「護国寺」ってどんなところ?

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左上・東京メトロ有楽町線「護国寺」駅を出ると、目の前には「講談社」が。文教施設や出版社が多いのが、このエリアの特徴です。(110m 徒歩2分)/右上・駅名にもなっている「護国寺」は、江戸時代に幕府のための寺院として建立されました。本堂や「月光殿」は国の重要文化財に指定されています。(350m 徒歩5分)/左下・文豪が愛した「群林堂」の豆大福は “東京三大豆大福” のひとつ。朝から長蛇の列で午前中には売切れることが多いそうですが、ご近所なら買える可能性も高いですね!(140m 徒歩2分)/右下・近隣には大型のスーパーが少ないのがちょっと残念ですが、駅のそばには「マルエツプチ 護国寺駅前店」がありますのでご安心を。(260m 徒歩4分)

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周辺には出版社や学校のほか、「護国寺観音堂」や「東京カテドラル聖マリア大聖堂」などのシンボリックな建物が点在しています。どことなく、落ち着きと品格を感じるエリアです。

駅チカがうれしい

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駅からなんと、徒歩1分。ご紹介するのは、音羽通り沿いにドンと構える全88戸のマンションです。小雨くらいなら『傘いらずかな?』と思える距離感ですね! 1〜3階にはテナントが入居していて、飲食店のほか、コンビニもあって便利。住居用のエントランスは奥まった位置にあり、プライバシーに配慮された造りです。

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残念ながら共用ロビーの撮影はNGとのこと。エントランスにはオートロックや防犯カメラを完備していて、高い防犯意識がうかがえました! また、ネットショッピングが多い方の必須アイテム、宅配ボックスもしっかり備わっていましたよ。

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さあ、エレベーターで住戸の所在している7階へやってまいりました。共用廊下からの景色が気持ちいいです♪

売主さま

建物は1987年築で、新耐震基準に適合しております。2015年には玄関扉の交換、2017年には屋上防水改修工事が実施されており、細やかにメンテナンスが行われていますよ。

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修繕履歴の一覧を拝見したところ、毎年律儀に「植栽のお手入れ(●●年度)」という記載があり、ちょっとほっこりしちゃいました(笑)。

お邪魔します

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左・玄関扉を開けると、オフホワイトを基調とした明るい空間が広がっています。セラミックタイル敷きの土間の隣には、ミラー付きのたっぷり入りそうな靴収納が。/右・もう一歩奥に入ったカット。廊下の左右には、ふたつの洋室と水まわりへのドアが集まっていて、ここはまさに家のメインストリートといった感じ。まずは、突き当たりのガラス入りのドアを開けてLDKへ進みます。

日差したっぷり!

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約15.5帖のLDKを、隣の洋室Aとつなげた状態でパシャリ。こうして引き戸を開け放つと、合わせて約22帖のゆったり空間となります。南西向きの窓から、ふんだんに陽が入っていますね。

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まずは個人的オススメの、引き戸オープンスタイルからお届けしました。引き戸のレールが床に無いタイプなので、自然とLDKが拡張したように見えるのがgoodです!

引き戸クローズスタイル

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引き戸を閉めた状態を、反対側から。開放感はちょっと減るものの、明るい色合いで統一されているおかげで窮屈な感じはナシ◎ 天井の間接照明がじんわり優しい雰囲気を演出してくれています。

引き戸の向こう 洋室Aへ

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洋室Aは約6.4帖の広さです。誘う日差しに、もうがまんできない! 掃き出し窓からバルコニーに出てみましょう。

“おもしろくて、ためになる” ビュー

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ジャジャン。バルコニーからはズラリと居並ぶ堂々の “講談社ビュー”。ちょうど正面にあたる本社ビルは、比較的背が低く、緑に囲まれたデザインなのがうれしいですね。

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写真は少々目線を下げて撮影したもの。ご覧の通り、眼下には交通量の多い音羽通りが走っています。車の走行音については、ある程度の割り切りが必要そうですので、現地にてチェックしてみてください!

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うーん、それにしても日当たり良好♡ 南西向きなので、洗濯物はからりと乾いてくれそうです。

洋室Aに戻って

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左・窓の反対側にある、写真左手の引き戸を開けてみると……/右・頼もしい収納容量のウォークインクローゼット(WIC)でした。

LDKについて気が付いたこと

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入った時から(何か居心地がいいな〜)と思っていたのですが、横から眺めてナットク。LDKの南西側の天井が少し高くなっていて、窓もかなり高い位置にあるんです。光が上から降り注ぐように感じるのが、まるで外で日向ぼっこしているみたいな心地よさの秘密なのかも。

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続いて、左手のキッチンにまいりましょう!

キッチンを拝見

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左・人造大理石トップのキッチンには、食洗機を完備。レンジフードにはホーロー加工が施されているので、お手入れが簡単です。/右・キッチンの後ろには冷蔵庫置き場があり、さらに左手の壁には浅く凹んだニッチスペースが。グリーンを置いてもいいし、ここにタブレットを置いて、レシピを横目に腕を振るってもいいですね♪

廊下に戻って 後半戦へ突入!

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左・キッチンの横には、可動棚がこんなに! リビングをスッキリさせることができそうです。/右・廊下に集まるドアたちは、手前がトイレ(右)と水まわり(左)、その奥は洋室B(右)と洋室C(左)に続いています。順番に見ていきましょう!

まずは水まわりをチェック

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左・洗面化粧台の横幅はややタイトですが、三面鏡の後ろがすべて収納スペースになっているのはポイント高いですね◎/中央・1416サイズのバスルーム。ベンチタイプの浴槽には、足を伸ばして入れます。/右・写真では見づらいのですが、トイレに収納と照明付きのカウンターが備わっていてちょっとオシャレです。

約6.1帖の洋室B

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洋室Bは、濃いベージュとオフホワイトのアクセントクロスを2種使いしています。北東向きの出窓があり、しっかり光が入りますよ。窓の向こうは共用廊下なので、面格子と磨りガラスでプライバシーに配慮されています。

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左・窓の反対側の扉を開けてみると……/右・おおっ、立派なWIC! 先ほどの洋室AにあったWICよりさらにひと周り大きく、オシャレ番長の方でも安心できそうなサイズ感です。

約4.9帖の洋室C

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左・ちょっと細長い形をしている洋室C。こちらにも共用廊下に面した窓が付いています。/右・反対側には、比較的コンパクトなサイズのクローゼットが。奥行きがあるので、おひとり分の衣類だったら収めることができそうです。

文化の香り漂う街

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左上・「クレイン」はレトロな趣の喫茶店、と思いきや、パンやお弁当を販売していたり。ふらりと気軽に通えそうなお店です。(210m 徒歩3分)/右上・イタリアパンの専門店って、ちょっと珍しい存在ですよね! 「pane & olio(パーネ エ オリオ)」では、フォカッチャやパニーニなどはもちろん、お惣菜パンのラインナップも豊富。(350m 徒歩5分)/左下・文教地区らしく、有名校も徒歩圏内に複数あります。「筑波大学附属中学校・高等学校」までは徒歩5分。高校は堅実かつ自由な校風が人気ですね。(400m)/右下・「お茶の水女子大学」も徒歩2分の場所に。敷地内には幼稚園から高校までの付属校も。(160m)

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カウカモ編集部より

中学校から大学まで、学校が多く文教地区として名高い「文京区」。その中でも、特にこちらの物件は子育て中のファミリーさんにぴったりな立地と言えそうです。最寄り駅からも近く、「池袋」駅へはたったふた駅で、「新宿」や「銀座」方面へのアクセスも良好。駅前にはバス停も複数あります。そして通勤・通学の便が花マルでありつつ、エリアに漂う穏やかでアカデミックな空気が大きな魅力です。


マンションにはテナントが多く入居していますが、住居部分とはエントランスが分かれており、雑然とした感じはありません。現在築後32年が経過していますが、外観・共用部ともきちんとメンテナンスされ、清掃も行き届いていました◎ 施工会社が大手ゼネコンの竹中工務店であること、そして新耐震基準適合の建物だということは大きな安心材料ですね。


ただ一点ご留意いただきたいのが、大通り沿いという立地です。日中のLDKや洋室Aでは、車の走行音がはっきりと聞こえて来そう。お仕事や学校で日中は家にいないことが多いようであれば、あまり気にならないかとは思いますが……この点が、こちらの物件をご検討いただく上でのハードルとなりそうです。ご在宅が多い方は、現地で音の聞こえ方をご確認いただければと思います。

住戸全体の広さは75㎡ちょっと。ものすごーく広い! というわけではありませんが、個室を3つ確保できて、収納もしっかり備わった堅実な間取りです。LDKと洋室Aをつなげると、さらに空間が明るく広々として素敵。ですが、引き戸を閉めたとしても、LDKの高窓から降り注ぐ光はとっても心地いいものでした! 可変性がある間取りだとしても、引き戸で区切ったらLDKが暗くなった……では悲しいですよね。こちらの物件をファミリーさんにおすすめできるのは、家族(個室)が増えても、LDKの幸福度が大幅には減らない、というところがミソだと思います。


バルコニーから望む “講談社ビュー” も、緑が多くていい雰囲気。大通りを挟んでいるおかげで、お向かいからの視線を気にする必要もなさそうです。これだけの駅チカ物件で、空を眺めてのびのびできる眺望が得られるというのはうれしい驚きです。

住まいのアクセスのよさを重視するファミリーさんでしたら、走行音についてはさわやかに割り切って、この選択肢を選ぶのはアリではないでしょうか。まずは足をお運びいただき、便利さと居心地よさを実感してみてくださいね。

writer / editor:小杉 美香