「赤坂」駅から物件へ

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左上・今回ご紹介する物件の最寄り駅は、東京メトロ千代田線「赤坂」(徒歩4分)。ほかにも徒歩9分の「溜池山王」駅、「六本木一丁目」駅も圏内に収めています。/右上・「赤坂」駅前にある「マルエツプチ 赤坂店」は24時間営業。(400m 徒歩5分)/左下・都内に4店舗を構える老舗ピザ屋さん「ESSE DUE(エッセ ドゥエ)」の第1号店。窯で焼く本格ナポリピザを求めて、ランチタイムにはご覧の行列。(100m 徒歩2分)/右下・読書会やトークイベントも開催する選書専門の小さな本屋さん「双子のライオン堂」。実はこれからご紹介するマンションの1階にテナントとして入居しています。

1969年築の 時代感あるマンション

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この角度から見ると小さそうな印象を受けますが、地下1階付き地上10階建て、全44戸という規模です。周辺は街の喧騒とは距離を置いた、静かな住宅街という印象。

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左上・先に地下を確認してみました。こちらは7台分の自走式駐車場になっています。/右上・上部の軒はちょっとお城風なデザイン。こちらのマンションは、黒川建設が手がけた高級分譲マンションの先駆け的なシリーズのものです。/左下・管理人室のある共用ロビーも味わい深い造り。管理人さんは月〜土曜日に勤務されていて、平日は8:30〜17:00、土曜日は8:30〜12:00の間にいらっしゃいます。/右下・ロビーの奥へ進むと、エレベーターと階段が。住戸の所在する5階へ上がりましょう。

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駐車場の月額利用料は36,000円ですが、残念ながら2018年10月現在、空きはありません。共用部には23区画のトランクルームがあり、サイズに応じて月額2,400〜3,600円で利用可能。現在2区画が空いています。いずれも最新状況はお問い合わせくださいね。また、マンションの敷地内に自転車置き場は用意されていませんが、住人の方は自己責任で駐車場に置かれているそうです。

お邪魔します!

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左・玄関土間の左手には背の高い下足入れが。奥のドアの先は洋室B、右手のドアの先はLDKです。ドアの隙間から漏れる光に期待が膨らみますね。/右・廊下に上がったところで振り返りました。右手のドアは水まわりへつながっています。先にそちらをご紹介しましょう。

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左・ゆったりめに造られた洗面脱衣室。右手に見える扉付きの収納は、タオル類や清掃用具の収納に便利そう。/中央・浴室は親子で入れそうなサイズ感です。/右・トイレには共用廊下向きの、開閉できないはめ殺し窓があります。

白く明るいLDKへ

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大きな掃出し窓に加えて、右手には換気に便利そうな小窓も。フローリングも含めて、全体を白基調でコーディネートした内装です。まるで写真スタジオのように光が美しく拡散されていますね。さて、キッチンは・・・?

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左・アイランド式! リビングダイニング側に収納が備わっているので、食器類をたくさんしまえそう◎/右・3口コンロと食洗機を完備しています。広さに加え、排水や排気の条件が整わないと設置が難しいアイランド式は、発見するとちょっとラッキーな気分(笑)

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LDKは長方形で、約18帖の広さ。キッチンの近くにダイニングテーブルを、その奥にソファやテレビを置くのが自然な動線となりそうです。バルコニーの景色はどうなっているのでしょう?

広々バルコニーで 何しよう?(ワクワク)

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LDKのバルコニーは南西向き。向かいのマンションとは距離があるので圧迫感はありませんでしたが、目線は少し気になりそうです。薄手のカーテンの設置をおすすめします。取材の際は工事現場からの音が少しうるさく聞こえていました。

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ご覧ください、この幅とこの奥行き! 床はウッドデッキ。私なら友人に新居を自慢するとき、まず1枚目にこの写真を見せます。軒が浅いことで、日差しもたっぷり。

売主さま

赤坂という立地、静かな住環境、気持ちのいいバルコニーがこの物件の大きな魅力だと思います。

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LDKに戻ってきました。壁の一面には模様の入ったアクセントクロスが貼られています。続いて、右手に見えるドアから洋室Aに入りましょう。

二面採光の洋室A

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こちらは約7帖の広さ。正面の掃出し窓の先は、先ほどご紹介したバルコニーからL字型に続いています。どれどれ・・・?

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左・奥行きはコンパクトですが、南東向きで日当たりがよく、植物がすくすく育ちそう。長〜いプランターに緑を生やしまくってカーテン代わりにする、なんていかがでしょうか?/中央・正面の景色には建物が若干被っているものの、奥には「六本木一丁目」付近の高層ビル群を望めます。/右・奥へ進んで角を曲がると、LDK側のバルコニーへ歩いて行くことができますよ。

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室内に戻ってきました。2枚折れ戸のクローゼットに加えて、写真右手も収納スペースです。

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洋室Aの入口ドアを背にして、LDKを見たところ。キッチンのシンク背後の凹みは冷蔵庫置場で、左のコンロ側にも食器棚がすっぽりと置けそうなスペースがあります。写真右端に少しだけ写っている扉の内部は、棚付きの収納になっていますよ。

廊下に戻って 洋室Bへ

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約8.8帖の広さがあるので、右手の腰窓の前にデスクを置いて、寝室兼書斎にもできそう。こちらにも南東向きのバルコニーがあります。

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左・バルコニーからの眺め。向かいのビルとは距離が取れています。/右・奥行きはあぐらをかいて座れそうなくらい。幅は身長174cmの筆者が横になると、上下が少し余りそうなほどでした。

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左・腰窓を背にして室内を見たところ。入り口ドアの右手には、ウォークインクローゼット(WIC)の扉があります。/右・内部はコンパクトですが、枕棚とハンガーパイプが備わっていて使い勝手はよさそう。

歴史と文化も 赤坂の魅力

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左上・元々料亭だった建物を、街に開かれたホステルにリノベーションした「KAISU HOSTEL(カイス ホステル)」。1階は気軽に利用できるカフェ&バーになっています。(120m 徒歩2分)/右上・明治2年創業の老舗「室町 砂場」の赤坂店。お蕎麦屋さんで呑む、というのもオツでいいものです。(250m 徒歩4分)/左下・瀬戸内の魚介類やA5ランクの特選黒毛和牛を使った会席料理をいただける「赤坂ひかわ」。(300m 徒歩4分)/右下・八代将軍・徳川吉宗の命で建てられた「赤坂氷川神社」。毎月1回斎行(さいこう)している “縁結び参り” は、すぐに予約が埋まるほど人気があります。(220m 徒歩3分)

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カウカモ編集部より

江戸時代に武家屋敷が造られたのを皮切りに、都市化が進んでいったヒストリカルな街「赤坂」。今日では高級料亭やテレビ局・ホテルなど、新旧を織り交ぜたさまざまな表情を見せています。ご紹介するのは、1969年築の古きよき昭和の時代感が漂うマンション。最寄り駅はもちろん東京メトロ千代田線「赤坂」駅で、ほぼフラットな道のりを4分、南へ歩いた場所に建っています。マンションのさらに南側は坂になっていて、9分歩いた先には南北線「六本木一丁目」駅が。こう書くとさぞかし賑やかな街なかにあるように思われそうですが、マンションが建っているのは2本の華やかな通りとは少し距離をおいた住宅街。品のいい戸建ての料亭が周辺に点在しているような、静かな環境です。


“昭和” をフリーズドライしたかのような味わい深い共用部を抜けて住戸に入ると、白く明るく、清潔感のある空間が広がっていました。約18帖のLDKと、ともに十分な広さのある洋室それぞれには窓が。内装が白主体であることで、まるで写真スタジオのように光が隅々まで拡散されています。写真に親しんできた筆者は、“きっと、ここで人物撮影をしたら綺麗に撮れるだろうな” と思いながら拝見していました。


そして大きな見どころが、床にウッドデッキを敷いた広大なバルコニー! キャンプ用のデスクやチェアを置いて仲間と集うことも、ヨガマットを敷いて出勤前の朝ヨガをすることも、ここなら実現できそうです。マンションは上層階にいくにつれ住戸を斜めに配置した構造。そのため軒が浅く、天体観測もできそうなくらい上空を仰ぐことができます。水道の蛇口も壁に付いているので、お子さまプールを置くことはもちろん、ちょっとした水耕栽培もできてしまいそう。ビルの谷間にたわわに実った黄金の稲を、いつか目にしてみたいものです。


新しい文化と長い歴史が融合した街で、家の中も外も楽しむ先進的なライフスタイル。ぜひ現地で想像を膨らませてみてください。

writer:中山 宇宴 / editor:平野 翔子