人気ふた駅を日常に

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今回ご紹介する物件は「目黒・恵比寿」の間! /左・まずはJR山手線、東京メトロ南北線、都営三田線、東急目黒線が乗り入れる「目黒」駅。駅ビルには「atre(アトレ)目黒」が入っており、日用品はこちらで揃えることができますよ。(徒歩9分)/右・JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東京メトロ日比谷線が利用できる「恵比寿」駅は徒歩12分。改札から直結の駅ビルには「アトレ恵比寿」があります。

「目黒」から散策開始

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左上・魅力的な飲食店がズラリと並ぶ「権之助坂商店街」。休日は昼間から “千ベロ” を楽しみましょう。(850m 徒歩11分)/右上・目黒通り沿いにあるカレー屋の名店「LAND(ランド)」。たくさんのスパイスがバランスよく混じり合った絶品カレーをご賞味あれ。(1km 徒歩13分)/左下・老舗ベーカリー「HOBS(ホーブス)」。ボリューム満点な惣菜パンやフワフワの食パンを求めてランチ時は大混雑。この距離にあればいつでも出来たてがいただけそうです。(550m 徒歩7分)/右下・“大切に次に受け継がれるものづくり” がコンセプトのファニチャーショップ「Complex Universal Funiture Supply」。オリジナルからアンティークまで幅広いセレクトが光ります。(190m 徒歩3分)

“男前” なヴィンテージ

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「目黒」駅から平坦な道を歩き、住宅街の中へ。どっしり美しい、男前なプロポーションで存在感を放つ、地上7階建て・総戸数29戸のヴィンテージマンションが今回の目的地です。2018年12月現在、築年数49年と年数はそれなりに経過していますが、2009年に大規模修繕工事を実施。それ以降にもエレベーター更新工事や、排水管更生工事を行うなど適宜修繕が行われています。

売主さま

数々の名だたるヴィンテージマンションを手がけてきた、「圓堂建築設計事務所」によって設計されたマンションです。創業者の圓堂さんご自身も最上階に住まわれていたそうですよ。

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左上・ガラス張りで、グレード感が漂うエントランス。なんだかベルボーイが出てきそうです。/右上・カードキーで開閉できるオートロックドア。/左下・ホテルのフロントのような管理人窓口があるエントランスホール。左右に伸びる廊下の先には、それぞれエレベーターが。写真には写っていませんが、ご紹介する住戸が所在する2階へは、右側にあるエレベーターを使用します。/右下・右手に見えるのが住戸の玄関ドア。エレベーターのすぐ隣に位置しています。

売主さま

専用トランクルームがあり、無償で使用可能です。また、管理人さんは現在住込みで、日曜以外の週6日間勤務されています(勤務時間 平日8:30〜17:00、土曜8:30〜12:00)。ただ、2019年1月以降は日勤になる予定です。詳しくはお問い合わせください。

お邪魔します

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大きな姿見が備わった玄関スペース。廊下を上がって正面の壁には、下足入れとコンパクトな収納が備わっています。それでは、左右に分かれた廊下の右側から見ていきましょう。

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こちらの住戸は、前々所有者さまがリノベーション工事を行った物件になります。年数が経っているためやや使用感はありますが、その雰囲気は◎ 現在の内装を活かしつつ、気になるところに手を加えてみてはいかがでしょうか。

売主さま

別途費用がかかりますが、個室やフローリング、天井、壁、クローゼットなどは既存の物を活かしつつ、キッチン、水まわりなどをすべて更新するリノベーションプランを用意しております。気になる方はご相談ください。

開放感溢れるLDK

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廊下からそのままつながる約16帖のLDK。南西向きに大きく開口した窓があり、帖数以上の開放感があります。左奥の壁はモルタルに塗料を混ぜた左官仕上げ。あえてムラをつけて仕上げており、渋く無骨な雰囲気。

売主さま

フローリングには無垢のオーク材を使用しています。張り替えはしておりませんが、経年変化で増した木の風合いを楽しめますよ。

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対角からのカット。窓向かいには、奥まったキッチンが。チェックしてみましょう。

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使い勝手がよさそうなコの字のカウンターには、3口コンロ、グリル、オーブンを完備。カウンターのちょうど真ん中は洗濯機置き場になっています。海外のキッチンみたいですね。床下収納もありますよ。

売主さま

現在、洗濯機置き場に前所有者さまが使用されていた洗濯機が入っていますが、こちらはご使用できません。新しく買い換える必要がありますのでご注意ください。また、2ヶ月に一度給湯器基本料が月額1,500円かかります。給湯従量・水道料金は別途かかりますのでご留意ください。

隠れていた遊び心

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キッチンからリビングダイニング(LD)側を振り返ると、背面の壁がビビッドカラーのアクセントウォールになっていました! LDの無骨さとのコントラストが面白いですね。

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大きな窓からいっぱいに光が入り、とっても明るいLD。広いスペースでも梁がなく、サッシの枠は見えないよう埋め込み式になっていたりと、建築家のこだわりが随所に感じられます。

売主さま

時間帯によって、窓から入る木漏れ日がフローリングやモルタルの壁にあたり、風に揺れる木々の枝葉が綺麗に投影されます。森の中にいるかのような、幻想的な雰囲気が味わえますよ◎

夜はムーディーに

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備え付けの木製ブラインドを閉めてみました。夜はきっとこんな感じになるでしょう。落ち着いた大人の空間です。

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ブラインドは高級国産ブラインドメーカー「Nanik(ナニック)」社製。前々所有者さまのこだわりが感じられますね。

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角度を変えてもう一枚。

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個人的にはペンダントライトやブラインドはそのままにして、ヴィンテージの家具を並べたくなります・・・。端っこにぼんやり光る背の高いスタンドライトを立てて、真ん中に置いたコーデュロイかレザーの大きなソファにどかっと寝転ぶ。50〜60年代のアメリカのLDKのようなインテリア、似合いそう・・・。

妄想は一旦お終い 窓の外を見てみましょう!

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南西向きの窓からの眺望。目の前には隣接する建物がありますが、木がほどよい目隠しになっているのと、距離が取れているので圧迫感はありません。区の保存樹などの木々を望むことができ、とても落ち着いた住環境です。

売主さま

こちらのマンションにはバルコニーがありません。その代わり、屋上には共用の物干しスペースがありますので、そちらをご利用ください。

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さて、続いて廊下の反対側へと進みましょう!

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左・LDKと同じ、無垢オーク材のフローリングが続く廊下。右手のドアは先ほどご紹介した下足入れと収納です。突き当たりのドアは和室へとつながります。/右・クランクした廊下の先にあるドアは、突き当たりは洋室、右手は水まわりにつながります。左手にはマットブラックのシェルフが。

約9帖の洋室

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北東向きの壁いっぱいに窓のある洋室。とっても明るい上に、窓の向こうに見える紅葉が華を添えてくれますね。廊下につながるドアの向かいには、大きな姿見が。

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洋室にはカーペットが敷かれています。また、網戸の劣化が若干気になりました。動きも鈍くなっているのでこちらはメンテナンスが必要かもしれません。気になる方は現地でお確かめください。

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窓の前から振り返ると、向かいには室内窓でシースルーになったバスルームが! ホテルライクな造りに、ちょっぴりドキドキ(笑) 右奥のルーバードアからは、バスルームに直接アクセスすることが可能です。右手に並んだドアの中は全て収納です。

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室内窓と姿見のおかげで、奥行きが生まれ、実際の帖数よりも広く感じます。入浴する際は、洋室の窓のカーテンを閉めてくださいね(笑)♡

欧米ライクな オールインワンの水まわり

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左・水まわりはトイレ、洗面脱衣室、バスルームがまとまったオールインワンタイプ。トイレと洗面脱衣室は間仕切りでゆるーく分かれています。左手のガラスドアの先はバスルームです。/右・海外仕様のオーバーヘッドシャワーが備わったバスルーム。扇型のバスタブでゆったりとくつろぐことができそう。

売主さま

水まわりはタイル貼りですが、床暖房が設置されており、冬でも快適に過ごす事ができますよ。

廊下に戻り 約4.3帖の和室へ

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畳と障子、落ち着きますね。日本人の色彩感覚と和室は非常に相性がいいそうですよ。

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左・窓の向こうには洋室からも見えた、紅葉が。和室と相性◎ の景色ですね。/右・窓の前からのカット。和室は小上がりになっており、ルームシューズを脱いでくつろぎたくなります。左手には押入れが備わっています。

帰りは「恵比寿」方面へ

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左上・「恵比寿ガーデンプレイス」の裏手にあるお蕎麦屋さん「そば処 藤屋」。リーズナブルなお値段で、コシのある美味しいお蕎麦がいただけますよ。(220m 徒歩3分)/右上・こちらが「恵比寿ガーデンプレイス」。クリスマスが時期近い今の時期はロマンチックなイルミネーションが煌々と輝きます。(450m 徒歩6分)/左下・ガーデンプレイス内にある「東京都写真美術館」。常に複数の企画展が開催されています。映画上映などもしばしば行われているので、ぜひチェックしてみてください。/右下・定食屋「こづち」。ランチタイムは近隣のビジネスマンで満席。こういう昔ながらの定食屋さんや居酒屋さんがあるのも恵比寿の魅力です。(1.2km 徒歩15分)

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カウカモ編集部より

今回の目的地は「目黒・恵比寿」の間。人気両駅のいいとこ取りのこのエリア、小高い丘になっているのですが、実は高級ヴィンテージマンションの密集地帯なんです。カウカモ編集部ではこのエリアを “目黒ヴィンテージヒル” と呼んでいるほど(笑)

丘とはいえ、今回ご紹介する物件は「目黒」駅から平坦な道を進みます。「恵比寿」駅からのルートは坂道ですが、駅改札から「恵比寿ガーデンプレイス」まで続く道、スカイウォークを利用すれば坂道を回避して帰宅できますよ。

ご紹介するマンションも、もちろんヴィンテージ。数々の名だたるマンションを手がけた「圓堂建築設計事務所」による設計で、そのがっちりとした顔立ちは、“男前” という言葉がよく似合います。2018年12月現在、築年数49年と年数はそれなりに経過していますが、2009年に大規模修繕工事を実施。それ以降にもエレベーター更新工事や、排水管更生工事など適宜修繕が行われています。


住戸は2階に所在する2LDK。事前にご留意いただきたいのは、こちらの住戸は10年ほど前に、前々所有者さまがリノベーションされたものになります。今回の販売にあたりリノベーション工事やハウスクリーニングは実施されておりません。

ですが、この物件の魅力のひとつは、むしろその “使用感” 。無垢オーク材のフローリングは経年変化により味わいが増しており、新品の物件には出せない風合いになっています。

やはり水まわりの使用感は否めないものの、個室やフローリング、天井、壁、クローゼットなどは既存の物を活かしつつ、キッチン、水まわりすべて更新するリノベーションプランも用意されています。別途費用がかかりますが、気になる方はご相談ください。

約16帖のLDKには南西側の壁一面に窓があり、とっても明るく開放的。窓の外には敷地内の木々の姿を望むことができ、室内にいながらでも四季の移り変わりを感じることができそうです。時間帯によっては、木漏れ日が室内に入り込み、フローリングや壁に木々の枝葉が綺麗に投影されるそう。まるで、森の中にいるかのような、幻想的な雰囲気が味わえますね◎

また、一部の壁はモルタルに塗料を混ぜた左官仕上げになっています。あえてムラをつけており、無骨で雰囲気◎ 一方、キッチン内側の壁の一部はビビッドカラーのアクセントウォールになっていたりと、ポップな遊び心も感じられます。


洋室にはカーペットが敷かれ、海外のベッドルームのような雰囲気。その雰囲気に一役買っているのが、バスルームとを分ける室内窓。そう、洋室からバスルームはシースルー仕様になっているんです・・・♡ また、バスタブは扇型でオーバーヘッドシャワーを完備。本当に海外のホテルにきたような気分になります。

“和” の精神を忘れていないのが、この物件の素敵なところ。なんともうひとつの個室は、小上がりの和室なんです。畳と障子が我々日本人へ与える安心感は言わずもがな。窓の外には紅葉の木も見え、和室との相性も◎ です。


さらにご注目いただきたいのは、住戸内に梁がほとんどないということ。見た目だけでなく、時代に先駆けた工法で豊かな生活を追及した、上質なヴィンテージマンションなんですね。

服や家具など、ヴィンテージやアンティークが支持される理由は、“味わい深さ” があるからこそ。今回ご紹介した物件は、まさにその “味わい” を感じることができます。まずは一度現地で味わってみてください。メンテナンスをしっかり行えば、どんな新品でも敵わない “一点もの” になるはずです。ご内覧お待ちしております。

writer:酒井 大作