南青山3丁目交差点

写真

今回は「南青山3丁目」の交差点からスタート。こちらを起点とした周囲にはインテリアショップやショールームがたくさん建ち並びます。全国展開している店でも、ここ “青山” だけは特別な様で、特に洗練された品々が並んでいます。/左上・「LOUNGE by Francfranc(ラウンジバイフランフラン)」が目印の南青山3丁目交差点。/右上・「パサージュ青山」では、南欧風なレンガと街灯の小路に、生活を彩る数々のセレクトショップがひしめいています。/左下・機能美を追求したシンプルなデザインが魅力の北欧ブランド「BoConcept(ボーコンセプト)」。/右下・個性豊かな感性で新しい発見が楽しい「CIBONE青山(シボネ青山)」。他にも「ロイズ・アンティークス青山」や「Knoll Store(ノルストア)青山本店」など世界的な名作家具が揃います。

独特の風格を感じる佇まい

写真

 外苑西通りを南に進むと、青山霊園の豊かな緑の前に豪華で重厚感ある建物が見えてきました。そう、こちらが今回ご紹介する物件です。

売主さま

この地域は80年代半ばに到来した不動産バブルによって、10億円を超えるスーパー億ションや大規模マンションが次々と誕生しました。それらは “ヴィンテージ” として今に継承され、重厚感のあるタイルを身に纏い、高品質な素材をふんだんに使用したラグジュアリーなエントランスを備えているのが特徴です。こちらのマンションもその内のひとつです。

 
写真

左上・外苑西通りに面した側の低層階は、商業施設「アルテカベルテプラザ」となっており、1階にはイタリアの人気自転車「Bianchi(ビアンキ)」のショップが入っています。2階にはブライダルのお店も。/右上・マンションのエントランスは外苑西通りの裏手にあります。/左下・エントランスホールは納得の高級感。ホテルライクなフロントでは20時まで管理人が対応してくれます。/右下・ラウンジスペースもゆとりある広さ。御影石もピカピカに磨かれていました

写真

左上・奥に進むとエレベーターホール。こちら側にはアルテカベルテプラザへと繋がる別出口もあります。/右上・5階に上がり一番奥へと進みます。/左下・共用廊下から青山霊園がチラリと見えますね。/右下・突き当たりの右側が今回ご紹介する物件です

いよいよお部屋の中へ

写真

玄関は、ゆとりある広さの土間スペースとホールで構成されています。正面の木製ルーバーから漏れる光のおかげでとても明るく、無垢の木を使ったシンプルなデザインで、日本の奥ゆかしい上品さを感じます。これは他の居室も期待できそう! もちろん収納もたっぷり設けられていますよ。

売主さま

使用する素材にこだわりました。合板やクロスといった工業製品でなく、優しい表情の無垢の床材とそれを囲むシャープな白い塗装壁を取り入れることにより、ワンランク上の癒しを感じていただければと思います。

 

水まわりスペースからどうぞ

写真

玄関収納の横に見える白い扉は、トイレへと続きます。足元まで届く鏡と大きな収納があり、ゆったりとした広さです。

写真

左・こちらは洗面脱衣所。モザイクタイルと間接照明で高級ホテルのサニタリーのような空間。広々とした幅のある洗面台の足元には、椅子や脱衣かごをしまい込めるオープンなスペースがあり、使い勝手もよさそうです。/右・浴室の床はなんと「すのこ」! 素足へのあたりが優しく、冬の寒い時期でもヒヤッとした冷たさがないのが魅力です。天井にも無垢の木が張られており、木の香りに包まれてのバスタイムはまさに至福の時間ですね。

売主さま

水まわり空間は、「ラグジュアリースパ」をイメージして創り上げました。もちろん機能面にも考慮しており、浴室換気乾燥機を取り付け、充分な収納を確保しております。大型ミラーの裏側も実は大容量の収納棚になっておりますし、洗濯機置き場の向かい側も壁一面が収納になっております。生活を感じさせるものは全て片づけて厳選された小物だけを飾り、空間の美しさを楽しんでいただきたいですね。

プライベートスペース

写真

水まわりスペースの奥にある約9.4帖の居室がこちら。バルコニー側の一面全体がガラスになっており、とても開放感あるお部屋です。見える景色も低層住宅ばかりですので、視線が気にならずオープンに明るく使えそうですね。

写真

腰高の収納やウォークインクローゼットがついており、収納力もたっぷりです。収納の中の壁がアップルグリーンでとっても可愛い!

写真

左・一旦廊下に戻り、玄関の前を通ります。木製ルーバーからの光のおかげで、廊下も明るいのがいいですね。/右・玄関正面のふたつの居室への入り口前は、床材が土間のようなタイルになっています。 “離れ” に行くような雰囲気で少し気持ちが切り替わりますね。

写真

右側の約6.8帖の居室から。こちらが木製ルーバーの裏側にあたるお部屋です。ルーバーの間には擦りガラスがはめ込まれているので、廊下側からの視線が気になることもありません。こちらの収納も中はアップルグリーンです。

写真

左側のお部屋は約5.3帖。部屋の中に収納がありませんが、お部屋の外側には収納があります。ゲストルームとして確保するのもいいですし、部屋全体をクローゼットにしてしまうのもいいかもしれませんね。

パブリックスペース

写真

さあこちらが約15.7帖のリビングダイニングルーム。南東の角部屋なので、窓がたくさんあって明るいです。

写真

キッチンを挟んでL字型になっているので、ゆるやかにダイニングゾーンとリビングゾーンを分けることができています。

写真

独立型のキッチンは約3.6帖。約2.7mワイドなキッチンにはAEG社の大容量の食器洗浄機が付いています。コンロもAEG社のガラストップコンロ。魚焼きグリルはついていませんのでご注意を。ダークな色でまとめられたキッチンスペースは、洗練されたオトナの魅力たっぷりです。廊下側に直接出入りできる扉もあるので買い物帰りなどの動線もスムーズ。背面には約2mの食器棚を置けるスペースがあり、おもてなしの器もたっぷり収納できそうです。

売主さま

いつまでも飽きがこない上に愛着が積み重なるキッチンを目指しました。カラフルなお野菜やスパイスが引き立つダークグレーの空間で、五感を使ってお料理をお愉しみいただけたらと思います。

写真

キッチンの出入り口から見たリビングスペースはこんな感じ。ホームパーティーをしても、ゆったりくつろいでもらえそうな広さです。

写真

東側の窓から見える景色がコチラ。建物の間にチラリと見える緑は、青山霊園の木々です。

写真

ダイニングスペースがこちら。少し奥まった空間で、落ち着いてお食事ができそうですね。写真には写っていませんが、奥の壁一面が大容量の収納になっています。

南西側はワイドスパンな3つのバルコニー

写真

こちらの物件の一番の贅沢ポイントは、南西面に長く長く広がるバルコニー。すべての部屋にバルコニーがついています。そしてそこから見える景色がコチラ。目の前は低層の住宅街のため、すべてのバルコニーから広い空を満喫できるのです。

写真

3カ所に分けられたバルコニーのひとつひとつが充分な広さです。そしてウッドデッキが敷かれているので、部屋の延長のように使えて開放感もUP。

オシャレで上質なお店がたくさんあるお散歩コース

写真

左上・ひと際目を惹くファサードは隈健吾デザインの「SunnyHills(サニーヒルズ)青山店」の建物。台湾発の甘酸っぱいパイナップルケーキの有名店です。店内でおもてなしもしていただけますよ。/右上・路地裏にある「Flower&cafe風花(フラワーアンドカフェかざはな)」。庭園デザイナーの石原氏がプロデュースした癒しの空間です。/左下・正統派の日本料理が頂ける割烹「青山 仁(じん)」。落ち着いた個室で四季の庭木を楽しみながら、美しい料理がいただけます。/右下・青山通りにはスーパー「大丸ピーコック」があり、食品だけでなく日常品まで揃います。他に「成城石井」もありますよ。

cowcamo report

「南青山4丁目」の街の名に負けない堂々とした風格ある物件のご紹介です。東京メトロ銀座線「外苑前」駅までは徒歩6分、「表参道」駅までも徒歩11分で、外苑西通りに面しているという立地なので、徒歩でも車でも利便性は抜群のよさ。それでいて周辺は住宅街ですので、静かな環境です。

建物は築23年で、ヴィンテージマンションの中ではまだまだ築浅物件ですが、時を経ても変わらないであろう品格を感じます。タワーマンションとはまた違う落ち着いた温かみある優雅さがありました。

室内はすべて洋室ですが、和を感じるシンプルなインテリアでまとまっています。白い塗装の壁は、わずかな凹凸が織りなす影の表情が魅力。自然素材である無垢材の床は、柔らかい足触りと時を経ての色の変化がいいですよね。きっとこれから飾られるであろう調度品を引き立ててくれることでしょう。
100㎡を超えた室内は、長い直線廊下が各部屋をつなぎます。その廊下も扉が単に並ぶのではなく、木製ルーバーからの採光や少し奥まった土間スペースなど、動きがある設計に豊かさを感じました。また、パブリックスペースとプライベートスペースがきっちり分離できるので、ホームパーティーなど来客が多くても安心しておもてなしできそうですね。

全ての居室に南西向きの広いバルコニーがあり、通風や採光・眺望といった基本的条件は余裕でクリアできている今回の物件。どうぞ足をお運び頂き、五感で感じてみてくださいね。

取材・文・撮影:cowcamo