売主さまのご紹介

写真

Nさまご夫婦

もともと建築を学び、現在はIT企業にお勤めのご主人さまと、TV局にお勤めの奥さま。おふたりとも30代です。2011年にこちらの物件を未内装の状態で購入され、約5ヶ月かけてリノベーションされました。この度奥さまの海外赴任が決定し、愛着のある我が家を手放すことに。日々ご多忙なおふたりがプライベートの時間を大切にするために育んだご自宅・・・記事内でたっぷりとご紹介していきます。

「恵比寿」駅から徒歩3分
とっておきの立地から “物語” はスタート

写真

左上・今回ご紹介するマンションは「恵比寿」駅の日比谷線5番出口から徒歩3分、JRの改札から徒歩6分という、胸を張って “恵比寿在住” と言える立地です。/右上・恵比寿といえば “美味しいものの宝庫” 。街中にハイレベルな飲食店が軒を連ねています。こちらは焼肉・しゃぶしゃぶの「kintan(キンタン)」。(徒歩5分)/左下・ヘルシーにいきたい時は、サラダボウル専門店の「GREEN BROTHERS NEW YORK」へどうぞ。(徒歩4分)/右下・Nさまのご自宅でも度々見かけた「PACIFIC FURNITURE SERVICE」のインテリア。こちらの「P.F.S. PARTS CENTER」では、思わずDIYしたくなるような選りすぐりのアイテムが揃います。(徒歩7分)

ご主人さま

ふたりとも仕事中心の生活なので、お互いの職場へアクセスのよい都心を希望していました。たくさんの街に足を運び、未内装の物件をいくつも内見した結果、運命的にこの物件に出会ったんです。恵比寿は何でも揃うので、住んでいて本当に便利でしたね。

「駒沢通り」の1本裏手
ゆるやかな「観音坂」沿いに見えてきました!

写真

敷地に対してゆったり・どっしりと建てられているマンション。分譲は野村不動産、施工は大林組、管理は分譲主と同系列の野村不動産パートナーズと、そうそうたるビッグネームが並びます。そろそろ築50年を迎えようとしていますが、資料を見れば見るほど、分譲時から継続してきちんとメンテナンスされていることが分かります。

ご主人さま

購入した時点で築43年だったので、建物のメンテナンス状況は念入りに確認しました。すると、躯体調査や建物診断を経て、平成18年に耐震補強工事を行っていたことが分かりました。補強工事も大林組による施工だったので、“これはきっと大丈夫” と購入に踏み切ることができたんです。

 

奥さま

2年前には大規模修繕工事もやったんですよ。いつも清掃が行き届いているし、管理がすごくいいんですよね。その点はふたり揃って太鼓判を押します!

写真

左上・建物は “T字型” をしています。/右上・エントランスの前には上品なシンボルツリー。1階には内科・外科などの「恵比寿みなみ観音坂クリニック」が入っています。これは安心! /左下・いつ訪れてもピカピカのロビー。管理人さんは常駐で、平日の8:00から17:00までいらっしゃいます。/右下・地下1階にはずらりと並ぶ圧巻のトランクルーム。なんと今回ご紹介する住戸には、こちらが2区画分付いてきます。アウトドア用品や季節物など、頻繁に使わないものをしまっておけるのはとても便利ですね。

いよいよお邪魔します

写真

左・住戸のある3階までやってまいりました。ご紹介するのは角住戸で、共用廊下からはこんなビューを望めます。中央に見えている低く長い屋根の正体は駐車場。すべて分譲駐車場でこちらの住戸には付いてこないため、残念ながら使用することはできません。/右・玄関ドアを開けると、広いコンクリート土間とライブラリスペースがお目見え!

とにかく窓が多いんです

写真

玄関ドアを開けた瞬間に明るいって、やっぱりいいですね。気分が全然違います。ライブラリスペースは約3.5帖。窓は北向きなので、直射日光が当たることなく作業に集中できそうです。床には小口に黒塗装を施したメープル材の無垢フローリング。あえて幅を不均一にすることで、空間にリズムを生んでいます。

ご主人さま

こちらのスペースは将来的に個室化できるよう、天井に下地材を入れてもらいました。僕たちのように書斎使いしていただいてもいいと思いますが、ファミリーの方々であればお子さまのお部屋にもいいと思いますよ。

写真

玄関を上がると、もう一方には幅のゆったりとした廊下が続いています。こちらの床にはタイルを使用。サイズのミックスが楽しいですね。壁面にはフックを設け、現在はアウター類を掛けていらっしゃいます。出がけにさっと上着をはおることができてとても便利。さすがはフルオーダーリノベーション! 住まう方の生活に沿ったデザインが実現しています。

光溢れるLDKへ

写真

廊下の突き当たりにあるのが、約23帖のLDKです。右手に写っている袖壁は、リノベーション工事の際にあつらえたもの。無骨なブロック+華奢な真鍮とガラスの組み合わせは、こちらの住宅の内装テイストにしっくりとフィット。奥に広がる空間に期待が膨らみます。

ご主人さま

家に帰った時にあたたかみを感じられて、ふたりの時間を大切にできるような空間がつくりたいとオーダーしたんです。内装は「BROOKLYN MODERN」という写真集に強くインスパイアされました。 “道具っぽさ+あたたかさ” のバランスを取ってもらった感じです。

写真

左・LDKの右手前にあるのがキッチン。真ん中に立てられた壁を軸にカウンターがぐるりと回っていて、裏側はデスクのように使うことができます。ささっと食事をとりたい際にも重宝しそうですね。コンロはガスの3口、オーブンレンジ付きです。/右・キッチンの背面にはカウンター+収納スペース。ドイツAEG社のドラム式洗濯機が組み込まれています。

写真

LDKの一番奥から室内全体を見渡すとこんな感じ。壁一面に貼られたブリックタイルが空間の大きなアクセントになっていますね。LDKに使われているフローリングは、無垢のオーク材をスクラッチ加工したもの。職人さんによる手作りの床で、足触りがとっても気持ちよかったです。ライブラリスペースの艶やかな印象とは異なり、こちらはマットな仕上げ。

ご主人さま

ここに張ってもらったフローリングはもともとダメージ加工してあるようなものなので、傷ついたり汚れても目立ちにくいんですよ。

写真

ソファの背面から室内を見渡してみます。右手が南、正面が東。つまりこちらのLDK、朝から夕方にかけてずーっと明るいんです。

奥さま

窓が多いので風通しがすごくよくて、夏場はクーラーいらずで約5年半生活してきました。冬は少し冷えますが、東側に設置したマントルピース(暖炉)をつけたり、オイルヒーターをつければ十分に暖かいですよ。駒沢通りから1本中に入っただけとは思えないくらい閑静な環境も、過ごしやすくて気に入っています。

家もう一軒分!?
約67㎡の巨大ルーフバルコニー!

写真

東側にあるのがこちらの巨大ルーフバルコニー。3階部分ですが空がこんなに広く見えるんです! 繰り返しになりますが、ここ「恵比寿」駅から徒歩3分ですからね。その贅沢さたるや・・・! 水栓も付いているので、植物への水やりも楽々です。

写真

反対側から見ると、こちらを向いているマンションが1棟。上階にあたる4階からもこちらのルーフバルコニーは見えるため、水着で日焼けとか、派手な使い方はオススメしません(笑)

ご主人さま

ここを購入する段階で管理会社に「すぐに撤去できるものであれば一時的に出してもよい」と確認を取っていたので、僕らはたまにパラソル付きのテーブルを出して食事を楽しんだりしていました。あと雪が積もった日には友人を招いて、お酒を雪で冷やして室内で飲んだりとか。楽しかったですね。

写真

室内に戻ってきました。ご友人やご家族が泊まりに来る際、カーテンで仕切って簡易的な個室がつくれるようにと、天井にはいくつかフックが設置されています。そのほか、ハンモックが吊るせるフックもありますよ!

ご主人さま

以前住んでいた家での生活を分析した時に、自分たちはリビングで過ごす時間が圧倒的に長いことに気がついたんです。なので、リノベーションするのであれば広いLDKは絶対に実現したいなと思っていました。友人も招きたかったので、いまの間取りになって本当に満足しています。

南向きのバルコニーへ

写真

横に長いバルコニー。洗濯物は上にも下にも干すことが可能です。

写真

こちらのバルコニーから下を覗くと、マンション共用部のお庭が見えます。なんとまあ美しいこと・・・! しっかりと植栽が剪定されていて、こういったところからも管理のよさを実感できますね。

写真

南向きのバルコニーから室内に戻り、正面に見える全景。LDKだけで約23帖。窓は全部で4つもあり、本当に広々・開放的な空間です。立地がいいので、ご友人を招きやすいですし、これだけ広ければ毎週パーティーも夢じゃないですね!

廊下に戻りまして
居室と水まわりのご紹介

写真

一度廊下に戻ってまいりました。やっぱりどこにいても明るい! こちらの写真で示すと、右手が居室、左手が水まわりです。

写真

こちらが約4帖の洋室。ここにも東向きの窓があるので、朝の目覚めが気持ちよさそうです。床はシンプルな板張り。

写真

左・こちらの居室のポイントは、なんと言っても廊下に面した室内窓! 片側はFIXガラスですが、もう片方はまるで電車の窓のようにカチャンと動き、上下に開く造りになっているんです。これも真鍮製の1点もの。そのこだわりから、住まいに対する愛情が伝わってきます。/右・大型のウォークスルークローゼット(WTC)が付いています。どこに抜けられるのかというと・・・

写真

左・廊下です。居室の横にある観音開きの扉を開くと、クローゼットは居室側とひと続きの空間になっていることが分かります。もちろんNさまのように、通り抜けるのではなく、両側から使えるようにするのもいいですね。扉の内側には全身鏡が設置されています。/右・収納のお向かいにあるのがトイレ。ちょっとした棚がうれしいですね。

写真

左・次に水まわりをご紹介。洗面所の壁面に取り付けられた扉付きのキャビネットは、なんと街の鉄工所で作成してもらったオリジナル。「PACIFIC FURNITURE SERVISE」(前述)の棚とも好相性◎ /中央・洗面所と浴室はカーテンで仕切るタイプ。/右・お風呂は職人さんの手による在来工法で造られています。

最後にディティールを少し

写真

左上・ご夫婦こだわりのブリックタイルの壁面。無骨さだけでなく、あたたかみも感じます。/右上・リビングに設置されたマントルピース(暖炉)。安全性、管理のしやすさの観点からガスファンヒータータイプを選ばれました。/左下・廊下からLDKの床材の切り返し。フローリングをよく見ると、横方向に引っかき傷のような加工がされているのがお分かりになるでしょうか? /右下・水まわりと居室のドアに付けられた、型押し文字をイメージしたサイン。これも全部、手づくりです。

周辺環境をもう少しご紹介

写真

左上・マンションから徒歩3分の距離には夜23時まで営業しているスーパー「ピーコック」。帰り道にさくっとお買い物できるのがうれしいですね。/右上・あのMERCER OFFICEがプロデュースする「MADISON NEW YORK KITCHEN」は、すべてのシートがソファ席のビストロ。大人が寛げるラグジュアリーな空間です。(徒歩2分)/左下・肉バル「Salt」もまたオススメ。産直仕入れのお肉をリーズナブルにいただくことができます。(徒歩3分)/右下・マンションから徒歩1分、同じ通り沿いには「観音坂 鳥幸」。JAZZが流れる店内では焼き鳥や水炊きがいただけます。まさに恵比寿らしい隠れ家的名店です。

ご主人さま

美味しいお店が多い一方「UBER EATS」のエリア内でもあるので、オーダーして家で食事をとることもよくあります。近くには24時間営業の「ANY TIME FITNESS」もありますよ。また代官山も徒歩圏内なので、よく散歩がてら「蔦屋書店」に出かけたりしました。

cowcamo

cowcamo report

中古住宅を購入する際、特に今回のNさまのように将来的なお住み替えの可能性が考えられる際には、物件選びに “押さえておくべきポイント” がいくつかあると考えています。今日はその項目に沿ってこのレポートを書いてみますね。

まず「みんなから住みたいと思われる駅を選択すること」そして「できれば駅から近いこと」。これは地価が下がりにくいというのが最も大きな理由です。今回は「恵比寿」という揺るぎない人気を誇る駅+徒歩3分という圧倒的な近さ。

さらに「築年数が古くても、管理体制がしっかりしていること」。これまできちんと修繕されてきたか、今後の修繕計画はきちんと立てられているか、などなど。こちらのマンションは日常の管理業務がいいのはもちろん、なかなか見かけることのない「耐震補強工事を実施したマンション」です。建物の建設から補強工事までを一貫して大林組が担当していたり、分譲主の関連会社が管理に入っていることからも、安心感は増しますね。

それから「物件に+α(プラスアルファ)の何かがあること」。バルコニーの外に広がる景色が素晴らしかったり、土いじりができるような大きなお庭が付いていたり。今回の物件の場合はこの巨大なルーフバルコニーです。 “都心エリアかつルーフバルコニー付き” って、一度その条件で探されたことのある方であればお分かりいただけると思うのですが、本っ当に数が少ないんです。

そう考えると、この時点で奇跡的な掛け合わせだと思いませんか?

こちらの物件は、それに加えて内装にもこだわりが詰まっています。どこのパーツをとっても “なぜこれを選んだか” というエピソードが満載ですし、この物件のために特注でつくられたものもいくつもあり、まさに「一点もの」の住まいと言えるでしょう。

これだけ素敵な要素が詰まっている物件はそうそうないと断言できます。気になる方は、どうぞお早めにお問い合わせください! 現状Nさま居住中のため、スケジュールを調整した上でご連絡を差し上げます。

取材・文・撮影:cowcamo