江東区深川(門前仲町駅)
溶けあう境界線
深川住宅B棟
LDKと洋室を隔てる扉はない。ベッドスペースにも、収納にも扉はない。我が家には、曖昧な境界線があるのみだ。“門仲エリア” と “清澄エリア” の間に建つどっしり系マンション。その一室の、まるでワンルームな1LDK。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
売主さまのご紹介
Sさま
単身でお住まいのSさま。4年前に物件を購入しフルリノベーションを施しました。こだわりの詰まったお住まいでしたが、エリアを変えて再びリノベーションを楽しみたいと、住み替えを検討しているそう。
“清澄門仲エリア” の 街の香りは?
左上・サードウェーブコーヒーの火付け役「BLUE BOTTLE COFFEE(ブルーボトルコーヒー)」の国内1号店はこちらの清澄白河店(600m 徒歩8分)。周辺にはカフェやベーカリーが揃っていますよ。/右上・「清澄公園」は徒歩圏内。敷地内には広場や立派な庭園も。(280m 徒歩4分)/左下・隅田川河川敷を歩けば、ストレスなんて一気に吹き飛びそう! リモートワークで煮詰まった時は散歩へ出かけましょう。(750m 徒歩10分)/右下・こちらは「深川不動堂」へと続く参道「人情深川ご利益通り」。下町情緒溢れる道もまた、落ち着きます◎(750m 徒歩10分)
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美しい どっしり系マンション
清澄通りから一本入ったところに建つ、A棟とB棟からなる総戸数342戸の大規模マンション! カウカモでも何度もご紹介していますが、今回はB棟の物件にお邪魔します。
cowcamo
マンションの竣工は1973年。2020年に大規模修繕工事が実施されるなど、健やかに修繕が行われています。また、新耐震基準に適合していますよ。
売主さま
“歴史ある地に建つ、歴史あるマンション” という要素が物件購入の決め手になりました。ゴミ出しのルールが厳しいのですが、おかげで共用部はいつもきれいに保たれていますよ。
左上・エントランスは1階と2階に。どちらからもエレベーターは利用可能です。/右上・階段を上がり、管理人室のあるメインエントランスへ。/左下・管理人さんは平日と隔週の土曜日に勤務されています。エレベーター内部の様子がモニターに映し出されているので、セキュリティ面で安心感がありますね。/右下・住戸が所在する10階に上がってきました。共用廊下からの眺めがよく、思わずパシャリ。遠くに「東京スカイツリー」の姿が!
売主さま
マンションお隣にあるホームセンター「コーナン深川店」は、スーパーも併設しているので日々のお買い物に便利です◎
さっそく洋室へ
広さは約17.1帖。南西向きのふたつの窓から、暖かな光が注がれています。
窓を背にしたカット。白塗装された壁や天井が、ほどよいラフさを演出。
開放感を重視して扉を極力減らしたという売主さま。ベッドスペースや収納もオープンです。
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広くてシンプルな空間のため、どんな家具でも合わせやすいのがポイント。コーディネートの妄想が捗ります!
ベッドがすっぽり
窓際の凹み部分はベッドスペースにいかがでしょう。腰高窓から光が注がれて、目覚めの朝も、まどろみの昼下がりも快適に過ごせそうですよ。
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住戸の間取りは、LDKよりも洋室が広い特殊な1LDK。ベッドスペースは洋室の一角に設けてくださいね。
売主さま
備え付けの二重サッシは障子のようなデザインで気に入っています。夜には月を眺めながら眠ることができますよ。
収納&洗濯機置き場
オープンタイプのため、スッキリ収納できると見た目も気持ちいいですね!
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上部にはカーテンレールが備わっています。気になる方はカーテンで目隠しすることができますし、追加リノベで扉を取り付けてもよいかもしれません。
太陽に呼ばれました
先ほどから日差しで猛アピールしていた太陽。バルコニーに出てみると、地上10階からの眺望はかなり爽快でした!
売主さま
視線はまったく気になりません。住み始めてから3年くらいはカーテンなしで過ごしていたほどです(笑)
バルコニーはコンパクト。おふたり分の洗濯物を干す場合には物足りないかも。
売主さま
洗濯機からの動線がよいので便利です。バルコニーは日当たりがよく、洗濯物がカラリと乾きますよ。植物もすくすく育っています。
室内に戻って
続いてはLDKに向かいましょう。壁の向こう側にチラリと見えますね。
約9.9帖のLDK
LDKには扉がなく、洋室とやんわりとつながっています。壁や床のトーンが切り変わり、シックな雰囲気。
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ゆとりがあるため、コンパクトなテーブルセットなら置けそうです。
キッチンをチェック!
左・背後には十分なスペースがあり、ワイドな食器棚を置けそうですね。ウッドでもステンレスでも合うかも!/右・3口コンロを備えたキッチン。通常よりも高めの作業台がポイントだとか。
大きな窓や、空間のゆとり、ちょっとしたおこもり感、優しい色合い……さまざまな要素が重なって居心地のよさを生んでいました。
cowcamo
左手にはレトロ可愛いスモークブルーの扉がふたつ。左側から見てみましょう。
センスが光る 水まわり
左・トイレは洗面脱衣室と同室タイプ。スッキリした印象です。/中央・愛らしい洗面台。鏡、タイル、水栓とすべてがドストライク!/右・うっすらグリーンのバスルーム。
売主さま
トイレや洗面脱衣室は広めにしたかったので、扉を取っ払っちゃいました。
cowcamo
おふたりで暮らす場合は使い方を工夫したいですね。気になる方は扉を取り付けるのも◎
ゆったり玄関で 心に余裕を
玄関土間はモルタル仕様。片側には収納力たっぷりのオープンラックが。
cowcamo
売主さまのようにスーツケースを置くのもいいですね。ラックは可動式なので、どんな高さの荷物でもピッタリ収められそうですよ。
こだわりに クローズアップ
左上・扉は塗装仕上げ。錠のデザインが素敵で、意味もなくカチカチと操作してしまいました……!/右上・鮮やかなライトブルーで塗装されたラフな壁面。ギャップがgood。/左下・悩みに悩んで出会ったという楕円柄のキッチンタイル。光に照らされ、やわらかな陰影が浮かびます。/右下・床に用いられているのは無垢のナラ材。足触りのがよさがたまりません。
しゃれたお店が あちこちに
左上・古くからある長屋に入った喫茶店「ハタメキ」。店内にはアート、着物、古道具が並び、文化の交差点にもなっています。(550m 徒歩7分)/右上・「Sake Shop & Bar 海琳堂」は世界中の人々に愛される日本酒がそろう酒屋さん。ハレの日には特別なお酒をどうぞ。(350m 徒歩5分)/左下・花と植物のお店「LUFF(ラフ)」。店内には小さいながらも生い茂る植物や、少し珍しい花が並んでいます。(400m 徒歩5分)/右下・魚屋さんが経営する食堂「富水」は、売主さまの行きつけ。名物の穴子天丼を召し上がれ!(900m 徒歩12分)
cowcamo
本日はありがとうございました! なお、こちらの物件は居住中のため、ご内見の日時に調整が必要な場合がございます。あらかじめ了承くださいませ。
カウカモ編集部より
扉が少なく開放的で、まるでワンルームのような1LDKのご紹介でした。
レイアウトの自由度が高いぶん、楽しさもあり、同時に難しさもありそうなお部屋ですが、売主さまは華麗に住みこなしていたのが印象的。ちょっと憧れてしまいました。
建物は2020年に大規模修繕工事を実施したばかりのきれいな建物。手厚い管理体制や住民の協力によって、共用部は常にきれいに保たれているそうです。全2棟で342戸のビッグコミュニティということもあり、月々の共益費が控えめなのもうれしいところ。耐震改修工事により新耐震基準にも適合していますよ。
立地は、「門前仲町」と「清澄白河」の中間地点。コーヒーや自然、下町情緒など、向かう先によって表情が変わっていくのがこのエリアの面白さのひとつ。気分によって行き先を変えられるので、毎日出かけたくなりますね。
内見後の寄り道はどちらへ向うか決めましたか? 街も含めて物件を味わってみてくださいね。
writer / editor : 高山 翔矢
コーヒー、緑、水辺、下町情緒など、芳しい香りが入り混じる “清澄門仲エリア”。気分に合わせて街歩きが楽しめますよ。