「半蔵門」駅からスタート

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左上・今回ご紹介する物件の最寄りは、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅。マンションまでは、わずか徒歩3分の距離です!/右上・駅の5番出口を出てすぐ目の前にあるスーパー「マルエツプチ 一番町店」(220m 徒歩3分)。少し歩きますが、徒歩10分(800m)のところには「成城石井 麹町店」もあります。/左下・マンションは2019年3月現在、「千代田区立麹町小学校」の学区。校舎は近代的なビルで、「千代田区麹町出張所・麹町区民館」も入っています。(500m 徒歩7分)/右下・厳かな佇まいの「駐日英国大使館」。この裏手に、目指すマンションが建っています。

威風堂々と

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フラットな道を進み、交差点の角に姿を現したのは、ベージュのタイルと角ばったデザインがモダニズム建築を連想させる建物。2019年3月現在築36年、総戸数64戸の中規模マンションです。

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ちなみに、徒歩1分(35m)の場所にはコンビニ「ローソン 千代田一番町店」がありますよ◎

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左上・エントランスは、低い段差を数段上がった先に位置しています。/右上・2基のエレベーターを備えるエントランスホール。オートロックはありませんが、来館者は必ず管理人室の目の前を通る構造です。各所に防犯カメラも設置してあり、防犯意識の高さがうかがえましたよ。/左下・物件が所在する、最上階の10階に上がってきました。住戸の入り口は、右手の階段から半フロア下った共用廊下の先にあります。/右下・共用廊下は、吹き抜けを囲うような造り。

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複雑な構造美が吹き抜けから差し込む光に照らされていて、まるで美術館みたい・・・。こちらでは集中給湯方式を採用しているため、毎月の管理費・修繕積立金のほかに給湯ガス基本料金が必要となります。ご留意くださいね。

おじゃまします!

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左・帰宅時に『ほっ』としそうな、ゆとりある玄関土間。右手にはご家族分の靴が十分に収納できそうなシューズボックスが備わっています。/右・廊下の曲がり角から撮影。廊下はJの字形をしていて、写真右奥には洋室Cとトイレにつながるドア、左手には洗面化粧室につながるドアが。さらに左側の奥へ進むと、LDKの入り口と洋室Bの入り口ドアがあります。

天井が高い! 17帖強のLDK

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南東向きの窓から、眩しい陽の光が差し込んでいます。ゆとりある約17.4帖の広さにワイドな形状が手伝って、大型のソファを置いても窮屈さを感じさせません。そして、天井にご注目あれ!

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天井が建物の屋根の形に沿って、斜めに高くなっているんです! 間接照明も効いて、開放感たっぷり。最上階ならではのメリットです。

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「天井の高い家にして、本当によかったわね」という会話シーンが思い浮かびました(笑)

我が家のキッチンは 片付け上手!?

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左・キッチンは壁付けのI型で、左手にカウンターキャビネットが設置されています。正面奥の扉の先には約1.2帖のランドリールームがあります。/右・3口のIHクッキングヒーター、食洗機を完備。収納も豊富です。

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炊飯器や電子レンジを見えない場所に設置できるのがスマート◎ コーヒーメーカーなどおしゃれな調理器具はしっかり “魅せて” 、生活感がでるものを隠すのが、美しいキッチンづくりのヒケツだとか。

売主さま

キッチンは今回のリノベーションで交換した新品です。給排水管も更新してあるので、長くお住まいいただけますよ。

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カウンター越しにパシャリ。掃出し窓は左手半分がFIXになっています。続いて、バルコニーに出てみましょう!

空と「駐日英国大使館」を望む

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右側に背の高い建物が被っているのが残念ですが、左側は抜けていて、眼下に「駐日英国大使館」と「皇居」の緑が広がっています! 紅茶を淹れて、大使館の優美な建物を眺めながらティータイムといきたいですね。

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幅は少々コンパクトですが奥行きには余裕があり、洗濯物を干すには十分なスペース。屋根がないことで空が広く感じられるのはメリットですが、急な雨に洗濯物が濡れないようにご用心を。

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室内に戻ってきました。天井には見た目がスッキリとしたビルトインタイプのエアコンが備わっています。奥には引き戸で仕切られる洋室Aが。拝見してみましょう。

可変性のある 約6.2帖の洋室A

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このように間仕切り戸を開放すれば、LDKの拡張スペースとしてご使用いただけます。うれしいことに、こちらにもバルコニーが。

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左・バルコニーは先ほどご紹介したものよりもコンパクトサイズ。でも、緑はこちらからのほうがよく眺められます♪/右・間仕切り扉を閉めたところ。右手のドアは廊下につながっているので、独立した個室としてもお使いいただけますよ◎

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引き戸を閉じたところをLDKから撮影。普段は開け放っておき、来客の際にモノを隠したり、ゲストの宿泊部屋として使ったりするのが便利そう。

廊下に戻って洋室Bへ

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こちらは、南西向きの窓が備わっている約6.1帖の洋室B。梁や柱による出っ張りがなく、ベッドやチェストなどの家具が置きやすそうですね◎

約9帖の広々とした洋室C

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洋室Cは室内で最も広い個室。写真のようにシングルベッドを2台配置してもまだ余裕があるので、こちらに書斎を併設するのもアリかも。洋室Bと同様、こちらにも南西向きの窓が備わっています。

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左・“大中小” と3種類の収納が備わっているのもポイント! 写真奥の折れ戸を開けてみると・・・/右・じゃん! 内部はクローゼットとウォークインクローゼット(WIC)のハイブリッドになっていました。かさばる季節家電や旅行用のスーツケースなども、まとめて収納できちゃいますね。

最後に水まわりをCheck!

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左・洗面脱衣室には、ワイドな洗面化粧台が。右側は椅子を置いてパウダースペースとして使えます◎/中央・ゆったりと足を伸ばして入れる浴槽が備わったバスルーム。浴室乾燥機も完備しています。/右・トイレもゆとりある空間になっていて、左手には棚付きの手洗いが設置されています。

もう少し周辺を散策

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左上・「駐日英国大使館」の塀沿いに皇居方面へ歩いていくと、すぐに花見の名所としても知られる「千鳥ヶ淵公園」に行き当たります。サクラが満開の時期にはライトアップが行われるそう。(150m 徒歩2分)/右上・一見さんお断わりの老舗洋菓子店・レストラン「村上開新堂」。同じ建物内にある姉妹店「山本道子の店」の焼き菓子は誰でも購入可能ですよ。(230m 徒歩3分)/左下・カレーの聖地・神保町の名店「ボンディ」出身の店主が営む欧風カレー店「Petit feu a la Campagne(プティフ・ア・ラ・カンパーニュ)」。ランチタイムは混み合いますので、ご近所特権で空いている時間を狙うのが吉。/右下・JR中央総武線と東京メトロ有楽町線、南北線が乗り入れる「市ヶ谷」駅までは徒歩11分の距離。

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カウカモ編集部より

“一番町” というキーワードを見て、頭上に “!” が飛び出た方もいらっしゃるかと思います。そう、今回ご紹介する物件は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅より徒歩3分、多くの人が憧れるという “一番町アドレス” に立地するマンションの一室です。


マンションが建っているのは、「駐日英国大使館」の真裏。交差点の角に位置していますが、幸い周辺道路の交通量はそれほど多くなく、平日の昼間は行き交う人もまばらでした。建物は年を経るごとに渋みを増していきそうなデザイン。住戸や部屋を互い違いに配置することで採光性やプライバシー性を高めた雁行構造が特徴です。


角ばったスタイリッシュなデザインは外観だけにとどまらず、階段や廊下など屋内にも取り入れられています。共用廊下は吹き抜けを中心に据えた回廊のような造り。床の高さが変化するスキップフロア構造も相まって、ダイナミックな景色を生み出しているんです。その構造美に筆者は、画家・エッシャーのだまし絵が思い浮かびました。


住戸内も、そんな共用部と設計思想を統一したかのような間取りが印象的。中央の洗面脱衣室・浴室を半分囲うように廊下があり、その外縁に各居室が配置されています。約96㎡という専有面積の恩恵で、必要十分な収納容量を確保しつつ、3部屋の個室それぞれに6帖以上の広さがあってGood。光がたっぷりと入るLDKの窓には、「駐日英国大使館」や「皇居」の緑が映り、その先には丸ノ内のオフィスビルが展望できます。


また、最上階ならではの高い天井も大きなメリット。開放感のあるリビングスペースでご家族揃ってゆったりと過ごす映像がまぶたに浮かんできました。ティータイムに紅茶の香りと景色と会話を楽しみながら、優雅なひとときを過ごしてみたい住まいです。

writer / editor:中山 宇宴