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ちょっとしたホテルのような、優雅な雰囲気の漂うロビー。壁でスポットライトを浴びているのは、カシニョールなどのリトグラフです。そして写真に映らないのが残念でなりませんが、さりげなくクラシック音楽が流れております!

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今回ご紹介するのは、かつてのお屋敷街としての面影を残す “西ヶ原エリア” のヴィンテージマンション。まずは建物の魅力から、たっぷりとお届けします!

ごきげんよう ヴィンテージマンションです

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大手ゼネコンの鹿島建設が1984年に手掛けた、総戸数95戸のマンション。建物の一部は本郷通りに面しており、1階にはテナントとして郵便局や薬局が入居しています。

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左上・ゆとりを持って造られたアプローチ。大きくカーブを描く庇(ひさし)に高級感が漂います。/左下・エントランスにはオートロックや防犯カメラを完備。管理人さんは週5日のご勤務です。/右・各階の共用廊下には吹き抜けからたっぷりと自然光が入ります。エレベーターで5階へ上がりましょう。

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取材時はエントランスで来館者表に記入してから、専用の腕章を貸していただいて撮影に入りました。高い防犯意識、いいですねー!

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左・左手前がご紹介する住戸の玄関扉です。なんと共用廊下にまでスピーカーがあり、まだBGMが聴こえています。夢からさめる暇がない……/右・石貼りの玄関には背の高いシューズボックスが備わっています。まずは正面にある両開きのドアを開けて、LDKから見ていきましょう。

約24帖のLDK

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入った瞬間に、ゆとりを感じる広さです。手前にやや奥まったコックピットのようなキッチン、そしてダイニングエリア。その奥に、パッと明るいリビングエリアが広がっています。

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うーん、明るい! 南西・北西の二面採光なので、日当たりも風通しも花マルです◎

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反対側からもパシャリ。それでは、さっそく南西向きのバルコニーへ出てみましょう。

うわぁ……

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き、気持ちいい……。視界の下半分は敷地内の豊かな緑、上半分は大空です。なんと贅沢な!

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バルコニーは奥行きにも幅にもゆとりがあり、ファミリー分の洗濯物でもラクに干せそう。背もたれが高いタイプのアウトドアチェアを置きたいですね♡ 水栓が備わっているので、グリーンを育てるのもいいかも。

LDKに戻って

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続いて、中央のグレーの引き戸を開けて洋室Aへ。そのあと、奥のキッチンエリアをチェックしましょう。

約5.8帖の洋室A

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北西向きの窓がある洋室A。引き戸を開けると、三面にハンガーパイプが備わった頼もしいウォークインクローゼット(WIC)があります。

売主さま

各室の窓辺に設置されているのは空調機器です。こちらのマンションではセントラル空調システムが採用されているため、月々の共益費のほかに別途その費用が発生します。あらかじめご了承ください。

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なるほど、いつも快適温度なのはうれしいですね。……個人的には、セントラル空調が導入されていると、ヴィンテージマンションらしいなぁ〜とテンションが上がります(笑)

収納&キッチン

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左・洋室Aとキッチンの間には、可動棚付きの収納がふたつ備わっています。/右・身体の向きを変えるだけで効率的に作業できる “コの字型” キッチン。3口のIHクッキングヒーターと、食洗機を完備しています。

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キッチンが少し奥まっているのは、お好みが分かれるところでしょうか? コックピットのようにすっぽり収まってお料理できるので、使い心地はよさそうですよ!

廊下に戻って

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左・このあとは、残りふたつの洋室と水まわりを順番に見ていきましょう。/右・トイレには幾何学模様のアクセントクロスがあしらわれています。

約4.8帖の洋室B

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洋室Bには北西向きの掃き出し窓があり、先ほどご紹介したバルコニーへアクセスすることが可能です。備え付けの収納はありませんが、しっかり空調は効いています◎ 書斎やワークスペースとして活用するのもよさそうですね。

約7.7帖の洋室C

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3つのうち一番大きい洋室Cは、南西・北西の二面採光。ダブルベッドを置いてもまだまだ余裕がありそうな広さです。

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反対側には、背の高い収納が3つ備わっています。

最後に水まわりへ

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左・洗面化粧台は下部がキャビネットになっており、収納たっぷり◎ 奥の壁にはブラウン系のタイルがあしらわれています。/右・バスルームは1216サイズ。浴室乾燥機を完備しています。

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物件の最寄りは東京メトロ南北線「西ヶ原」駅(徒歩2分!)ですが、JR山手線が乗り入れる「駒込」駅も徒歩圏内!「駒込」駅までは自転車のほか、20分間隔で運行しているコミュニティバス「Kバス」(運賃は一律100円♡)が便利です。

「駒込」周辺をお散歩

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左上・「駒込」駅までは徒歩15分の距離。駅周辺にはグルメなお店が点在しています。/右上・こちらはジビエが楽しめるイタリアン「OSTERIA SELVAGGINA(オステリア セルヴァジーナ)」。手作りフレッシュチーズの販売も行っています。(1.2km 徒歩15分)/左下・おしゃれなカフェも、もちろんあります。「澁澤珈琲」は開放的な店内でスペシャルティコーヒーがいただける隠れ家的スポット。(650m 徒歩9分)/右下・国の名勝に指定されている「旧古河庭園」が庭代わりという贅沢な環境も魅力。洋館×日本庭園×バラ園という夢のコラボレーションをぜひ。ちなみに洋館は「鹿鳴館」でお馴染みのJ・コンドル建築です!(450m 徒歩6分)

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カウカモ編集部より


マンションの共用部に、うっとりです。こんなに、ついウロウロしたくなる共用部なんて珍しいかも。緑を望むホテルのようなロビーに、スポットライトで照らし出される絵画、そして館内のどこを歩いていても自然についてくる有線のクラシック音楽! もう共用部というより教養部です。余談ですが、管理人さんもとてもにこやかで、建物の雰囲気とぴったりの方でしたよ(笑)

見た目の品のよさだけではなく、行き届いた清掃や防犯意識の高さが管理のよさを実感させてくれるはず。私なら、こういう管理のところに住みたいとしみじみ思います。まさにヴィンテージと呼ぶにふさわしい、風格漂うマンションです。拍手!

それでいて衝撃的なのは、この物件、最寄り駅から徒歩2分というエキチカぶりなんですね。ヴィンテージというと丘の上とか陸の孤島で駅徒歩18分とか、そういう場所に鎮座しているイメージがあったのですが、こちらは驚くほどアクセスがいいです。物件の周辺には警察署に消防署、大型の病院や国立印刷局(お札の生まれ故郷)が建ち並んでおり、各施設の守衛さんに見守ってもらっているような安心感があります。

こんな環境の中で、緑色の風を感じながら家族でゆったりと暮らせたら……すごくいいのではないでしょうか! 今回は5階の南西角という、恵まれた住戸位置の物件です。窓を開け放ったときの気持ちよさ、ぜひ現地にて体感してみてくださいね。

writer : 小杉 美香 / editor : 坂上 翔子・軽部 優海