茅ヶ崎市富士見町(辻堂駅)
湘南の風に吹かれて
ライオンズガーデン茅ヶ崎3番館
自然素材に囲まれたお部屋で気持ちよく目覚めたら、江ノ島が見える海岸沿いの遊歩道でお散歩やジョギング、自転車ツーリング。休日は、できたばかりの湘南T-SITEや辻堂駅のテラスモール湘南でお買い物を楽しむ。もちろんサーフィンや釣り好きなら、思い立ったらすぐ繰り出せる。 都...
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
***価格を変更しました!***
自然素材に囲まれたお部屋で気持ちよく目覚めたら、江ノ島が見える海岸沿いの遊歩道でお散歩やジョギング、自転車ツーリング。休日は、できたばかりの湘南T-SITEや辻堂駅のテラスモール湘南でお買い物を楽しむ。もちろんサーフィンや釣り好きなら、思い立ったらすぐ繰り出せる。
都会から少し離れて、深呼吸するように暮らしを満喫したい、そんな人にぴったりの住まいに出会いました。
海まで歩いて12分の場所にあるこちらのお部屋を23年前に購入し、大切に住み続けてきたのは、湘南に住んで40年になるという西山さんご夫妻。
この部屋は、眺めと間取り、周辺の環境のよさで購入を決めました。
マンションの中には、窓がまったくない部屋があったり、浴室やトイレも窓無しというところもけっこう多いですよね。ここはすべての空間に窓があって、通気や明るさがとても心地よかったんです。(ご主人)
それと、私たちがこだわったのが"エレベーターがない"ということ。
うちは娘がふたりいるんですが、この部屋を購入した当時はまだ小さかったので、子どもたちだけでエレベーターに乗るというのを避けたかったんですね。それと、人の行き来が多い階段が部屋のすぐそばにあるような物件も嫌だった。
その点ここは、4階建ての最上階というのもありますが、階段を共有しているのはお隣の1軒だけで、あとは宅配業者ぐらいしか来ませんから、条件にぴったりだったんです。(奥様)
「エレベーターがないと階段の上り下りがタイヘン」という声はよく聞きますが、あえてエレベーターがないマンションをお探しになっていたとは。
でも、おっしゃるとおり、小さいお子さんだけをエレベーターに乗せるという状況は、親としてはなるべく避けたいと思うもの。子育て目線で考えると納得の選択です。
さらに、ご夫妻は快適な住まいにするため、2度の改装を行ったのだそう。
1度目は2003年に、床と壁紙を全面的に張り替えました。でもそのときはごく一般的な床材と壁紙を使用したので、真新しくはなったけれど、どうもしっくりこなかったんです。
こんな環境のよい場所に暮らしているのだから、家の中も自然の素材を使いたいなと思って、2008年に再度、大々的にリノベーションしました。(ご主人)
最初の改装をした時は、突板合板のフローリングに張り替えたんです。
湘南って、住んでみるとわかるんですけれど、海のそば特有の湿気がすごいんですね。ここはすべてのお部屋に窓があって、通気性はよいはずなのに、なぜか床がペタペタするのが気になっていました。それで何度も拭き掃除をするんですけど、拭いても拭いてもすっきりしない。猫も、走っていると湿気でツツーっと滑っていっちゃうぐらい(笑)。住み始めてだいぶ経ってから、湿気が原因だとわかったんです。
それで、再度改装することになった時は、湿気を吸収してくれる自然素材を全面的に取り入れたいね、と話しました。(奥様)
2度目の改装は、自然素材を取り扱っているリノベーション会社、株式会社トラストに依頼。床はパインの無垢フローリング、壁はドイツ製のオガファーザーというウッドチップと再生紙を使った壁紙や珪藻土で仕上げることに。
さらに、2度目の改装時は、お子さん達が独立し、夫婦ふたりの生活になるタイミングだったことから、3LDKだった間取りの壁や扉を外せるだけ外して、ひと続きにしたと言います。
間取りを大幅に変えることになった最初のきっかけは、お風呂を広くしたかったからなんですね。足を伸ばして入れるお風呂が欲しいなと思ってトラストに相談したら、お風呂場を広くするには壁を壊さないといけないと言われて。だったら、他の部屋の壁も一緒に取ってしまおう、となったんです。(ご主人)
ひと続きにしたら、風通しもさらによくなりましたし、ドアがなくなったので、猫も毎回ドアを開けてやる必要なく、自由に行き来できるようになりました。
エアコンもほとんど使わなくなりましたね。エアコンのスイッチを入れるのは、窓を閉め切らなければならない梅雨どきや台風のときぐらい。このあたりはもともと温暖ですから、冬も室内を一気にあたためたいときにつける程度です。(奥様)
リノベーションは壁と床、バスルームだけにとどまりません。天井仕上げを取り払って、空間をさらに広くするという提案をしたのは、リノベーション会社ではなく、ご夫妻のほうからだったとか。
窓から同じのマンションの別の棟が見えるんですが、あの三角屋根の下はどうなっているんだろう、と妻と話していたんですね。この部屋も最上階で、外から見ると上部は三角屋根になっているんですが、天井は普通の高さで、水平に板が張られているわけです。
それで、トラストに聞いたら『天井板を取って高くできますよ』と。
マンションの管理組合にも確認したところ、最上階に住んでいる方は天井裏までが専有部分なので問題ないですよ、ということだったので、じゃあ取ろう! と。(ご主人)
床面積は広げられないけど、縦には広げられるよね、と思って(笑)。現在リビングとして使っている部屋と寝室の天井を取りました。
リビングはもともと和室でしたが、フローリングのリビングにするにあたって押入れをなくしてしまったので、寝室の上にロフトを設け、押入れに代わる収納スペースにしました。(奥様)
また、ご夫妻のこだわりは玄関にも。
テラコッタが敷き詰められた広い玄関の片側には、大きなシューズクローゼットが設けられ、段差なく廊下へと続いていて、まるで外国の住まいのよう。
マンションの玄関の上がり口が段差になっているのって意味がないと思ったんですよね(笑)。(奥様)
前は玄関側に出っ張るように収納がついていたんですが、それを撤去して、隣の洋室側に引っ込める形でシューズクローゼットを付けました。
我が家はスリッパを置いていないんですが、素足で木の床を歩くとほんとに気持ちがいい。ぜひここでは素足の暮らしを楽しんでほしいですね。(ご主人)
そんなこだわりのつまったお住まいですが、ご高齢のお母様との同居を機に、住み替えを決意したとのこと。
自然素材にしたことで、悩まされていた湿気もまったくなくなりましたし、本当に心地よい住まいになったと思います。
自然や海が好きな若いご夫婦なんかには特におすすめしたいですね。ご近所もおおらかであたたかい人ばかりですし、床は無垢材にした時に、下に防音シートを敷いたので、子育てにぴったりのはず。
また、自分たちの好みにリフォームもしやすいですよ。無垢の床はやすりをかければ傷も目立たなくなりますし、オガファーザーの壁紙は、傷んだり汚れても上から塗装するだけできれいになります。(奥様)
無垢の床はナチュラルカラーなので好みの色に着色してもいいし、ひと続きになっている空間はもちろんドアをつけて区切ることも。リビングは壁を立てて2部屋にし、子ども部屋にしてもいいかも。
ぜひ、自分たちらしい住まいにカスタマイズしながら、湘南暮らしを満喫してください!
取材・文:吉田タカコ/撮影:cowcamo/写真提供:株式会社トラスト