新宿御苑のすぐそばで

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左上・「新宿御苑」といえば、映画「言の葉の庭」の舞台としても有名。太陽の下で輝く緑も美しいけれど、風情が滴る雨の日にもぜひ訪れたい場所ですね。(76m 徒歩1分)物件の最寄りはそんな「新宿御苑」の目の前にある、東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅(徒歩6分)。「四谷三丁目」駅も徒歩7分で利用できますよ。/右上・“世界最高峰の究極のガトーショコラ” という強気な謳い文句を掲げる「KEN’S CAFÉ TOKYO(ケンズカフェ東京)」がご近所にあります。これはお手並み拝見したいですね!(210m 徒歩3分)/左下・マンションから交差点を渡った目の前にある「四八珈琲(ヨツヤコーヒー)」は、淹れたてのコーヒーがテイクアウト150円で購入できます! マイボトルにたっぷり注いでもらってホクホク♡ これは足しげく通ってしまいそうです。(120m 徒歩2分)/右下・こんな都心の物件だと、スーパー難民になるのでは? という心配性なあなたへ。26:00まで営業と頼もしい「丸正食品総本店」がついていますよ。(450m 徒歩6分)

ご機嫌よう ヴィンテージマンションです

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駅から大通り沿いをまっすぐ歩いていくと、新宿通り・外苑西通り・甲州街道の3本が集まる巨大な交差点が。マンションは、そのすぐそばにどっしりと構えています。

ドーン

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こちらがエントランスです・・・! 建物1、2階部分には飲食店や雑貨店、事務所などのテナントが入っていますが、居住部とは独立した構造。エントランスは大通りから一本奥に入った路地に面しているからか、それともこの建物の風格のせいからか、周囲には穏やかな空気が流れていました。

売主さま

こちらは1982年竣工のヴィンテージマンションです。設計は国立新美術館などでも知られる黒川紀章都市設計事務所、施工は大手ゼネコン竹中工務店によるものです。

cowcamo

えっ、ここ住めるんですか? ホテルとかチャペルではなく?

誘うレッドカーペット

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左上・ときめきとカーペットを踏みしめ、エントランスホールへ。左手の管理人室には、管理人さんが平日9:00〜17:00、土曜9:00〜12:00まで勤務されています。/右上・オートロックを抜けると、吹抜けの庭園に面した共用ロビーが。しっとり深い緑と、鮮やかな赤のコントラストに思わず『ああ・・・!』と天を仰いだら、天井の意匠がまたカッコよくてさらにクラクラ。/左下・エレベーターは全78戸に対して2基あるので、待ち時間で悩むこともなさそう。2013年にリニューアルされており、その動作さえも優雅に感じられます。ちなみに昇降中、中のモニターには「今日の雑学」が映されていました(笑)/右下・9階に到着です。外壁だけでなく共用廊下までタイルをまとい、高級感とはこういうことをいうのかしら、なんて思いました。さあ、住戸は共用廊下を曲がった先の角に位置しています。

売主さま

こちらのマンションでは、細則はありますが、ペットの飼育・事務所使用がともに可能ですよ。

また、敷地内に機械式の駐車場(月額40,000円)があり、2019年2月時点で空きがございます。利用をご希望の方はお問い合わせください。

cowcamo

妄想が羽ばたき放題ですね! それではまいりましょう!

折れ戸の中には ワクワクの残り香が

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左・玄関扉を開けると、ゆったりとした土間が迎えてくれます。右手の折れ戸を開けると・・・/右・なんと、この広さのシューズインクローゼットが。ディスプレイのように、スーツケースやベビーカーも余裕で受け止めています。土間から一段上がっていますので足元にはご注意くださいね。

折れ戸の中には 石鹸の香りが

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左・土間から右手にクランクした廊下。左手に水まわりと、洋室への扉があります。こちらは後ほどご紹介しますね。そして右手前の折れ戸を開けると・・・/右・おお、洗濯機置き場&ランドリー収納がありました! すぐ目の前が水まわりへのドアなので、バスタオルをこちらに収めるのもいいですね。せっかちな方は、(周囲をご確認の上)パッと脱衣して洗濯機に入れ、パッとバスルームに飛び込むことも可能。

ため息が出るLDK

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廊下突き当たり、約32.3帖のLDKです。正面には一面南向きの掃き出し窓が! この開放感はぜひ現地で味わっていただきたいです。“新宿エリア” でこれだけの広い空間を所有できるなんて、実に贅沢。

売主さま

床には、滑らかで自然な風合いが特徴のオーク材挽き板フローリングを使用しております。LDKほぼ全体に床暖房を設置しますので、足元から温もりを感じていただけますよ。

cowcamo

足が喜んでいます! ペット的にもたまりませんね♡

まずはバルコニーへ

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鳥よけのネットが設置されているのは、やはり緑豊かな「新宿御苑」から鳥が羽ばたいてくるからでしょうか。道路挟んで右手奥にはビルの合間から、こんもりとグリーンがのぞいています。

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バルコニーでは、車の走行音が比較的大きく聞こえました。反対に室内では、二重サッシのおかげでほとんど気になりませんでしたよ! 現地でお確かめくださいね。

窓辺で物思う

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LDKへ戻ってきました。左手には、バルコニーに向かって造り付けられたデスクが。ここに置く椅子、すごく大事なポイントですね。こだわりのデザイナーズチェアなどをぜひどうぞ。なお、LDKと廊下は引き戸で区切ることも可能ですよ。

cowcamo

天井いっぱいのライティングレールが、ギャラリーみたいでイイ雰囲気♡ お次は左手奥に見えるキッチンへ行ってみましょう。

意思を持つ キッチン収納

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お料理好きな方をも唸らせるような、機能美を感じられるキッチンです。こちらの足元は、磁器タイル貼りでちょっとイメージチェンジ。豊富な収納はただ漠然と作られたわけでなく、眺めていると “ここにはアレを置こう!” と具体的な想像が湧いてくる、生活に寄り添ったものに感じられました。

キッチンから戻って

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ご家族、そしてペットとここでくつろいでも余裕の広さ! お家にゲストを呼ぶことが多いという方でも安心ですね。では、LDKに面しているふたつの洋室を見ていきましょう。

右のドアへ

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左・約6.5帖の洋室Aは、南・東の二面採光です。こちらも二重サッシになっており、室内への車の走行音はかなり緩和されていますよ◎ 南側はもともと出窓だったものを二重サッシにしているため開閉はできず、採光専用となります。/右・北側には奥行きあるクローゼットも完備。

左のドアへ

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左・約6帖の洋室Bは、コンパクトサイズの専用バルコニーに面しています。眺望に抜けはないものの、日当たりは◎ 東向きで朝日が差し込みそう。グリーンを置いたらすくすく育ちそうな一室です。/右・もちろんこちらにも、抜かりなくクローゼットを完備。

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では・・・こちらの物件の個性がキラリと光る、廊下へ!

廊下には 自慢のコレクションが

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左・廊下にはズラリと造り付け本棚が。これはテンション上がりますね! 本に限らず、色々な物のディスプレイを楽しめそう。後からこういう廊下にしたいと思っても、横幅がないとなかなか実現できないんですよね。/中央・洗面脱衣室。あえてシェルフなどは置かず、このシンプルさを活かすのも素敵ですね。/右・バスルームには浴室乾燥機付き。

ありったけの夢を かき集めて

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左・先ほどの廊下の本棚前を右に曲がると、こちらに出ます。ご覧ください、この造り付け本棚part2! ディスプレイのように、こちらにはコミックなどを収めるのがいいんじゃないでしょうか。さあ、今日の一冊を手に取って・・・。/右・右手の引き戸を開けると、トイレです。この動線も絶妙ですね!

売主さま

今回のリノベーションでは、トイレはクリーニングのみで既存利用となります。使用感などは現地でご確認ください。

約8帖の洋室C

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“本棚廊下” の突き当たりにある、ゆったりとした洋室C。南東向きの窓があるので明るく、こちらもうれしい二重サッシです。玄関からLDKを通らずアクセスできるので、SOHOをお考えでしたらこちらを仕事部屋とするのもアリですね。そして、左手の折れ戸を開けると・・・

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大型のウォークインクローゼットです! 本日は数々の折れ戸を開けてまいりましたが、これはなんという頼もしさ♡ 中を歩けるほどの広さがあります。ご夫婦の衣類でもまとめて引き受けてくれそうですよ。そして・・・

ノンストップ折れ戸

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なんと向かいにもクローゼットがあるんです。これだけ収納が豊富だと、散らかしたくても散らかすのが難しいかも(笑)?

新宿の中心で 空腹を叫ぶ

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左上・ひっそり佇む「美術愛住館」をご存知でしょうか? 作家の堺屋太一氏の居宅兼仕事場であったビルを全面改装し、美術館として生まれ変わったもの。洋画を中心とした企画展はもちろん、設計指導、安藤忠雄という印象的な建築も一見する価値アリですよ。(350m 徒歩5分)/右上・緑に向かって開かれた喫茶「新宿御苑ろまん亭」。大正ロマンを感じさせる家具・調度品に囲まれ、のんびりとしたひと時を過ごしてみては。(200m 徒歩3分)/左下・常連さんがひっそり通うという、ビルの地下にある割烹料理の名店「はらまさ」。名物、シメの “トリュフご飯” の虜になる人が続出なのだそう。(180m 徒歩3分)/右下・「麺や庄のgotsubo(ゴツボ)」は、女性おひとりでも入りやすいキレイな店内です。夜限定の “ベジつけ麺” だけでなく、出汁の効いた “特製塩ラーメン” も絶品!(550m 徒歩7分)幸福感に包まれて帰社致しました。このエリアに住むのは本当に楽しそうです。

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カウカモ編集部より


余計なものをそぎ落とす、切り分けて明確にする、それがデザイン。こちらの物件を訪れて驚いたのは、建物のヴィンテージな佇まいと、こだわりを感じられる住戸の内装。そしてもうひとつ、 “暮らしのデザイン力” とも言うべき、計算された収納力でした。

気付けば日常の中でどうしようもなく膨れ上がって堆積してしまう、雑多なモノ・思考・(脂肪?)・・・こちらの物件では、数々の棚や折れ戸に潜む収納たちがそれらを美しく腑分けし、受け止めてくれます。あるべき物だけが、あるべき場所に。切り口鮮やかに差し出される毎日は、きっと心地よくて “カッコいい” ものであるに違いありません。

そして、ハッとするほど広く明るい約32帖のLDKがこの物件の主役。『広いから、収納家具を置いてもまだスペースが♡』ではなく、『収納ならもう豊富にある。広いものは広いままに。』大きな魅力であるオーク材の挽き板フローリングを存分に活かし、床をいっぱいに見せた余裕ある暮らしが目に浮かびました。ズラリと本棚が並んだ廊下も、読書家の方に気に入っていただけるはず。ベストな配置を試行錯誤して、愛蔵書の並び替えをするのは胸が躍りますよね。

アクセスに優れた都心で、心惹かれるお店がたくさんあって、かつ大きな公園の近くで。というと住む場所の選択肢はだいぶ限られてくるかと思います。こちらはおそらく、その数少ない候補のひとつです。最寄り駅の「新宿御苑前」も「四谷三丁目」も、東京を縦横に駆ける力強い機動力と、飲食店激戦区ゆえの自負がある街。街の喧騒と走行音は二重サッシでスルリとかわし、美味しいところだけいただいてしまいましょう。

ちなみにヴィンテージと呼ばれる建物も、それほど数が多くありません。こうして高らかに『ヴィンテージマンションです』とご紹介できるのは、編集側の人間としてもちょっと高揚するものです(笑)レリーフが施された美しいエントランスファサードは、ぜひ実際にご覧いただきたい! 1982年築と歴史を重ねていますが、細やかな修繕履歴があり、管理人さんも週6日勤務という手厚い管理体制が整っていますよ。ペットとの暮らしや住居兼事務所としての暮らし、またはカーライフ。さまざまな可能性をたたえた、懐の深いマンションです。


ご覧の通り、そう易々とはご検討いただけない額かと思います。それでも、足を踏み入れればきっとそれに見合うだけの価値を実感していただける物件です。“ここで暮らしたい” そう強く感じられた方が訪れる日を、「新宿御苑」のそばで静かにお待ちしています。

writer:小杉 美香 / editor:野原 茂香