“港区エリア” を諦めていた方へ

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都内の移動はもちろん、新幹線や空港へのアクセスも便利なビッグターミナル「品川」から徒歩9分。『お高いんでしょう?』という声が聞こえてきそうなエリアですが、そういう物件だけではないのです。良好な管理体制の建物と、素敵にリノベーションされた住戸。暮らし心地がよさそうな住まいをご紹介します。

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ご紹介するマンションまでは、「品川」駅の高輪口を出て、ホテルやレストランが建ち並ぶ「柘榴坂」の緩やかな上り坂を進みます。道のりはほぼ真っ直ぐで、実際の徒歩分数よりも短く感じますよ。

白×ブルーグレーの レトロなお顔立ち

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建物は1965年築。前回の東京オリンピックが開催された翌年に竣工し、長い間この地を見守ってきました。築年数を重ねていますが、そのわりにシャキッとしたきれいな外観です。

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『古いんだ……』と、築年数だけを見てガッカリするのは早いですよ! 管理体制は良好で、2013年には共用部の給排水管の更新工事、2016年には屋上防水工事など、建物の維持に必要な修繕がしっかりと行われています。

売主さま

2017年には、一部借り入れをした上で大規模修繕工事を実施しました。2021年9月を目処に返済を進めています。

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左上・エントランスには鉢植えのグリーンがずらり。/右上・建物向かって右手には、屋根付きの駐輪場があります。2020年6月現在は残念ながら空き無し。状況は変動するため、ご希望の方は最新情報をご確認くださいね。/左下・共用ロビーにある管理人室には、管理人さんが週5日間勤務されています。アーチ状の開口から奥へと進み、階段を上がりましょう。/右下・ご紹介する住戸は3階に所在しています。

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こちらのマンションにはエレベーターがありません。重い荷物の持ち運びやベビーカーの移動は、ちょっと大変カモ。

ガチャリ

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左・パッと明るい雰囲気の玄関がお出迎え。正面にある観音開きの扉の中は、廊下収納です。/右・玄関扉の内側は白く塗装されています。右手に見える引き戸の先は洋室B。順を追ってご紹介しますね。

L字に折れた 廊下を進むと

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左・黒いガラス入り戸の先はLDK。時計まわりに、トイレと洗面室のドアが並んでいます。/右・廊下収納をパカッと開けてみました。棚受けを調節すれば、掃除機など背の高いものも入りそう!

まずはこちらから 約13.4帖のLDK

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ドアを開けて目に飛び込んでくるのは、マットな質感の黒が印象的なキッチン。可愛らしいペンダントライトに照らされて、存在感たっぷりです。

デザインだけでなく 機能性も◎

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左・3口コンロと食洗機が備わったシステムキッチン。汚れないよう、コンロには油はねガードが設けられています。/右・背面のスペースはゆったり。キッチンの並びには幅約70cmの冷蔵庫置き場がありますよ。

南向きの掃き出し窓から バルコニーへ

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正面には別のマンションが建っているため、眺望に抜けはありません。それにしても、「品川」が徒歩圏内というのに静かな環境……!

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このあとにご紹介する洋室Aの前まで続く、ロングなバルコニー。手すり壁の内側をよく見ると、レンガタイル貼りでキュートです♡

売主さま

断熱性を高めるため、掃き出し窓には二重サッシを設けています。結露対策にもなりますよ。

室内に戻って

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正面に並んでいるふたつの扉。右側が洋室Aのドアです。

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おっと! 身長が高い方は、頭上にお気をつけください。ドア上部の天井に通っている梁(はり)は190cmほどの高さです。

居心地のよさにホッとする 約5.6帖の洋室A

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洋室AはLDKと同じ南向き。物件取材に伺った日は曇りでしたが、それでもしっかりと光が入ってきていましたよ。

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振り返ると大きな収納が。明るく居心地がいいので、寝室にぴったりです。

ふたたびLDKへ

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あらためて眺めてみると、リビングとダイニングのスペースはそれぞれしっかりと設けることができそうな広さですね。廊下へ戻る前に、右手の引き戸の中もチェックしてみましょう。

リビング収納や書斎に

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左・幅110cmほどのフリースペース。使用頻度が高いアイテムを収納するのにちょうどよさそうです。DIYで棚を自作しても◎/右・小さめのデスクを設けて、書斎として使うのもアリかも? その場合、それなりに圧迫感があるので、引き戸をオープンにするのがオススメですよ。

約5.2帖の洋室B

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左・北側に位置する洋室B。柱がボコッと出ているので、家具の配置にはちょっと工夫が必要カモ。デッドスペースには本棚などを置くとよさそうですね。/右・もちろん、こちらにも収納が備わっています。

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洋室Bの窓は共用廊下に面しています。人通りや採光面が気になる場合は、洋室Aを主寝室として使うのがよさそうです。

最後に 水まわりを拝見

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左・木の風合いが優しい印象の洗面台。写真には写っていませんが、右手に洗濯機置き場があります。/中央・浴室は1218サイズ。浴室窓の先は共用廊下なので、開けるときは気をつけて!/右・くすみがかったブルーの壁が可愛いトイレ。アイアンのタオル掛けやペーパーホルダーもマッチしています。

「品川」周辺には 遊べる施設がいっぱい!

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左上・こちらがターミナル駅「品川」の高輪口。日々の通勤はもちろん、新幹線や飛行機のアクセスも◎ また、駅ビルにはグルメやファッションのお店が多数入居しています。(徒歩9分)/右上・「品川プリンスホテル」に併設されている映画館「T・ジョイ PRINCE(ティージョイプリンス) 品川」(550m 徒歩8分)。そしてお隣には……/左下・水族館「AQUA PARK SHINAGAWA(アクアパーク品川)」が。ご近所だけでも楽しい施設が満載!(400m 徒歩5分)/右下・マンションの近くにある「Da Noi(ダノイ)高輪店」では、トラディショナルなイタリア家庭料理がいただけます。リーズナブルなテイクアウトメニューもありますよ♡(130m 徒歩2分)

グルメを求めて 「高輪台」へ

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左下・都営浅草線「高輪台」駅も徒歩7分で利用可能。高層ビルが建ち並ぶ桜田通りから1本入ると、小さな飲食店が点在しています。/右上・便利なだけじゃありません、近くには自然もあるんです。「高輪森の公園」には、木陰でお弁当を広げている方々の姿が。(400m 徒歩5分)/左下・高輪台駅の路地裏にある、カウンター席のみのイタリアン「TRATTORIA NAKATA(トラットリア ナカタ)」。「ホテルオークラ」出身のシェフが腕をふるいます。(600m 徒歩8分)/右下・砂糖や卵、バターを使わない完全無添加のパンが自慢のベーカリー「Liebe(リーベ)」。メニューには食パンからデニッシュペストリー、ハード系まで…… 種類豊富で迷っちゃう♡(400m 徒歩5分)

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カウカモ編集部より

再開発により、近年さらに利便性を増してきた “高輪エリア” 。築浅の高級マンションも多いこの土地ですが、築年数を重ねていてもよい物件はあるのです。

カウカモ編集部が太鼓判を押したこちらの物件は、ビッグターミナル「品川」駅の高輪口から徒歩9分の場所にあります。都内の移動コストがぎゅっと抑えられるのはもちろん、新幹線や空港へのアクセスも便利ですよ。


建物は1965年築。“中古マンション” というくくりの中でもあまり見ない古さですが、これまでの修繕履歴を見ると、見える部分も見えない部分も適切に修繕が積み重ねられてきたことがわかります。

2017年に大規模修繕工事を実施した際には借り入れをしているものの、こちらは2021年9月を目処に返済予定。管理費と修繕積立金の額のバランスは良好で、マンション全体の修繕積立金には2019年1月時点で約6,500万円の貯蓄があり、自転車操業というわけではなさそうです。


ネックを挙げるとすれば、エレベーターが無いこと。ご紹介した住戸が所在しているのは3階ですが、重い荷物やベビーカーを運ぶのは大変だと思います。逆にそういった心配が無い方は、毎日の運動と割り切るのもいいカモ……!?


住戸は約54㎡を2LDKとした間取り。リビングダイニングも各個室もバランスよく広さが確保されており、暮らし心地がよさそうです。シンプルさの中にこだわりも垣間見えるデザインで、そのままでも十分に素敵ですが、自分好みに手を加えるのも楽しそうですね。


お問い合わせ、お待ちしております。

writer:軽部 優海 / editor:酒井 大作