港区高輪(高輪ゲートウェイ駅)
淑女をウェイに連れてって
秀和高輪レジデンス
街は、文化祭の準備をしているみたい。山手線に駅が増えるのは約50年ぶりらしいです。高輪の地に佇むエレガントなあなたの、生まれた頃を思い出しますか? 進化する街の中で、私が手を取ります。新しくて素敵なものと、歴史を重ねるほど素敵なものについて、窓を開けて一緒に考えてみましょうよ。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
品川・田町
現在販売中のおすすめ中古マンション
もうすぐですね ウェイ!
左上・舞台となる「品川」駅と「田町」駅の中間あたりは、何かと話題の山手線新駅「高輪ゲートウェイ」が開設される場所。名前についてはさておき、大幅な利便性アップが期待できます♡ 2020年の暫定開業、2024年の本格開業に合わせて、駅前にはイベントスペースもオープンするそう。(徒歩11分予定)/右上・さて、物件の最寄駅は都営浅草線・京浜急行線「泉岳寺」駅。「羽田空港」までダイレクトアクセス! 出張多め・旅行好きの方にはうれしいポイントです。(徒歩4分)/左下・“港区高輪エリア” といえば、高級住宅街が広がり、歴史を感じるお寺が多いのが特徴。忠臣蔵で有名な「泉岳寺」もすぐそばに。(550m 徒歩7分)/右下・泉岳寺門前にある、雰囲気たっぷりの「紋屋」。お水にまでこだわった懐石料理がいただけます。(600m 徒歩8分)
またお会いしましたね
白壁に青い瓦屋根のトレードマーク……ご紹介するのは、ヴィンテージマンションとして人気の “秀和レジデンス” シリーズのマンション。こちらはその中でも、個性がキラリと光るもの。だって見て下さい、この長いアプローチ!
cowcamo
エレガン&クラシック
左上・エントランス前までやって来ました。スロープが備わりバリアフリー仕様となっています。ワインレッドのオーニング(庇)が、洋風な建物の雰囲気にぴったり。/右上・いよいよロビーへ。ガラス扉の左右にはめ込まれたステンドグラスがとてもきれいなのでご注目ください。/左下・ツヤツヤに磨き上げられた、パターン貼りのタイル床。まさに “ヴィンテージマンション” といった趣があります。/右下・ロビーには、アイアンの手すりの付いたらせん階段が! ここだけ見るとクラシックホテルと錯覚しそう。奥にはエレベーターが2基備わっていますよ。ちなみに管理人さんは住込みで、夜の10時から朝まではオートロックとなるので安心感があります。
売主さま
1970年築のマンションですが、2014年に各住戸の玄関扉の交換、2016年にはサッシを交換済みです。こまめにメンテナンスされており、快適にお住まいいただけますよ。また、特別管理費(月額坪800円)はかかりますが、事務所利用も可能です。
cowcamo
全201戸のビッグコミュニティですので、戸数が多いぶん月々の共益費が抑えめですね◎ ありがたや〜。
お邪魔しますね
左・エレベーターで5階へやってきました。共用廊下はさすがにレトロで、ちょっぴり圧迫感を感じるかも? コチラが、ご紹介の住戸の頼もしい玄関扉です。 /右・玄関の天井は明るい色味の木目調で、さっそくナチュラルな雰囲気に包まれます。左手にはシューズボックスが備わっており、中央のドアはLDKへ。右手のドアは、後ほど見ていく水まわりへと続きます。
いらっしゃい
LDKにつながるドアを開けると、まずは木目の戸棚とキッチンが登場。お、奥にチラリとのぞいているグリーンが気になる……!
ごはんにしますか? それともお風呂?
左・コンパクトにまとまった2口コンロのキッチン。ムラ感あるブラックのカラーリングがいい感じです。/右・折れ戸の中には洗濯機置き場が。帰宅したら、ここでTシャツをズバッと脱いでポーン!
緑にします
LDKは約12.9帖。すごく広いわけではありませんが、大きな掃き出し窓のおかげで開放感は花マルです。
鳥が鳴いてますね
北西向きのバルコニーに出てみると、目の前にはマンションの駐車場を挟んで、お隣の建物が。圧迫感がないのでホッ。正面の植栽は小鳥が集まる場所のようで、取材時には可愛いさえずりが聞こえてきました♪ 左手には同マンションの一部が見えていますが、それにしてもキレイな白壁ですね〜。
くるんとビューラーでカールしたような鉄柵も、“秀和レジデンス” シリーズのトレードマーク。バルコニーの奥行きはややタイトです。
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景観を守るため、バルコニーでの物干しはNGとのこと。洗濯物には、浴室乾燥機をお使いいただくか、屋上の物干し場をご利用ください。
屋上にワープです!
ジャジャン。物干しスペースはフェンスで囲まれているので、風のある日も安心です。“高輪エリア” をズバッと見渡せる眺望が気持ちいい! ちょっとした気分転換にもよさそうですね。
LDKにワープです!
戻ってきました。それでは今度は、引き戸の向こうの洋室へ行ってみましょう。ちなみに、写真中央の凹んでいる部分には冷蔵庫や家電ラックを配置するとちょうどよさそうです。
約4.7帖の じぶん空間ですね
北東側の壁には落ち着いたグレージュのアクセントクロスがあしらわれています。奥には折れ戸3枚分のクローゼットがあり、おひとり分の衣類だったら余裕で受け止めてくれそうな大きさ。
左・窓は無いので、お休みの日には引き戸を閉め切ってゆっくりと休息しちゃいましょう。/右・そして引き戸を開ければ、眩しいグリーンが視界に飛び込んできます。爽快!
こんな風に、LDKと洋室をつなげて広く使うのもいいですね。床に引き戸のレールが無いので、開け放っていても違和感が無いのがgood。
cowcamo
それでは廊下に戻り、水まわりをチェックしましょう!
あらためまして 玄関〜廊下です
左・水まわりへのドアはブルーグレー。アンティーク感ある型ガラスがはめ込まれていて可愛いんです♡/右・振り向いて、玄関のシューズボックスも開けてみました。外から見るよりも奥行きがあり、たくさん収納することができそうですよ。
あっ なんだかいい感じです
洗面脱衣室は比較的ゆったりとスペースが取られていて、朝晩に身仕度を整える時間もストレスなく過ごせそう。右側の視界に入るトイレのドアも可愛いし、壁に可動棚が付いているのもうれしいですね!
左・洗面化粧台の左手には、追い炊き&浴室乾燥機能完備のバスルームが。/右・トイレ上部には、抜かりなく吊り戸棚が備わっていました◎
帰りは「白金高輪」駅から
左上・「亀塚公園」はマンションのすぐ近くに。たまには夜の公園でブランコを漕ぎたくなる日もありますよね。(450m 徒歩4分)/右上・最寄りのスーパーは「ピーコック 三田伊皿田店」(140m 徒歩2分)。営業時間は9時から23時ですが、お買い忘れの際はマンションそばにコンビニもありますのでご安心を。/左下・こちらは物件から徒歩7分の場所にある、都営三田線・東京メトロ南北線「白金高輪」駅。隣接している複合施設「白金アエルシティ」にはカフェやスーパー、クリニックも入っています。/右下・「白金高輪」駅は桜田通り沿いにあります。品川方面や渋谷方面へのバスが走っているので、そちらを利用するのも便利です!
カウカモ編集部より
歴史は感じるけれど、古さは感じない……そんな淑女のようなマンションです。特に記事内でもご紹介した、緑にエスコートされる長ーいアプローチ、ステンドグラスに光揺れるエントランス、これらの共用部の魅力がスゴイんです♡ レトロな味わいやクラシックな装いがお好きな方なら、きっと心を掴まれてしまうと思いますよ。
見た目の美しさに内面の健やかさが反映されるのはヒトもマンションも同じよう。修繕歴を見てみると、これまで丁寧に修繕工事を重ねてきており、手が回りづらいポイントである玄関扉やサッシの交換まで行われています。この管理のよさも、イチオシの理由のひとつなんです。そして細やかなお手入れには先立つ物が必要ですが、その割に月々の共益費の額は抑えめ◎ 全201戸という規模ゆえのスケールメリットですね!
今回ご紹介する住戸は、5階に所在している1LDK。ウッディな温かみあるテイストでまとめられており、型ガラスのはめ込まれたドアや、優しくカーブした取っ手など、細部に上品な可愛らしさを感じる装い。キッチンがちょっとコンパクトなのが惜しいところではありますが、水まわりのゆったり感はとても快適そうだなと感じました。
北西向きのバルコニーからはほどよく陽が入りますし、植栽のグリーンで目と心が潤いますよ♡ お向かいのマンションとはかなり距離が取れているので『あっ、コンニチハ』状態にならないのもうれしいところ。小鳥鳴く穏やかな住環境で、のびのびと自分の時間を過ごすことが出来そうです。
さて、現状でも2駅3路線+バス便を使えるロケーションですが、なんといっても楽しみなのは2020年ですよね。山手線「高輪ゲートウェイ」駅が完成すれば、周辺の交通利便性も人の集まり方も、劇的に変化するのは間違いないはず。そしてもうそれは秒読みの段階まで来ています! 新生活スタートのワクワクに加えて、新駅始動の興奮まで。ああ……羨ましい!
マンションは新駅を見にトコトコ歩いて行くわけにもいかないので(笑)、ぜひ住まい手の方で、街の新たな息吹を自宅に持ち帰ってあげてください。こんなお店ができた、イベントでこんなに盛り上がったetc……きっと、1970年からこの地を見守ってきた懐深いほほ笑みで、『そう。また素敵になるわね。』 なんて、言ってくれるような気がしませんか。
writer / editor:小杉 美香
これまでに幾度となく、カウカモで別の住戸を取材させていただいたマンションです! イチオシの理由はこのあとに。