気取らない雰囲気がいい感じ 「都立大学」駅

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左上・今回の舞台は東急東横線「都立大学」駅。感度の高いショップが点在していますが、気取らない雰囲気で個人的にも大好きな駅です。駅には直結のスーパー「東急ストア都立大学店」がありますよ。(徒歩3分)/右上・駅の高架下商業施設「トリツナード」。今回ご紹介するマンションも同じ線路沿いに建っていますよ。(50m 徒歩1分)/左下・「トリツナード」に入っているお店をいくつかご紹介。「倉式珈琲店 都立大学駅前店」は61席もある大きなカフェ。お仕事帰りに一息つきたい時やなどモーニングなど、気軽に使えそうです。(140m 徒歩2分)/右下・「Cantina Carica ri(カンティーナ カーリカ・リ)」では、美味しいイタリアン料理とワインがいただけます。(130m 徒歩2分)

線路沿いをテクテク

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駅を出て、線路沿いを歩くこと3分。白い外壁のお上品なマンションが見えてきました。

売主さま

1971年竣工、地上9階建て・総戸数64戸のマンションです。2017年に外壁修繕工事を実施しています。

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左上・エントランスは3段階段を上った先に。スロープはありませんが、手すりが付いていますよ。/右上・管理人事務室と集合ポストがあるロビー。デコラティブなタイルが目を引きます。廊下へ向かう途中に再度階段がありますが、こちらにはスロープがありますよ。/左下・廊下の先にはエレベーターが。それでは8階へと向かいましょう。/右下・おー、気持ちのいい共用廊下! ご紹介する住戸の玄関ドアは廊下の一番奥。そう、角部屋なんです! それではお邪魔しましょう。

ガチャリ

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左・お、明るい! 北東向きの腰窓があるおかげで、暗くなりがちな玄関スペースが開放的な空間になっています。/右・腰窓の前から土間を振り返ったカット。左手のドアは洋室Bにつながっています。

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左・腰窓から外を見てみました。抜けがあって気持ちいいですね。左下には東急東横線の線路が通っているので、少し電車の走行音が聞こえましたが、窓を閉めていればほとんど気になりませんでした。/右・腰窓のお向かいにはLDKにつながるドアがあります。開けてみましょう!

窓窓窓!

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南西側に掃き出し窓、南東側にふたつの腰窓がある二面採光! この明るさと開放感を味わうと、やっぱり角部屋っていいなーと思ってしまいます(笑)

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角度を変えて。LDKの広さは約11帖。対面式キッチンの背面には、洗濯機置き場と可動棚が備わっています。そして中央の引き戸は水まわりへとつながっていますよ。

キッチンをチェック

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左・キッチンやレンジフードはウッド調のカラーで統一されています。/右・背面にはロールカーテンで隠されている洗濯機置き場が。その右手の窪みに冷蔵庫を置くことになりそう。

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冷蔵庫で腰窓の半分が隠れてしまうのはちょっと残念。また、スペースが少ないので食器棚などの配置には工夫が必要かもしれません。

キッチン横の腰窓から

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南東側の景色。お隣のマンションの頭がちょっと視界に被っていますが、しっかり抜けと開放感を感じられますよ。

室内に戻って

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左・洗濯機置き場の横にある引き戸は水まわりにつながっています。左手の可動棚にリネンなどを置いておくと便利かも!/右・コンパクトなサイズの洗面脱衣室。ドアは左手がトイレ、右手はバスルームにつながっています。

やっぱり窓!

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左・トイレはうれしい窓付き! 正面の壁はコンクリート打ちっ放しに見えますが実はクロスなので、お好きなカラーに張り替えることもできますよ。/右・もちろん、バスルームも窓付き! お昼から心地のいいバスタイムが過ごせそうですね。鏡は左手の壁に付いていますよ。

LDKに戻って バルコニーへ

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LDKに戻り、南西向きの掃き出し窓からバルコニーに出てきました。右奥に山々を望み、左奥には武蔵小杉エリアの高層ビル群。写真では伝わりづらいですが、180度抜けがあり、本当に気持ちのいい景色でした。

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右下には東横線の線路が通っています。こちらもバルコニーに出ると電車の走行音が聞こえましたが、室内ではそこまで気になりませんでした。

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バルコニーは奥行きがあるので、椅子を出してゆったりとくつろげそう。右手の柱の向こうは、洋室Aからアクセスするバルコニーです。

再びLDKへ

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さて、続いて正面のドアから洋室Aへと進みましょう。

約6帖の洋室A

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LDK同様、バルコニーにアクセスできる南西向きの腰窓があります。

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先ほどのバルコニーと同じ形状。こちらには物干し金具が備わっています。

室内に戻りましょう

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洋室Aには折れ戸2枚分の収納が備わっています。梁や柱が少なく、すっきりとした形をしているので、家具の配置がしやすそうですね。

廊下に戻り 洋室Bへ

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土間の横にあるドアからアクセスする洋室B。広さは約5帖です。

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洋室Bにアクセスするドアの高さは約175cmほどとかなり低めでした。ほぼ筆者の身長と同じで、背の高い方ですとうっかりぶつけてしまうかもしれませんので、事前にご留意ください。

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角度を変えて。洋室Bには共用廊下に面している北西向きの窓があります。角部屋なので人が通ることはなさそうですが、曇りガラスなのでちょっと暗く感じるかも。また、窓を閉めていても少し電車の走行音が聞こえました。気になる方は、実際に現地でお確かめくださいね。

もう少し知りたい 「都立大学」のこと

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左上・さまざまなおかずやお弁当、お菓子をテイクアウトできる「DELI and more HAND」。たまには料理をサボって、美味しいごはんを買ってピクニックに出かけましょう!!(85m 徒歩2分)/右上・手打ちパスタが美味しいと評判のイタリアンレストラン「D’ORO(ドーロ)」。マンションと同じ通り沿いにあるので、気軽に贅沢しちゃいましょう。(120m 徒歩2分)/左下・ヘルシー&ジューシーなスペアリブと、アップルパイが名物のレストラン「AMERICAN CLUB HOUSE(アメリカン クラブ ハウス)」。体がアメリカンな味を欲した時に是非。(350m 徒歩5分)/右下・モノ作りを手軽に楽しめる「Makers' Base(メイカーズベース)」。ランプシェードやスツール、アクセサリー作りなどさまざまなワークショップを行っています。会員になると施設内にある工房で、本格的な工具を利用することができますよ。(350m 徒歩5分)

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カウカモ編集部より

今回の舞台は東急東横線「都立大学」。感度の高い個人経営のお店が点在しており、歩いているだけでも楽しいのですが、気取った雰囲気はなく、親しみやすい空気が魅力です。


また、交通利便性も◎ 各駅停車駅ですが「渋谷」駅まで乗車時間10分ほどで行くことができます。また、目黒通りを走っているバスを利用すれば、「目黒」や「二子玉川」にもアクセスすることができますよ。

ちなみに「都立大学」という駅名は、かつてこの地にあった大学から付けられたそう。大学移転後も近所の人に馴染みがあったことから、そのまま名前を変えることなく使われているんだとか。

さて、今回ご紹介するマンションはというと、駅から線路沿いを歩いて3分の場所に建っています。派手さはないものの、白い外壁が上品な印象です。1971年竣工と、それなりに築年数は経過していますが、2017年に外壁修繕工事を実施しており、そこまで古さは感じませんでしたよ。

線路沿いに建っているということもあって、電車の走行音が心配……という方もいらっしゃるでしょう。でもご安心を。8階に所在する住戸は、もっとも線路から遠い位置にある角部屋です。

そして、角部屋であるメリットがもうひとつ。それは、窓の多さ! 玄関ドアを開けた瞬間から廊下の腰窓が目に入り、電気をつけていなくても明るく感じました。さらにLDKが二面採光なだけでなく、水まわりもしっかり窓付き。もちろん、ふたつある個室それぞれにも窓があるのだから、もう太陽光からの逃げ場はありません。


これだけ窓があると、どこに植物を置いてもぐんぐん育ちそうですし、住んでいる人まで光合成をしてしまいそう。ヴァンパイアさんが住むにはちょっと難しい物件かもしれませんね(笑)


さらに、どの窓から外を見ても、遠くまで抜けのあるビューが楽しめます。何より、南西向きのバルコニーからの景色は本当に気持ちがよかったです。写真と文章では伝わらないので、ぜひ現地で体感してみてくださいね。

ただ、いくら線路から離れている住戸位置とはいえ、外に出たり窓を開けたりすると、多少電車の走行音が聞こえます。こちらも実際に現地でお確かめいただいた方がよさそうです。


もうひとつ、気になるポイントは間取り。キッチン背面に洗濯機置き場があるので、食器棚などを置くスペースがなく工夫が必要そうです。また、洋室Bにアクセスするドアの高さが、約175cmとかなり低めになっています。背の高い方は、頭をゴッツンしないようにご注意くださいね。

とはいえ、『家具はなるべく置きたくないんだ!』というミニマリストの方でしたら、この物件の魅力を最大限に楽しめるでしょう。光合成しちゃうくらい光を感じられるお家、私は好きです。

writer / editor:酒井 大作