武蔵野市御殿山(吉祥寺駅)
日々これ好日
井の頭パークサイドマンション
今日の先には、少しいい明日が待っているだろうか。物思いにふけったときは、窓の外に広がる樹々に聞いてみよう。……うん、きっと大丈夫。振り返ると、ガラス戸の向こうに家族の笑顔があった。「吉祥寺」駅から徒歩6分、井の頭池のほとりにある我が家は、なんともやさしい。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
中央線
現在販売中のおすすめ中古マンション
売主さまのご紹介
Sさまご一家
ふたりのお子さまがいらっしゃる4人ご家族。井の頭公園に隣接する『ずっと住みたかった憧れのマンション』を購入し、スケルトンリノベーション工事を実施。6年間暮らしたご自宅について、お話をうかがいました。
近所ですべて完結! 生活利便性抜群の「吉祥寺」
左上・今回ご紹介する物件の最寄りは、JR中央・総武線、東京メトロ東西線、京王井の頭線が乗り入れる「吉祥寺」駅。(徒歩6分)/右上・駅前の路地にはかつて闇市だった小さな商店街「ハーモニカ横丁」があり、飲食店が軒を連ねています。ノスタルジックでどこか異国情緒の漂う空間。複数店舗をはしごして楽しむのがオススメ!(450m 徒歩6分)/左下・グロッサリー&デリカテッセンストア「Carnival(カーニバル)吉祥寺店」では、輸入品を数多く取り揃えています。さまざまな国の食品が並ぶ雑多な店内は、見ているだけでも楽しい!(400m 徒歩5分)/右下・吉祥寺の代名詞とも言える「井の頭恩賜公園」。平日休日問わず、大人から子どもまで心地よく過ごせる公園です。園内には小さなカフェやレストランもありますよ。(200m 徒歩3分)
売主さま
“かいぼり” で 美しくなった池の先に…
2017年に100歳を迎えた井の頭池は、記念事業として計3回、池の水を抜いて清掃を行う “かいぼり” が行われました。かつては左の写真のように濁っていた池に絶滅危惧種の水草が蘇り、いまでは右の写真の通り、まるでモネの絵画のような美しい水面です。そんな池を見守るように建っている、正面の建物が今回の目的地。
吉祥寺通り沿いに建つ レトロなペット可マンション
エントランス側から建物を見ると、外観はレトロ可愛い青いタイル仕上げになっていました。1968年に清水建設によって建てられた地上13階建て・総戸数67戸のマンションです。入り口は吉祥寺通りに面していて、交通量はそこそこあります。
cowcamo
年数を経た建物ですが、構造設計の確認書類によれば、当時はまだ数の少なかった高層マンションを設計するにあたり、きめ細かい構造設計が行われていて「十分高い耐震性能を有することが推測できる」とのこと。
売主さま
2015年の大規模修繕工事では、外壁のタイルを全部剥がして新品に貼り替えたんですよ。住込みの管理人さんはとってもいい方で、よくお世話になっていました。住人にはファミリーさんも多く、コミュニティがしっかりできているので、ご近所さんの顔が見える安心感がありましたよ。
左上・1階部分には、月額30,000円で利用できる平置きの駐車場が。にこやかな管理人さんにお聞きしたところ、空きが出る可能性が高く、最新状況は都度問い合わせてほしい、とのこと。/右上・エントランスもピカピカに清掃されていました。階段の横には、スロープがしっかりと付いています。/左下・共用ロビーには宅配ボックスが。/右下・ご紹介する住戸が所在する4階までエレベーターで上がってきました。
cowcamo
そうそう、こちらのマンションでは成長時の体長が50cm未満の犬・30cm未満の猫であれば1住戸あたり2匹まで飼育可能なんです♪
ガチャリ…おおっ!
左・玄関ドアを開けると、アンティーク感のあるパーケットフローリングが敷かれた廊下と、ガラス入りのドアが現れました。左右にはふたつの個室につながるドアが。左手には大容量のオープンな靴棚が備わっています。靴だけでなく、日用品も飾るように置けそうですね。/右・木目の美しいドアを開けると、さらに廊下が続きます。左手にはウォークインクローゼット(WIC)、右手には水まわりが配置されています。まずは奥のLDKへ!
緑と光を遊ぶ 25帖の広々LDK
大きなソファを置いてもまだまだスペースに余裕を感じられる、ゆとりある広さです。窓の外には、画用紙に緑の絵の具をこぼしたかのようなグリーンが……! 先に見てみましょう。
ドーン!
この写真を何も言わずに人に見せたら、まさかバルコニーの眺望だとは思われないでしょう。でも、正真正銘、住戸のバルコニーから見た「井の頭恩賜公園」の緑です。
売主さま
この大きなケヤキの眺望が大好きでした。近すぎず遠すぎずの絶妙な距離なので、虫がこちらにやってくることもありませんでしたよ。窓を開けると、気持ちのいい風が室内に吹き込むんです。
幅が広く、洗濯物をたくさん干すことができます。手すりの一部には花台が。バルコニーから下をのぞくと、木々の隙間に少し公園の歩道が見えました。取材時が平日だったこともあってか、人通りはまばらでしたよ。
室内に戻ってきました。右手、ダイニングスペース側の壁面は優しい黄色のアクセントカラーを採用。これがまた、室内にやわらかな雰囲気を醸し出していて素敵なんです。
売主さま
ご希望の方には、現在室内に入っている棚やソファなどの家具をお付けしますよ。
ダイニングスペース側から撮影。天井が高いことも相まって、背伸びをしたくなるような開放感があります。右手に見えるオープンな対面式キッチンを見てみましょう。
キッチンの腰壁には床と同じフローリング材が用いられていて、一体感がありますね。左手に見える、気になる引き戸の使い道は、このあとすぐ!
左・3分の1ほどはぐるりと囲われていて、背面に調理家電置き場や食材のストック場所として便利な収納棚が造られています。藍色のモザイクタイルと濃い木材のコントラストがかっこいい!/右・3口コンロ、食洗機を完備。『コンロ前がタイル仕上げなので、とっても掃除がしやすいんです』とSさま。床もお手入れがしやすい大判のタイル敷きです。
シンクの前に立つと、室内全体と窓に映る緑を同時に視界に収めます。洗い物をしながらでもご家族と会話ができますね。でもたまには、ちょっとだけプライバシー性を高めたいときもあるはず。そんなときは……
ここで引き戸の登場
先ほどキッチン脇の壁際に見えていたガラス戸を閉めると、この通り。ゆるくつながりながらも仕切られた、ふたつの空間ができあがります。
今度はリビングスペース側から。ご家族がダイニングで読み書きをしていても、気兼ねなくテレビを見ることができそうですね。エアコンを使うときも、閉めれば省エネに◎ ちなみに、掃き出し窓は遮音・断熱性の高いペアガラス入りサッシに交換済みとのこと。
売主さま
リビングスペースを充実させることが、リノベーションのテーマのひとつでした。当時はまだふたりだったので、各々のプライバシーを確保しながらもつながりを絶やさないための工夫として、このガラス戸の間仕切りを設けました。
cowcamo
LDKを多用途に使うことができる、時代を先どったデザインですね! お子さまが宿題をする際にも役立ちそう。
廊下へ戻って個室をチェック!
約5帖の洋室A。壁にはうぐいす色のアクセントカラーが取り入れられています。共用廊下に面した窓から、しっかりと採光も取れていますね。窓には二重サッシが設置されていて、室内はとっても静か。
逆サイドを向いたところ。右手の壁面にはガラスブロックが埋め込まれていて、廊下に窓の光を届けています。
同じく約5帖の洋室B
廊下を挟んで向かい側に位置する洋室B。各個室にはエアコンが設置済みです。こちらの窓も二重サッシ仕様です。ふたつの個室ともクローゼットがついていませんが、ご安心を。
廊下からアクセスする大型収納
左・ちょっとした個室のような、独立した大きなウォークインクローゼット(WIC)が別途設けられているんです。さらに、廊下にはWICとは別の大型収納が。/右・洗濯機置場もLDK側の廊下沿いに。ドアを開閉せずに洗濯物をバルコニーに持っていけるのが便利だったそう。この部分はブラインドを下げて隠すこともできます◎ 続いて、水まわりをチェック。
左・タンクレスタイプのスタイリッシュなトイレ。小さな手洗い器付きです。/中央・洗面脱衣所には、シンプルなオンボウルタイプの洗面台が。下部がオープンだと、棚やカゴで収納をカスタマイズできてGoodですね。/右・1216サイズのユニットバスには、追い焚き機能・浴室乾燥機を完備。水まわりを含め、住戸全体をクリーニング済みです。
ディティールを見てみましょう
左上・アメリカンタイプのトグルスイッチで統一。露出配管とスイッチボックスの組み合わせが、これまた可愛いんです。/右上・キッチン天板のアップ。継ぎ目のないシンク一体型のステンレストップで、お掃除もしやすそう。腰壁の上の部分には、頭上の照明のスイッチが。/左下・LDKの天井には照明用の長いダクトレールが備わっているので、ライティングにこだわることもできます◎/右下・ふたつの掃き出し窓の間には、お花や小さなアクセサリーを飾っておきたくなる小窓があります。
売主さま
そうそう、このマンションの屋上には住民専用の物干し場があって、とっても眺めがいいんです。夏は花火もみられるんですよ。
cowcamo
ええっ!? ちょっと見てきます!
そこにあったのは、限りなく広い空と、地平線。ついポエミーな気分になってしまう爽快な景色です。写真では少し分かりづらいですが、眼下には「井の頭恩賜公園」を一望できます。管理人さんいわく『“かいぼり” のニュース映像は、ここから撮られたんだよ』内見の際は、ぜひお立ち寄りを!
魅力的なお店の数々を チェックしながら帰路に
左上・老舗の焼き鳥屋さん「いせや 総本店」はサクッと立ち飲みするもよし、テイクアウトしてお家でゆっくり食べるもよし。(200m 徒歩3分)/右上・旬の紅茶とチャイを提供するカフェ「chai break(チャイブレイク)」。平日は9時、休日は8時からスタートするモーニングメニューがオススメです! チャイティーはもちろん、シナモンが練り込まれたトーストが絶品♡(170m 徒歩2分)/左下・大きなソーセージを挟み込んだホットドックをいだける「ケーニッヒ 吉祥寺店」。一緒にドイツビールもどうぞ。(400m 徒歩5分)/右下・予約必須のタイ料理店「アムリタ食堂」。休日は高確率で行列のできている人気店です。(450m 徒歩6分)
カウカモ編集部より
『ああ、“豊かな環境” って、このことを指すんだな……』とは、取材を終えた帰り道での筆者のつぶやき。閑話休題、今回ご紹介するのは「井の頭恩賜公園」の池の畔に、公園を見守るように建っているマンションの一室です。
駅からは徒歩6分という好立地。周辺には買い物施設はもちろん、飲食店も多数あり、お子さまと遊びに行ける公園や動物園、映画館も徒歩圏内に。どんな世代にもこの街が愛される理由がそこにありそうです。
Sさまは6年ほど前に、新築当時の間取りのままで使われてきた住戸をご購入。リノベーション会社に依頼して、設備や間取りを含め全面的に内装を刷新するスケルトン工事を実施されました。コンセプトは、「さまざまな家族形態で暮らしやすく、家事動線のよい効率的な住まい」だったそう。
一面の緑が窓に映る、広々としたLDKでの生活を重視したレイアウトが大きな特徴で、リビングとダイニングスペースをガラス戸によって仕切ることができます。家族形態やその時々の過ごし方に応じて、柔軟にプライバシー性を調節できる便利な機能ですが、ガラス戸にしたことで、閉め切っていても、ほどよくお互いの気配を感じながら過ごせるのがミソです。家族の絆を支える秘訣となりそうですね。
リビングスペース側の掃き出し窓手前には、マルチに活躍するインナーテラスが。植栽スペースとしてはもちろん、お子さまのお絵かきスペースとして使えば、絵の具をこぼしてもお掃除はラクラク。外出前に家具などを一時的にここに移動しておけば、ロボット掃除機が隅々までキレイにしてくれて便利だったそうです。
ふたつある個室はどちらとも約5帖で、潔く “寝るための部屋” として用途を明確化。独立した大きなWICが別途設けられていて、収納容量は十分といえそうです。また、ディティールの写真でもご覧いただいた通り、各所には「使いやすさ」を実感できそうな、細やかな配慮がなされていることもポイントです。
日日是好日。豊かな周辺環境と住む人に優しいデザインが、家族の明日を愛情たっぷりに育んでくれそうです。
writer / editor:中山 宇宴
実際に吉祥寺に住んで実感したのは、買い物からレジャーまで、ほとんどのことがこの街でできてしまう便利さです。特に子どもが小さいので、遠出をしなくて済むのは助かりましたね。