文京区春日(後楽園駅)
文京区の憧れといえば
川口アパートメント
言わずと知れたヴィンテージマンション。東京オリンピック開催の昭和39年、VIP向けに建てられた豪奢な建物は、重ねた年月の分だけ魅力を増しています。「一度はここに住んでみたい」。そう思われる方に出会っていただきたい物件です。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
神楽坂
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マンションについて
圧倒的なオーラを放つヴィンテージマンション。地上5階建て、総戸数83戸。竣工当時約1,700坪あった敷地は、現在では約930坪に縮小されている。
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車寄せのあるエントランス。建物の中に入ると正面に管理人室(受付)、右手に集合ポスト。左手にロビーが広がり、壁面には川口松太郎氏による “家の美は心の美をつくる” という書が飾られている。
エントランス前には保護樹林に指定された大きな樹木が。湾曲する重厚なコンクリートは共用廊下にも使われており、それらに囲われるようにふたつの中庭が。外壁の細かなモザイクタイル、階数を示す標識、各所に配された照明など、ディティールにセンスが光る。
間取り・内装について
約41㎡の1LDK。事務所利用も可能です。
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ノスタルジックな建物とは対極に、室内は最新の設備を備えた内装にリノベーション。開口は北向きで、一日を通して安定的にやわらかな光が室内を包みます。バルコニーがないため室内干しをするか、屋上の物干し場を利用する必要があります。
左・共用廊下に貼られたモザイクタイルが素敵。少し奥まったところに玄関ドアがあります。/右・ドアを開けると正面にはダウンライト付きのニッチ。
左・玄関ドアは内開きのため靴は出しっぱなしにせず、下足入れを利用するのがよいでしょう。/右・下足入れはたっぷり扉3枚分あります。
LDKに入ると大きなペニンシュラ型のキッチンが部屋の中心に鎮座しています。
キッチンに立つと外の景色が見えるため圧迫感がありません。コンロは2口。
リビングダイニング(LD)にはマンション全体で稼働中のヒーターがあります。(窓の右下)
あいにくの雨だったため暗く感じますが、晴れた日にはやわらかな光が室内を包むことと思います。正面にはマンションが建っていますが、視線を右手に振ると永井荷風生家跡の豪邸が見え、緑の借景が楽しめます。
LDKと居室は3枚の引き戸で仕切れるようになっています。引き戸を閉めきるとよりシックな雰囲気に。
洋室の広さは約4帖。天井からぶら下がっているのは洗濯物用の物干し。
こちらの洋室には大きめサイズのシステム収納があります。
引き戸を開閉したところ。こちらの居室には窓がないため、来客の際以外は開けっ放しにしておくのがよいでしょう。
窓側から室内全体を見渡したところ。キッチンのうしろに見える引き戸が水まわりへの出入り口です。
LDKにはふたつの収納スペースが。/左・LDK入り口と居室の間にはハンガーパイプ付きの収納。下は可動棚になっています。/右・LDにはガラスのオープン棚と扉付きの収納。
左・洗面台はコンパクトながら下に扉付きの収納スペースがあるため、リネン類をしまっておくことが可能。/中央・洗面台の右手にトイレ。/右・洗面台の左手にユニットバスという配置。
周辺環境について
四季折々の自然を楽しめる「小石川後楽園」。写真は紅葉の季節に撮影したもの。(徒歩10分)
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東京メトロ丸ノ内線「後楽園」駅、都営大江戸線「春日」駅のふた駅にはそれぞれ徒歩9分。ただしこれらふたつの駅からアクセスすると「富坂」を上ることになるので、フラットなアクセスを望む方は徒歩14分の東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅を利用するとよいでしょう。
周辺は緑を感じられるスポットが目白押しで、味自慢の飲食店も多数。スーパーは徒歩2分の距離に「まいばすけっと」がありますが、しっかりとお買い物をしたいときには徒歩8分の「三徳」を利用するのがよさそうです。
左上・東京メトロ丸ノ内線「後楽園」駅(徒歩9分)。駅前には「礫川公園」があり、後ろには「東京ドーム」、遊園地「LaQua(ラクーア)」が見える。/右上・「文京シビックセンター」内には文京区役所も入居。(徒歩11分)/左下・途中「中央大学」のキャンパスを通過する「富坂」。/右下・イートインスペースもあるパン屋「IENA(イエナ)」。お隣の蕎麦屋「舞扇」のお蕎麦も絶品。(徒歩6分)
左上・東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅(徒歩14分)。こちらの駅を利用すれば駅までフラットでアクセス可能。/右上・春には桜が咲き乱れる「播磨坂」。(徒歩10分)/左下・「小石川植物園」は植物学の研究・教育を目的とする東京大学の教育実習施設で、日本で最も歴史ある植物園。(徒歩15分)/右下・徳川頼元の屋敷跡である「教育の森公園」は、文京区内でも規模の大きな公園のひとつ。(徒歩15分)
左上・春日通り沿いにあるスーパー「三徳 茗荷谷店」は9:30-22:00まで営業。(徒歩8分)/右上・播磨坂の桜並木沿いにあるイタリアンレストラン「Tanta Roba(タンタ ローバ)」。(徒歩11分)/左下・熟成肉の先駆け「中勢以(なかせい)」のお肉を使った料理がいただける「中勢以 肉店」。(徒歩11分)/右下・老舗の和菓子店「一幸庵(いっこうあん)」。(徒歩11分)
取材・文・撮影:cowcamo
東京オリンピック開催の昭和39年、劇作家王で直木賞受賞作家・川口松太郎氏が成した財を、息子・川口浩氏が惜しみなく投じて建てられたマンション。
竣工当時は賃貸で、当時のサラリーマンの平均月収が約27,000円だったのに対し、家賃は約40㎡の住戸で約8万円、150㎡近い住戸で約36万円。かつては敷地内にプール、レストラン、ビューティーサロンを有し、文化人の社交の場になっていたそう。
棟内はホテルライクなセントラルヒーティングを採用し、24時間有人管理。当時室内に洗濯機が置けなかったことから各階にはランドリールームも。平成29年8月現在修繕積立金は2億円を超えており、ペットの飼育も可能。
とにかく共用部に圧倒的な魅力を有する物件なのでぜひ写真を掲載したいところだったのですが、残念ながら管理組合の許可が必要とのことで、今回は泣く泣く外観のみ掲載します。