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トップライトから注ぐ光がカーテンを透かし、やさしく揺れる。一面のシェルフでは今日も『お気に入りたち』が居場所を見つけ、いきいきと並んでいる。珈琲を淹れてスカイルーフへ出ると、緑道から涼やかな風が吹いた。内と外が繋がる我が家は、どんな時代でも心地よく、そして美しい。

世田谷区三宿(池尻大橋駅徒歩9分)
1R / 56.45㎡ / 6,480万円

売主さまのご紹介

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Hさまご夫婦

30代のお若いご夫婦は、なんと共に大手ゼネコンに勤める設計者。「いつか自分たちが設計した家に住んでみたい」という夢を叶えたのだそう。今回は売主さまがカメラマンさんに依頼して撮影された写真と、筆者が撮影した写真を混ぜながらご紹介していきます。

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家で過ごす時間が長くなり、ますます人気が高まっているのが「ルーフバルコニー」や「専用庭」付きの物件。今回ご紹介するのは “ちょっと不思議なワンルーム” と、開放的なスカイルーフが重なる住まいです。

目の前が緑道だから 日常が色鮮やかになる

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四季折々の花が咲き、木々が呼吸し、せせらぎでは鯉が泳ぐ。最寄りの「池尻大橋」駅からは、こちらの目黒川緑道と烏山川緑道を進みます。駅前の騒がしさから一転、地域住民の方々によって手入れされているこちらの緑道沿いは、マイナスイオンと静けさに包まれています。

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今日は住宅地として人気の “三宿エリア” に所在する物件をご紹介します。ペットの飼育が可能なので、ワンちゃんのお散歩ルートに困ることはなさそう。人にも犬にも気持ちがいい環境、素敵ですね。

見えてきた!

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左上・2003年1月に竣工した、全21戸の低層レジデンス。/右上・エントランスには緑道からアクセスします。駐車場は機械式で、2020年7月現在空きありとのこと。月額使用料は33,000円〜35,000円です。/左下・オートロックと宅配ボックスが備わった共用ロビー。週に4日清掃員さんがいらっしゃる、巡回管理です。2016年に初回の大規模修繕工事が終了し、建物はきれいに保たれていますよ。/右下・エレベーターに乗って、最上階の3階まで。空が見渡せて気持ちがいい! 屋根が付いているので雨にも濡れません。

お邪魔します

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左・玄関ドアを開けると、右手には上下に分かれた下足入れ。間のカウンターには建築模型が置かれていました。鍵などの細かいものはこちらへ。/右・玄関ドア側を振り返ったカット。下足入れのお向かいにも棚板付きの収納があり、かさばる書類やお掃除用具などもしまっておけそう。

うわぁーーーー!

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……と思わず声が漏れた、圧倒的な空間美。華奢な階段が吹き抜けで渦を巻き、トップライトからは光が降り注いでいます。

ご主人さま

設計のテーマは『wonder the one room』です。雰囲気や空気感で室内を仕切り、どこからでも螺旋階段とトップライトを感じることができる “少し不思議な” ワンルームを目指しました。

奥へ進むと

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壁一面のシェルフ、無垢(ナラ材)の幅広フローリング、モールテックス仕上の土間、S字を描くカーテンと、心ほころぶ要素がたくさん。

ご主人さま

ここも天井高が2.7mくらいあって、一般的なマンションより30cmほど高いんですよ。

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だからこんなに開放感があるんですね。面としてだけでなく、体積として豊か!

カーテンの先には

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左上・ベッドスペースがありました。天井に2本レールがあることにご注目ください。/右上・薄手のカーテンだけを閉めるとご覧のように透け感がありますが、中の分厚いカーテンを閉めるとほとんど中が見えないよう工夫されています。/左下・ヘッドボードにプロジェクターを置いて、厚手のカーテンに映画を投影することもあるのだとか。なんともロマンチック♡/右下・こちらがカーテンを2枚重ねた様子。ベッドが見えなくなりましたね! ちなみに現在置かれているベッドのサイズはダブルです。

ご主人さま

S字状のレールとフルハイトカーテンは、僕たちがこだわったポイントのひとつです。閉めた時、カーテンのウェーブが均等に出るよう工夫しました。

奥さま

ふたりの生活リズムが若干違っていて。夜遅くなったとき相手を起こさなくてもいいように、視線や光を遮れるようにしたんです。

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追加工事が必要ですが、この一角に壁を立てて個室化することもできますね。ご希望の方は、カウカモエージェントへご相談ください。

空気がこもらない ウォークインクローゼット

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同じくカーテンで目隠しできるウォークインクローゼット(WIC)。広さは約1.6帖です。片側の壁は天井まで届いていないので、空気が流れる点がいいですね。奥はコートなどの長物と引き出し収納、手前は上下にパイプが備わっており、コンパクトながらも機能的に設計されています。

奥さま

セミオーダーでつくった特注品なので、見た目以上に大容量ですよ。

バルコニーへ

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左・ウッドデッキが張られたバルコニー。正面に別の建物があるので、売主さまのように背の高いグリーンを飾ると視線が気にならなそうですね。/中央・眼下には緑道が走っています。/右・ちなみにバルコニー横の一部が、カーテンで隠せる収納のスペースようになっています。

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生活感の出やすいエアコンもここに隠されています。こういった気遣いあるプランニングができるのは設計者さんならでは! さすがです。

不思議な土間

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床の1/3くらいを占める、モールテックスの土間。どのような意図を込めたのでしょうか?

ご主人さま

各エリアに不思議な距離感を持たせたかったんです。実は “土間が空まで繋がっていく” 姿をイメージして、階段の踏み面にも色違いのモールテックスを塗ったんですよ。

主(あるじ)の個性が滲み出る 壁一面のオープンシェルフ

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デスクスペース、ドレッサー、本棚、テレビ台、飾り棚、などなど。たくさんの機能を持たせたシェルフも、もちろんオリジナルで造作。写真では点いていませんが、一番上の段には間接照明が仕込まれています。空間全体を柔らかく照らしてくれますよ。

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ギターが飾ってあるところには、現在ハンガーパイプが取り付けられています。お気に入りのお洋服を掛ければ、まるでショップのディスプレイのよう!

ご主人さま

“魅せる収納” が造りたくて。結果僕たち夫婦の暮らしを凝縮した、相棒のような存在になりました。

奥さま

実はフローリングの下に床暖房があって、カウンターで仕事してるときも足下が温かいんです。女性は特にうれしいかもしれませんね。

トップライトに照らされたキッチン

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扉(面材)とパネルだけ交換し、設備は既存を活かしたというキッチン。コンロの横に造作棚があり、その対面に冷蔵庫が置かれています。フライパンなどを引っ掛けるパイプや、調味料を置いておける小さな棚板があるのは、お料理好きな方にとってうれしいポイントなはず。

スカイルーフへ

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思わずキッチンの床に膝をついて撮影した螺旋階段。さあ、昇ってみましょう。

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階段の途中から撮影された一枚。土間、S字状のカーテン、魅せる収納と、 “3つのwonder” が見渡せるカットです。

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スカイルーフは広さが約15.5帖もあり、まるでセカンドリビングですね! 売主さまはタープを張って、一部日除けできるようにしていらっしゃいました。スロップシンクが付いているので、植物の水やりも楽にできそうです。

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左・空が広く、開放感たっぷり。/右・うれしいのが、お隣のスカイルーフとの間に背の高い仕切りがある点! 横が丸見えなルーフバルコニーも多いなか、実はこれって珍しいんです。

ご主人さま

僕は夜ここに来て、お酒を飲んだりするのが好きですね。友人を招いて食事したこともあります。周りに背の高い建物が少ないので、夜景がきれいなんですよ。

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自分の家にこんな空間があるなんて、本当に贅沢だし羨ましい!

階段を降りて 水まわりへ

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左・階段の奥、引き戸を開けると玄関、開き戸を開けると水まわりへとつながっています。/右・今回のリノベーション工事で一新したという洗面脱衣室。壁は2色のサーモンピンクで塗られていて可愛い! 洗濯機上の収納も取り付けたのだそう。

奥さま

写っていませんが、床に貼ったブラウンのコルクタイルが気に入っています。耐水性がいいし、寒い時期でも温かいんですよ。

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左・トイレの扉は折れ戸。奥には壁をくり抜いたニッチスペースがありました。/右・浴室。窓があって明るい! それに換気ができるのは本当にうれしいですね。

ご主人さま

浴室とトイレの便器は既存のものを活かしています。

周辺の魅力的なスポットたち

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左上・“三宿エリア” には、住宅街にひっそりと、隠れ家のように存在する美味しいお店が多数あります。こちらはフランス料理店「Lien(リアン)」。有名雑誌でも紹介されています。(350m 徒歩5分)/右上・本格派のハンバーガーがいただける「L.A.GARAGE(エルエーガレージ)」。(450m 徒歩6分)/左下・ヨーロッパの劇場のような建物は、アンティークファニチャーを扱う「THE GLOBE(ザ・グローブ)」。デコラティブなものからインダストリアルなものまで、様々なインテリアが揃います。(750m 徒歩10分)/右下・スーパーは「オオゼキ 池尻店」(200m 徒歩3分)か「オーケーストア 池尻大橋店」(260m 徒歩4分)をご利用いただくのが便利。駅まで行かずとも、家の近くに大型スーパーがあるのは助かりますね。

ご主人さま

「渋谷」からひと駅だと表参道・代官山・原宿などそうそうたる駅名が並びますが、「池尻大橋」ってその中でも少し控えめな印象ですよね。すごく住み心地がいいので、もっと評価されてもいいんじゃないかと思います。

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カウカモ編集部より

売主さまから売却のご相談をいただいた際そえられた、一通のプレゼンシート。おふたりがこの住まいにかけた想い、設計のコンセプトなどが、きれいに撮られた写真とともに綴られていました。『こういう思い入れのある物件こそカウカモの読者さまに届けたい!』と強く思い、今回取材へ伺ってきました。


取材日はあいにくの雨模様でしたが、緑の匂いいっぱいに包まれた緑道を歩くのは本当に気持ちがよかったです。そしてひょっこり顔を出したこちらのマンション。2020年7月現在、まだ築17年と新しく、古い建物に抵抗感のある方にもご検討いただけそうです。

お部屋に入って感じたこと。『ただただ気持ちがいい』、そのひと言に尽きます。奥にも縦にも視線が抜ける空間は開放感に溢れ、この豊かさは体積の大きさによってもたらされているのだと感じました。ひとつひとつが丁寧に設計されているので、あとはお気に入りのもので彩ってあげるだけ。きっとここに住み始めたら、暮らしの質が上がるはずです。


また、これだけプライベート感があるスカイルーフもたまりません。家にこもりがちな今だからこそ、こうして深呼吸できる場所が家にあるのは本当に貴重。しかも緑道からマイナスイオンが運ばれてきて、空気まで澄んでいる気がします。


ペットの飼育が可能なので、ワンちゃんなら緑道沿いをお散歩、ネコちゃんなら螺旋階段をキャットウォーク代わりに。彼らだってのんびり健やかに過ごせそうです。

緑道沿いの、美しくって、ちょっと不思議なワンルーム。大空も味方に付けて、新しい暮らしを始めてみませんか?

writer / editor:伊勢谷 亜耶子(一部写真提供:中村晃)

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