくなるような、空を感じる気持ちいいビューです。駅徒歩2分の物件なのに、抜けのある眺望が手に入るなんてラッキーかも♪ ちなみに写真中央に小さく写っているのは、「武蔵小山」駅前に建設中のタワーマンションです。

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サッシやバルコニーにはちょっぴり経る年月を感じますが、ゆとりある広さなのはうれしいところ。右奥には小型の物置きが置かれていました。

室内に戻って

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あれっ、壁が・・・! やっぱり1LDKだったんですね! すべての引き戸は、真ん中に取っ手があるデザインで統一されています。これが絶妙に生活感を消していて、スタイリッシュなんです♡

売主さま

可変性があるので、大きなワンルームのようにお使いいただくこともできますよ。こちらの寝室は、将来的にはふたつに仕切ることもできるよう、下地を入れたり電気配線を分けたりしています。

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なるほど、ハッピーの可能性をも見越したリノベーションですね。

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クローゼットも左右それぞれに造られています。奥行きたっぷり。

再びオープンスタイル

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寝室を区切る引き戸は、開ければぴったり中央の壁と一体化。天井のむき出しの配管が、空間のアクセントになっていますね。

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もう何が柱で何が壁で何が引き戸なのか、わからなくなってきました・・・。この住戸、面白すぎる!

普通の壁はないのかな?

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左・廊下の右手には、洗面脱衣室への出入り口がぽっかりと空いています。ここにはドアはなく、床材の変化でゾーニングしているので圧迫感がないのがウマい。/右・コンパクトな洗面化粧台。小物は鏡の奥の棚に収めて、このシンプルさを楽しみたいですね。

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左・洗面室の奥に続く、1317サイズのバスルーム。浴室乾燥機を完備しています。/右・廊下に戻り、反対側の引き戸をガラリ。トイレ発見です!

まだまだ開きます

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左・トイレの隣の引き戸をガラリ。こちらは洗濯機置き場でした。/右・その隣の引き戸をガラリ。収納です!

まわるまわるよ

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文字通り、住戸をぐるっと一周してきました。ご覧いただいたように、浴室と洗面室を中心に配し、リビングダイニング(LD)と寝室を回遊できる間取りなんです。大きなワンルームのように開放的に使ってもいいですし、写真のように、廊下とLDをドアで区切ることも可能です。

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この写真右側のドアはどこから出てきたでしょう? 実は数枚前の写真に壁のような顔をして写っていますので、気になる方は探してみてくださいね(笑)

ご参考に

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最後に、家具付きの写真をもう一枚。暮らしの妄想、膨らんできませんか?

歩きまわるよ 「不動前」

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左上・ご近所の隠れ家カフェ「Cafe ChocoLapin(カフェショコラパン)」では、看板犬のショコラちゃんに会えます。季節によっては「ゲイシャ」などのスペシャルティコーヒーも扱っている本格派です。(200m 徒歩3分)/右上・こちらはアットホームなごはん処「とかいなか食堂」。入口でワンコインをカゴに入れて入店するシステムの、ランチ専門のお店です。野菜たっぷり・おかわり自由で500円! 売り切れ御免というのも納得。(350m 徒歩5分)/左下・「Tiscali(ティスカリ)」の看板には “羊飼いの食卓”、“羊料理研究所” の文字が。ちょっと珍しい、多彩な羊料理イタリアンがいただけますよ。(260m 徒歩4分)/右下・以前の「不動前」の取材時にファンになってしまった、駅近くのカレーショップ「東印度咖理商会」。絶品のカレーおにぎり、今回は「豚」「焼き」の2種類をいただきました♡ あぁ、早くまたこの街に降り立ちたい・・・(120m 徒歩2分)

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カウカモ編集部より

こちらの物件、取材に想定以上の時間がかかってしまいました・・・。間取りが珍しくて面白くて、窓や引き戸をつい開けたり閉めたり。お伝えし忘れているカットがないかと、夢中になってカメラのデータを確認していたらあっという間に90分。すっかりお昼時になっていました。

じゃあ、「不動前」のどこでお昼を食べて行こうかな♡ と考えて、そこでハッと自覚しました。楽しい。ここでの暮らしを想像していたら、すでにもう楽しい! 「不動前」の街のちょうどいい魅力と、物件の持つ明るさとユニークさで、ワクワクが増幅してしまったようでした(悩んで最終的にカレーおにぎりをリピートしたわけですが)。

「かむろ坂」に佇むマンションは、全25戸のアットホームな規模です。昭和52年竣工でピカピカというわけではありませんが、外壁はきれいに茶色く塗られており、いい雰囲気。ロビーやエレベーターといった共用部には清潔感が漂っていました。住込みの気さくな管理人さんがいらっしゃるのも、雰囲気のよさの理由かも。


1点ご留意いただきたいのは、2019年4月〜2020年9月の間は修繕の特別積立金として月に62,703円の徴収があるということ。長く気持ちよく住まうための必要経費とご理解いただいた上で、ご検討いただければと思います。


住戸のポイントは、やはり大きな土間と、回遊できる開放的な間取り。そして3面採光の清々しさではないでしょうか。あと駅から徒歩たった2分なのに、眺望に抜けがあって。それからマンションの目の前がスーパーで、しかも桜の名所というのもポイント。うーん、推しポイントが多すぎて水玉模様みたいになっています。ペットと一緒の暮らしを想像してみても、“行き止まりがない” 部屋ではしゃぐ姿が目に浮かんできますね。

リノベされたのは8年ほど前ですので、キッチンなどには多少の使用感は感じられるかもしれません。その点は気にならないという方におすすめです。けれど、売主さまの表現をお借りすると『少しマニアックな間取り』というこちらの物件、なかなかほかには見られない個性がキラリと光っています。

「似たものに、今度はいつ出会えるかわからない!」 予感を感じていただけたら、どうぞこの機会を逃さぬよう。桜の季節にはきっと『本当にここでよかった』と感じていただけると思いますよ。大事に住み継いでいただける方をお待ちしております。

writer:小杉 美香 / editor:外山 友香