リノベーションってなんだろう？理想の住まいを手に入れるための基本ステップと注意点

リノベーションって何？

リノベーションは、ただ建物を修繕するだけでなく、暮らしに合わせて空間そのものを再構築し、新しい価値を生み出すことを目指します。一般的なリフォームが壊れた設備の交換や壁の修理といった「現状の回復」に重きを置くのに対して、リノベーションは一歩進んで、住む人のライフスタイルに寄り添う空間を創り出すことに重きを置いています。

例えば、昔ながらの間取りを大胆に見直してオープンキッチンを導入したり、広々としたリビングをつくり出すなど、住む人が本当に心地よく過ごせる場所へと変えていく。これが、リノベーションの醍醐味と言えるでしょう。

理想の住空間を実現

リノベーションの魅力は、何といってもその自由度の高さ。例えば、もともと2LDKの間取りを1LDKに変えて広々としたリビングを実現するなど、思い描く住まいにぐっと近づけていきます。家族構成や趣味、ライフスタイルに合わせて、空間を自分好みにデザインできるので、まさに「自分らしい住まい」を叶えやすいのがポイントです。

中古マンション × リノベーションがおすすめ

中古マンションは、好立地ながら新築マンションと比較すると手頃な価格で手に入りやすく、築年数が経過している物件でも、専有部分はリノベーションで新たな価値を引き出せるのがポイント。外観のレトロな趣を残しながらも、内部の殆どの部分は新築同様に一新できるので、室内の快適さと好立地による生活利便性を兼ね備えた住まいに生まれかえることも出来ます。

中古マンションリノベーションの基本ステップ

1. 物件を探す

理想のリノベーションを叶える第一歩は、自分のライフスタイルや予算に合った中古マンションを見つけることから始まります。物件によってリノベーションできる範囲が異なるため、築年数や構造に加えて、施工可能な範囲をしっかりと確認して、理想の住まいを見つけましょう。自分でもある程度調べられますが、不動産の仲介業者を上手く使うとスムーズに探せます。

2. 物件契約

物件が見つかったら、購入契約に進むことになります。契約前の「重要事項説明」には物件の構造や権利関係などが含まれているので、確認しておきましょう。また、リノベーションをしたい旨を伝え、条件や今後の流れなども確認しておくと安心です。

3. リノベ施工会社との打ち合わせ

通常、物件契約後のローン契約の行程中に、リノベ施工会社と設計や施工の専門家と相談し、具体的なプランを立て、リノベーション工事請負契約を結ぶことが多いです。予算やスケジュールを考慮しながら、デザインや間取りなどのアイデアを具体化していきましょう。

4. 決済・引き渡し

ローン契約が済み、物件の最終決済が完了すると、いよいよ引き渡しとなります。リノベーションの工程をスムーズに進めるために、事前のマンション管理組合への申請や近隣住民への挨拶など、必要な準備が滞らないように適宜リノベーション会社・施工店と進め方を相談しておきましょう。

5. リノベ施工開始

引き渡し後、リノベーションの施工がスタートします。まずは、物件の構造や配管・電気設備など、普段見えない部分から工事が始まります。規模や内容により3ヶ月～4ヶ月以上掛かることもあるため、余裕を持った引っ越しスケジュールを立てておくのと、必要に応じてプランの修正などが発生する点も留意しておきましょう。

6. 引っ越し

施工が完了したら、いよいよ最終チェックを経て、新しい住まいへの引っ越しです。時間をかけて準備してきた空間が完成し、新しい暮らしが待っています。理想の空間で、充実した毎日をお楽しみください。

リノベーションの注意点

予算

リノベーションは夢が広がる一方で、施工途中で追加工事が必要になる場合や、古い配管を交換する必要が出てきたり、壁を取り壊した際に予期せぬ問題が発生することもあり、予算管理が難しいと感じることがあります。

急な追加出費に備え、事前にしっかりと見積もりを取ることや、あらかじめ予備費用を確保しておくと安心です。

物件特有の問題点

中古マンションをリノベーションする際には、建物の状態や構造的な制約をしっかりと確認しておくことが大切です。例えば、築年数が経過した物件では配管の老朽化などが気になるポイントになるかもしれません。また、マンション全体の修繕計画や管理組合の規約によって、希望するリノベーションに制限がかかることも。

理想の住まいを作るためにも、事前に物件の状態をよく把握して、リノベーションの可能性や対応方法を見極めることが大切です。しっかりとした準備で、理想のリノベーションプランを実現させましょう！