高級住宅街「白金台」

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左上・ご紹介するマンションの最寄りは、東京メトロ南北線・都営三田線の「白金台」駅。(徒歩4分)/右上・白金台といえば「八芳園」。敷地内に広がる庭園はいつ訪れても見事なので、休日にブランチを兼ねてお散歩に出掛けてみるのはいかがでしょう。(徒歩4分)/左下・もうひとつの街のシンボル、通称 “プラチナ通り(外苑西通り)” 。周辺には記念日に訪れたくなる美食の名店がたくさん。(徒歩5分)/右下・駅前の「目黒通り」沿いは自転車用通路と歩行者用通路が分かれていてとても歩きやすく、バスも頻繁に往来しています。高級なイメージがある一方、スーパー「マルエツ プチ」(徒歩4分)や「プラチナ ドン・キホーテ」(徒歩5分)、100円ショップ「キャン・ドゥ」(徒歩5分)などが揃っているのもうれしいところ。

緑豊かな裏道を歩くこと4分

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賑やかな「目黒通り」を南に折れ、静かな路地を進みます。周りはどちらを見ても高級住宅ばかりで、“これぞ白金台” と思い知りました。大きく育った木々があちこちにあり、あまりに気持ちのよい道のりだったので、思わず何枚か写真を撮ってしまったほど。

売主さま

「白金台」で販売される中古住宅は「目黒通り」沿いのものが多く、今回のような住宅街に立地していることは珍しいんです。大変閑静な環境なので、ぜひ周辺を散策していただきたいですね。

この地にふさわしい
保護樹林に囲まれたヴィンテージマンション

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漂うオーラに圧倒され、敷地の前に立っただけで思わず息を飲んでしまいました。大木に守られるようにして建つ、全74戸の低層のレジデンス。ゲート前の花壇では色とりどりの花が生き生きと咲き誇っていました。

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左上・敷地内に入ると中央に広い平置きの駐車場があり、右手に駐輪場とゴミ置き場があります。/右上・左手にエントランス。現在築39年を迎えたマンションですが、ノンタッチ式のオートロックシステムが導入されています。/左下・建物の中に入り、さらに溜め息。2層吹き抜けの空間に上品なシャンデリア、存在感のある階段。奥に見えるのが管理人室で、管理人さんは平日朝9時から夕方5時まで、土曜日は朝9時からお昼11時半まで勤務されています。取材日はおふたりいらっしゃり、少しお話しさせていただきましたがとっても親切な方々で、ますますこちらのマンションのファンになってしまいました。/右下・ロビーは一面ガラス張りになっていて、外の緑を望むことができます。さりげなく生けられたお花もまた素敵。

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左上・木製のポストがまた何とも言えずいい。掲示板には綺麗にお知らせの紙が並んでいます。/右上・ポストと管理人室の間にエレベーターがありますが、今回ご紹介する住戸は2階部分なのでエレベーターは使用しません。/左下・ロビーから半フロア分階段を降りると2階へアクセス可能です。通路にも植栽がたくさん。/右下・実はエントランス横にあるこちらの鉄柵扉からダイレクトに2階へアクセスすることが可能。ちゃんと暗証番号式オートロックになっていて安心ですよ。普段はこちらから出入りするのが一番便利かと思います。

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グリーンに癒されながら、2階の共用廊下を一番端まで。ご紹介するのは南西の角住戸です。

ガラリと “いま風” な室内へ

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玄関ドアを開けると、まず広々とした土間空間。ベンチとか置いたらきっと可愛い!

売主さま

スニーカーをたくさん並べたり、ちょっとショップみたいに遊べる空間になるといいなと思い、広めの土間を造りました。

深いネイビーがポイントです

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室内全体の中でポイントになっているのが深い色味のネイビー。こちらの洋室は約4帖の広さです。

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大きめサイズのクローゼットがひとつ。おひとりの衣類でしたら収まりそうなサイズ感でした。

窓を開けると

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敷地内の大きく育った保護樹林たちがすぐそこに! 傾斜地に建っているため道路が2階くらいの高さにあるのですが、しっかりと擁壁に囲まれているため人の視線は気になりません。

お楽しみのLDKへ

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玄関の正面にあったガラス入りの扉を開けると、そこは明るいLDK!

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左・入り口右手には冷蔵庫置き場とオープン棚。棚の下にはキャビネットなどを置けそうです。食器類はこちらへ。/右・入り口左手にも可動棚が。個人的には下にゴミ箱を置くと空間をスッキリまとめられそうだなと思いました。横の扉の中は洗濯機置き場です。

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ステンレス製のシステムキッチン。シャープな印象で素敵ですね。作業スペースがさほど広くないので、後ろにカウンターを追加するといいかもしれません。

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冷蔵庫置き場側から室内を見渡してみます。次に左手に写っている引き戸の中をご紹介しますね。

角部屋の特権

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左・まず中に入ると3面鏡にもなる洗面台があります。下が扉付きの収納になっているのはポイント高いですね。/中央・コンパクトながら窓があることによって開放感が増しているユニットバス。/右・トイレにも窓が付いています。水まわりの換気ができるって本当にうれしいですよね。

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いよいよリビングダイニング(LD)をご紹介します。天井はコンクリートの現わしに白の塗装がされていて、そこに3本の黒いライティングレール。細かいですが、キッチンの排気に角ダクトが使われているのも好みです。

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LDの壁一面にもネイビーのクロスが貼られています。壁に囲まれた “コの字” のスペースなので、わたしだったら写真正面の壁側にテレビを置くな、と妄想。

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反対側にダイニングテーブルをレイアウトすると、食事のサーブも楽にできそう。

売主さま

床には無垢のアカシア材を使いました。

バルコニーへ

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正面にはお隣の戸建てが見えますが、こちら向きに窓がないですし、距離が取れているため圧迫感も感じません。

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左・バルコニーは上にも下にも物干しがあるので、洗濯物をたっぷり干すことができますよ。水栓とコンセントも付いていたので、夜はちょっとしたライトアップを楽しんでみるのもいいかもしれません。そしてこちらの写真の奥に見える建物、実は路地を挟んだお向かいにはインターナショナルスクールがあるんです。/右・右手に目をやると、ここにも豊かな緑。

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バルコニー側から室内を見渡してみます。シャープでスタイリッシュな空間ですが、なぜだかヴィンテージマンションの1室であることに違和感を覚えません。それはきっと、床に無垢材を使っているから・・・? 不思議です。

最後に周辺環境をもう少しご紹介します

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左上・バルコニーから見えていた「Laurus(ローラス)International School of Science」。実は室内の撮影をしている最中、ずっと子どもたちの歌声が聴こえていたんです。それも英語で。わたしは癒されましたが、中には少し賑やかに感じる方もいらっしゃるかもしれません。(徒歩1分)/右上・周囲に漂うバターの香りに誘われて、ついついドアを開けてしまった焼き菓子の「A Cote Patisserie(ア コテ パティスリー)」。(徒歩3分)/左下・“プラチナ通り” 周辺のお店も少しご紹介しますね。こちらはお蕎麦の「利庵(としあん)」。週末になるとできる行列は、もはやこの辺りの名物のひとつ。(徒歩6分)/右下・大和の伝統野菜を取り入れたレストランや、奈良で育まれたモノを紹介する「ときのもり」。(徒歩7分)

cowcamo

cowcamo report

「白金台」というイメージにぴったりの環境、そしてマンション。賑やかな「目黒通り」から路地に入ると世界は一転、道のりには豪邸が続き、大きく育った木々がそびえ、段々と心がほぐれていくのを感じました。

今回の物件で特筆すべきは、なんと言ってもマンション自体が持つ魅力です。売主さまもおっしゃっていましたが、“初めからヴィンテージの仲間入りをすることを意識した” ような意匠が散りばめられています。ロビーの幾何学的なデザインや木製のポスト、上品なシャンデリアやアーチを描くエレベーターホール。すべて最近建てられたマンションには見られないものばかり。さらにそれらが住民に愛されて、あたたかな管理人さんたちによって手入れされ・守られているのだと思うと、ちょっと涙が出そうになりました(笑)

保護樹林に守られた住戸は角部屋のため風通しがよく、いつだって清らかな風を室内で感じることができます。決して広い訳ではありませんが、おひとりで暮らすにはぴったりなサイズだと思いました。ここはぜひマンションの雰囲気に合うアンティーク家具を厳選して、室内も遊び倒していただきたいと思います。

時が経つほどに魅力を増す物件と共に、人生を歩んでみてはいかがでしょうか。

取材・文・撮影:cowcamo