中古マンションを購入し、楽しくリノベ暮らしをしているお宅へ訪問インタビューさせていただく「リノベ暮らしの先輩に聞く!」。今回は、初の「住み替え」にスポットを当てたインタビューをお届けします。cowcamo(カウカモ)を通してリノベ済みの中古マンションを売却し、住み替えを果たした志賀さんご家族(ご主人:会社員/50代、奥さま:主婦/40代、息子さん:7歳)を訪ねました。


「家を買う=終の住処」という概念も今は昔。特に新築より価格が下がりにくい中古マンションは売却時のリスクが少なく、転勤や子育て、介護、定年などライフステージに合わせて住み替える人が増えています。

とはいえ、多くの人にとっては「購入」も「売却」も初めての経験。「引っ越す可能性を考えると、購入は不安」「売りに出したとしても、本当に売れるの?」と不安を抱く人も多いでしょう。

お話を伺った志賀さんは、昨年(2016年)初のマンション売却を経験。個性的な間取りにリノベしたこともあり、しばらくは問い合わせさえなかったそうですが、cowcamoを通じて価値に共感してくれる買い手の方と巡り合うことができました。

初めて購入しリノベした愛着あるマンション。お子さんの入学を機に売却を検討することに。

志賀さん家族の現在のお住まいは、世田谷線の路面電車が走る「松陰神社前」にあります。駅前から少し歩いた静かな住宅街に立つ低層マンションは築11年。66.3㎡の2LDKを、開放的な1LDKにリノベーションしました。南側からの光がさんさんと降り注ぎ、愛猫たちも気持ちよさそう。

広いリビングは家具を最小限にしてすっきりと。奥にクローゼットを新設し、奥行きを演出できるミラーの引き戸をIKEAで購入して設置。

2匹の愛猫「桜」と「金造」とは、奥さまが独身時代から一緒に暮らしている。定位置は日当たりのいい窓辺のベッド。息子さんとも仲良し。

志賀さん家族にとってマンション購入は2回目。引っ越す前は約7年間、上目黒に購入した中古マンションをリノベーションして暮らしていました。

以前暮らしていた上目黒のマンションもメインの開口は南向き。明るく開放的なワンルームにリノベーションしました。

ご主人:前の家も便利な立地で眺めも良く、思い通りにリノベーションしたのでとても気に入っていました。家族ぐるみで仲良くしている入居者の方も多かったですし、売却が決まった時は、嬉しい反面ちょっとがっかりしてしまったほど(笑)

そもそも、長らく賃貸派だったおふたりがマンション購入に舵を切ったのは、奥さまの妊娠がきっかけでした。購入時、すでに将来の住み替えを意識していたと振り返ります。

ご主人:僕は長男なので、東京でマンションを買っても、将来的に実家に戻る可能性があります。なので最初から住み替えを視野に入れ、売れやすいよう立地の良さにはこだわりました。上目黒のほかに梅ヶ丘や武蔵小山も検討しましたね。

初のマンション購入も「タイミングに恵まれた」と振り返るご主人。

加えて「日当たりの良さ」「築年数20年以内」なども条件に、半年かけて約30軒を内見。最終的に、一番最初に見た物件が運良く残っていたのでそこに決めました。「広々とした家にしたい」と、約71㎡・2LDKの部屋を大胆にも1Rにリノベーション。

奥さま:実際に住んでみると、とても快適でした。ワンルームなので子どもがどこにいても目が届いて安心でしたし、ママ友が子どもと遊びに来ても、ゆっくりおしゃべりできたり。

DIY好きなご主人は、子ども部屋が必要になったらアクリル板で小部屋を作ることも計画していたそう。ところが住み始めて7年目、息子さんが少し離れた小学校に入学することに。通学時間がネックになり、悩んだ末に引っ越しを決めました。

以前の住まいは寝室スペースや書斎スペースもオープンな間取り。家族がどこにいても分かります。

個性的な間取りでなかなか買い手がつかない! そんなときに出会った中古物件のオンラインマーケット「cowcamo」

ご主人:引っ越しを決めたとはいえ、学校も通えないほどの距離ではなかったので「売りに出してみて、買い手がついたら引っ越そう」と考えていました。そこで「売却活動」を先行し、新しい物件を少しずつチェックしていたんです。

売却は、大手ディベロッパー数社に希望の売却価格を伝えて依頼。「購入したい」というお客さんからディベロッパーに問い合わせが入ると、志賀さん一家が生活している家に内見に訪れ、条件が折り合えば契約成立、という流れです。

ご主人:ところが、問い合わせすら一向に入らない。ディベロッパーの担当者にも「正直、厳しいと思います」と言われました。

理由は間取りですね。70㎡ぐらいのマンションを探す人は僕らと同じように子どもがいる人が多く、ワンルームではなく、きちんと仕切りのある2LDKや1LDKが人気なんです。「やっぱり、うちみたいに変わった間取りの家は売れないのかな」と諦めかけたこともありました。

以前の住まいは、キッチンが住まいの中心。リビングやダイニングはもちろん、ベッドルームまで目が届くので子育てに安心でした。

めどがたたないまま3ヶ月が過ぎたころ、日経新聞で「cowcamo」の記事を見つけたご主人。リノベーション物件に特化した点にピンときて、さっそく問い合わせました。

ご主人:「リノベーション済み物件を求める人が集まるマーケット」と聞いて、ここなら買い手に出会えるのではないか、と希望を感じました。

個性的な間取りを気にする志賀さんに、cowcamoの担当者は「思いを込めて手を加えたことは付加価値になります。空間の背景やストーリーに共感する買い手の方がきっと現れますよ」と言葉をかけたそうです。

cowcamoでは志賀さんの住まいの魅力や暮らしぶりを記事にまとめてウェブサイトに掲載。すると約1ヶ月のうちに買い手が現れ、契約が決まったのです。

ご主人:新しいオーナーさんは、近くの保育園に通うお子さんがいるご家族です。同じく子どもがいることで安心してもらえたし、間取りの良さを話したら共感してくれて。いい人に譲ることができて良かったなという思いです。

売却価格も大満足でした。問い合わせがなかった時期には値下げも考えたのですが、最終的に価値を感じてもらえたことが嬉しかったですね。努力してくれたcowcamoの担当者の方には、本当に感謝しています!

絶好の縁とタイミングで新居も契約。3ヶ月後にめでたく引っ越し!

売却が決まると、次は新しい住まい探し。次もリノベーション前提で工事期間が必要なこともあり、スケジュールはタイトでした。

ご主人:それまでも探してはいたのですが、どこか本気ではなかったというか。いざ売却が決まると、「本当に買わなきゃ!」と本腰を入れて探し始めました(笑)。通常は契約から2ヶ月ほどで次のオーナーに引き渡すのですが、事情を話したら4ヶ月ぐらい待つと言ってくださり、助かりましたね。

新居は通学に便利な立地を優先し、エリアに特化した不動産屋さんを通じて探したそう。

ご主人:結局、売却から1ヶ月とあけずに購入できたんです。価格も良心的なものに出会え、本当にタイミングに恵まれたと思います。

志賀さんが契約した条件では、新居のローンを組むには前の家の売却契約を先に完了すること、つまり退去していることが必要でした。とはいえ新居はリノベーション工事に入るため、その間は仮住まいを余儀なくされます。幸運なことに新居近くに礼金不要の物件を見つけ、工事期間の1ヶ月のみ入居。新居に引っ越したのは、購入から3ヶ月後のことでした。

新しいマンションも南向きで明るく、ベランダも広びろ。壁掛けテレビなので空間がすっきり。

ご主人:仮住まいが新居の近くだったので、工事の様子をちょくちょく見に来たり現場で打ち合わせもできました。おかげで、タイトスケジュールだった工事が順調に進んだんですよ。

今回は売るのも買うのもすべて縁やタイミングに恵まれ、本当に幸運だったと思います。良い人に買ってもらえて良い家が見つかり、価格も納得の結果になりました。

そう話すご主人ですが、お話を聞いていると、縁を引き寄せたのは積極的に情報を集め、ご主人自ら動いたからこそ。売却・購入というと面倒なことばかり浮かびがちですが、そうしたひとつひとつの思い出を楽しそうに話すのが印象的でした。

新しい住まいも広々LDKにリノベ。「すべては人との出会いに恵まれたから」

新居は南向きの2LDK。以前の71㎡と比べて66.3㎡と床面積は減りましたが、水回りと玄関がコンパクトになったので居室の広さはほぼ変わりません。

斜めに敷かれたフローリングがとても印象的なリビング。

玄関は以前のマンションよりコンパクト。建具は元のまま生かしていますが、ドアの隅をカットして猫たちが出入りできるように! トイレの中には、猫用のトイレも。

以前の住まいと同じように、広いLDKにリノベしようと決めていた志賀さん。キッチン、リビング、ダイニング、和室の間仕切り壁をすべて撤去してひとつながりにした空間は、驚くほど広々としています。部屋の中央にソファのみをゆったりと起き、テレビは壁掛けタイプで省スペース。

キッチンとの間の壁を壊し、和室だった正面のスペースもワンルームで一体に。左奥には子ども用のベッド、右手のドアの向こうに寝室や水回りがあります。

空間を広く見せる斜め張りのフローリングは「無垢の幅広タイプ」にこだわり、自らフローリングメーカーを見て回って購入。クローゼットの扉もIKEAで自ら購入したものを持ち込み、取り付けてもらいました。

ダイニング奥には息子さんスペースとしてベッドを配置。将来的にカーテンなどで仕切って部屋のように使う構想もあるそう。

突き当たりにある、鏡張りのクローゼットの扉はIKEAで自ら購入し、取り付けてもらいました。

寝室は暖色でまとめられ、あたたかい雰囲気。窓越しに、キッチンと繋がっています。

▲水回りは状態が良かったのでそのまま生かしています。洗面台両脇の収納を撤去してすりガラスで開閉できる小窓を作り、リビングから光を取り入れるように変更したのはご主人のアイデア。

もともと壁に囲まれ独立していたキッチンはセミオープンに。実はこのシステムキッチン、以前のマンションをリノベーションする際に奥さまの身長に合わせて作ってもらったもの。

ご主人:新しいオーナーの身長に合わないためキッチンを撤去予定だと聞き、「じゃあ、新しい家にもらえませんか?」と相談したら、cowcamoの担当者の方が交渉してくれて。無事に移設できたんです。

リノベーション会社は知人の紹介で依頼したんですが、細かいところまでわがままを聞いてくださるいい会社で、本当に恵まれましたね。

以前の住まい同様、ダイニングとキッチンは置き家具で緩やかに区切り、圧迫感を抑えています。ダルトンで購入したスチールの棚やレトロな冷蔵庫がかわいい!

何度も周囲への感謝を口にする志賀さんご家族。中古マンションは売るのも買うのも、相手あってこそ。そんな人とのつながりに感謝することが、何より大切なのかもしれません。

ーーーーー物件概要ーーーーー 

〈所在地〉東京都世田谷区
〈居住者構成〉ご家族(ご夫婦+息子さん)
〈面積〉66.3㎡
〈築年〉築11年

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