02
Chapter 物件購入のスケジュール
02
Chapter 物件購入のスケジュール
決済(=引渡し)
ローン契約が無事に終わったら、残すは物件の決済(=引渡し)のみ! 売主さまに残代金や清算金のお支払いをし、鍵のお引渡しを受ける日です。まれに先に決済を行い、後日鍵のお引渡しとなるケースもありますが、ここでは一般的な “決済とお引渡しが同日に行われる場合” をご説明しますね。
決済当日は振込みや現金の引出しを行ないますので、銀行の営業時間内、つまりこちらもローン契約と同じく平日にお時間を取っていただく必要があります。(ローン契約は土日も対応可能な場合がありますが、決済は100%平日です。)
売主さま・買主さま・カウカモエージェントのほか、登記を担当する司法書士が集まり、諸々の手続きを進めます。まず司法書士から本人確認の手続きがあり、資料が揃った段階で銀行に融資の実行を依頼します。物件の残代金や管理費・固都税などの清算金、登記費用、仲介手数料などを振込んだり引出したりしますので、それぞれの伝票へ記入し、伝票と一緒に通帳を銀行に提出します。金額に間違いがないか、しっかりと確認を!
銀行側の手続きが完了するまでしばらく時間がかかりますので、その間に “本日不動産の売買に関わるすべてのお手続きが終わりましたよ” ということを示す「取引完了確認書」や、マンションの管理組合・管理会社に “物件の所有者が売主さまから買主さまに移りました” ということを伝える「区分所有者変更届」などの書類へご記入いただきます。売主さまと直接お話しするチャンスでもあるので、引渡し前に確認しておきたいことがあったらぜひ伺ってみましょう。
銀行側の手続きが完了すると、銀行の担当者が通帳と現金を持ってブースへやってきます。このとき通帳に記帳された内容を確認すると、ローン契約で結んだ金額が一度ドーンと口座に入り、そこから売主さまに残代金を振込んだり、現金を引出した履歴が記録されています。ドキドキしますね(笑)
お金のやり取りが終わると、いよいよ売主さまから鍵のお引渡しがあり、決済は無事終了です。ここで解散となりますが、その足で司法書士は法務局へ向かい、物件を買主さまの名義に移転し、住宅ローンを借り入れた場合は抵当権を設定します。後日「登記識別情報通知書」がご自宅に郵送されてきますので、大切に大切に保管してくださいね。
必要なもの一覧
- 実印
- 認印
- 通帳
- 銀行届出印
- 身分証明書:顔写真入りの運転免許証もしくはパスポート