「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、お子さまが誕生したことで物件購入を決意されたご家族の、自由度高くフルリノベーションされた住まいを訪ねました。
《プロフィール》
名前:J.Iさん(旦那さま) / A.Iさん(奥さま) / K.Iくん
年齢:30代 / 30代 / 1歳
職業:会社員(建築系) / 会社員(デザイナー)
趣味:DIY、映画鑑賞、手芸
《この住まいについて》
場所:練馬区
間取り:3LDK
面積:77.85m²
築年数:築19年(取材時)
工事内容:フルリノベーション
支払い額(以前と比べて):広さは約2倍になり、支払い額は約4万円アップ
家を探し始めたきっかけ:お子さんが生まれ、以前の住まいでは手狭になったため
家探し期間:6ヶ月
内見数:10軒ほど
Q1:以前の住まいは?
A.Iさん:以前は中野の賃貸物件に住んでいました。ふたりで住んでいたんですけど、息子が産まれて家族で暮らすには手狭だったんです。
J.Iさん:大きな不満はなかったよね。ただ、お互い年齢も30歳を超えて、仕事も落ち着いてきたし、息子が産まれたことで家族という意識も強くなって。
あとはワークスペースが欲しいと思ったことも大きかったですね。コロナ禍で在宅ワークが増えたので、住まいに求めるものが変化したというか。それなら、もう家を買ってしまおうかと。
Q2:この街《練馬区》にした理由は?
J.Iさん:今までこの辺りに縁はなかったんですけど、電車の利便性で選びました。最寄り駅が副都心線と有楽町線を利用できるので、職場や主要な街には電車1本でいけるんです。
Q3:この家に決めた理由は?
J.Iさん:金額感と立地と、総合的に考えて決めました。広めのバルコニーと、すぐ近くにスーパーがあることも後押しになりましたね。
この家は一度見てその場ですぐ決めたわけではなく、そのあと3、4軒ほど見たんです。それで、やっぱりここがいいと戻ってきた感じです。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
J.Iさん:妻は手芸が趣味なので、ぬいぐるみなどの物が増えてもガチャガチャしないよう、シンプルな内装をテーマにしました。
A.Iさん:息子のおもちゃというより、私の物が多くて(笑)。
J.Iさん:そうそう、息子の物っていう体裁で買ってるんだけどね(笑)。
J.Iさん:間取りに関しては一番長い時間を過ごすLDKを広く取りたいと思って、20帖ほど確保しました。他にも浴室周りは結構広々つくってます。
A.Iさん:そのぶん他の部屋が小さくなったので、窮屈に感じないように室内窓を付けて開放感を出しました。息子が何をしているかが見えるので、付けてみて大正解でしたね。
J.Iさん:あとは、壁と天井の色を決めるのにも時間をかけたかな。
A.Iさん:そうだね(笑)。色選びは難航しました。お互い真っ白にはしたくなくて、でも濃いグレーだと床との相性がよくなくて。結果ライトグレーにしたんですけど、ああでもないこうでもないと時間をかけたおかげで、仕上がりには満足しています。
A.Iさん:間取りのベースとなる部分は私たちで考えて設計の方に持っていったよね。
J.Iさん:そうそう。私が職業柄CADソフト(※)を扱えるので、最初に平面図を自分で描いたんです。間取りはそのイメージに沿って進めてもらい、細かい微調整を設計の方と現場で話し合いながら決めていきました。
でも、その間取りを考えるのも結構大変で……僕が考えたものを奥さんにプレゼンするんですけど、何回もダメ出しをくらってしまいまして(笑)。特に、キッチンの向きをどうするかは最後の最後まで迷いましたね。
※設計図を描く際に使用するソフトウェアのこと
A.Iさん:最終的に二型にしたんですけど、アイランドだったり、もっとコンパクトな方が可愛いかもって、選択肢が持てるぶん悩みに悩んで。
ちなみにキッチンの奥にパントリーを作っていて、オープンタイプなので中が見えちゃうんですけど、壁の色を暗くしたことで存在感は消せたかなと思います。
Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
J.Iさん:戸建てかマンションかという議論は最初あったんですけど、すぐマンションにまとまりました。電車の利便性を重視していたので、そうすると戸建ては都内だとあまり現実的ではないかなって。
Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
J.Iさん:総戸数が少なく管理費がやや高いので、以前よりも月々の支払額が増えるのが不安だなと思ったくらいですね。リノベーションに関しては全く不安がなくて、楽しくやれたって感じです。
Q7:カウカモで家を買ってみてどうだった?
A.Iさん:正直フルリノベーションといえど、ここまでできるとは思ってなかったです。こんなに自由度高くできたのは、カウカモさんと、理想を汲み取ってくれた設計の方のおかげですね。
J.Iさん:本当そうだね。担当エージェントの松橋さんが同世代だったので、正直友人のような感覚でなんでも相談できたというか。そういう空気を作っていただいたと思うんですけど、そのおかげで予算内で一番納得のいくものを造れました。
あとは今後住み替えの可能性が出ても、売却をお願いできると思うと心強いなって。トータルでサポートしていただけるから、安心して購入できたと思います。
Q8:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしていることは?
A.Iさん:家族でベランピング(※)が楽しいです。陽もよく入ってくるので、今はまだ気軽に外出できない分、家でも外気分を楽しめるのが嬉しくて。
あとはこの前、洋室にプロジェクターを付けたので、息子が大きくなったら一緒に映画を観たいなって思ってます。
※ベランダ+グランピング(豪勢なキャンプ)からなる造語。
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
J.Iさん:もしフルリノベをするなら、マンションの工事規約だったり物件の壊せない壁とか、変えられない部分をよく確認した方がいいと思います。あとは、妥協できないポイントを最初に決めておくこと。
いろいろ内見していると、パッと見の印象で『いいじゃん!』って感じることも多いけど、それって本当に求めていたことなのかな? って。原点に立ち返ることが大切だと思いましたね。
A.Iさん:想いを伝える手段を持っておくことも大事だと思います。今回私たちは理想を伝えるためにビジュアルの資料を作ったんですけど、それがあったことで設計の方との認識が揃ったというか。
言葉だけだと不安なところもあるので、納得いく家造りのためにもぜひおすすめしたいです。
担当エージェント:松橋 翼/撮影・取材:沢崎 友希/編集:清水 駿