“日本のガウディ” 梵寿綱

写真

今回ご紹介するのは、“日本のガウディ” と呼ばれる建築家・梵寿綱が手がけたマンション。梵寿綱作品としては少し控えめな印象ですが、リズミカルに並ぶバルコニーやテラコッタカラーの屋根、独特な深いブルーの色使いなど、随所にこだわりを感じます。

cowcamo

青空に真っ白な外壁が映えますね。実は2022年2月に大規模修繕工事を終えたばかりで、塗装箇所は竣工時と同色のものを再現するなど、本来の姿にこだわったそう。立派なアート作品です。

ワクワクっ♪

写真

左上・エントランスには階段を降りてアクセス。駐車場側にはスロープも設けられています。/右上・モザイク画や十二星座を描いた彫刻ガラス、雰囲気あるレンガタイル……共用部は梵寿綱の世界観が満載♡ /左下・まるでダンジョンに迷い込んだような……共用部のオブジェまでもが、その雰囲気を作り上げています。/右下・屋上には広々とした物干し場が。新宿エリアの摩天楼をバックに洗濯物がそよぎます。

売主さま

こちらの物件には、トランクルームの所有権(使用料月額520円)が付いています。分譲タイプのため固定資産税や都市計画税がかかりますので、事前にご留意ください。

cowcamo

管理人さんはずっとこちらのマンションに住んでいる方で、現在は週6日間勤務されています。駐輪場は全部で3ヶ所ありますよ(月額100~350円)。

住戸へ向かいましょう

写真

左・エレベーターで3階へときました。ご紹介するのは、共用廊下の奥にある角部屋です。/右・マンションの雰囲気とは打って変わって、住戸内は現代的でナチュラルなデザイン。

明るいっ

写真

南と東の二面に窓がある、明るいLDK。広さは約13帖です。

写真

室内窓がある壁の奥は洋室A。こちらは後ほどご案内します。

クールブラック

写真

左・キッチンの背面には、冷蔵庫や食器棚を置くスペースがたっぷり。/右・ マットなモノトーンカラーがカッコイイ! 食洗器が備わっていて機能的です。

写真

手前にソファ、奥の窓際にダイニングテーブルを置くのがしっくりきそう。柱が少なく家具の配置がしやすそうですね。

南向きのバルコニー

写真

眼下に駐車場があるため、正面の建物と距離が取れています。それにしても、駅近とは思えないほど静かな環境です。

cowcamo

すぐ近くに保育園があるため、時折お散歩に向かう園児たちの声が聞こえてきます。微笑ましい環境ですね。

写真

バルコニーはとってもタイトな作り。魅力的なブルーの手すりがアクセントカラーで、グリーンやお花を育てると映えそうですよ。

cowcamo

規約上バルコニーでの物干しが禁止されているので、先ほどご紹介した屋上の物干し場をご利用くださいね。

室内に戻ります

写真

リアルな木目のフローリングが素敵ですね。室内窓は開閉可能で、風が通ります。

約4.7帖の洋室A

写真

リビングと同様に南向きのバルコニーに面しているため、日がサンサンと入る明るい空間です。

写真

見返すとクローゼットが。右側の壁は、キラッとラメが光るグレーのアクセントクロス仕上げです。

cowcamo

LDKと緩やかにつながる距離感がいいですね。ワークスペースやお子さまの遊び場など、ライフステージにあわせて多目的に使えます。

廊下に戻って 洋室Bへ

写真

約5.3帖の洋室B。北向きの窓の外には、小さなバルコニーがあります。

cowcamo

こちらのバルコニーは、非常階段の目の前に位置しています。窓は防犯ガラスになっていますが、施錠だけはお忘れなく。人が通る可能性もあるので、ブラインドやレースカーテンなどを利用するとよさそうです。

写真

洋室Bには大容量クローゼットを完備。中は奥行きが深く、ウォークインクローゼットのような仕様になっています。

cowcamo

トランクルームもあるし、充実の収納量ですね!

水まわりをチェック

写真

左・リビングから玄関側を見た様子。廊下には、水まわりや個室のほかに物入れがあります。/右・トイレはモノトーンカラーでまとめられており、シックな印象。

写真

左・三面洗面化粧台付きの脱衣室。洗濯機置き場の上には、吊り戸棚が備わっています。/右・ユニットバスは1116サイズと少々コンパクト。浴室換気乾燥機付きなので、室内干しはこちらでどうぞ。

梵寿綱ワールド炸裂

写真

左・1枚1枚タイルをはずして、丁寧に修復されたというモザイク画。/右上・共用部の床タイルがすっごくかわいいんです♡ /右下・最近人気のヘキサゴンタイルは、約50年前から使われていたんだとか。柄の組み合わせ方も素敵。

写真

左上・エントランス手前の空間にはちょっとしたベンチが。/右上・十二星座があしらわれたガラス。/左下・光の入り方が素敵。どこを切り取っても絵になります。/右下・植栽もきれいに整えられており、管理のよさが伝わってきました。

cowcamo

素敵すぎて、夢中でシャッターを切り続けてしまいました(笑)

方南町エリアを歩いてみましょう

写真

左上・「方南町」駅前から延びる「方南銀座商店街」。人情味の溢れるお店が並び、ほっこりとした街の雰囲気づくりにひと役買っています。/右上・環七通りにある「Gluttony(グラトニー)」は、行列のできるベーカリー。店名の通り “暴食” 必至のメニューばかりです。(120m 徒歩2分)/左下・上品な店構えのお花屋さん「PROPERTIES(プロパティーズ)」。お部屋に似合うお花やグリーンを選びに足を運んでみては?(450m 徒歩6分)/右下・地元で愛されるケーキ屋さん「Patisserie Yeux(パティスリー ウー)」。お誕生日のケーキはこちらで決まり!(250m 徒歩4分)

cowcamo

マンションから東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅までは徒歩2分の距離。2019年からは乗り換えなしで新宿まで行けるようになり、とっても便利になりました。始発駅なので座れる可能性大ですよ。

cowcamo

カウカモ編集部より

“日本のガウディ”と称される建築家・梵寿綱が手がけた、こちらのマンション。ほかの作品に比べると少し控えめな外観ですが、共用部内は彼の世界観に溢れています。タイルで描かれた親子像やガラスに彫られた十二星座は、こちらに暮らすファミリーへの愛のメッセージでしょうか。デザインの魅力と同時に、温かみを感じる建物でした。

こちらの住人でもある管理人さんいわく、2022年2月に行われた大規模修繕工事で、共用部内のアートもひとつひとつ色味にこだわり、大切に修復されたのだとか。『この建物の色味が好きと言って、入居されてる方もいるからね』とお話しくださいました。築年数は経過していますが、どこを見ても綺麗に清掃されており、管理人さんのマンションへの “愛” を感じます。それでいて共益費の金額は抑えられているのはうれしいところ。

建物に目を奪われますが、暮らしの利便性も◎ 最寄りの「方南町」駅までは徒歩約2分という近さ。始発駅なので、新宿などのビッグターミナルまでは座ってアクセスすることができます。スーパー「サミット 和泉店」が近くにあるので、買い物にも不自由しなそう。そして、明るくて開放感がある住戸には、専用のトランクルームが付いており収納量もたっぷりです。

アートや建築に興味がある方も、とにかく駅から2分という利便性に惹かれた方も、どうぞ一度現地に足をお運びください。

writer:南田 かおり / editor:酒井 大作