カオティックシティ「中野」

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左上・2018年度カウカモ編集部大忘年会の最終地点にもなった「中野サンプラザ」(450m 徒歩6分)。「中野」駅(徒歩9分)の目の前に鎮座するこの建物は、2024年前後に取り壊しが決定しており、今のうちに目に焼き付けておきたい景色です。/右上・中野の元気印「中野サンモール商店街」。活気あるアーケード内には、飲食店はもちろん生活雑貨店も豊富に揃っています。(400m 徒歩5分)/左下・商店街を抜けると、この街のランドマーク「中野ブロードウェイ」が。今ではすっかりサブカルの聖地と言われていますが、スーパーなど地域に密着した昔ながらのお店も入っているんですよ。(220m 徒歩3分)/右下・中野ブロードウェイを抜けると「薬師あいロード商店街」の入り口が。今回ご紹介するマンションはこの商店街の中間に建っているんです!

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素敵なカオス感が魅力でもある「中野」。『でもやっぱり、住む場所は落ち着いた場所がいい!』という方もご安心を。マンションが建っている「薬師あいロード商店街」は、賑やかな駅周辺や「中野サンモール商店街」に比べて落ち着いており、おだやかな雰囲気が漂っていますよ。

ありました

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こちらが今回ご紹介する、地上8階建て・総戸数65戸のマンション。商店街沿いらしく、1階にはテナントとしてカフェと美容院が入っています。

売主さま

建物は1968年竣工と、それなりに築年数が経過していますが、2013年に大規模修繕工事を実施しています。

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左上・商店街沿いにあるエントランスには、防犯カメラが備わっています。/右上・中に入ると集合ポストがズラリ。左手の共用廊下沿いには管理人事務室がありますよ。/左下・共用廊下を進むと、鮮やかなカラーのエレベーターが。/右下・住戸が所在する6階へときました。共用廊下を突き当たりまで進みましょう!

うれしい角部屋

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左・こちらがご紹介する住戸の玄関ドア。薄いピンク色がどこかレトロで可愛らしいですね! それではお邪魔しましょう!/右・ガチャリ……。

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左・廊下に上がり、土間を振り返ったカット。土間自体はコンパクトですが、下足入れが備わっているので、靴が散乱してしまうということはなさそうです。/右・廊下に並んだドアは左手が水まわり、突き当たりはダイニングキッチン(DK)につながっています。

まずはDKから見てみましょう!

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うん、明るい! 東向きの腰窓から光がたっぷり差し込んできます。

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対面式キッチンの上部には、ライティングレールが備わっているので、お好きな照明をお好きな位置に設置することができますよ。

スコーン!

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東向きの腰窓から外を見ると、スコーンっと視線が抜ける気持ちのいい景色が !

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腰窓の前から洋室A側をパシャリ。写真のように引き戸を開け放てば、洋室Aにある南向きの掃き出し窓からも採光する事ができますよ!

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DK自体は約8帖とコンパクトですが、洋室Aとつなげることで二面採光になり、開放感UP!

約5帖の洋室Aへ

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南・東二面に窓があるので、帖数以上に広く感じました。

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DKとを仕切る引き戸を閉めるとこんな感じ。腰窓の向かいには扉に鏡が付いたクローゼットが備わっています。

南向きのバルコニーへ

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南向きのバルコニーからは「中野」駅側を望みます。少し先には「中野サンプラザ」の姿も。変わりゆく街並みも、東京らしい景色なのかもしれませんね。

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奥行きにゆとりがあるバルコニー。手すりの下には、観葉植物を置いておけそうなカウンターがありますよ。

室内に戻りましょう

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洋室AからDK側を見ると、ダイニングスペースの奥にもうひとつ個室が! 見てみましょう!

売主さま

この住戸の間取りは2DKです。ただ、すべての居室同士が引き戸で仕切られているので、開け放ってつなげたり、それぞれ個室として利用したり、フレキシブルに間取りを変えて暮らすことができますよ。

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ライフスタイルや気分に応じて間取りを変えられるなんて……まるでカメレオンみたいですね(笑)!

約4帖の洋室B

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約4帖と、ややコンパクトな洋室B。こちらにはクローゼット、オープン棚、東向きの腰窓が付いています。

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すべての居室に窓があるのはうれしいポイント! ただ、腰窓左手の天井は、梁の影響で天井が低くなっています。配置する家具のサイズにはご注意ください。

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腰窓の前から。正面の引き戸は水まわりにつながっています。

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水まわりへの動線は、廊下と洋室Bからアクセスできる2WAYなんです!

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洋室BからDK側を見るとこんな感じ。個人的にはふたつある個室のどちらかを寝室にして、もうひとつはリビングスペースとして利用するのがおすすめ! おひとり暮らしでしたら、写真のようにすべての引き戸を開け放って、ワンルームとして利用するのもありかも?

水まわりをチェック

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左・洋室Bから洗面脱衣室へ。写真には写っていませんが、左手には廊下につながっているドアがあります。/中央・バスルームには浴室乾燥機が備わっています。/右・トイレには北向きの窓があるので明るく、換気もしっかりできそうですね◎

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洗面脱衣室の天井の一部も、梁の影響で床からの高さが低くなっています。身長約175cmの筆者でも頭が当たるくらいでしたので、背の高い方はご注意くださいね。

まだまだ深い 「中野」の魅力

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左上・昭和の香りが今尚残る「中野新仲見世商店街」。写真奥には中野最強のディープスポットと言っても過言ではない「ワールド会館」の姿も。 (300m 徒歩4分)/右上・美味しい焼き魚をいただける「陸蒸気」。大人気店なのでディナーは予約必須! 平日はランチ営業もやっていますよ。(450m 徒歩6分)/左下・「YAMIYAMI(ヤミヤミ)カリー」では、カジュアルな店内で、スパイスの効いたアジアンテイストのカレーを楽しめます。テイクアウトもできるそう。(200m 徒歩3分)/右下・にぎやかで、ちょっとカオスな中野に疲れたら「中野区立中野四季の森公園」へ。芝生でのんびりもよし、公園に面しているカフェテラスでくつろぐもよし。喧騒を忘れてリフレッシュしましょう。(700m 徒歩9分)

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カウカモ編集部より

今回の舞台は「中野」。サブカルのメッカとして知られるこの街は、“一度味わったら癖になる” カオスな魅力があります。生活するイメージが沸かない方もいらっしゃるかと思いますが、駅の中心から少し外れると、意外と閑静な顔が見えてくるんです。JR中央線・総武線・東京メトロ東西線が乗り入れており、交通利便性も◎ “実は住みやすい街” としてカウカモ編集部でもよく物件を紹介しています。


ご紹介するマンションは、中野ブロードウェイを抜けた先にある、のんびりとした「薬師あいロード商店街」沿いに建っています。駅から歩くと、まさにカオスと落ち着きの両面を体感することができました。


地上8階建て・総戸数65戸の建物は、1968年竣工とそれなりに築年数が経過していますが、2013年に大規模修繕工事を実施済み。また、1階には商店街沿いらしくカフェと美容院が入っています。自宅からほぼ歩かずに、美味しいコーヒーが買え、散髪もできるのはうれしいですね(笑)


住戸は6階に所在する2DK。個室はそれぞれコンパクトなサイズ感ですが、居室同士を仕切る引き戸を開け放つことで、フレキシブルに間取りを変えることができるんです。


ふたつある個室のどちらかを寝室にして、どちらかをリビングスペースにしたり、すべての間仕切り扉を開け放ってワンルームにしたり。ライフスタイルに合わせて、“カメレオン” のように姿を変えてくれますよ!


個人的に、洋室AとDKを合体させるのがおすすめ。南東二面採光になるので、より開放感と明るさを感じることができます。また、すべての居室にある東向きの腰窓からは、抜けのある眺望を楽しむことができますよ。


ちょっと気になったのはマンションのセキュリティ面。防犯カメラと管理人事務室はありますが、オートロックが備わっていないので、人通りの多い商店街沿いから、いつでもマンション内に入ることができてしまいます。通行人を見る限り、学生やご高齢の方が多かったものの、その点は考慮した上で、ご検討いただいた方がいいかもしれません。


また、住戸内では、梁の影響で天高が低い場所がいくつかあります。背の高い方は現地でお確かめになった方がいいかもしれません。


さあ、あなたならこの “カメレオン” をどんなふうに飼い慣らしますか? きっと、あなたにフィットしたスタイルに姿を変えてくれるはずです。お問い合わせ、お待ちしております。

writer / editor:酒井 大作