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見落とし注意!中古マンション購入前に把握しておきたい5つのランニングコスト

2025/01/29

 

ランニングコストとは?

 

ランニングコストとは、マンションを所有し、住み続けるために必要な継続的な支出を指します。例えば、管理費や修繕積立金、固定資産税など、毎月あるいは毎年支払わなければならない費用が含まれます。これらは、月々の家計に影響を与えるため、購入前に把握しておくことで、将来の生活設計が立てやすくなります。

 

ランニングコストイメージ

 

1.管理費

 

管理費とは、マンションの共用部分を維持管理するために、住民全員が毎月支払う費用です。この費用は、建物の清掃やエレベーターのメンテナンス、庭の手入れ、防犯設備の維持管理など、マンション全体の快適さを保つために使われます。

 

管理費イメージ

 

例えば、エントランスや廊下、エレベーターの清掃はもちろんのこと、マンション内の植栽やゴミ置き場の管理にも管理費が使われます。

 

管理費の額は、マンションの規模や設備によって異なりますが、一般的には月々数千円から数万円程度が目安です。購入を検討する際は、管理費は妥当か、またその内容が充実しているかを確認することが大切です。

 

 

2.修繕積立金

 

修繕積立金は、マンションの将来的な大規模修繕を行うために、住民が毎月積み立てる費用です。建物は年々老朽化していくため、外壁の補修や屋上の防水工事、エレベーターの交換など、大規模な修繕が必要になります。この修繕積立金があることで、急な出費を防ぎ、計画的な修繕が可能になります。

 

修繕積立金イメージ

 

マンションの限らず、どんな建物も月日を重ねていくと外壁の塗り替えや防水工事など、大規模な修繕費用がかかることがあります。このような大規模修繕に備えるため、毎月の修繕積立金が設定されています。月々1万円前後が相場とも言われますが、築年数が経過したマンションでは、積立金が増額されることもあります。

 

購入前には、修繕積立金の額だけでなく、その使用計画や過去の修繕履歴も確認しておくと」安心です。

 

 

3.固定資産税

 

固定資産税は、物件を所有している限り毎年支払わなければならない税金です。これは、土地と建物に対して課せられる税金で、一般的には固定資産税評価額の約1.4%が課税されます。

 

固定資産税イメージ

 

評価額は物件の所在地や築年数、リノベーションの有無によって変動し、定期的に見直しが行われます。リノベーションを行った場合、固定資産税が増額されることもあるため、注意が必要です。

 

また、固定資産税は4月から6月頃にかけて自治体から納付書が送られ、年4回に分けて支払うことが一般的です。納税を怠ると延滞金が発生するため、忘れずに支払いを行いましょう。

 

 

4.保険料

 

マンション購入後には、火災保険や地震保険などの保険に加入することが一般的です。これらの保険は、万が一の災害や事故に備えるために必要なものであり、保険料は物件の所在地や建物の構造、保険金額によって異なります。

 

保険イメージ

 

火災保険では、火災だけでなく、台風や水害による損害もカバーするプランが一般的です。また、地震が頻発する地域では、地震保険への加入が推奨されます。保険料はプラン自体でも大幅に異なりますが、火災保険で年間2万円から数万円、地震保険で年間2万円前後が相場です。

 

また、リノベーションを行った場合、保険内容見直しが必要になる場合があります。リノベーションを計画する際には、保険会社に相談してみましょう。

 

 

5.光熱費

 

光熱費は、電気、ガス、水道など、日常生活に欠かせない基本的な費用です。これらの費用は、家族構成や生活スタイル、物件の広さや設備によって異なるうえに、冷暖房などの季節要因でも変動があることには注意が必要です。

 

光熱費イメージ

 

光熱費は、リノベーションによって断熱性能を高めたり、省エネ設備を導入したりすることで削減できます。他にも、窓を二重サッシに変更する、最新のエネルギー効率の良い家電を導入する、契約している電力会社を見直すといったことで、長期的に大きな節約が期待できます。

 

サッシイメージ

 

その他のランニングコスト

 

駐車場代や駐輪場代も忘れてはいけません。車を所有している場合には、駐車場代が別途がかかりますが、地域によって相場は大きく変動します。また駐輪場代も、月々数百円から1,000円程度かかる場合があります。

 

駐輪場代イメージ

 

さらに、毎月のインターネット利用料なども重要なランニングコストです。これらの費用は、月々数千円から1万円以上かかるので、通信費として家計に組み込む必要があります。

 

またペット可の物件では、共用部分の清掃費用が追加されることがあります。ペットの種類や数によっては、月々の管理費が増額されることもあるため、ペット飼育を考えている場合は、事前に確認しておきましょう。

 

 

ランニングコストにお得感ありのリノベーション・中古マンション一覧

初回投稿日
2025/01/11
執筆者
カウカモジャーナル編集部

中古・リノベーションマンションの流通プラットフォームに関する知識をわかりやすく提供するため、カウカモ(cowcamo)で日々勉強中。築古マンションの魅力とリノベーションのメリット・デメリットについて深く学び、読者の皆様が最適な選択をできるようサポートしたいと考えています。最新の住宅トレンドや資産価値の維持に関する情報も発信していくので、ご期待ください。

監修者
株式会社インプル 代表取締役社長木全 崇

日本大学理工学部建築学科卒。大手住宅メーカー勤務を経て、外資系生命保険会社に転職。住宅購入に特化したファイナンシャルプランナーとして、多くのセミナーや個別相談依頼を受ける。2021年にはファイナンシャルプランナーの育成研修・派遣を行う会社を起業し、代表就任。住宅購入に関するセミナー年間50件、個別相談は年間150~200件、累計相談件数が2000件以上の実績がある。

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