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メゾネットマンションとは?住む前に知っていきたいメリットやデメリットも紹介

2025/07/02

 

戸建てのような開放感とマンションの利便性、その両方を求める方にとって、メゾネットマンションは有力な選択肢のひとつです。上下階に分かれた間取りは、空間にゆとりが生まれ、生活動線を分けやすくなるといった特徴があります。今回は、メゾネットの特徴やロフトとの違いに触れながら、実際のメリット・デメリットや住まい選びのポイントについて紹介します。

 

 

メゾネットマンションとは?構造の特徴とロフトとの違い

 

 

メゾネットマンションは、通常のワンフロアタイプとは異なり、1つの住戸内に内部階段を設け、上下2層以上に居住空間が分かれた構造が特徴です。以下、具体的な構造や設備について説明します。

 

 

メゾネットの特徴:基本構造

 

メゾネットは、1戸の中に上下階があり、内部階段でつながっている住戸形式です。戸建てのように1階と2階で構成されるもののほか、1階と地下1階(B1階)という構成のタイプもあります。地下階が含まれる場合は、採光や通風を確保するために「ドライエリア」と呼ばれるスペースが設けられることがあります。

また、一部のメゾネットでは、天井の高い吹き抜けを設けているものもあり、デザイン性の高い住戸が多いです。

 

 

メゾネットで見られる間取り・設計の特徴

 

内部階段

  • 住戸内に専用の階段があり、屋内で上下階を移動できる構造です。スペースの有効活用を意識して、螺旋階段やストレート階段などさまざまな設計が採用されることがあります。

 

複数のバスルーム・トイレ

  • 物件によっては、上下階にバスルームやトイレを配置し、生活動線の分離や利便性を高める設計がなされている場合があります。

 

天井の高さ

  • 一部の物件では、吹き抜けやロフトを取り入れた間取りも見られ、天井を高く設計するケースもあります。

 

採光・通風

  • 上下階に窓を設けられる構造であることから、採光や通風を確保しやすいとされる設計もあります。ただし、構造や立地によって左右されます。

 

 

メゾネットの特徴:ロフトの違い

 

メゾネットは、1戸の住戸内に内部階段を設け、上下階に居住空間が分かれた構造のことを指します。一方、ロフトは、天井の高い空間を活用して、一定の高さ制限内(一般的には1.4m以下)で設置される上部スペースであり、建築基準法上の「居室」とはみなされないケースが多いです。

ロフトは収納や簡易的な就寝スペースとして使われることが多く、延べ床面積に含まれない場合は、課税対象外になることもあります。メゾネットとは目的や設計の前提が異なるため、別のものとして捉える必要があります。

 

 

メゾネットマンションのメリット

 

 

戸建てに近い暮らしができる

 

内部階段で上下階が分かれているため、集合住宅でありながら戸建てに近い感覚で生活動線を分けられます。音の影響なども上階と自住戸内で完結するため、上下階の騒音問題が少なくなる可能性があります。

 

管理やメンテナンスを任せられる

 

マンションでは、管理組合が存在するため、建物の共用部(外壁・屋上・エレベーターなど)の維持管理は管理会社に委ねられます。戸建てと比べ、個人で外部業者を手配する負担が少なくなります。

 

ペット可物件が見つかりやすい

 

階層を分けて空間を使えることや、住戸ごとのプライバシーが高めな構造から、ペット可として設計・販売されているケースもあります(※物件によるため、事前確認は必須)。

 

空間の拡張性・使い方の自由度

 

階ごとに用途を変えたり、リモートワーク・来客・子育てなど生活の変化に応じて空間構成を見直しやすい場合が多いです。

 

 

メゾネットマンションのデメリット

 

 

上下移動の負担がある

 

日常的に階段を使用するため、買い物の荷物を持っての移動や、体調が優れないときの上下移動が負担になることがあります。小さな子どもや高齢者がいる家庭では注意が必要です。

 

空調効率が下がる場合がある

 

吹き抜けや高天井のある住戸では、冷暖房が効きにくいことがあります。冷気・暖気が上下に移動しやすく、冷暖房コストが高くなる傾向もあります。

 

掃除や管理の手間が増える

 

フロアが分かれているため、掃除の手間がかかります。特に階段部分の掃除などは、ワンフロアのマンションでは無い手間になります。

 

 

メゾネット以外の間取りも検討しながら理想の住まいを見つけよう

 

 

メゾネットタイプのマンションは、希少性やデザイン性の高さから、一部のユーザーに根強い人気があります。一方で、階段の昇降が必要となるため、高齢者や小さなお子さまがいる家庭では注意が必要なケースもあります。この記事でご紹介したようなメリット・デメリットを踏まえながら、ご自身のライフスタイルに合った住まいを検討してみてください。

 

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初回投稿日
2025/07/02
執筆者
カウカモジャーナル編集部

中古・リノベーションマンションの流通プラットフォームに関する知識をわかりやすく提供するため、カウカモ(cowcamo)で日々勉強中。築古マンションの魅力とリノベーションのメリット・デメリットについて深く学び、読者の皆様が最適な選択をできるようサポートしたいと考えています。最新の住宅トレンドや資産価値の維持に関する情報も発信していくので、ご期待ください。

監修者
1級建築士、宅建士、FP2級Yang

琉球大学大学院理工学部卒。環境建設工学を専攻し、大学院卒業書、建築設計事務所に勤務し、住宅や公共施設など様々な建物の設計に携わる。現在は建築デザイナーとして不動産開発の企画・設計から運営まで行うコンサル会社にて、オフィス設計やリノベーションなどを中心に手がける。趣味は街歩きと珈琲焙煎。空き家を活用して設計事務所と珈琲屋さんを開くことが目標。

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