OH,ZOO!

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物件のアドレスは “池之端” 。池の端、いったい何の池かと申しますと……それは「不忍池」。広大な「上野動物園」のすぐ近くに、ご紹介の物件は位置しています。詳しく言うと「ゴリラ・トラの住む森」側です! 入場口はちょっと離れてしまいますが、それでも徒歩10分ほどの場所に(池之端門まで約750m)。

NE-ZU!

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左上・最寄駅は東京メトロ千代田線「根津」で、徒歩4分の距離に。駅前にはスーパー「赤札堂」があります。(400m 徒歩5分)/右上・駅構内にある「根津メトロ文庫」をご存知でしょうか? 営団6000系の車両をかたどった本棚には、駅利用者が自由に借りられる蔵書が約600冊も。ルールは定められておらず、利用者の良心に任されているのだとか。古き佳き、人と人との繋がりを感じますね。/左下・コチラは食材にこだわりたい方にうれしい自然食料品店「根津の谷」。ヴィーガンレストラン&カフェを併設していて、手軽に体の中から健康になれるのも◎(450m 徒歩6分)/右下・マンションまでの通り道で、下町の情緒漂うおせんべい屋さんを発見。大正4年創業の「昔せんべい大黒屋」は、炭火手焼きせんべいが売り切れ次第閉店だそう。開店しているのを見かけたら飛び込みましょう!(240m 徒歩3分)

ブラウンのタイルをまとって

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左上・駅前の「言問通り」から、その名も「動物園通り」へ入れば、ご紹介のマンションの登場です。1997年竣工で総戸数は16戸と比較的少なめですが、なかなか堂々とした佇まい!/右上・落ち着いた雰囲気のエントランス。2018年12月に大規模修繕工事を実施したばかりの、とてもきれいな状態です。/左下・ホールには大小さまざまな大きさの宅配ボックスが備わっています◎ オートロックの先には、管理人室が。管理人さんは週4日、午前中にご勤務されているそう。/右下・エレベーターで3階へやって来ました。ご紹介する住戸は、専用ポーチを挟んで、エレベーターのすぐお隣に。

売主さま

こちらのマンションでは、細則はありますが、ペットの飼育が可能ですよ。

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すごーい!

ポーチって 響きが可愛いですよね

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左・専用のポーチがあると、ベビーカーやペット用バギーを置いておくのに便利♪ それではカードキーを差し込み、住戸内へお邪魔します。/右・ベージュでまとめられたシックな内装。土間の左手にある折れ戸の中は……

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左・天井の高さまでたっぷり収納できる、大きなシューズインクローゼットでした!/右・廊下には収納を兼ねたカウンターがあるので、写真やグリーンなどを飾るとよさそう。それではまず右手のドアを開けて、LDKへ進みます。

LDKって 明るさが大事ですよね

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LDKの広さは約15.8帖。キッチンの向こうには横長のリビングダイニング(LD)が。南東向きの掃き出し窓がふたつ並び、光と風が通り抜けます!

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南西向きの出窓も付いています! 晴天時には電気を点けなくても充分なくらいかもしれませんね。では、掃き出し窓からバルコニーへ出てみましょう。

眺望には 抜け感があるとうれしいですよね

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目の前には、お向かいの高校のグラウンドが広がっていました! 間に球避けのネットこそありますが、視界いっぱいに空を眺めることができる爽快なビューです。

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取材時には学生さんの姿は見られませんでしたが、時間帯によってはスポーツする “爽音” がはっきり聞こえてきそうな距離感。日中、家でお仕事をする方などは現地にて要チェックです!

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バルコニーは横幅・奥行きともに余裕があり、洗濯物を干すのも楽々。デッキチェアを置けそうな広さがあるので、スポーツ観戦……もできちゃうかもしれませんね(笑)

暮らしには 温もりが大事だと思うんです

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LDKに戻ってきました。なんとうれしいことに、LDには床暖房が設置されています♡ 寒い時期にも、家族やペットとゆったりとくつろぐことができそう。

売主さま

別途費用負担は必要ですが、オプション工事で3LDKへ変更することも可能ですよ。

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その場合は、写真の左奥の部分が個室になるんですね。どの個室にも窓があっていい感じです♪ さすが角住戸!

オープンキッチンは コミュニケーションの鍵ですよね

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左・食洗機を完備した、優しいベージュのシステムキッチン。上部にはライティングレールが取り付けられているので、照明やグリーンを吊るしてお気に入りの空間に仕上げてみては。/右・背後には冷蔵庫を設置する凹みと、幅の狭い可動棚があります。

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キッチンまわりの家電や調理器具、食器を収納できる場所はちょっと少なめ。持ち物が多い場合は、収納家具の追加を検討したほうがいいカモ。

それでは 廊下に戻って

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左・左手から反時計回りに、洋室A・洋室B・水まわりへのドアが並んでいます。/右・玄関を見返したカット。水まわりの隣には、トイレのドアが見えます。

まずは洋室Aから

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左・洋室Aは約4.8帖。南西向きの腰高窓は曇りガラスになっており、お向かいのマンションからの視線を気にしなくていいように配慮されています。/右・おひとり分の衣類を収納するのにちょうどよさそうなサイズのクローゼット付き。

続きまして洋室B

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こちらは約5.4帖の洋室B。ちょっとデコボコした形をしていますが、北西の角がコーナーサッシになっていて開放感があるのはgood!

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梁が下がっている部分は、天井高がかなり低くなっています。日常生活であまり無いかとは思いますが……室内で飛び跳ねたり、ハイヒールの試し履きをする場合などは要注意です。

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左・コーナーサッシの向こうには室外機置き場が。ちなみに、こちらの窓も曇りガラスになっており、プライバシー面への配慮は◎/右・おふたり分の衣類でもしっかり収まりそうな、頼もしいサイズのウォークインクローゼット(WIC)が付いています!

水まわりは 清潔感が命ですよね

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左・明るいベージュを基調とした洗面化粧台。継ぎ目や隙間が無い、お手入れしやすいモデルが採用されています。/中央・バスルームは1317サイズ。追い焚き機能や浴室乾燥機能を完備しています。/右・角に取り付けられたスリムな吊り戸棚にご注目あれ。細かいですが、トイレに収納があるかどうかって、すごく大事なポイントだと思うんです。ここにストックがあってよかった、いつかそう思う日がきっと来るはず。

根津をもっと知りたいな

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左上・有名レストラン出身のシェフが腕を振るう本格フレンチビストロ「Wine厨房 TAMAYA根津」。美味しいのにリーズナブルとあって大人気! 併設されたワインショップも充実の品揃えです。(500m 徒歩7分)/右上・古本と多肉植物が同居するブックカフェ「緑の本棚」。なんと、メニューに「食べられる多肉植物」 があります。(650m 徒歩9分)/左下・“谷根千エリア” を語る上では外せない古民家カフェ「カヤバ珈琲」。いつでも行列必至の人気店ですが、ご近所ならフラリと立ち寄れそうで羨ましい……!/右下・大正5年築の建物でソファに沈み、名物のたまごサンドセットをいただきます。ほっぺたが落ちますのでお気をつけください。(350m 徒歩5分)

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カウカモ編集部より

こちらの物件が所在しているのは、街歩きが楽しい “谷根千エリア” 。古き佳き下町風情を感じるような、ほっこりローカルな空気の街並みが自慢です。また、東に東京大学キャンパス、西に「上野恩賜公園」の文化施設群がズラリと並び、たっぷり自然とカルチャーを浴びることができる立地でもあります。そして……「上野動物園」が、物件のすぐご近所に。入場口の場所がちょっと離れてしまうため、徒歩分数でのインパクトは感じづらいかもしれませんが、よかったら地図アプリの航空写真で確認してみてください。これは、お好きな方にはたまらないロケーション!


最寄りの「根津」駅までは歩くこと4分、ほぼフラットで気楽に歩ける道のりです。多くの路線が乗り入れる「上野」駅までも徒歩15分ほどの距離なので、通勤通学や休日のお出かけにも不便を感じることはなさそう◎ 


マンションは2018年末に大規模修繕工事を実施したばかりで、ブラウンのタイル貼りの外観からはとても端正な印象を受けました。巡回管理体制が取られているため、管理人さんがいらっしゃる時間は比較的短めです。とはいえエントランスにはオートロックを完備していますし、総戸数16戸という小さい規模のマンションということもあり、清掃はきちんと行き届いているように見受けられました。


そしてペットの飼育がOKというのも、このエリアと組み合わさって強力な旨味が出ていますね! 広大な「上野恩賜公園」が愛犬とのお散歩コースになるなんて、想像するだけでニヤついてしまいそう。


さて、ご紹介の住戸は3階の角に位置しています。3方向に窓があり、明るく風通しのいい2LDKです。ちょっとうれしいのは、約15.8帖のLDKには床暖房が設置されており、身も心も(?)ポカポカでくつろげるというポイントです♡ 家族やペットが自然と集まるLDKが実現できそうですよ。

メインの開口部である南東側は、目の前に高校のグラウンドが広がっている“青春ビュー”。日中は学生さんたちの元気な声が聞こえてくるかもしれませんが、反対に、夜は静かな環境が期待できます。バルコニーの大きさにゆとりがあるので、ご家族ぶんの洗濯物でもラクに干せそうなのがいいですね。


ただ、面積が大きい方の洋室がやや変形で、ちょっと広さを感じにくいのが惜しいポイント。記事内でもお伝えしましたが、梁下の天井高が低い部分もありますので、ご内見時には具体的に家具の配置をイメージしてみるのがおすすめです。また、キッチンまわりの器具や小物が多い方は、その置き場所についてもチェックをお忘れなく。


うーん……数々の物件をご紹介しておりますが、今回ほど、お子さま目線で “夢のような” 物件はなかなか無いはず!いや、ペットのワンちゃん目線でも、夢のような物件かも?『目を輝かせる姿が見たい』そうお考えでしたら、これは大いにアリではないでしょうか! 動物園の年間パスポートを手に、上野の池の端で、気楽にパンダに会いに行ける暮らしを始めませんか。

writer / editor:小杉 美香