カウカモでまさに “一点もの” の住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。

今回は都内のヴィンテージマンションを購入し、キッチンとバスルーム、トイレ以外をリノベーションして自分好みの空間を完成させた、mizuさんのご自宅を訪ねました。


《プロフィール》
名前:mizuさん
年齢:30代前半
職業:アパレルのデザイナー
趣味:観葉植物、カレー屋さんめぐり、インテリア

《この住まいについて》
場所:都内
間取り:ワンルーム
面積:約41㎡
築年数:約築50年(取材時)
追加リノベ:キッチンとバスルーム、トイレ以外
支払い額(以前と比べて):広さは約2倍になり、支払い額は2万円アップ

家を探し始めたきっかけ:インテリア熱の高まりと、家の更新のタイミングが重なったから
家探し期間:約1ヶ月
内見数:4件

Q1:以前の住まいは?

同じ沿線沿いで、ここから電車で15分ほどのところに住んでいました。

以前の家は20平米ぐらいの賃貸だったんですけど、そのときから空間づくりにハマって、自分でちょっとずつDIYやアレンジをして、インテリアを楽しんでいました。

Q2:家探しのきっかけは?

インテリア熱が高まっていく中で、いつかは自分でリノベーションした空間に住んでみたいと思っていました。

たまたまインスタ経由で友人になった高木さんが、カウカモにエージェントとして転職したのを思い出して、軽く相談したら「説明会があるから来てみたら?」と教えてくれて。

説明会に参加をして話を聞く中で「やっぱりリノベっていいな」と思ったのと、ちょうど前の家が更新の時期だったので、タイミングが重なったという感じです。

Q3:この家に決めた理由は?

高木さんにヒアリングしてもらったときに、わたしのこだわりが多くて必然的に物件が絞り込まれました。

広さと値段とあとは絶対にリノベをしたかったので、理想を形にしやすい箱を探すみたいな感じで。とにかく私は壁を抜いて、ギャラリーみたいな広いワンルームに住みたかったんです。

ここは一番最後に見に来たんですけど、写真で見るよりすごくよくって、窓が2面あって水まわりがまとまっているから、理想の形にリノベしやすいつくりでした。

あとはリノベでは変えられない「共有部もよく見たほうがいいよ」と教えてもらって、エントランスやベランダがレトロでかわいいのと、管理体制がしっかりしているのも決め手でした。

少し感覚的な話ですけど、このマンションは洗濯物をベランダで干せなくて、屋上で干すというルールがあるんです。内見のときに屋上も見に行ったら、富士山がちょうど見えて縁起のよさも背中を押してくれましたね。

Q4:この街にした理由は?

物件ありきでこの街を選んだのが大きいんですけど、前に住んでいたエリアはわりと若者が多くて、もう少し落ち着いたところに住みたいなと思っていました。

ここはファミリー層が多くて、スーパーマーケットも充実しているので、長く住むにはよさそうな街だなという印象です。都心部にもアクセスしやすい立地も決め手でした。

Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?

将来もしライフスタイルが変わったときに住み替えや売りに出すなら、立地がここよりもいいリノベ済みの物件に住むという選択肢もありました。

予算オーバーだけど、立地もよくていい感じにリノベされている物件の情報も送ってもらいましたが、いまいちピンとこなくって。

自分好みの空間をつくってみたいという気持ちが強く、それを優先させました。

キッチンは既存のまま。ゆくゆくは面材を交換して、印象を変えることも計画中なのだとか。

Q6:リノベーションでこだわったポイントは?

家具やアート、植物が映えるギャラリーのような空間を目指しました。シンプルでクリーンさがありながらも、アクセントとして無骨な雰囲気も取り入れたかったので天井と梁の一部は躯体現しにしたところがポイントです。

広さは約40平米で窓も小さめなので、開放感があって明るく見せられるような光の取り入れ方や内装にこだわりました。

ここは南東向きなんですけど午後になると少し暗いので、床は明るいライトグレーを選び、天井は抜いて30cmぐらい上げて、白く塗装してもらいました。開放感を得つつ、玄関側からの光も取り込めるように、ガラスのハイドアを設置しています。

内装を考えるときに、Pinterestやインスタでたくさん情報を集めていました。インテリアが好きなので色んなテイストを取り入れそうになるんですけど、ちゃんとコンセプトを固めるために一回資料にまとめました。

私の気持ちがブレないようにリノベ会社の方にも提出して「何かあったらこれを見返して、ブレたら教えてください」と伝えていたんです(笑)

Q7:購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?

とにかくローンを通すのが大変でした。勤続5〜6年目だから大丈夫かなと思ったんですけど、リノベ費用込みのローンと女性のひとり暮らしというのもあって、たくさん書類を書いたのに落ちたときはメンタルがやられましたね……。

あとは会社の繁忙期と重なってしまい、スケジュールとの戦いもありました。夜な夜な徹夜で資料をつくって、打ち合わせもなんとか乗り越えました。

家づくりは、仕事の服づくりとどこか似ていています。パーツや素材をどう組み合わせるかとか、仕事をしながらあれこれ考えるのは大変でしたけど、最後までこだわってよかったと思います。

実は途中で「今じゃなくてもいいかも」とくじけそうになったこともありました。でも、高木さんが色々と話を聞いて背中を押してくれてたのは、本当にありがたかったです。

Q8:カウカモで家を買ってみてどうだった?

リノベ前提で物事を考えてくれるところが印象的でした!

私はとにかくリノベがしたかったので、ここはリノベに向いているとか、ここは水まわりが動かせないからワンルームにできないとか、そういう視点で意見をもらえて助かりました。

担当の高木さんは同い年なので相談がしやすく、友達目線とエージェント目線でアドバイスをしてくれるバランス感が絶妙で、内見も楽しかったです。

Q9:この家のお気に入りの場所は?

洗面スペースですね。他の空間がシンプルだから、どこかひとつは印象に残るようなスペースにしたいと思い、一番作り込みました。

家に帰って玄関を開けたときにテンションが上がるといいなと思って、タイルはどれを貼るか2週間ぐらい悩みました(笑)

夜な夜な選んだサークルミラーは「サンワカンパニー」のもの。鏡の後に収納ができとっても便利なのだとか。

あとは躯体現しにしたリビングの壁ですね。解体したらいい感じのコンクリが出てきて、ツートーンにしたらアクセントになるし、可愛いなと思いそのまま残しました。

右下の白い部分が以前の天井高。壁紙を剥がしたあとの白い糊がいい味だしてます。

Q10:これから家探しをする人にアドバイスがあれば

もし家が欲しいと思ったら、若いときに買った方がいいなと思いました。35年じゃなくて40年でローンを組める銀行もありますし、若くてたくさん働けるときに払っておいた方が、あとあと苦労しないのかなと。

万が一、気が変わったりライフスタイルが変化しても、売れるような物件を選んでおけばそこまで大きな負担にはならないですし、もっと早く買っておけばよかったなと、あとから思いました。

賃貸と月々の支払額が大きく変わらずに、広くて自分好みの空間に住めるっていうことは、気持ち的にもすごくよくって。仕事とプライベートのオンオフが叶う落ち着きのある空間がつくれたので、とても充実した日々が送れるようになりました。


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