左上・今回ご紹介するマンションは、言わずと知れた傑作マンション、広尾ガーデンヒルズ。日本のヴィンテージマンションの筆頭格です。こちらは敷地入り口の様子。/右上・敷地の中央に位置する広場には噴水も。/左下・今年の8月、敷地内にオープンしたばかりのカフェ「Segafredo(セガフレード)」とベーカリー「Kiriy's Fresh(キリーズフレッシュ)」。/右下・こちらも同じく8月にオープンした、広尾を代表するスーパー「NATIONAL AZABU(ナショナル アザブ)」の広尾ガーデンヒルズ店。日常のお買い物はここで済ませることが可能。

cowcamo営業担当が売主さまにヒアリング!

Q1)物件の「売り」はどこですか?

広尾ガーデンヒルズは「日本の高級マンションの有り方を変えたい」というコンセプトのもと、1984年から1986年にかけて竣工したプロジェクトです。東京ドーム約1.4個分にもなる、約6.6ヘクタールの広大な敷地にはケヤキの並木道が続き、全部で15棟のマンションが建ち並びます。スーパーなどの買い物施設や、銀行、レストラン、医院などが敷地内にあり、その住環境のよさから、中古市場において資産価値を保ち続け、未だに高い人気を誇っています。今回はそんな広尾ガーデンヒルズの中でも、最も駅から近いイーストヒルの中の一室をリノベーションしました。

Q2)間取りや内装のこだわりポイントは?

洗練されながらもリラックスできる内装をコンセプトに施工しました。窓の外に並木道を望むリビングダイニングの天井は、無垢の羽目板仕上げとし、繰り返し色を重ねることで、美しい艶と表情を生み出しました。 使い勝手のよい "コの字型" のキッチンは、天板に人工大理石を、壁面にはイタリア製のタイルをあしらい、西海岸のコンドミニアムのような空間に。一日の疲れを癒すバスルームには、オーバーヘッドシャワーやハイビジョンテレビを設置し、心から安らいでいただける空間となりました。全体的に、マンション自体の持つ魅力を室内にもそのまま引き込むようなイメージで、シンプルで質のいい素材をセレクトしています。

Q3)立地や周辺環境の魅力は?

広尾は、渋谷・青山・恵比寿・六本木がいずれも2km圏内という利便性や、名だたる名門校が集中する文教地区ということ、また緑の多い環境から、住みたい街として常に高い人気を誇るエリアです。また大使館が多く、外国人が多く居住することから、外国人向けのショッピング施設が充実した国際色豊な街でもあります。

Q4)どんな住まい手にオススメ?

まずは "広尾ガーデンヒルズに住みたい" という方にご検討いただきたいですね。手間と時間をしっかりと掛けた内装も、きっとお気に召していただけると思います。家族構成で言うと、日頃お仕事でお忙しい新婚のご夫婦や、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭、また、平米数の広い物件にお住まいの方の趣味のお部屋としてご検討いただくのもよいのではないかと思います。

cowcamo営業よりひとこと

ついに、このマンションに足を踏み入れる日がやって参りました。その資産価値の上がり方から、私の中で "生きる伝説" と位置付けているヴィンテージマンション、広尾ガーデンヒルズです。初めてこのマンションの敷地に足を踏み入れた時、いままで立っていた場所から空気が一変するのを感じ、驚きが隠せませんでした。分譲時はまだ苗木のようだったケヤキが、30年近く経ったいま、マンションの8階や9階にも届きそうな高さまで大きく育ち、敷地内に心地よい木陰を生み出しています。敷地内は5つの "ヒル" に分かれ、今回の物件はその中で最も駅からアクセスのしやすいイーストヒルに位置しています。リビングの窓辺はまるで額縁のようにケヤキ並木を切り取り、天井に使われた無垢材や足触りのよいカーペットによって、極上の空間へと生まれ変わっています。憧れの広尾ガーデンヒルズ。ここで暮らす日常を、手に入れてみませんか?

左上・敷地内の案内図。今回ご紹介するノースヒル棟は、一番手前にある棟郡。/右上・ノースヒル棟のエントランス。現在大規模修繕工事中です。/左下・エントランスを抜けると、カーペット敷きのホテルライクなロビーが。/右下・敷地内には警備員さんがいるほか、マンションエントランスにはオートロックが設置されているので、セキュリティ面も安心。

左・共用ロビーを抜けると現れる、今回ご紹介する住戸の玄関。扉から重厚感が漂います。/右・扉を開けると、大理石の土間、タイル張りの壁面、無垢の羽目板張りの天井が迎え入れてくれます。異素材のミックスなのに、落ち着きある空間です。

約16.5帖のLDK。広く取られた開口には、布製のバーチカルブラインドを設置。

現在大規模修繕中のためマンション全体に幕がかかっていますが、とある晴れた春の日の写真がこちら。内装工事中の写真です。北向きのお部屋ですが、室内には柔らかな日差しが降り注いでいます。

床材は、LDにはカーペット、キッチンにはタイルを使用。居住性と機能性の両方がきちんと考慮されています。

左・ "コの字型" の大きなキッチンカウンターは、リビング側からも使える収納付き。3つ連なったペンダントライトが空間のアクセントとして一役買っています。/右・設備面では、浄水器に大型の食洗機、電気オーブンレンジまで。欲しいものがきちんと揃っています。

廊下部分もカーペット敷き。淡いグレーのクロスが暖かみのある空間を演出。

左・ひとつ前の写真で玄関と廊下を分けていた壁面は、実は大容量の収納になっています。正面の扉の先は・・・/右・トイレです。丸いフォルムの洗面ボウルが可愛い。

左・トイレのお隣にはサニタリー。シャドーストライプのクロスが使われ、明るい空間です。床材には水はけのよいサイザル材を使用。/右・豪華な浴室。オーバーヘッドシャワーに加え、ハイビジョンテレビも設置。バスタイムも、日常の楽しみのひとつになるに違いありません。

左・洋室Aは約8帖。こちらを主寝室として使ってはいかがでしょう。/右・こちらのお部屋にはウォークインクローゼットが備えられています。

左・洋室Bはややコンパクトな約5.1帖。/右・収納には洋服を掛けるパイプや棚が設けられています。お子さまのお部屋として使っても、ゲストルームとして使ってもいいですね。

大規模修繕前のバルコニーの様子がこちら。1階部分ですが、目の前の植栽が目隠しの役割りを果たし、その先に敷地内の並木道が見えます。

左上・広尾駅前には商業施設「広尾プラザ」や商店街「広尾散歩通り」があり、落ち着いた街並みの中にも活気があります。/右上・周辺住民の癒しとなっている「有栖川宮記念公園」。敷地内には東京都立中央図書館も。/左下・食通を唸らせる飲食店もたくさん。ジビエが美味しいフレンチレストラン「MANOIR(マノワ)」は、広尾駅から徒歩10分。/右下・広尾ガーデンヒルズの敷地入り口近くにあるのは、あの「ひらまつ」が運営する「SOMMELIER'S HOUSE(ソムリエズ ハウス)」。普段着でワインが楽しめる、ソムリエによるワインとカフェのお店です。

取材・文・撮影:cowcamo