世田谷区下馬(三軒茶屋駅)
グレイトフル・アルゴリズム
中銀世田谷マンシオン2号館
売主さまはTHE・理系ということで、こんなタイトルを。毎日の心地よさを導き出すため、素材からこだわって創られた住まいです。潔く引いたり、ちょっと足したり、割り切ったり。計算し抜かれた約56.4㎡は、シンプルで強く、美しい。三茶のリズムも味方につけて、欲しい暮らしを手に入れよう。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
下北沢・三軒茶屋
現在販売中のおすすめ中古マンション
売主さまのご紹介
売主さまご夫妻
建築関係のお仕事に携わることもあるというプログラマーの売主さまと、奥さまのおふたり暮らし。家族が増えるといううれしいニュースにあたり、住み替えを決められたのだそうです。2017年にフルリノベーションされた、こだわりの住まいをご紹介します!
舞台は三軒茶屋
左上・高くそびえる「キャロットタワー」がランドマークの、東急田園都市線「三軒茶屋」駅。「渋谷」駅まで2駅と、交通アクセス◎(徒歩10分)/右上・ハンバーガーとサンドイッチのメニューが豊富な「FUNGO(ファンゴー)三宿店」。「世田谷公園」目の前という立地もgood。ピクニックのお供にぜひ!(500m 徒歩7分)/左下・ビオワインと、体にやさしいビストロ料理が人気の夜カフェ「uguisu(ウグイス)」。女性のおひとりさまでも入りやすいと人気のお店です。(210m 徒歩3分)/右下・自社ロースタリーで焙煎したコーヒー豆を使っている「BLUE BOTTLE COFFEE(ブルーボトルコーヒー)三軒茶家カフェ」。築50年の診療所を改築した建物も必見です。(700m 徒歩9分)
商店街を歩くこと10分
駅から物件まではやや距離がありますが、道中には魅力的な飲食店が多く、あっという間に感じられました! 周囲にスーパーやドラッグストアも充実しているので生活しやすそう。商店街の終点近く、お店が少し減ってきた辺りで横道に入ります。
売主さま
左上・到着! 1968年生まれ、地上3階建てのマンションです。2009年に大規模修繕工事、2016年には鉄部塗装工事が実施され、小まめにメンテナンスされています。築年数を思わせない建物の状態のよさも、売主さまがこのマンションを選んだ決め手のひとつだったのだとか。/右上・駐輪場には整然と自転車が並べられています。駐輪場は年額6,000円で利用可能。空き状況は変動しますので詳細はご確認くださいね。/左下・階段を数段上った先には管理人室があります。管理人さんは週6日でのご勤務だそうです。/右下・こちらのマンションにはエレベーターは無いため、住戸の所在する3階までは階段でアクセスします。左手奥、やや奥まった位置に見えているのが、ご紹介する住戸の玄関扉です。
cowcamo
きれいにお手入れされていて雰囲気のいいマンション♡……でも、階段で3階まで上がるのって大変そうですね?
売主さま
暮らしてみると、意外と気になりませんでした。お向かいの1号棟はエレベーター無しの5階建てなんですが、結構シニアの方も住んでいらっしゃるんです。負けていられないな、と思いましたね(笑)
それでは おじゃまします
左・扉を開けると、モルタル調左官材の「モールテックス」で仕上げられた玄関がお出迎え。左手には天井までの高さのあるシューズラックが造り付けられています。壁を建てず、床材の変化で空間をゾーニングしているので開放感がありますね!/右・奥には、同じく造り付けの本棚を携えたデスクスペースが。左手の洋室につながるドアは後ほど開けることにして、まずは右手に広がるLDKを拝見しましょう。
お、おしゃれ!
LDKは約20.2帖。こちらは奥まで進んでから振り向いたカットです。ここでも、フローリングとモールテックス、ふたつの異なる質感でゆるやかに空間が定義づけられています。フローリングは、無垢のフレンチオーク材を使ったフレンチヘリンボーン貼り。丁寧なリズム感がありつつ、スッキリしたセンターラインがいい感じ。
南東向きの窓ふたつから、光が射し込んできます。売主さまはカーテンレールを設置せず、窓ガラスにスモーキーなシートを貼って住まわれていますが、これはお好み次第で変えられるそう。それでは、右手のキッチンスペースをよく見てみましょう!
オリジナルの造作キッチン
キッチン天板はモールテックス仕上げ。コンロの奥の壁は、お手入れしやすいように上からタイルをプラスしてあります。ちなみに先日、この住戸専用のガス管が新設されたばかりとのこと。ビルトインのガスコンロも、取材時点で使用期間1ヶ月に満たないきれいな状態でした。
左・カッコいいだけでなく、食洗機を抜かりなく完備。吊り戸棚は頼もしい収納容量です。/右・カウンターも造作で、モールテックスで仕上げられています。リビングダイニング(LD)側からは見えていませんでしたが、裏面にはサイズを考え抜かれた収納棚が! うーん、どうりで生活感がないわけです。特に、電子レンジの華麗なフィットぶりに胸キュン。
売主さま
夫婦そろって料理好きなので、キッチンはふたり並んで作業できるようにゆったりと造りました。大きめのカウンターは、ホームパーティーのときに料理のサーブをするのにちょうどいいんですよ。
売主さま
できるだけ生活感が出ないように収納を造作して、目に入る色の数を抑えるように気を配りました。
それではバルコニーへ
正面には、道路を挟んでお向かいの建物が。距離が取れているのであまり視線は気にならなそうです。視界の上方に空の広がりを感じられるのがgoodですね。
取材時はあいにくのお天気でしたが、南東向きなので晴天時には洗濯物がスッキリ乾きそう。目の前の道路の交通量は少なめで、住んでいて騒音が気になることはなかったそうです。
やっぱり、おしゃれ
LDKに戻ってきました。それでは左手の水まわりへのドアを開け、さらに中央奥に見える洋室へのドアを開けましょう……あれ? 天井に吊り下がっているのはプロジェクターですね?
売主さま
壁に映画を写したり、友人を集めてゲーム大会をしたりしていました。ご希望があれば、こちらも次の住まい手の方に引き継いでいただければと思います。
cowcamo
うわっ、めちゃめちゃ楽しそう!
水まわりは 海外風に
左・水まわりのドアを開けると、目の前にトイレ、その奥に洗面脱衣室が広がっています。トイレと洗面が2in1なのは、ちょっとお好みが分かれるポイントかもしれません。試しに腰掛けてみると、どっしりした躯体壁が隣にあるので意外と安心感がありましたよ。感じ方はぞれぞれですので、ご参考までに……/右・さらに奥にはシャワールームが。無駄を排したシンプルなデザインです。
シャワールームを背に、洗面脱衣室を見渡してパシャリ。横幅の広いミラーは、朝晩の身支度のたびに便利さを実感しちゃいますね♪ 右手奥のランドリースペースには、ビルトインの洗濯機が気持ちよく収まっています。せっかくのシンデレラフィットですので、こちらの洗濯機も込みでのお引き渡しとなるそうです!
cowcamo
水まわりをひとつにまとめ、さらにバスタブは持たずにシャワールームに……潔く振り切った、コンセプトを感じる間取りですね!
売主さま
設計する中で “滞在時間と広さを比例させたい” という思いがありました。生活の中で、より長い時間を過ごす場所を、より豊かする。それが居心地よさを生んでくれると考えたんです。水まわりのスペースを抑えたぶん、LDKはゆったりくつろげる空間になったので、とても満足しています。
売主さま
全部が自宅の中にある必要もないかなって。たまに大きなお風呂に浸かりたい時には、すぐ近くに銭湯があるので、そこを利用できるんですよ。
cowcamo
なるほどー! とても合理的で美しい解ですね。ではでは、続いて洋室を拝見いたします♡
空間を有効活用!
洋室は約6.7帖の広さです。造作のロフト風ベッドスペースがあり、下部はまるごと秘密基地のような収納スペースになっていました。これは、かなりの収納容量が期待できそう。いやいや、どうりで生活感がないわけです。
ベッドスペースの反対側は、壁二面がオープンクローゼットになっています。北西向きの窓を開ければ、換気も楽にできてさわやかですね◎ なお、こちらの洋室にエアコンの配管は無いため、窓付けのウインドウエアコン込みでのお引き渡しとなります。
売主さま
LDKをできるだけスッキリさせるため、収納部屋とベッドルームを兼ねた個室を造りました。生活感をこっちの部屋に押し込んだので、ちょっと見苦しくてすみません。
cowcamo
(うちに比べれば全然そんなことないです……!)
最後に 雑味を抑えたディティールを
左上・フレンチオークの優しい木目×モールテックスのグレー×白塗装=ほどよいリラクシングムード♡ いずれも淡いトーンでまとめられているのが、力みを感じさせないポイントでしょうか。/右上・スクリーンを用意するのもいいですが、白塗装の壁にプロジェクターで直に投影するのって、憧れます。/左下・キッチンのタイルは、ツヤ感抑えめで主張しすぎないところが素敵! /右下・細かいポイントですが、シナ合板のドアは「隠し蝶番(ちょうつがい)」という取り付け方法が採用されています。表面に金具が出ないので、スッキリときれいなラインに仕上がるんです。ちょっとネーミングが忍法っぽいですね。
三茶でお茶を
左上・こちらがウワサの、ご近所にある銭湯「弘善湯」。浴場には立派な富士山がペイントされた、まさにみんなが思い描く正統派の銭湯です! (300m 徒歩4分)/右上・「区立下馬図書館」も、気軽に立ち寄ることができる距離に。楽しい読書ライフを送れそうです。(280m 徒歩4分)/左下・売主さまが教えてくださった、駅前にオープンしたての回転寿司「金沢まいもん寿司」。本格派なのに良心価格なのがうれしい!休日には予約しないと入れないこともあるのだとか。(750m 徒歩10分)/右下・駅までの通り道にある、台湾スイーツの「蜷尾家/NINAO(二ナオ)三軒茶屋店」にもご注目あれ。台湾青茶フロートはぷるぷるのティーゼリー入りでした!(750m 徒歩10分)
カウカモ編集部より
壁を造らずに、床材の質感で空間をゾーニングしているのが、伸びやかなLDKのポイントです。座っていると、約20.2帖の帖数よりさらにゆったりしているように感じました。そしてその素材のチョイスがまた、無垢フレンチオークのフレンチヘリンボーン(ダブルフレンチ!)とモールテックスというのがニクい。どちらもリノベ好きの心をくすぐる、品のよさと個性が溢れるマテリアルですよね。一歩下がったような淡い色合いは、射し込む光を受けて繊細に影を抱きます。
今回ご紹介するこちらの物件は、売主さまご夫妻が現在居住中です。ご内見の日時には調整が必要な場合がございますので、あらかじめご了承ください。そう、おふたりで居住中なんです。写真撮影のための片付けがほとんど不要だったほどの生活感の無さに、取材中は驚きっぱなしでした。もちろん個人差はあるかとは思いますが、物件に用意された豊富な収納を活用すれば、スッキリと美しく暮らすことは夢じゃないかもしれません。
暮らしの中で、長い時間を過ごす場所こそに、できるだけ広く豊かなスペースを。プログラマーである売主さまの言葉をお借りすると、この思いはひとつの『アルゴリズムです』とのこと。まさに、快適な生活という解を導き出すための “計算方法” なわけですね。
3階の住戸まで階段でアクセスすること、シャワーのみでバスタブは無いこと、トイレと洗面が2in1ということ。ご検討いただく上で、ちょっとお好みが分かれそうなポイントがいくつかあります。けれど、それは単なるネックとは言えません。マンションの選択・住戸の設計時に、そうやって意志を持った選択をされているぶんだけ、最大公約数の間取りでは得られない、居心地のいい空間が創り上げられているのだと思いました。
建物はやや築年数が経過していますが、こまめにメンテナンスされていて健やかな雰囲気。月々の共益費は現状抑えめに設定されており、詳細未定ですが、修繕積立金は今後の値上がりが検討されているとのこと。そうやって修繕計画が定期的に見直されているというのは、管理状態のよさの現れと言えますね◎
「渋谷」からおよそ3km圏内という都心で、飲食店にも事欠かない「三軒茶屋」という街は、お仕事に打ち込む方や、アクティブなおふたりでの充実した暮らしを妄想しやすい立地です。マンションまでの徒歩10分は、買い物がてら軽やかに。住戸までの階段も、運動不足の解消と前向きに。なんやかやをサッとシャワーで洗い流したら、開放感と充足感が同居する空間で、ゆるりと自分の時間を過ごせます。このイメージ、きっとピタリとはまる方がいらっしゃるはず!
今と近未来の自分たちのために工夫を凝らして造った住まいを、できればこの先、同じように誰かに住み継いで行ってほしい。そんな風に笑顔でお話ししてくださる売主さまご夫妻の姿を見て、心から思いました。うーん、素敵です!
writer / editor:小杉 美香
三軒茶屋はお店の入れ替わりも多くて、次々に新しい店舗が生まれてくるので本当に飽きません。夜は、ふたりでよく飲みに行ったりしていました。