02
Chapter 物件購入のスケジュール
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Chapter 物件購入のスケジュール
住宅ローン本審査
物件の売買契約が終わると、今度は住宅ローンの本審査に申込みます。基本的には事前審査が通過している銀行の中から、どこの銀行にするか選ぶことが多いです。中には事前審査を受付けておらず、本審査のみ受付ける金融機関もありますので、そういった銀行にチャレンジしてみることも可能です。銀行によって手数料に差がある場合もありますので、比較検討した上で、そういった基準から選んでもよいでしょう。
ただし、売買契約書・重要事項説明書の中に「融資承認取得期日」が定められていますので、その期日に間に合うことがマスト! この期日までに承認が取得できないと、違約扱いとなってしまうのです。
実店舗を持っていないネット銀行などは、書類のやり取りが郵送対応になることがほとんど。記入した内容に間違いがあると “都度訂正→再郵送” が求められ、スケジュールが危ぶまれるケースが多いです。申込む場合は、必ずカウカモエージェントに相談のうえ、事前に契約時に約束した期日に間に合いそうかチェックしてくださいね。
新しい銀行で審査を開始してみたけど結果が間に合いそうにない、もしくは否決となってしまった場合には、売買契約書・重要事項説明書に記載されている金融機関(一般的には事前審査で承認が下りている銀行がほとんど)にて急いで承認を取り付けましょう。
事前審査が通過していれば、本審査はスムーズにいくことがほとんどです。ただし、事前審査から本審査の間に新しく借入れ(教育ローンやオートローンなど)を起こしたり、転職してしまったり、家族構成が変わった場合は事前審査の結果がひっくり返り、否決になってしまう可能性が高いのでここも注意が必要。新規のお借入れ・転職・離職・離婚などは物件決済の後で! これ、鉄則です。
ちなみに、ご自身は何もしていないにも関わらず、ローン本審査が否決になってしまうケースがごくごく稀にあります。こうした場合には「白紙解約」という特別なルールが設けられており、売買代金の支払いが困難なことから、契約そのものを解除することが可能です。
必要なもの一覧
- 課税証明書または住民税決定通知書(給与所得者):時期によって直近1年分か2年分
- 所得税の納税証明書 その1・その2(個人事業主・会社役員など):直近2期分〜3期分
- 住民票:家族全員記載、本籍地・マイナンバー非記載のもの
- 実印