初台の街を散策しながらスタート!

写真

初台は東京を代表する “文化と芸術の街” 。/左上・初台駅に直結している「新国立劇場」。こちらではバレエやオペラ、演劇など質の高い現代舞台芸術を鑑賞できます。/右上・こちらはオフィスやショップ・レストランが入る複合施設「東京オペラシティ」。中にはクラシック専門のコンサートホールや、音響に優れたリサイタルホールもあります。/左下・同じくオペラシティ内のベーカリーレストラン「Le Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)」。ベルギー発のシンプルなパンやタルティーヌ、クロワッサンがオススメ。朝8時から開いているので、たくさんの種類のジャムやチョコスプレッドを添えたモーニングが日常化しそうですね。/右下・オペラシティの中にはスーパー「成城石井」があります。駅からの帰りしなにはこちらをご利用いただき、休日にはマンションから北西に進んだところにある「サミット」を利用するのがオススメ!

売主さま

「初台」は新宿に近く超都心ですが、文化的な面がある一方、商店街があって庶民的な味わいのある街でもあります。新宿周辺でバリバリとお仕事に励まれている方が、愛着を持って帰りたくなるような家を造りたいという想いから、今回のプロジェクトは始まりました。

住宅街の中に建つ “渋レトロ” なマンション

写真

左上・マンションが建つのは、戸建て住宅が多く建ち並ぶ閑静なエリア。初台駅からは徒歩10分ほど。/右上・ゆとりある広さのシンプルなエントランス。 /左下・オートロックではありませんが、エントランス脇には管理人室があるため防犯面は安心です。/右下・お部屋のある5階まではエレベーターでどうぞ。ドアの黄色が可愛いですね。

ドキドキ・・・
いざ、玄関ドアオープン!

写真

ババンッ! いきなり現れるのは、こちらの奥行きある土間空間! 電気の配線や足場板、スチールの質感がカッコイイ♡ いきなりハートを鷲掴みされてしまいました。これだけ長さがあるので、いろんな用途に使えそう。例えばどんなことが考えられるでしょう?

売主さま

今回、20代〜30代のおひとり暮らしをされている男性の方か、お若いDINKSの方々をターゲットとして内装工事を進めました。こちらの土間にはロードバイクを置いたり、スニーカーをずらりと並べたり、観葉植物をモサっと置いていただくことを想定しています。いずれも “ただ置く” のではなく “ディスプレイのように並べる” 感じで楽しんでいただきたいですね。

写真

確かに、室内から見てもこの存在感です。この無機質な空間を、ご自身のお気に入りのもので少しずつ埋めていく・・・想像しただけでニンマリ。床がモルタル仕上げなので、植物の水やりもストレス少なくできそうですよね。

室内に目を向けてみましょう

写真

北西側には、ずらりと3つの窓が並んでいます。そのおかげでめちゃくちゃ明るい! 約16.6帖の広さがあるのですが、お部屋の隅から隅まで視線が通るので、より広く感じます。

写真

反対側から見るとこんな感じ。LDKの中心に鎮座する、存在感抜群のキッチンが気になりますね。

という訳で
キッチンにフォーカス!

写真

キッチンは、アイランドと壁付けを組み合わせた “Ⅱ型” 。油ハネの気になるコンロは壁側にあり、アイランド側にシンクという配置です。そして収納スペースもたっぷり♡ シンク下にはワゴンを買ってくるとよさそう。そして壁側にも引き出しの付いていないガランドウのスペースがあるので、こちらに炊飯器とかを置くのがいいんじゃないでしょうか?

売主さま

おひとり暮らしの男性であればそこまでお料理はしないかもしれませんが、若いご夫婦にとってキッチンはとても大切な要素になると考えまして、職人さんに依頼して手づくりのキッチンをご用意しました。

写真

シンクの前に立つと、目の前には3つの窓。面倒な洗い物なんかも、これだけ開放感があれば明るい気持ちでできそうですね♪

売主さま

北西向きの窓からは、夕日が沈んでいくのを眺めることができますし、晴れた日には富士山も望めます。窓の位置を意識してキッチンのレイアウトを決めました。

写真

アイランドの側面にはオープン棚が付いています。棚板の切り口にスチールをビス止めしたり、シンク下の部分だけグレーに塗装したり・・・細かな意匠に職人さんのこだわりをひしひしと感じ、頭が上がりません。本当、もうこれは家具のレベル! 次に右手に見える引き戸の中を覗いてみましょう。

LDKからアクセスする水まわり

写真

引き戸を開けると、中は水まわり! 床が濃グレーのタイルに切り替わりました。/左・一見シンプルなユニットバスですが、照明にご注目ください! 内装のテイストに合うものに取り替えられていますよ。/中央・この洗面スペース、めちゃくちゃ可愛い〜〜♡ 壁に取付けられた棚がいい味出してます。ここはひとつ、蔦の垂れた植物なんかを飾って彩ってみてはいかがでしょうか? /右・トイレはタンクレスで、セミオープンな空間。

LDKに戻って参りました

写真

LDKの奥にやってきました。土間までスッと視線が通りますね。皆さま、手前に写っているベンチが気になりませんか? なんとこちらも職人さんによる手づくり! そしてお部屋に付いてくるというお話しです!!

売主さま

LDKでは開放感を味わっていただきたかったので、空間を分断するような壁は立てず、背の高い家具も置きませんでした。でも空間をゆるく分けるような仕掛けがほしかったんですね。そこで考えたのがこのベンチです。楽に動かすことができますので、お好きな場所に置いていただいて、ゆるりと空間を仕切るのに役立てていただきたいです。でも窓際に置いて植物をディスプレイしたり、マガジンラックのように使っていただくのも素敵ですよね・・・住まう方がどんな使い方をされるのか、こちらも楽しみです。

LDKの一番奥には・・・

写真

左がデスクスペース、右が収納です! 収納の扉は大きな引き戸になっていて、開ける時は左に引っ張ります。天井で吊っているので、デスクスペースの床がスッキリしていますね。そして予想が当たった方はお見事! 扉は黒板塗装が施してあるので、チョークでカッチョイイアートを描くのも素敵♡

バルコニーに出てみましょう

写真

じゃ〜んっ、この気持ちのいい抜け〜〜!! ここから夕日を眺めたり、富士山を眺めたりできる訳です。ああ贅沢・・・。

写真

バルコニーには花台があるんです! 大小の多肉植物を植えて “西海岸風” にしてもいいですし、お料理に使うハーブを育てるのもいい。せっかくなので有効活用したいところ!

最後に約5.5帖の洋室へ

写真

洋室への入り口はキッチンの横にあります。こちらも2面に窓がある、とっても明るい空間!

写真

奥には広いウォークインクローゼットが。写真左側の壁に付いているふたつの出っ張りも、ハンガーパイプの一種。お気に入りやヘビロテのお洋服だけここに掛けるのもいいですね。

売主さま

3面に窓のある恵まれた住戸ですので、全体を通してそのポテンシャルを活かすようなプランニングを心掛けました。感度の高い方にお住まいいただき、ライフスタイルをより一層豊かなものにしていただけたらうれしいです!

マンションの周辺には

“美味しいお店” がたくさん

写真

昔ながらのお店から、新しくオープンしたお店まで、選択肢は様々! 好みの一軒を見つけてみてはいかがでしょうか。/左上・マンションから徒歩4分の「Cafe & Dining popolare(ポポラーレ)」。パスタやピザがいただけるランチメニューのほか、お願いすればバーズデーケーキも用意していただけるそうなので、特別な日に利用するのもいいですね。/右上・釜焼き本格ナポリピッツァを食べるなら「イタリア食堂June」。ワインも本場シチリアのものをいただけるそう。/左下・「不動通り商店街」の中にある「Cafe NABE」では、店内でミニコンサートを催すこともあるそう! 忙しい日々の中で、ゆったり音楽と珈琲に浸る “贅沢時間” を過ごしたくなったらこちらへ♡ /右下・不動通り商店街の中には昔ながらのパン屋さん「くるみの木」もあるので、朝ごはんやランチにいかがでしょうか。

cowcamo

cowcamo report

竣工前から「これは争奪戦になりそうだ」と思い、COMING SOON記事を公開していたこちらの物件。ついに出来上がり、実際に室内を見てみると “目が♡ ” の連続でした!

「どんな方がここに住まうんですかね? 」という話を売主さまとしていた時に、思い描いていた人物像がドンピシャで被っていて大盛り上がり(笑)。ズバリそれは、雑誌POPEYEやBRUTUSを愛読しているような “シティボーイ” ! カウカモでは笹塚・初台・幡ヶ谷エリアをシティボーイの住まう場所として妄想記事を発信することが多いのですが、今回の物件はまさにそれの “ド・ストライク” といった感じ。だってこのエリアって、渋谷にも、代々木上原にも、下北沢にも、三軒茶屋にも自転車ひとつで行きやすい場所ですからね。

長い土間に愛車のロードバイクをディスプレイしよう。スニーカーのコレクションをこれ見よがしに並べよう。でっかい観葉植物をLDKにドーンと置こう。剥き出しの天井からエアプランツを吊るそう。ベンチの上にレコードプレーヤーを置いて、座面の下にレコードを並べよう。グラフィックデザイナーの友人を招いて、黒板塗装の上に飛び切り格好いいアートを描いてもらおう・・・!

ここでの暮らしに妄想が止まらなくなった方、これはもう運命かもしれませんよ。まずは現地に足を運んで、自分のライフスタイルにしっくりと馴染みそうかご確認ください。お待ちしています!

取材・文・撮影:cowcamo