背伸びしすぎない 「都立大学」

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左上・今回の舞台は東急東横線「都立大学」駅。感度の高いショップが点在していますが、気取らない雰囲気がちょうどいいエリアです。(徒歩5分)/右上・駅の改札から横断歩道を渡った先にあるスーパー「東急ストア 都立大学店」。深夜1時まで営業しているので、帰りが遅くなってもお買い物には困らなそう。(300m 徒歩4分) /左下・「TRASPARENTE(トラスパレンテ)都立大学」はイートインもできるパン屋さん。種類豊富なパンや焼き菓子に目移りしそう♡(290m 徒歩4分)/右下・ご紹介するマンションへ向かう途中の三角地には、おしゃれなワインバー「marucan(マルカン)」が。立ち飲みのお店ですが、雰囲気がよく女性にも人気です。(260m 徒歩4分)

目黒通り沿いの 三角地に建つマンション

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駅から目黒通り沿いを歩くこと5分。東急東横線の高架下をくぐるとすぐ目に入るこちらの建物が、今回ご紹介する1978年竣工のマンション。1階部分にはテナントとしてお子さま向けの英会話教室とダンススタジオが入っています。

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左上・エントランスまでは階段を上がるアプローチ。スロープは備わっていないので、重い荷物を運ぶ場合は少しだけ大変かも。駐輪場がエントランス付近にあるので、お出かけはスムーズに出来そうですね♪/右上・共用ロビーには宅配BOXが設置されています。不在時でも荷物の受け取りができるのは便利◎/左下・タイル貼りの共用ロビーは、窓から光が入り明るい雰囲気。さっそくエレベーターで5階まで上がってみましょう。/右下・今回ご紹介する住戸は、共用廊下の突き当たりに所在しています。左手には東急東横線の線路が見えますよ。白い門扉の先は……?

売主さま

2020年3月現在、駐輪場(月額200円)には空きがございます。状況は変動いたしますのでお問い合わせくださいね。

玄関ポーチ付きの角住戸

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左・玄関扉の手前には、プライバシー性の高い住戸専用ポーチが。オレンジの照明がレトロで愛らしいですね♡ 住戸位置は南東向きの角部屋で、日当たりのよさが期待できそう。中にお邪魔してみましょう!/右・玄関扉を開けると建具とフローリングの木目が美しい、ナチュラルな雰囲気の空間が。左手には姿見付きのシューズクローゼット、右手には鍵や小物などを置ける可動棚が備わっています。

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廊下には水まわりがまとまっています。まずは正面の扉からLDKへと進んでみましょう。

南東向きで明るいLDK

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約12.4帖のLDKは、南東向きで日当たり良好◎ 壁面のタイルがアクセントになっていますね。お次は右奥のキッチンを見てみましょう。

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カーテンレールまでの高さは約178cmとやや低め。背の高い方は頭をぶつけないようにお気をつけくださいね。

セミオープンの壁付けキッチン

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左・壁付けタイプのキッチンは、リビングダイニング(LD)からやや奥まった場所に配置されています。サイズはコンパクトですが、収納力は◎ 上部の棚には何を置きましょう?/右・背面には冷蔵庫や調理家電などが置けるスペースが。

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調理スペースはコンパクトなので、背面に収納を兼ねた作業台をおいてもいいカモ♪

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キッチンからLDを見てみました。左手に見える木目調の扉は洋室B、奥が洋室Aへと続きます。その前に、バルコニーへ出てみましょう!

目黒通りに面したバルコニー

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南東向きのバルコニーは、車の交通量が多い目黒通りに面しています。正面にはマンションが建っていますが、距離が取れているので視線は気になりませんでした。

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バルコニーは奥行きが浅めですが、LDKに隣接する洋室Aの前まで延びていてワイド。

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窓が二重サッシになっているおかげで、閉め切っていれば音はそこまで気になりませんでしたよ。現地でご確認くださいね。

LDKに戻って

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バルコニーを背にしてLDKを見てみました。アクセントタイルのおかげで空間にメリハリが◎ お次は洋室Aを見てみましょう。

約5.8帖の洋室A

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南東と北東向きに窓がある、約5.8帖の明るい洋室。掃き出し窓の先に見えるルーフバルコニーは、後ほどご紹介しますね♡

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奥まで進んで振り返ってみました。白い折れ戸の中は、パイプハンガーが備わったクローゼットになっています。

約4.8帖の洋室B

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左・お隣の洋室Bも二面採光になっていて、光がたっぷり入ってきますよ。左側のドアにはカーテンレールが備わっていないので、追加で設置することをおすすめします。/右・ドアの先は、ルーフバルコニーへと繋がっていました! 掃き出し窓からも出られますが、二重サッシを開けるのが手間という方は、このドアからの出入りがおすすめ。さて、眺望を見てみましょう!

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ルーフバルコニーの屋根部分はマンションにはトタンが使用され、かなり年季が入っています。今後の修繕予定は確認した方がよさそうです。

広い空と 駆け抜ける東横線

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北西方面の眺めがこちら。周囲が低層住宅街のおかげで視界を遮るものがなく、広い空を望めます。ひとつだけ気になるのが、眼下を走る東横線。眺望に支障はありませんが、走行音をダイレクトに受けます。こちらは現地でご確認してみてくださいね。

ちょっとジャンクな ルーフバルコニー

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お待たせしました! ルーフバルコニーの全貌はこちら。人工芝を置いてピクニック、ウッドデッキを敷いてアウトドアリビング、テントを開いてお家キャンプ……などなど、ご家族の楽しい思い出をたくさん作れそうな場所ですね! ただし、こちらも全体的に年季が感じられますね。

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奥まで進んで振り返ってみました。周囲に背の高い建物が建っていないおかげで、視線が気にならず、プライベートな空間に。

室内に戻って

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左・洋室Bに戻ってきました。こちらの洋室はカクカクした形状の間取りになっているので、家具の配置には少し工夫が必要かもしれません。/右・廊下に戻って、最後に水まわりをチェックしましょう。

清潔感のある水まわり

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左・ホワイトを基調とした明るいトイレ。上部には吊り戸棚が備わっています。/中央・洗面脱衣室は洗濯機置き場も一体に。スペースにゆとりがあるので、ドラム式洗濯機も置けそう◎/右・バスルームもホワイトで統一されて、清潔感があります。もちろん浴室暖房乾燥機付き。

「都立大学」は 高架下が楽しい!

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左上・駅の高架下には「ToristuNade(トリツナード)〜都立大の良さをつなぐ、歩いてみたくなる高架下施設〜」というコンセプトの基、複数のテナントが軒を連ねています。昔懐かしい「名店会館」の看板と相まって、新旧が混在した街だということが分かりますね。(350m 徒歩5分)/右上・「倉式珈琲店」は約60席もある広々としたカフェ。ちょっと一息つきたい時におすすめです。(400m 徒歩5分)/左下・「Cantina Carica ri(カンティーナ カーリカ・リ)」は、学芸大学にある「リ・カーリカ」の姉妹店! 美味しいイタリアンとワインをぜひご賞味あれ。(450m 徒歩6分)/右下・もちろん、高架下周辺にも素敵なお店が沢山♡ イタリアン「D’ORO(ドーロ)」は、手打ちパスタが美味しいと評判ですよ。(430m 徒歩6分)

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カウカモ編集部より

目黒通りと東急東横線とが交差する、ちょっと変わった立地に佇むマンション。大通りと線路に挟まれた三角地は、騒音や眺望などを懸念される方が多いかもしれません。ですが今回ご紹介する住戸は、それらを払拭してくれそうなポイントが兼ね備えられていますよ。


1978年竣工・総戸数18戸の小規模なマンション。以前まではマンションの管理運営を住人同士で行う「自主管理」方式でしたが、2016年からは外部の会社に依頼する「委託管理」方式に変更されています。共用部は、築年数に対してきれいな印象。管理人さんは日勤で月・水・木・金の7:00〜12:00の間で勤務されていますよ。


住戸が所在するのは、5階部分の南東・角部屋。2LDKの間取りには、すべての居室に窓があり、日当たり・風通し共に◎ 廊下にいると電車の走行音が聞こえてきますが、窓は一部を除き二重サッシになっているおかげで、居室内はかなり音が緩和されています。また、断熱性が高くなるので、冬でも通常の窓と比べて暖かく感じられるかと思います。窓が多いと外の冷気で室内が寒くなることが懸念されますが、これなら安心できそうですね。


今回の住戸のポイントは、なんと言ってもルーフバルコニー! 広々としていて、日当たりは◎ また、周囲に背の高い建物が建っていないおかげで、眺望も◎ 玄関ポーチとふたつの洋室からそれぞれアクセスできるようになっていて、家の内と外を自由に行き来できます。例えば、バルコニーで植物の手入れや家庭菜園などの土いじりをした後に、水栓で軽く泥を落としてから、洋室を通らず玄関経由でバスルームへ直行! といったルートも可能です。マンションの立地には少しクセがありますが、駅近でこの開放感と回遊性のある住戸はなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。


ご留意いただきたい点としまして、ルーフバルコニーの屋根部分にはマンションでは珍しいトタンが使用されていたり、床や柱にも細かい修理の痕跡があったりと、築年数相応の年季が感じられます。今後の修繕については管理組合にて議題に挙がっているということでしたが、マンション管理・運営の具体的な資金計画や修繕予定については、事前にご確認いただくことをおすすめいたします。


立地や管理面に少しクセがありながらも、それらを払拭してくれる魅力的な要素が詰まった今回の物件。住みこなしていただける方からのお問い合わせ、お待ちしております。

writer / editor:熊谷 緑