世界的な建築家・長谷川逸子氏が手がけた、ホームエレベーター完備の三層メゾネット。木漏れ日と鳥の声に包まれる姿はまるで、モダンなツリーハウス! 数々の文化人に愛されてきたこのエリアの抱く物語、そして住まいに満ちる遊びゴコロが、きっとあなたのステイタスになる。
新宿区中井(中井駅徒歩5分)
3LDK+WIC
/ 115.28㎡
/ 12,800万円
アートな佇まい
ご紹介するのは、2009年に竣工した総戸数29戸のデザイナーズ・タウンハウス。2022年に大規模修繕工事を実施済みで、白い外壁が眩しい!
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売主さま
物件では、犬・猫を計2匹まで飼育することができますよ。(要申請・細則あり)
共用部をお散歩
左上・物件が建っているのは「放浪記」などで有名な作家・林芙美子の緑豊かな自邸「林芙美子記念館」(写真左)のすぐお隣。間にのびる、新宿区の景観美30選に選出された「四の坂」も趣たっぷりです。/右上・オートロック完備のエントランス。宅配ボックスもあります。/左下・管理人室に面した広場の左右に、駐車場と駐輪場があります。管理人さんは週5日体制のご勤務です。/右下・敷地内には、区の保存樹木に指定されているケヤキやイチョウなどの立派な樹がたくさん。その間を縫うように各住戸が配置されているので、敷地内を行けば、木立の中を散策しているようです。
小道の奥に
左・敷地の奥まで、お散歩気分でどんどん歩きます。道が道路より少し高くなっているので特別感がありますね。/右・到着! 写真に写っている部分が、ご紹介する住戸になります。地下1階〜2階+ルーフバルコニーの、戸建てのような充実した住まいです。
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なおタウンハウスとは、長屋のように一部の壁を共有した集合住宅のこと。この物件の場合、ほんの少ししか隣戸と壁を共有しておらず、それぞれがほぼ独立したような形になっています。戸建てのようでありながら、集合住宅としてのセキュリティや手厚い管理を享受できるのがポイントです。
それではお邪魔します
左・ゆったりしたポーチの備わったエントランス。右手の吹き抜けを覗きこむと、眼下にこちらの住戸のドライエリア(地下に設ける外部スペース)が見えます。/右・玄関はガラス張りで、ブラインドで光の抜け具合を調節可能。天井までの高さのある靴収納が頼もしいですね。
1階 約14.7帖のLDKでございます
うわー、明るい! 白塗装の壁+躯体現しの天井も相まって、ギャラリーのようなスタイリッシュな雰囲気です。いや、もはやサンルーム?
窓にはバーチカルブラインドが設置されています。左手の視界を彩っているのは「林芙美子記念館」のグリーンです。部屋そのものはそこまで大きいわけではないのに、窓が大きいので帖数以上に開放的に感じます。
売主さま
こちらのリビングダイニング部分には床暖房を設置しております。寒い季節も快適にお過ごしいただけますよ。
あのー……
玄関と階段の間にあるモノ、気になりますよね。そうなんです。なんとこちらの物件には、ホームエレベーターがついているのです!
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エレベーターは、荷物を持ってひとり or 軽くつめてふたり乗れるくらいの大きさ。同じく三層メゾ在住の筆者は羨ましくて叫び出しそうです。
程よい独立感の 白いキッチン
左・白でまとめられたスタイリッシュなL型キッチン。Miele社の食洗機やオーブンを完備しています。/右・壁はミルク色の防犯ガラスで仕上げられ、優しい光が入ります。窓は開閉可能なので換気もできますよ◎
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スペースがややタイトなので、家電やカップボードの配置にはちょっと工夫が必要かも? この点は現地にて要チェックです。
さあ、上へ参ります!
エレベーターも魅力ですが、自然光溢れるこの階段も、実は物件のチャームポイントだと思います。ペットと一緒に軽快にアップダウンしたくなりますね! 窓のロールスクリーンで目隠しも可能です。
屋上 ルーフバルコニーでございます
住戸の屋上は空と緑を楽しむルーフバルコニーになっています。独立性が高く、四方をしっかり木製ルーバーで守られているので、外からの視線を気にせず思いっきりくつろげそう。公園要らずですね〜♡
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屋上の眩しい陽射しで目がキラキラになっちゃいました。下へ参りま〜す。
2階 個室エリアでございます
左・2階にはふたつの洋室とトイレがあります。居室をゆったりさせるべく、廊下はぎゅっとコンパクトです。/右・2階のトイレ。間接照明付きのミニカウンターがおしゃれで、細部までこだわりを感じます。
約5.3帖の洋室A
洋室Aは変形の個室で、両サイドがガラス張りになった台形の空間です。北東側には小さなバルコニーが備わっていて開放感たっぷり。収納は、エアコンを抱き込むように造り付けられたクローゼットがあります。
約7.2帖の洋室B
窓が多く、木立をすぐそばに感じる洋室B。住戸の南側に位置しているので、陽射しでポカポカでした。こちらにも造り付けのクローゼットが備わっていますよ。
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それでは最後に、地下1階へ下りてみましょう。地下1階には水まわりと、さらに洋室がふたつあります。
地下1階 水まわりと洋室でございます
左・洗面脱衣室の隣に、壁で区切られたトイレ(その2)が。海外風の2in1仕様はお好みが分かれるかもしれませんが、お掃除しやすいというメリットがあります。/右・ブラックで統一されたアーバンなムードのユニットバス。足を伸ばして入れそうな、堂々の1717サイズです!
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1717サイズって初めて見たカモ……! やっぱりゆとりあるお風呂っていいですね〜
洋室C
左・こちらは地下の個室ですが、ドライエリアから風を取り入れることができるので快適に過ごせそう。DAIKIN製の除湿乾燥機も設置されています。/右・北向きのドライエリア。見上げると、こちらの住戸の玄関前です。
左・正面のドアを開けるとウォークインクローゼット(WIC)が。左手には、隣の空間へ続く引き戸があります。/右・うーん、DENを名乗ってもよさそうな広さのWICです(笑)衣類の格納場所には困らなさそう!
引き戸を開けて
左・先ほど紹介した空間と合わせて約12帖の広さ。書斎にしたら集中できそうですし、小さいお子様のお昼寝スペースとしても安心感があります。/右・換気の際は、こんなふうに引き戸を開けて、隣の空間とひとつながりにするとよさそうですね。
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さて、舞台はどこか懐かしい安心感がある街並みの「中井」。あまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、山手線のすぐ外側にあり、都営大江戸線を使えば「新宿」まで乗車時間約10分・西武新宿線で「高田馬場」駅まで約4分と、意外と都心へのアクセス力が高いのですよ◎ ふふふ。
文化人が愛した 渋いまち
左上・都営大江戸線・西武新宿線「中井」駅。路線ごとに改札口の場所が違いますが、いずれも物件までは徒歩5分の距離です。/右上・実は「中井」は漫画家・赤塚不二夫先生ゆかりの地として有名。特に赤塚先生のお気に入りは「洋食ぺいざん」の「いちおしセット」だったそうな。(徒歩5分)/左下・街の穏やかな雰囲気を感じる、路地裏の「割烹なか井」。新鮮な魚料理、天ぷらなどが楽しめる正統派和食屋さんです。(徒歩5分)/右下・日々のお買い物はスーパー「ミニコープ 落合店」でどうぞ。店内はこぢんまりとしていますが、PB商品をはじめ、品質のいい商品が揃います。(徒歩4分)
カウカモ編集部より
物件周辺はお店がほとんど無く、「馬場」や「新宿」のそばなのに、こんなに静かで時が止まったような場所があるのかと驚きました。撮影している間ずっと、敷地内の立派な保存樹や、お隣の「林芙美子記念館」の竹林にいる鳥たちの声がすぐ近くに聞こえて、森林浴でもしているような清々しい気分でしたよ。ぜひ晴れた日にご体感いただきたいです!
居室はどれも開放感があり、眩しい木漏れ日を感じながら暮らせそう。特筆すべきはやはりホームエレベーターでしょう。ちょっとした移動は運動を兼ねて階段を使うとしても、体に負担をかけない “もうひとつの選択肢” があるって素敵ですし、長く暮らしていく上での安心感にも繋がりそうですよね。
キッチンだけややコンパクトに感じるかもしれませんが、その代わり(?)バスルームは広いです。おしゃれさに振り切ったデザイナーズ物件……のように見えるかもしれませんが、とても実生活に配慮された間取りだと感じました。
カウカモでご紹介するのはおそらく5度目ですが、これまで登場するたびに話題沸騰してきた、こちらのタウンハウス。今度の住戸もかなりインパクト大です! 贅沢で個性的なこのテラス付きメゾネットを手に入れるのは一体どんな方でしょうか。お問い合わせお待ちしております。
実はこちらの建物、世界的に有名な建築家の長谷川逸子氏による設計。それも著名建築家11人が参加したコンペを見事勝ち抜いて実現した作品なんです。