目黒区上目黒(中目黒駅)
心地よい渇き
ハイネス中目黒
“古いもの・忘れられたもの” に新たな価値を吹き込み、しっくりと馴染む空間を用意して居場所を与える。とっておきの立地に、とびきり素敵な住居が完成しました。一点もののアンティークのように “渇いた” 雰囲気が何とも心地よく、自分の色が美しく映えそうな物件です。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
渋谷・恵比寿・中目黒
現在販売中のおすすめ中古マンション
「目黒川」沿いを散策しながら
物件まで向かいます

左上・「中目黒」駅からマンションへ向かう際は目黒川を通過するので、マンションまでわずか3分という時間ですが、しっかりとONとOFFの切り替えが出来そうです。/右上・目黒川沿いには感度の高いお店がズラリ。木陰が最高に気持ちいい! /左下・駅前にある「大江戸あられ本舗」では、いまの時期かき氷が味わえます。/右下・日常のお買い物は「東急ストア」へ。
目黒川を渡るころ
正面にマンションが見えてきます

駅から目黒川の方へ歩いて行くと、路地の先に外壁がオレンジ色のマンションが見えてきます。本当に駅からは目と鼻の先ですね。
売主さま

左上・高架下からマンションを見上げてみます。1・2階には飲食店などの店舗が入っていて、その中には “大人の焼鳥” を謳う、美食家に人気の「いぐち」も。/右上・エントランスは駒沢通りからひとつ横道に逸れた線路沿いにあります。きちんと植栽が手入れされていますね。/左下・共用ロビーには集合ポストのほか管理人室が。管理人さんは住込みで、平日の朝9時から17時まで勤務していらっしゃいます。/右下・4階までエレベーターで上がってきました。共用廊下からは線路が見えます。ご紹介する住戸は一番奥の角部屋です!
玄関ドア、オープン!

現れるのは、いい意味で “渇いた” 空気が最高にカッコいい空間。大きなモルタル土間が左右に広がっています。
売主さま
今回、おひとり暮らしの男性やDINKSの方々向けにリノベーションの設計を行なっていきました。線路が近いので、すべての窓にペアガラスの二重サッシを施工しています。随所に廃材や、使われなくて眠っていたような素材を使用しているので、 “時を重ねたもの” だけに出せる風合いや表情にぜひご注目いただきたいですね。

左・玄関ドアから正面に進むと、マルチに使えそうなこちらの空間があります。当初天井近くにハンガーパイプを取り付ける予定だったそうなのですが、工事中にチェーンへ変更したのだとか。/右・立派な柱・梁を抜けるとキッチン横のスペースとつながり、そのままLDKヘの動線が確保されています。
売主さま
チェーンは天井に付けてあるアンカーに引っ掛けてあって、好きな位置に付け替えることが可能です。エアプランツなどを吊るしていただいてもいいですし、洋服なんかをランダムにかけてもよさそうですよね。

こちらは玄関から左手に進んだ際に見える景色。キッチン前でモルタル土間からフローリングに切り替わります。

左・LDK側から見返すとこんな景色。正面に見える大きな姿見・右手洗面台下の台は、物件と一緒にお引渡しが可能。/右・この洗面台、気になった方も多いのではないでしょうか。いままでに見たことのない珍しいタイプ! 元の用途はどういったものなのでしょうか?
売主さま
こちらはヨーロッパの公共施設で使われている、モップなどを洗うためのシンクなんです。家に帰ってきて土足のままじゃぶじゃぶ手を洗えるように、床はこのエリアまでモルタル土間にしました。シンク下の台については、土間を施工する際に大工さんにお願いして、型枠にモルタルを流し込んで造ったオリジナルです。支えの木材は過去のリノベーション工事で余った廃材なんですよ。

振り返ると、何ともカッコいいキッチンが!
売主さま
イメージとしては “大きな木箱があったからそれをドンと置いて、ちょうどいい長さの板があったから上に乗せて、片側に足を付けた” って感じです(笑)。

キッチンの天板やコンロ下の箱は無垢のパイン材で出来ています。2脚あるスツールも、テーブルの廃材で造ったのだそう! この物件だけのオリジナルですよ♡
売主さま
おふたりで腰掛ける場合、こんな配置で座ると、ひとりは窓越しに大きな緑を、もうひとりは寝室のブリックの壁が眺められるのでオススメです。
西側のバルコニーに出てみましょう

キッチン後ろにあるバルコニーは、奥行きは浅めですが長さがあります。線路に沿っているので賑やか。

室内に戻ってリビングスペース・寝室スペースを見渡してみます。現状は広いワンルームのような形状で、合計すると約18帖ほど。将来的には寝室を個室化することも可能で、そうするとLDKで約11.7帖、寝室が約6.3帖になります。南面にも掃き出し窓がふたつ並んでおり、晴れていれば陽がたっぷりと入りそうです。
造り手のこだわりをヒシヒシと感じる
この物件のためだけのキッチン

キッチン天板のパイン材には、水濡れに強いウレタン塗装が施されています。生活感の出てしまう給湯スイッチやコンセントは天板の下に隠されており、本当にひとつの美しい家具のよう。コンロは4口です。
キッチン正面に見える水まわりへ

左・水まわりの入り口にはドアがありませんが、手前の天井にはパイプが取り付けられており、カーテンなどで目隠しすることも可能。正面が洗濯機置き場。敢えて防水パンは設けず、ブロックを4角に置いて、その上に洗濯機を置くスタイル。/中央・洗濯機置き場の左手には1416サイズのユニットバス。ミラー無しのシンプルな仕様。/右・洗濯機置き場の右手にはトイレ。手洗いの水栓もオリジナル! そして写真だと分かりにくいですが、モルタルの壁面上部にコンクリートブロックが覗いていてカッコいいんです。

ダイニングキッチンをリビング側から見てみると、間取りがよく分かりますね。コンロ横の壁面を中心に、回遊性を持たせた動線になっています。

寝室の壁面にはブリックタイルが張られています。居室スペースの床にはオークの無垢材。このざらっとした質感が何ともいい。
売主さま
フローリングは敢えて裁ち目を残し、凹凸を楽しんでいただけるように仕上げました。
壁面のブリックタイルもきれいな面を造るのではなく、本当に下から積み上げていったような重厚感を大切にしています。
「網」が気になります・・・!

左・皆さま、この「網」気になりましたよね? めちゃくちゃカッコいいけどどういう役割りがあるのでしょうか? /右・コンクリートブロックの前に設けられたオープンなクローゼットは、ハンガーパイプが鎖で吊るされた男前な仕様。
売主さま
クローゼットの脇に設けた網は「エキスパンドメタル」という素材を使っています。宅急便や急な来客があった時に、玄関から寝室が丸見えにならないよう配慮して取り付けたものです。洋服などをこちらに引っ掛けていただくのもいいと思いますよ。
南側のバルコニーへ

西側と比べ、奥行きが深いのが特徴です。4階ですが圧迫感はなく、しっかりと空が見えますね。

西側を向くと、線路とはこの距離感。東急東横線だけでなく、東京メトロ日比谷線や副都心線も通るので、電車の行き来は頻繁です。

室内全体像。本当に、心底カッコいいですよね・・・! この世界観、ぜひ現地で体感していただきたいです。
こだわり抜いたディテールたち

左上・キッチンの水栓は、銅管を半田付けで加工したもの。もちろんオリジナル。この色味がなんとも・・・♡ /右上・エキスパンドメタルに取り付けられたスイッチパネル。内装解体時に出てきた分電盤の廃材だそう。/左下・ブリックタイル。モルタルの目地がボッテリとしていて、まるで遠い昔からずっとここに佇んでいたかのような存在感。/右下・洗面とキッチン水栓のハンドルには、こんな珍しいパーツが使われています。右回りに上げると水・お湯が出る仕組み。
マンションの周辺には
注目のスポットが目白押し!

左上・「NAKAMEGURO LOTUS」はマンションの斜向かいにある人気のベーカリー。天然酵母を使用した美味しいパンが食卓に並ぶって素敵♡ /右上・マンションから徒歩1分のところにある銭湯「光明泉」。大きな湯船でザブ〜ンといきたい時はこちらへ。/左下・そんな光明泉のお隣にあるのが「Taste AND Sense」。カフェ使いもいいですが、ぜひ風呂上がりのグイっとビールにもご利用ください! /右下・Taste AND Senceのお向かいにあるのがメンズアパレルの「1LDK」。今回の物件に住む男性はここのお洋服が似合いそう。
代官山方面にも歩いてみましょう

左上・とびきりの日用品に出会えるライフスタイルショップ「BRICK & MORTAR」。マンションから徒歩1分なので、足繁く通ってしまうこと間違いなし。/右上・鎗ヶ崎交差点の近くにある花屋「odette(オデット)」。感度の高いセレクトなので、日常的に立ち寄って家に植物を飾りたくなります。/左下・建築家・槇文彦氏による設計の「ヒルサイドテラス」には、フレンチレストラン「LE COMPTOIR OCCITAN(ル・コントワール・オクシタン)」や「TOM’S SANDWICH」など、グルメなお店も入居しています。/右下・マンションから徒歩5分ほどで「代官山」駅に到着です。
取材・文・撮影:cowcamo
「中目黒」駅が最寄りの物件というと、実は “池尻の方が近い! ”という山手通り沿いのマンションがすごく多いんですよね。あちら側は車通りも激しいですし、歩道も狭くて歩きにくいですが、今回は代官山との中間エリアに建っています。徒歩5分圏内にオシャレなアパレルショップや飲食店も多いので、ぜひここでの生活を満喫していただきたいですね。