プチ・パリで暮らしましょう

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物件から「神楽坂」駅まで徒歩12分。日常使いすれば気分は “和製・パリジェンヌ” !

嗚呼ヴィンテージ

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建築界の巨匠フランク・ロイド・ライトに従事したアントニン・レーモンド氏の事務所によって設計された1971年竣工のマンションです。細かなレンガタイルと白い鉄格子が時を経た今でも色褪せないデザイン。

売主さま

2013年に耐震補強工事を、2015年には大規模修繕工事を行い、適宜メンテナンスが行われているマンションです。

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左手のスロープを上がると広々とした平置き駐車場があり、2023年6月現在2台空きがあります。屋根付きで月額23,000円ですが、少々狭いので利用をご希望の方は詳細をお問合せください。また道路に面したマンション1階には室内ゴルフのお店がオープン予定。裏手では新築マンションが、駐車場左では病院が建設中です。

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左上・植栽が美しいエントランスを入ると……/右上・管理人室と夜間オートロック、集合ポストが。とても親切で朗らかな管理人さんは平日9:00-17:00に勤務されています。/左下・“これぞヴィンテージマンション!” と唸りたくなる共用ロビー。ソファセットが渋い。壁にはレーモンド氏を紹介するパネルが貼られ、奥には宅配ボックスがありました。/右下・3基あるエレベーターに乗って5階まで。ちなみにエントランス階はLB(ロビー)表記です。キュン!

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まだまだうれしいポイントが。成長時の体長40cmまでの犬・猫を各住戸1匹まで飼育可能で、今回ご紹介する住戸には無償で使えるトランクルームまで付いているのです! 記事の後半でご紹介しますのでお楽しみに。

やったー!

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ドアを開けた瞬間ガッツポーズ! 隣接する「新宿区立 牛込弁天公園」の緑が目に飛び込んできました! LDKは約18.7帖とゆったりサイズです。

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キッチンは奥まった位置にあるので、ダイニングやリビングの家具がスッキリ映えそう。換気用の窓があるうえ、パントリー的に使えそうな収納、カウンター収納を置けそうなスペースまで確保されています。

ガバっと

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こちらのサッシ、左右に大きく開くのです◎

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サッシは機密性の高いペアガラスのものに交換済み。交通量の多い外苑東通り沿いに建つマンションですが、閉め切っていればそこまで車の走行音や、隣接地での工事音も気になりませんでした。

ズームイン

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大きく育った木々の枝葉がちょうど目の前に。爽やか〜。

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ほぼ真南向きなのでお洗濯物を気持ちよく干せそう。

ちなみに

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ちょっと身を乗り出して下を覗くと、これまた見事な本マンションの共用庭が。公園との境界にはしっかりフェンスが整備されていますね。

GO UP!

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軽快なステップで6階へと向かいましょう。

やったー! part.2

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約7.6帖の洋室A。ワンフロア上がってきただけで随分空が広く見えます!

床座で失礼します

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左・LDKと同じようにサッシをガバっと左右に開き、思わず対面の壁前に座り込んでしまいました。/右・入口横にクローゼットを完備。

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床に座ったとき、文句なしに気持ちよかったです。『わたしだったら窓際にちゃぶ台と座椅子でも置くかな……』と妄想が止まりません。とにかくいつまでもぼーっとしていたくなるような癒し力がありました。

ポテンシャル発見

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右手がいま見た洋室Aのドア、左手が上階の真ん中に位置するサービスルームです。

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サービスルームの広さは約3.6帖。窓がないのでドアを閉めると真っ暗になってしまってもったいない!

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廊下側の壁を壊して開放的な図書&ワークスペースにしたり、せっかくの公園ビューを楽しめるよう洋室A側に室内窓を設けたり。ここをアレンジするだけで家中の雰囲気が変わりそう!

約7.1帖の洋室B

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家具の配置がしやすそうな長方形。置き型の収納家具を追加するのもいいですね。

うれしい水まわり

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左・階段上がって左手にあるのが洗面室。洗濯物はここから下の階まで運ぶ必要がありそうですね。/右・浴室に窓があるのはポイント高い! 外気浴をお楽しみください♪

玄関まわり

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左・窓の格子やミルクボックスがレトロな玄関前。/中央・入ると右手に観音開きのシューズボックス。/右・LDKの手前にトイレがあります。

住戸付帯のトランクルーム

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左・LBからワンフロア上がった1階部分、駐車場と地続きの場所に各住戸のトランクルームが並んでいます。/右・鍵がかかっていて中は確認できませんでしたが、なかなかの広さがありそう! 各区画、照明も付いています。

発掘しがいのある街たち

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左上・最寄りの「牛込柳町」駅までは外苑東通りをまっすぐ歩く道のりなので、夜道も安心!(徒歩4分)/右上・駅前にはスーパー「生鮮食品館よしやセーヌ柳町店」があり、営業時間は10:00-22:00です。(徒歩5分)/左下・マンション至近には「草間彌生美術館」。ちょっと自慢したくなっちゃいますね!(徒歩3分)/右下・週末は「神楽坂」駅前の「AKOMEYA TOKYO in la kagu(アコメヤトーキョー イン ラ カグ)」でこだわり食材を調達しても◎(徒歩12分)

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都営新宿線「曙橋」駅にも徒歩17分、JR総武線ほか、さまざまな沿線が使える「市ヶ谷」駅や「飯田橋」駅にも徒歩20分ちょっとなので、行動範囲が広がりそう! ぜひ充実した “東京ライフ” を送ってくださいね。

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カウカモ編集部より

アントニン・レーモンド氏といえば、近代建築三代巨匠のひとりであるフランク・ロイド・ライト氏の助手だっただけでなく、日本独自のモダニズム建築を確立した建築家・前川國男氏や吉村順三氏から師と仰がれた人物。そんな氏が携わったマンションというだけでため息ものですが、それだけで終わらないのがこの物件のすごいところ。

パブリックとプライベートをしっかり分けられるメゾネットの間取り、窓を大きく開けて公園との一体感を楽しめるLDKや洋室、大切なペットも一緒に暮らせる懐の深さ、室内に収まりきらない荷物を無償で受け止めてくれるトランクルームなど。うれしいポイントが目白押しなのです。

マンションが面する外苑東通りはここ数年拡幅工事が続いていたり、隣接する敷地ではマンションや病院を建設中と少々賑やかではありますが、懸念点といえばそのくらいでしょうか。あえて言うなら上階の天井が少し低く感じましたが、ゆっくり過ごすプライベートな空間と割り切れば、落ち着く効果があって反対にメリットとも取れると思います。

有名建築家が手がけたヴィンテージマンションは都内に数あれど、居住性と両立できている物件はなかなか見かけません。心がざわざわしている方は、まずご自身の目でこの空間を確かめてみてはいかがでしょうか。

writer : 伊勢谷 亜耶子 / editor : 守田 可愛