銀色に輝く箱の扉を開けたら、切り取るすべてがフォトジェニックな空間が待っていた。3層をつなぐ大きな吹き抜け、巡る軽やかな階段、方々の開口、そして満点の星空を浴びるテラス。1日を通して移ろう光を感じながら、この風景も、あの風景も、すべて大切に慈しみたい。
小平市花小金井南町(花小金井駅徒歩9分)
1LDK+テラス
/ 52.92㎡
/ 4,880万円
売主さまのご紹介
Hさまご夫婦
2016年12月にこちらの戸建てを新築。このたび地方へ移住されることに。
Tiny Silver Box
今回ご紹介するのは2016年築、鉄骨造3階建て、建物面積52.92㎡のコンパクトな戸建て住宅。
cowcamo
お邪魔します
背の高い観葉植物が悠々と枝葉を伸ばす玄関ホール。3層の吹き抜けのあちこちに開口があり、ここから連続する空間を拝見するのが楽しみでなりません。
Hさま
空間の広がりや明るさを引き出すように設計してもらいました。
グリーンのカーテン
2階へ上がると木々が目隠しの役割も果たす、約4.6帖のリビング空間。
Hさま
居住空間の床や階段の踏板には無垢フローリングを張っています。
開口を抜けキッチンへ
横長窓に面する、約3.1帖の気持ちのいいキッチン。上部にはオープン棚が設置されています。
Picture Window
キッチンを抜けると、まるで額縁で切り取られたような景色。思わず息を呑む美しさです。
こちらの空間もキッチンと同じ約3.1帖。横の開口は吹き抜けに面しています。
cowcamo
元々ダイニングスペースとして使われていたそうですが、現在は寝室に。窓は北向きなので、直射日光に悩まされることなく快適に目覚められそうです。
さらに階段を上がり、3階へ行ってみましょう。
陽の美しさ
あまりに美しく感じた一枚。上部からさす光が白い空間をやわらかに照らしています。時間が経つごとに異なる表情を見せてくれそうですね。
最上階に水まわり
大きな窓から見える景色が鏡に映り込み、なんとも晴れやかな気持ちにさせてくれる洗面脱衣室。
洗面台の横に洗濯機置き場。そして左のカーテンを開けると……
半露天風呂
一般的なユニットバスではなく、下地に防水して造る在来工法の浴室。大きな窓が付いていて、そのままテラスへ出られるようになっています。
星空と外気浴
壁が高いため、周囲からの視線はまったく気になりません。浴槽で温まったら、そのままテラスで外気浴。
Hさま
浴槽に浸かりながら夜空を望むこともでき、ここで過ごす時間は格別です。
cowcamo
自宅で半露天、とても贅沢ですね。
左・照明と水栓も完備。植物を育てることもできそうです。/右・階段側にもガラスが使われています。
次は1階へ
3階から覗くと、この高さ。階段を通るごとにシーンが移ろい、豊かな空間の連続にハッとさせられます。
階段下の空間
現在Hさまはお仕事スペースとして使用されています。
cowcamo
ここで楽器を演奏したら、家中に音が響いて気持ちがよさそうです。
約4.6帖の洋室
唯一の個室空間です。リビングから見えた木々はここから伸びていたんですね。
写真はありませんが、細長い開口の先は大型の収納になっています。
お邪魔しました
左・トイレは玄関上がって正面に独立しています。/右・玄関の横にも大きな窓があり、キラキラと光るグリーンを感じながらお出かけできますよ。
徒歩6分で 「小金井公園」に到着
物件から南に歩くことわずか450m、約80ヘクタールもの面積を誇る「小金井公園」に到着です(なんと「上野恩賜公園」の約1.5倍というから驚き)。豊かな自然を満喫できるだけでなく、サイクリングコースにテニスコート、バーベキュー広場にドッグランまで楽しめます。
cowcamo
戸建て住宅なので、もちろんペットの飼育が可能。ワンちゃんを飼われている方にとっては恰好のお散歩スポットになりそうですね。
西武新宿線の急行停車駅 「花小金井」
左上・お豆腐屋さんやお鮨屋さん、各種クリニックなどが並ぶローカルな「せいぶ通り」。(徒歩3分)/右上・駅近くにはスーパー「ピーコックストア 花小金井店」があります。(徒歩7分)/左下・物件の前を走る鈴木街道沿いにある「Pizzeria Ampia(アンピア)」。小平市出身、3児の父でもあるシェフが営むだけあって、お子さま連れも大歓迎とのこと。同じ建物に入る「Tacos Mercado(メルカド)」も人気店です。(徒歩2分)/右下・同じく鈴木街道沿いにある「同心居(トンシンジュ)花小金井店」も評判店で、ゆったりした店内で中華をいただけます。(徒歩2分)
Hさま
美味しい飲食店が多く、非常に暮らしやすい環境です。徒歩9分のバス停「嘉悦大学入口」からは中央線の「武蔵小金井」駅へのバスも多くて出ています。
カウカモ編集部より
『こんな物件に住んでみたい』と心から思わせてくれた本物件。100㎡を超える豪華な邸宅にも憧れますが、都内で戸建てに住むのなら、こんな小回りの効くコンパクトな物件がいい。それも “内に開く”、こんな物件が。
完全な個室は1階の洋室のみで、あとは空間全体がつながっているため、空調効率についてはちょっと工夫が必要かもしれません。だけど下階へ行くとひんやり、上階へ行くと温もる感覚すらも、この物件の個性と捉えることができそうです。床暖房が設置されているそうなので、上手に活用してくださいね。
Hさまが所有されているようなコンパクトな車であれば、敷地内に1台駐車可能です。大きすぎると玄関を塞ぐことになるので、サイズ感はお問い合わせください。
家にいる時間を慈しみたくなるような、そんな繊細さを持ち合わせた物件だと思います。自分の日常と重ねてみたくなった方、まずは街歩きも兼ねてご内見をお待ちしています。
平米数を見て “狭そう” と直感的に感じた方、記事の最後までどうぞお付き合いください。中には見事な “広がり” が待っていますよ。