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今回の舞台となるのは、カウカモ初上陸! 東急多摩川線「矢口渡(やぐちのわたし)」駅です。ほっこりローカルタウンを愛する皆さま、お待たせいたしました♡ 演歌が頭をかすめた皆さま、それは「矢切の渡し」ですのでお気をつけくださいね。『どこらへん?』かと言うと、『多摩川のそば、「蒲田」のお隣』をイメージしていただければと思います。

やってきました「矢口渡」

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左上・物件までは駅からフラットな道を歩いて12分で到着です。駅出口を出ると、環八通りから400mほど続く「矢口の渡商店街」が。“やぐちのわたし” の表記ルールを統一しないあたり、力んでない街の雰囲気が伝わってきますね(笑)/右上・道中には24時間営業のスーパー「西友 矢口ノ渡店」の頼もしい姿が。(600m 徒歩8分)/左下・街のパン屋さん「リヨン モアール」も通り道に。焼きたてのいい香りが、鼻先をふんわりかすめます。(800m 徒歩10分)/右下・「Cafe処 TSUNASHIMA-EN(ツナシマエン)」は、高品質なインドネシア産トアルコトラジャコーヒーが自慢のお店。まったりおしゃべりするお婆ちゃんたちに出会いました。(750m 徒歩10分)

奥行きのある 素敵なお顔立ち

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“商店街をまっすぐ歩ききって、「多摩川」が見えたら1回曲がるだけ” の簡単ルートで、ご紹介するマンションに到着です。豊かな植栽に囲まれたエントランスゲートの奥に、レンガタイル敷きのゆったりとしたアプローチが続いています。

売主さま

現在築40年のマンションですが、耐震補強工事を実施済みですので安心してお住まいいただけますよ。

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ペットは犬・猫1匹まででしたら飼育可能だそうです。

心尽くしの共用部

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左上・長いアプローチの先に、エントランスが現れます。さらに奥には、ベンチが置いてある人工芝スペースが。/右上・ふう。腰を下ろして、ひと休み。グリーンとレンガ色のコントラストに、葉陰が落ちて・・・いつまでも座っていたくなります。/左下・エントランスホールには、管理人さんのいる『フロントオフィス』と集合ポストがあります。カウンターに昔懐かしい “御意見箱” が設置されていて、ちょっとほっこり。/右下・築年数を感じさせないキレイなエレベーターです◎

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エレベーターの前にさりげなくベンチが置いてあり、『あっ、ここ住みやすそう』と思いました!

チーン 3階です

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左・総戸数121戸のビッグコミュニティだけあって、長い共用廊下。今回ご紹介する住戸は・・・この突き当たりにあります!/右・『ちょっと遠いよ!』と思われた皆さまに朗報です。駐輪場・駐車場の先にある非常階段を上がれば、住戸の目の前に到着できます。どっちみち歩くのですが(笑)、自転車や車でのお出かけから帰ってきた際はこちらのアプローチのほうが便利そう。

売主さま

駐輪場・駐車場の空き状況については随時お問い合わせくださいね。

愛しの突き当たり

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左・非常階段を3階まで上がるとここに出ます。階段は滑り止め付きで幅が広く、歩きやすかったです。/右・住戸の中に入りましょう。姿見が付いたシューズボックスの奥の扉は、水まわりへ続いています。そして左手には、洋室へと続くドアが。こちらは後ほどご紹介しますね。まずは中央のガラススリット入りのドアを開けてみましょう!

温かみあるLDK

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約13.3帖のLDKは、ベージュの優しい色合いで統一されています。南西向きの大きな掃き出し窓から、日差しがいっぱい♡

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窓を背に振り返って。右側には引き戸で仕切られている洋室A、キッチンの横の引き戸の先は洋室Bです。こちらも後ほど!

ゆったりキッチン

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キッチンの後ろには、冷蔵庫や食器棚を追加してもゆとりがありそうなスペースが。奥の可動棚にはぴったりサイズのバスケットなどを置いて、パスタもワカメも缶詰も、余った餃子のタレもイン!

窓が大きいって素敵

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キッチン前からリビングダイニング(LD)を眺めたところ。掃き出し窓がふたつ並び、開放感があって清々しい眺めです。おや? 右側のレンガ風の装飾は、アレですか?

売主さま

LDの壁には、調湿・脱臭効果のあるエコカラットを設置しております。

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宵越しの餃子の匂いは残さない主義です。

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洋室側から、視点を変えてもう一枚。カーテンボックスが付いているので、インテリアコーディネートがスタイリッシュに決まりそうですよ。

洋室Aの出現

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引き戸を閉めれば、約6.5帖の個室に早変わり。閉めても明るいなんて贅沢ですね〜。

それでは バルコニーへ出てみましょう

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植栽の緑が目に優しい◎ 目の前は隣接するマンションの駐車場なので、圧迫感なく大きな空を眺めることができますよ!

室外機の消失?

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左・LDK前、バルコニーの端から。/右・バルコニーの反対側から。

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あれ? エアコンの室外機どこ行ったんですか? 消えた?

売主さま

いえいえ、視点が違うんです。こちらは角住戸で、すべての居室を囲むように約28.6㎡のラウンドバルコニーが付いているんですよ。

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なんと! バルコニーが “コの字型” だったんですね。

すべての部屋をつなぎます

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ジャジャン。こちらはラウンドバルコニー南東側、ふたつの洋室にも面しているのがよくわかるカットです。気兼ねなく窓を開けられるのもうれしいですね。

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家族全員、自分の部屋から布団を干せるじゃないですか! みんなでやったら楽しそう(笑)

洋室Bへ (窓から)お邪魔します

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洋室Bは約5.7帖。窓の横には深さたっぷりのウォークインクローゼット(WIC)が備わっており、収納力はなかなかのモノです。引き戸には鍵がかかるようになっているので、思春期を迎えたお子さまのプライバシーを守れそう。

洋室Cにも (窓から)お邪魔します

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続いて、洋室Cは約6帖。こちらにも洋室Bと同じサイズ感のWICが備わっています。3つの中で唯一LDKに面していない個室ですので、こちらをご夫婦の主寝室にするのもアリですね。

最後に水まわりを

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左・洗濯機置き場の後ろにご注目ください。この小さな棚がニクイ! 洗剤&柔軟剤、置けますよ。/中央・バスルームは少しコンパクト。浴室乾燥機能を完備しています。/右・トイレにも吊り戸棚が。この “隙あらば収納” というスタンス、ありがたいですね。

家族に寄り添ってくれる街

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左上・ママさんと子どもたちの憩いの場となっている「おむすびとつみきのお店 ころりん」では、積み木やベビーマッサージのワークショップも開催されています。ちょうどお昼時だったので、玄米鶏ハムおむすびをいただきました。塩気が絶妙で美味しかったです!(650m 徒歩9分)/右上・「多摩川図書館」は歩いてすぐのところに。本は心の旅路・・・人生を豊かにしてくれますよね。(260m 徒歩4分)/左下・「多摩川児童館」へ足をのばしたら、何かのイベントが始まる時刻だったのか、ちびっこを自転車に乗せたママさんたちが次々と到着しているところでした。ちなみにお隣の集会室では、シニアの方々の太極拳講座の様子も。活気があってみんな楽しそう!(350m 徒歩5分)/右下・大きく開けた空と、川面を渡る風を感じて伸び伸び。やっぱり多摩川って気持ちいいですね〜。「多摩川大橋」の手前にはブランコのほか、ブタやリスのゆるーいアニマル腰かけも並んでいますのでご注目ください。(650m 徒歩9分)

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カウカモ編集部より

これまで東急多摩川線には数えるほどしか乗ったことがなかったのですが、今回の取材で「矢口渡」駅を目指して車両に乗り込んだとき『あっ!』と声をあげそうになりました。座席の色が、座る部分はブルー、背もたれは緑色で、ほかの壁は木目調の茶色。車内がまるで多摩川の河川敷のように見えて、妙にテンションが上がってしまいました。こちらは新型車両だそうです。よかったら、ご乗車の際にちょっと気にしてみてくださいね。

「矢口渡」は「蒲田」のすぐお隣の駅ですので、JR京浜東北線に乗り換えて「品川」「新橋」「東京」といったオフィス街へアクセスしやすいですよ。けれどその利便性の高さとは裏腹に、流れる空気はのどかそのもの。いい意味で、暮らしに特化した “帰ってくる街” といった印象です。保育園がマンション近隣にあるためか、ベビーカーやお子さま連れのママさん・パパさんの姿を多く見かけました。

マンションは現在築40年と年月を重ねてきているものの、管理の良好さがにじみ出ている健やかな佇まい。実際にご覧いただけば、丁寧にお手入れされてきた建物特有の “育ちのよさ” を感じられると思います。魅力のひとつである緑豊かな長いアプローチは、日々の通勤に潤いを与えてくれそうですよ。随時必要なメンテナンス費用を貯えてこられたのも、全121戸という規模あってこそ。専有面積約70㎡の住戸で、毎月の共益費の額が20,000円強で収まるというのもうれしいですよね。

そしてこちらの物件は、角住戸ならではのぐるっと囲むラウンドバルコニーが最大の強み。本当に『共用廊下の奥の奥まで歩いてよかった!』と思わせてくれる爽快感です。すべての居室に窓があるというのは大きな魅力で、この条件は外せないとお考えの方も多いのではないかと思いますが・・・写真でご覧いただいた通り、こちらの住戸は、すべての居室に掃き出し窓があるんです。それはつまり、ご家族がどこからでもバルコニーに “出られる”、しかも “出会える” ということでもあります。大きく空が開けた眺望ですし、例えば名月に誘われて、『おやすみ』の後にバルコニーでばったり。そんなひとコマが想像されました。

都内でこの価格で、しっかり広さがとれた個室が3つあって、すべての居室に陽の光がしっかり降り注ぎ、収納もいっぱいあって、緑も川もそばにある。・・・じゃあ一体何を諦めるというのだ⁉︎ とアラ探ししたくなるくらいです(笑)もしかしたらそれは “最寄駅のメジャーさ” 、かもしれません。ですがその点は、この場所に足を運んでいただけばきっとすぐに解決しそう。ほどよくローカルで自然体、この空気はご家族で日々を進めてゆくのにちょうどピッタリではないでしょうか。同じ東急線沿線の「ガオカ(自由が丘)」「ニコタマ(二子玉川)」のように、愛情と誇りを持って「ワタシ(矢口渡)ライフ」の始まりを宣言してください!

writer:小杉 美香 / editor:外山 友香