売主さまのご紹介

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Hさま

2年ほど前、転勤で都内へ引っ越されたHさまご夫婦。おふたり暮らすの新居としてヴィンテージマンションの1室を購入し、空間設計を得意とする建築事務所にフルリノベーションを依頼されました。

魅惑の街の中心で 「楽しい!」を叫ぶ

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左・マンションの最寄りは、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京メトロ日比谷線が乗り入れる「恵比寿」駅。駅直結の「アトレ恵比寿」には各種テナントのほか、スーパー「成城石井」が入っています。(徒歩7分)/中央・おしゃれで美味しいお店や、今をときめくアパレルショップが点在する東急東横線「代官山」駅からは徒歩8分の距離。/右・東急東横線、東京メトロ日比谷線が乗り入れる「中目黒」駅もテリトリー。お気に入りの “スモール&グッド” な飲食店やショップを見つけられますよ!。(徒歩9分)

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左上・精肉卸会社直営の黒毛和牛バーガーショップ「BLACOWS(ブラッカウズ)」。厳選の黒毛和牛100%のパティはもちろん、バンズやソース、具材すべてにこだわった “珠玉のバーガー” をいただけます。(750m 徒歩9分)/右上・「蔦屋書店」が入る「代官山T-SITE」は居心地がよく、何か新しい発見があるかも・・・ と思わずふらっと立ち寄ってしまうスペースです。(1km 徒歩13分)/左下・このエリアではパンケーキにこだわったお店も多数。アップルパイやケーキが頂けるNYスタイルのカフェ「MATSUNOSUKE N.Y.」は、店内に京都に本店があるパンケーキハウス「Rhinebeck(ラインベック)」を併設。フルーツを山盛りにしたふわっふわのパンケーキは病みつきになります。(700m 徒歩9分)/右下・旧山手通り沿いにある「西郷山公園」。のんびりピクニックできるスポットです。(1.1km 徒歩14分)

青い屋根と塗り壁がキュートな “秀和レジデンス” シリーズ

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「恵比寿」駅から緩い上り坂を歩くこと7分。白い塗り壁に青い屋根がキュートなマンションが見えてきました。特徴的なデザインからファンも多い “秀和レジデンス” シリーズです。建物は2018年12月現在築48年。総戸数204戸のビッグコミュニティです。

cowcamo

カウカモでは過去にも数回、こちらのマンションの別の住戸をご紹介してきました。2012年には耐震補強工事が、2017年3月には大規模修繕工事が実施済みなので、安心感をもってお住まいいただけますよ。Hさんにとって、マンションのコミュニティも魅力だったそうですね?

売主さま

はい、管理組合主催で流しそうめんをやったり、共用ロビーで交流会を開いたり。住人同士の交流が深いのも大きな魅力です。現在理事をやってくださっている方もマンションに愛情深く、「築100年を目指そう!」って意気込んでいます(笑)

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左上・エントランスは正面と裏手の2箇所にあり、こちらは正面側。立派な鉄柵のゲートが備わっています。タイル敷きの広いアプローチの右側には平置きの駐車場が。/右上・共用ロビーに入ったところ。奥には駐車場・自転車置場へつながる裏口が位置しています。壁には理事の方が描いた素敵なマンションの絵が飾られていました。/左下・エレベーターは2基。床も壁もピカピカに清掃されています。/右下・住戸の所在する7階に上がってきました。廊下のいちばん奥まで進んだところに、ご紹介する住戸が位置しています。

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こちらには住込みの管理人さんがいらっしゃり、月曜〜金曜日の8:00〜17:00の間と、土曜日の8:00〜13:00に勤務されています。現在駐車場は空きがなく、しばらく先まで順番待ちの方がいらっしゃるそう。駐輪場には空きがあり、毎月300円の使用料でご利用いただけますよ。

お邪魔します!

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左・レトロなブラケット照明が優しく空間を照らす玄関です。正面には大きなガラスをはめ込んだ造作のLDK入り口ドア。視界が抜けていて窮屈さを感じさせません。/右・廊下に上がって振り返ったところ。右手のドアの先には、1段上がった水まわりが。左手には味のある靴箱が置かれています。

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靴箱は「お使いになりたい方はご相談ください」とのことですが、ここに古材足場板とアイアン棚板でオープンな靴棚をDIYで取り付けるのもよさそうですね♪

明るく開放感あるLDK!

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以前は「6帖和室+ダイニングキッチン」という竣工当時の古い間取りでしたが、2016年のリノベーション工事で1LDKに一新。もちろん設備類も取り替えられています。

売主さま

プロヴァンス風の建物と内装がマッチするような、優しいイメージで内装をデザインしてもらいました。ちなみに、風水に詳しい知人に見てもらったら、「建物も住戸の間取りも、気の流れがいい」って言われたんですよ(笑)

ふたりで立てるキッチン

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左・キッチンは対面式を新設。3口ガスコンロの上には、自動洗浄機能付きのレンジフードを完備しています。/右・背面には調理家電が置かれた棚がすっぽりと収まっています。奥行きを広めにとったことで、おふたりで調理に立つ機会がぐっと増えたそう。

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キッチンからリビングダイニング(LD)側を見たところ。取材時は曇り空でしたが、2面にバルコニーがあるおかげで室内は明るく、開放感◎ 天井にライティングレールが設けられているので、照明の数も位置も自由自在です。

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LDの奥からパシャリ。フローリングは天然の木材を使用した幅広タイプ。造作の入口ドアがいいアイコンになっていて、シンプルでありながら表情豊かな内装になっていますね。正面掃出し窓の外には、北東向きのバルコニーがあります。チェックしてみましょう。

“テーブルを出してお茶” もOKな ワイドなバルコニー

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正面には少し背の高いマンションが建っていますが、距離が離れているため視線はさほど気にならなさそう。恵比寿の街中にありながら、広い空が拝めます。

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奥行き・幅ともにゆとりがあり、テーブルとチェアを出せば、とっておきのテラス席になりますね。

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一点ご注意いただきたいのが、こちらのマンションの規約上、バルコニーでの洗濯物干しができないこと。屋上には各住戸ごとにスペースが割り当てられた物干し場が用意されていますのでご安心を。

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室内に戻ってきました。淡い青色のアクセントカラーを採用した壁の奥には、クローゼットと寝室があります。次に右側にあるバルコニーへ。

抜けのある 北西向きバルコニー

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こちらは遠くまで抜けた、見晴らしのいい景色。住宅街の中に建っていて、喧騒とは無縁の静かな景色が広がっています。

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幅・奥行きともにややコンパクトですが、しっかり外に出られるようになっています。明るさを遮らない鉄柵が設けられているので、植物も伸び伸びと育ってくれそうですね。

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ふたたび室内へ。右手の短いカーテンが掛けられた部分には、実は日常生活にとっても役立つ機能が隠されているんです。

ミニマムで使い勝手◎ な寝室

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左・クローゼットと寝室を兼ねた洋室の間仕切り壁。開口が設けられていて、カーテンを開けばLD側からも洋服の出し入れができます! 実際、「これがとても使いやすかった」とHさま。/右・個室内はセミダブルベッドがぴったりと収まるサイズ。左側の収納下部には棚が置かれています。

細部をご紹介

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左・LDの角には、さりげないニッチ収納。このすぐ左手にも、ゴルフバッグが収まる壁内収納が造られています。/右・HさまこだわりのLDK入り口扉。玄関ドアを開けて帰宅したときの空間の広がりを演出したのだそう。ドアノブは使い込むほどに味の出る真鍮(しんちゅう)製です。

水まわりを まとめてご紹介

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左・トイレは、洗面脱衣室と一緒の空間にあります。/中央・造作の洗面台。下部はオープンの棚になっていて、カゴを使って自由にカスタマイズして収納ができます。/右・シンプルなお風呂は1316サイズ。

マンション周辺を散策

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左上・マンションのお隣には、庭園を眺めながらフレンチや鉄板焼きを味わえるレストラン「Q.E.D.CLUB(キュー・イー・ディー クラブ)」。もとはハンガリー大使公邸だったことから、マンション周辺が落ち着いたエリアであることがお分かりいただけるかと思います。(110m 徒歩2分)/右上・「EQUIPEE(エキペ)」はヨーロッパのユーズド家具に加え、洋服もセレクト販売。ライフスタイルをトータルコーディネートしてくれるお店です。(290m 徒歩4分)/左下・駒沢通り沿いにある老舗イタリアンレストラン「コルシカ 恵比寿」。長年変わらない美味しさを求めて、著名人も多く訪れるそう。(210m 徒歩3分)/右下・お買い物は、「ピーコックストア 恵比寿南店」が便利。2階には100円ショップ「Can Do」も入っています。(350m 徒歩5分)

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カウカモ編集部より

今回ご紹介するマンションが建っているのは、「恵比寿・代官山・中目黒」の街を線で結んだ “魅惑のトライアングル” のなか。グルメからインテリアショップまで、多種多様なお店が集結している場所です。売り主のHさまご夫婦も、『パンケーキ』『ハンバーガー』とテーマごとに美味しいお店を訪ね歩いて、ナンバーワンを決めるのを楽しまれていたそう。散策が楽しいだけでなく、各駅付近にスーパーも点在しているため、お買い物も便利。しかも計5路線が使えるので、都心方面へも横浜方面へも、サクッとお出かけできちゃいます。


マンションは、特徴的なデザインからファンも多い “秀和レジデンス” シリーズ。現在築48年と年数は経っているものの、耐震補強工事を含む必要な修繕を重ねて熟成された美しいヴィンテージマンションです。総戸数204戸という規模だけあって、敷地内はゆとりのある造り。特に正面ゲートから建物見ると、つい “シェア” をしたくなるような迫力のある出で立ちでした。


住戸は7階の角に位置していて、たっぷりと光を取り込める2面採光。リノベーション工事以前はコンパクトなダイニングキッチンと6帖の和室がありましたが、2年前に設備類を含めて室内を一新。広めに面積を充てたLDKのある、明るくゆったりとくつろげる住まいに生まれ変わりました。実際に訪れてみて筆者が感じた居心地のよさは、きっと風水的に優れていることだけが理由では無いはず(笑)。注意して見ると、室内の各所に独創的な工夫が凝らされているのです。大きなガラスをはめ込んだLDK入り口ドアは室内に奥行きを感じさせ、天井は大きな照明がなくスッキリとした印象。両側から出し入れできる寝室のクローゼットや、さりげない壁面収納も、使い勝手とデザイン性を両立させたものです。


「住んでいて、ホントに楽しかった」――お話をうかがって、住戸のことはもちろん、マンションや街の魅力も「まだまだ語り尽くせない」とHさま。今回、より広い住戸への住み替えを検討して売却をご相談いただきましたが「ここから引っ越すのが惜しい」と何度も口にされていたことが印象的でした。たしかに、散策も楽しく、交通利便性もいい街にある、細部まで考え込まれた居心地のいい住戸。シェアする写真が爆増しそうな、街と住まいを愛でずにはいられない日々が想像できました。大切に住み継いでいただける方、ぜひお問い合わせください。


なお、こちらは現在もお住まいになっている住戸ですので、内見をご希望の際は日程調整に少しお時間をいただく場合がございます。どうぞご留意ください。

writer:中山 宇宴 / editor:平野 翔子