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今回ご紹介する物件は、まあるい緑の山手線、「目白」駅(徒歩7分)と「池袋」駅(徒歩10分)の間に位置しています。まずは「目白」駅からスタートしましょう!

由緒ある目白の地

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左上・ステンドグラスの装飾が美しいJR山手線「目白」駅。天井が高く、個人的には山手線の駅舎の中で一番ときめきます。周辺には徳川家由来の「徳川黎明館」や「旧近衛邸のケヤキ」などがあり、古くから有力者が住んできた歴史あるお土地柄です。/右上・コチラは無料で解放されている、本格的な回遊式庭園「豊島区立目白庭園」。都会の喧騒を忘れて心を和ませたいとき、すぐに行けちゃう距離ですよ。(240m 徒歩3分)/左下・マンションすぐそばには、本とアートグッズのセレクトショップ「Books&Gallery POPOTAME(ポポタム)」が。併設のギャラリーでは、個展や絵本原画展などが催されています。(110m 徒歩2分)/右下・そして、古民家好き必見! 歌人の柳原白蓮(やなぎわら びゃくれん)旧宅が、マンション裏に静かに佇んでいます。大正〜昭和の時代を駆け抜けた “愛に生きる” 歌人は、この地でどんな日々を過ごしたのでしょうか……その生涯はかなりドラマチックですので、ご興味のある方はぜひ。(140m 徒歩2分)

つややかなベージュのタイル貼り

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左上・「目白」駅から、小鳥が鳴く閑静な住宅街を歩くこと7分ほど。地上3階建て・総戸数32戸の低層マンションが見えてきました。/右上・ちょっとヨーロピアンなアイアンのゲートがお出迎え。ゲートの先には集合ポストと管理人室があります。/左下・オートロックの先に広がるパティオ(中庭)! ベージュとグレーのタイルが敷き詰められ、シックでいい雰囲気です♡ 中央にはアール・デコ風のステンドグラス装飾と、竣工年である「1986」の数字が掲げられていました。/右下・こちらのマンションにエレベーターは無いので、2階に所在している住戸までは階段でアクセスします。それでは右手の玄関扉を開けて、いざ住戸内へ。

売主さま

やや築年数は経過していますが、こまめにメンテナンスが施され、キレイな状態を保っているマンションです。オートロックも完備していますよ。

ガチャ

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左・タイル敷きの土間の先に、オーク材の木目が美しい廊下が伸びています。そしてそのまま奥へ続くように、天井までの高さのある木製引き戸が。まずはこの引き戸を開けますよ!/右・振り向いてパシャリ。左右には水まわりへ続くドアがあり、廊下は左手にも伸びていますが……こちらは後ほど見ていくことにしましょう。

華のDKは 約6.6帖

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こちらの物件の間取りは1LDKですが、ダイニングキッチン(DK)とリビング(L)が写真右手の壁でゾーニングされているので、2DKのような印象を受けるかも。ドアは無く、ふたつの空間は仕切られつつもゆるくつながりが生まれています。

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渋みあるグリーンのキッチン&カウンターが可愛いですね! まさに「メジロ」グリーン。

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造作のカウンター内部には、たっぷりとキッチン小物などを収納できそう。コンセントを完備しているので、作業台としての使い勝手も◎ です。

窓の向こうには

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西向きの掃き出し窓からバルコニーに出ると、先ほどのパティオを一望できます。ガラスブロックをあしらった共用廊下がおしゃれですね〜。

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取材時は曇り空でしたが、晴れた日には、午後の日差しで眩しいくらいかも! サッと窓を開ければ、お料理の匂いや煙を速やかに逃すことができてgoodです。

可愛い顔して……

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キッチンを見てみましょう。すぐ隣のベストポジションに冷蔵庫置き場アリ。シンクは深めで、壁には飾り棚や引っ掛け用ステンレスポールがアリ。レンジフードは空間にすんなり馴染む白のキューブ型。うーんこのセンス、アリ。

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声を大にしてお伝えしたいポイントは、4口コンロ完備ということ! このキッチン、可愛いルックスでありながら、実はなかなか本格仕様。お料理好きな方にもご満足いただけそう♪

売主さま

システムキッチンは今回のリノベーションで新規造作いたしました。給排水管も新規交換済みですので、気持ちよくお使いいただけますよ。

さ、行きましょうか

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ひとしきりテンションが上がったところで、いよいよ壁の向こうへ。振り向くと改めて、右手に見える木製引き戸の心地よい存在感を感じます。天井までの高さがあることで、生活感がグッと薄れているのが不思議です。

売主さま

DKとリビングを分ける構造壁や天井は、塗装で仕上げています。クロス部分とは異なる質感でメリハリを持たせました。

壁の向こうへ!

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視界に飛び込んでくるのは、鮮やかな緑! リビングと、お隣の洋室を見渡したカットです。

麗しのリビングは 約6.7帖

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ふたつの空間をゆるやかに区切っているガラスの壁は、まるで透明な障子です。光と視線が抜けるので、実際の帖数以上に空間の広がりを感じます。

売主さま

ディスプレイの家具はおひとり暮らし向きにレイアウトしてありますが、おふたり暮らしにもおすすめの物件です。ガラスの壁の前に、ふたり掛けのソファを置くこともできますよ。

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左・窓辺には、人ひとり座るのにジャストサイズのデスクが用意されています。仕事や読書、はたまた瞑想、じっくり集中したい時に使えそうなスペースです。/右・キッチンとお揃いのグリーンの扉を開けると、中は奥行きたっぷりのクローゼットでした! 奥の壁は塗装仕上げで、ほのかにグレーがかった色味。このさりげない2色使いに、またキュンとします。

リビング〜洋室を見渡して

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ガラス障子のブラックのフレーム部分には、ディスプレイのようにグリーンなどを並べることができます。どんな密度で並べるかによって、ふたつの空間の開放感とプライベート感を自在に調節可能です。

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鉢植えの葉越しにチラ見えする距離感も素敵だし、大型の美術書やレコードなどを並べたら、しっかりと “壁感” が出そう♡ さて、続いて奥に見える洋室の掃き出し窓から、バルコニーへ。

こんもり

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バルコニーに出れば、視界いっぱいに広がる「柳原白蓮旧邸」の敷地の豊かな緑を望みます! なんだか、眺めていたら一句ひねりたくなってきそう……

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バルコニーはややコンパクトですが、おひとり〜おふたり分くらいだったら、洗濯物を干すスペースには困らなさそうです。

くつろぎの洋室は 約4.2帖

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左・ダイニング側から丸見えにならない位置にあるので、この洋室をベッドルームとして使うのがちょうどよさそう。開口部は東向きなので、朝日でスッキリ目覚められるのがうれしいですね。/右・窓の反対側にある、折れ戸とドアを順番に開けてみましょう。

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左・折れ戸オープン! 中は、懐かしの電話ボックスくらい奥行きのあるクローゼットでした。よく見るとこちらの奥の壁も塗装仕上げです。/右・ドアをオープン! 見覚えのある、廊下につながっていました。右手前の扉の中は洗濯機置き場です。

売主さま

玄関〜DKへ、または玄関〜洋室へ。ふたつの動線をもつ間取りにリノベーションしました。回遊性があるので、家事効率アップが期待できますよ。

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玄関からベッドルームに直行したい夜ってありますものね。

さ、どんどん開けちゃいましょうね

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左・LDKとお揃いのグリーンの扉を開けると、天井までの高さのある可動棚が現れました。土間のそばには棚が無いので、こちらをシューズボックスとして使うのがいいかも!/右・可動棚の向かいにはトイレが。タイル敷きでお手入れしやすそう◎

最後に水まわりへ

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左・玄関入ってすぐ左にあるドアを開けると、同じくタイル敷きの洗面脱衣室が。洗面化粧台の収納も、渋みグリーンで統一されています。四角形の置き型ボウルに、ブラックの蛇口がスタイリッシュ!/右・バスルームは1216サイズ。浴室乾燥機を備えたしっかり者です。

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今度は、「池袋」駅を目指して歩いて行きましょう!

足をのばせば 国際アート・カルチャー都市

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左上・通り道には、世界的建築家フランク・ロイド・ライト氏が設計したとされる「自由学園 明日館(みょうにちかん)」の麗しいお姿が。さすが重要文化財、一見の価値アリですよ! ちなみにミュージアムショップは自由に入店可能です。(300m 徒歩4分)/右上・様々な公演が行われている、「池袋西口公園」内にある「東京芸術劇場」。背筋の伸びるクラシックコンサートから、アドレナリンの出る小劇場演劇まで、愉しみは尽きません。(600m 徒歩8分)/左下・気がつけばもう池袋西口周辺!「ルミネ池袋店」「Esola(エソラ)池袋」らのショッピングビルが建ち並びます。(700m 徒歩9分)/右下・歩くこと10分ほどで、「池袋」駅に到着。主要なJR線や私鉄が結集するビッグターミナルですので、都内のどこへもアクセス良好です。

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カウカモ編集部より

ご紹介する物件は、「目白」駅と「池袋」駅との間に広がる住宅街に位置しています。「目白」といえば “品のいいキャンパスタウン” といったイメージを抱いていましたが、物件周辺は重要文化財に指定されている建物や庭園が点在し、とりわけ歴史を感じる文化エリア。賑わいある駅から徒歩7分の場所に、こんなに閑静なエリアがあることに驚きました。

アイアンゲートが迎えてくれるマンションの品のいい佇まいは、そんな周囲の雰囲気にぴったりマッチしています。1986年築ですが、外壁のタイルはみずみずしく整い、丁寧にお手入れされているよう。エントランスにしっかりとオートロックを完備しているのもうれしいポイントですね。ゆったりとしたパティオも素敵……なのですが、3階建ての低層マンションのため、エレベーターが無いという点にはご留意ください。ご紹介する住戸は2階に所在しているので、階段でのアクセスはそこまでハードルにならないかと思いますよ。

住戸は、細かい点までよく練ってプランニングされている印象を受けました。約43.9㎡の専有面積をうまくゾーニングしつつ、それぞれの居場所に窮屈さを感じないような工夫がされています。光や視線を通す間仕切りや、キッチンの壁に溶け込むレンジフードなど。ちょっとした気遣いが積み重なって、『なんかいいな』と感じさせてくれる住戸です。しかもそれでいて、造作のキッチンにはババーン! と4口コンロを備えているのですからお見事です。この子はモテる、と思いました(笑)


東・西のそれぞれにバルコニーがあり、窓が多いのも魅力です。ウイークデイの朝は東向きの洋室で爽快な目覚めを味わい、休日の午後は西側バルコニーからの陽を受けながら、カウンターでじっくりとおもてなしディナーの下ごしらえ♡ そんな生活を妄想してしまいます。窓の外を見やれば、「柳原白蓮旧邸」の豊かなグリーンが心を潤してくれますよ。


少し話がそれますが、街についてもうちょっと……徒歩10分の場所にあるビッグターミナル「池袋」といえば、雑多な繁華街のイメージを抱く方が多いかな? と思います。実は現在 “国際アート・カルチャー都市” を目指すべく、豊島区が総力をあげて再開発を進めている真っ最中なんです。


2020年には、シネコンや未来型ライブ劇場など8つの劇場を持つ「Hareza池袋」(1.3km 徒歩15分)がグランドオープン。さらに周辺4つの公園を周遊するバスが運行開始予定だそう。最近はジワジワと各種 「住みたい街ランキング」で人気上昇しているようで、アクセスのよさはもちろん、そのイメージチェンジからも目が離せないエリアですよ。


ふたつの街の雰囲気を使い分けつつ、豊かな自宅時間を楽しみたい方にぴったりの物件です。『なんかいいかも』という方はぜひ現地へ足をお運びくださいね。きっとテンションが上がりますよ!

writer / editor:小杉 美香